F1の2024年のプレシーズン・テストが終わりました。
2024年2月29日からは開幕戦、第1戦バーレーンGPが始まります。
もうすぐです。
ウィンターテストの結果を受けて、あくまで私の主観ではありますが、各チームの勢力・戦力比較を「ティア分け」「グループ分け」してみました。
目次
2024年F1ラインナップ
2024年シーズンのF1のドライバーラインナップについてです。
以下、敬称略で失礼します。
- チーム (PU) :ドライバー1、ドライバー2
- レッドブル(ホンダRBPT):マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス
- メルセデス(メルセデス):ジョージ・ラッセル、ルイス・ハミルトン
- フェラーリ(フェラーリ):シャルル・ルクレール、カルロス・サインツJr.
- マクラーレン(メルセデス):ランド・ノリス、オスカー ピアストリ
- アストンマーチン(メルセデス):フェルナンド・アロンソ、ランス・ストロール
- アルピーヌ(ルノー):ピエール・ガスリー、エステバン・オコン
- ウイリアムズ(メルセデス):アレクサンダー・アルボン 、ローガン サージェント
- キックザウバー(フェラーリ):バルテリ・ボッタス、周冠宇
- ビザ・キャッシュアップ・RB(ホンダRBPT):ダニエル・リカルド、角田裕毅
- ハース(フェラーリ):ニコ・ヒュルケンベルグ、ケビン・マグヌッセン
色を変えたドライバーが新加入です。
オレンジが他のチームからの移籍、青がアンダーカテゴリーからのステップアップ、紫がF1復帰組。
2024年シーズンのドライバーラインナップは2023年から変わりないようです。
「ステークF1チーム・キック・ザウバー」(キックザウバー)は2023年までアルファロメオ、「ビザ・キャッシュアップ・RB」は2023年までアルファタウリのチーム名でした。
F1 2024年ウィンターテスト
2024年の、F1のプレシーズンに行われるF1合同テストは、2024年2月21日水曜日から2024年2月23日金曜日まで3日間開催されていました。
テキスト情報のみですけど、私が3日間のウィンターテストを観た感想は、当ブログで記事にしています。
あわせてご覧になってください。
F1 2024シーズン開幕時の私的勢力図
バーレーンテストの結果を受けて、私が感じた印象をもとに、各チームの「勢力図」「戦力図」的なものを考えました。
あくまでも私の印象・主観でしかないので、根拠はないですし、これが本当の勢力図ではないことはご了承の上、以降をご覧になってください。
ティア分け
まずは「ティア」で分けてみました。
ティアとは「階層」の意味です。
- レッドブル(フェルスタッペン)
- レッドブル(ペレス)、フェラーリ
- メルセデス、マクラーレン、アストンマーチン
- VCARB、ウィリアムズ
- キックザウバー、アルピーヌ、ハース
上層へ行くほど戦力の高い、下層へ行くほど戦力が低い。
同じ層でも左の方が戦力が高い、右の方が戦力が低い。
という感じでご覧になってください。
くどいようですけど、あくまでも私の主観でしかありません。
ティア1
まずは「ティア1」。
これは「レッドブル」のフェルスタッペンで間違いないでしょう。
他チームより一歩ニ歩どころか、三歩も四歩も先を行っている感覚を覚えます。
同じマシンを駆るペレスですら、フェルスタッペンには勝てないと思っているでしょう。
「ですら」というか「だからこそ」かもしれません。
ティア2
ティア2。
「レッドブル」のペレスと「フェラーリ」が該当すると思っています。
ペレスではフェルスタッペンには勝てないでしょう。
昨季のペレスはシーズン途中から大スランプに陥っていたようです。
しかし、シーズン終盤には復調していたようなコメントが本人の口から出ていたと記憶していますけど、それでも歯が立たなかったです。
なので今年も勝てないと思います。
年齢も一つ重ねる=衰えが進む訳ですし。
フェラーリ視点に立つと、彼らはペレスとは戦えると思っていそうです。
ペレスに高い確率で勝てれば、フェルスタッペンにメカニカルトラブルなどが起こったときに勝ちを拾える可能性が出てきます。
昨季はシンガポールGPでしたっけ、そこでしか勝てなかったですけど、今季はもう少し戦えるのではと、今季のフェラーリに期待しています。
