2020年7月5日より『tvk(テレビ神奈川)』にてアニメ『銀河鉄道999』が放送されています。
2022年5月15日の放送は第96話「フライング・クロ 前編」でした。
劇中気になることがありました。
それは「メーテルのトランクの中身」です。
何が入っているのでしょう?
目次
『銀河鉄道999』
『銀河鉄道999』についてです。
『銀河鉄道999』(ぎんがてつどうスリーナイン、Galaxy Express 999)は、松本零士作のSF漫画、およびそれを原作としたテレビアニメ番組、アニメ映画である。
銀河鉄道999のWikipediaには上記引用部のように書かれています。
アニメ『銀河鉄道999』
アニメ版『銀河鉄道999』についてです。
フジテレビ系列で、1978年9月14日 - 1981年3月26日に全113話 + テレビスペシャル3話が放送され、翌1982年に総集編が放送された[注 1]。東映動画製作。文化庁推薦作品。
銀河鉄道999 (アニメ) のWikipediaには上記引用部のように書かれています。
tvk『銀河鉄道999』再放送
2020年7月5日より『tvk(テレビ神奈川)』にて、アニメ版『銀河鉄道999』の再放送が始まりました。
放送日は毎週日曜日、放送時間は23:00から23:30です。
放送が開始されるときにも当ブログで記事にしています。
アニメ10話「トレーダー分岐点(後編)」と16話「螢の街」、48話「永久戦斗実験室(後編)」、60-61話「大四畳半惑星の幻想」の感想も書いています。
第96話「フライング・クロ 前編」
2022年5月15日、tvkでは第96話「フライング・クロ 前編」が放送されました。
あらすじ
96話のあらすじです。
「クイマ」は、強制的な機械化を推し進めるところ「食事なら銀河鉄道指定のところに」という車掌の忠告を受けてホテルのチェックインする。この惑星には、「キャッツロイド」と呼ばれる機械化された猫と、「フライング・クロ」と呼ばれる空飛ぶ生身の猫一家がポリスを騒がせていた。そして、その両方の訪問を受けた鉄郎とメーテルは、猫たちの動きを追っていたポリスにより「反逆者」として逮捕されてしまう。
録画データの番組説明に上記引用部のように書かれています。
メーテルのトランク
「フライング・クロ 前編」を観ていてとても気になることがありました。
それは冒頭から書いている「メーテルのトランクの中身」です。
メーテルと鉄郎がいつものように捕らえられます。
星が違うとか登場人物が違うとか、そういう設定の違いがあるくらいで、基本的には毎回同じような話の展開です。
そこでメーテルたちはポリスから聴取を受け、手荷物を調べられることになります。
しかしメーテルのトランクの中身を確認したポリスの高官が、直後に自爆をしてしまうのですね。
高官は機械化人間です。
調べる前に、メーテルはトランクを開けることを拒否します。
「見て困るのはあなたの方です」などと警告というか脅しというか、そこまでしていました。
しかし高官は警告を無視してメーテルから開け方を聞き出し、トランクを開けて、見た直後にメーテルたちを保釈します。
高官がトランクを開いたとき、画面は金色に光り輝く描写があっただけで、具体的な中身は映されていません。
メーテルたちが建物から出た直後に爆発が起こり、鉄郎が振り返って見ると爆発は先ほどまで自分たちがいた階で起こっていた。
そういう感じでした。
中身には何があるのか?
鉄郎もトランクの中身を知りません。
旅が終わったら中身を見せてあげるなどと、メーテルは鉄郎に話していたでしょうか。
どうせ見ても、そのときには鉄郎は機械化が済んでいて、人間の頃の感情も記憶も何もなくなっている、そう受け取ることもできる怖いセリフに感じられます。
でも実際問題、トランクには何が入っているのでしょうね。
メーテルはよく水着になるので着替えは入っているでしょうけど、そういうもので機械化人間が自爆なんてしないでしょうから、他のものが入っているはずです。
物語の初期だったと思いますけど、メーテルがトランクを開けて誰かと通信している様子があったような記憶はかすかにあります。
おそらくですけど、原作を描いた段階で作者の松本零士さんは、トランクの中身について何も考えていらっしゃらないと思います。
設定としてあるのは「衝撃的な何か」が入っていることくらいで、具体的に何が入っているかまでは考えていらっしゃらないのではないかと。
松本零士さんの作品は思わせぶりなことをするだけして、回収されないことがままある印象を持ちます。
松本さんご自身がおおらかな人柄なこともあったでしょう、読者も同じかもしれませんので時代的なものかもわかりませんね。
例えば、銀河鉄道のルールも大概いい加減です。
車掌さんが、999の出発時刻になると鉄郎たちを置いていくこともあったり、置いていけないと999を発車させなかったり、そのときどきで対応がまるで異なります。
車掌さんの中身もわからないので、回によって中身の人物(?)が異なる可能性もありますが。
例えば、漫画の『魔女天使』では、序盤には魔女天使に名前がついていたはずなのに、途中から名前が無くなっていました。
なので、制作段階では中身を決めてはいないのだろうと私は想像しています。
わからなくていい
ブログに書いておいてなんですけど、中身が何かについては、ずっとわからなくてよいと思っています。
なぜかって、そういうわからない・見えない部分が、物語やメーテルのミステリアスさを増幅させていると思えるからです。
余白をあえて残すことで、読者や視聴者はあれは何だったのだろうとあれこれ想像する、それがよいのですよね。
おわりに
ということでアニメ『銀河鉄道999』の96話「フライング・クロ 前編」を視聴した感想を書いた記事でした。
本作アニメはAmazonでも観られるみたいです。
こちらもぜひ。