さすがにフェルスタッペン一強状態はつまらないので。
いや、ペレスがね。
ティア3
ティア3。
「メルセデス」と「マクラーレン」と「アストンマーチン」がいます。
メルセデスはテストでロングランをあまりできていなかった印象を持っています。
しかし一発の速さはありそうです。
ドライバーや技術者といった戦力の地盤低下が気になるチームではあります。
それでもやはりメルセデスですから、W15の熟成が進めばティア2へ行けるのではないでしょうか。
W15はW14よりも扱いやすい車になっているようで、それはレースで活きると思いますし。
マクラーレンと、アストンマーチンの特にフェルナンド・アロンソはほぼ互角の戦いになるのではと私は考えます。
アストンマーチンもマクラーレンも23年は大躍進の年でした。
そこから戦力ダウンはしていない感覚を覚えるので、サーキットの相性次第ではペレスやフェラーリ、メルセデスを食うケースも出てくるのではないかと期待しています。
同じアストンマーチンでもランス・ストロールは明確にアロンソに劣るでしょうね、昨年と同様。
ストロールだけティアを一つ下げていいくらい。
ティア4
ティア4。
ここには「ビザキャッシュアップRB (VCARB) 」と「ウィリアムズ」がいます。
VCARBはテストで順調な仕上がりを見せています。
ベストラップでも4〜5位に位置していましたし、ロングランのタイムもよさそうで期待できそうです。
ただ、速さがもう一歩足りていない印象もあり、ティア3勢と勝負するために、開幕戦ではテストからあとコンマ3秒以上を見つけたいところでしょう。
鍵はフロントをプルロッドに変えたサスペンションの理解ではないかと考えています。
ウィリアムズは昨季の直線番長からオールラウンダーへとタイプを変えようとしています。
個人的には直線番長を極めた方が面白い存在になると思うのですが。
プレシーズンテストに関しては、ショートランもロングランもVCARBとほぼ互角か、ウィリアムズがやや劣るくらいだったのではないでしょうか。
ドライバーの力量で言えばVCARBが勝っていると思うので、マシン性能がほぼ互角ならVCARBが有利かなと。
ただ、このティア以下にいるチームは、上層のチームたちがトラブル無しで走りきった場合、どんなに頑張っても入賞のチャンスが無いことが問題です。
マシンの戦闘力をもう一段階上げて、上のティアで戦いたいところ。
ティア5
ティア5。
こちらには「キックザウバー」と「アルピーヌ」と「ハース」がいます。
テスト最終日にキックザウバーの周が3番手、トータルでも4番手のタイムを叩き出しました。
しかし、私はこのタイムには懐疑的です。
限りなく燃料を減らし、エンジンの出力を最大まで引き上げた、いわば「パフォーマンスラップ」ではないかと疑っています。
タイムを出した時間帯がセッション終了間際だった(気温が低かった)こと、ドライバーが周であることが理由です。
そういうもろもろの条件が揃わないと出せない、公式戦では出せないタイムに感じられます。
それでも特にシーズン序盤はティア4勢と戦えるところにいる可能性はあるのではないでしょうか。
テストでは、ボッタスも悪くないパフォーマンスを見せていましたし。
一方で、ザウバー(アルファロメオ)はシーズン中のアップデートが下手な印象がありますから、今年もライバルたちのアップデートペースについて行けなくなり、ジリジリと順位を下げていくだろうなと予想しています。
今季から本格的にジェームス・キーがチームの「色」が出てくると思うので、昨年までとは変わってくるかもしれませんが。
アルピーヌはテストで目立たなかったです。
新車「A524」はアグレッシブな変更を施したと言われていたと思うので、それが上手くいかなかったのか、マシンを理解するのに時間がかかっているのか、その両方か、全く別の原因か。
ハースはアルピーヌ以上に目立たなかったですね。
おそらくテールエンダーでしょう。
開幕戦はDAZNで
開幕戦バーレーンGPが2024年2月29日に始まります。
まもなくです。
『DAZN』ではF1のシーズンも配信されるでしょう。
『フジテレビ ONE TWO NEXT(ワンツーネクスト)』もでしょうか。
Fire TVで
Amazonの「Fire TV」で『DAZN』を視聴可能です。
おわりに
ということで、F1の2024年開幕に向けて各チームのティア分けをしてみた記事でした。