F1では、2月に入ってから2024年型の新車や新カラーが発表され始めました。
これまでマクラーレンとハース、ウィリアムズ、キックザウバー(ストーク)、アルピーヌ、ビザキャッシュアップ(旧アルファタウリ)、アストンマーチン、フェラーリ、マクラーレンが発表しています。
2024年2月7日、アルピーヌの新車が発表されました。
話が前後しています。
2023年はチーム内のゴタゴタがあり、苦戦していました。
パフォーマンス的にもオコンとガスリーがそれぞれ1回ずつ表彰台に上がったものの、アストンマーチンとマクラーレンの躍進の影に隠れた感。
24年型は見たところ23年型から大きな変更はありません。
目次
2024年F1ラインナップ
2024年シーズンのF1のドライバーラインナップについてです。
以下、敬称略で失礼します。
- チーム (PU) :ドライバー1、ドライバー2
- レッドブル(ホンダRBPT):マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス
- メルセデス(メルセデス):ジョージ・ラッセル、ルイス・ハミルトン
- フェラーリ(フェラーリ):シャルル・ルクレール、カルロス・サインツJr.
- マクラーレン(メルセデス):ランド・ノリス、オスカー ピアストリ
- アストンマーチン(メルセデス):フェルナンド・アロンソ、ランス・ストロール
- アルピーヌ(ルノー):ピエール・ガスリー、エステバン・オコン
- ウイリアムズ(メルセデス):アレクサンダー・アルボン 、ローガン サージェント
- キックザウバー(フェラーリ):バルテリ・ボッタス、周冠宇
- ビザ・キャッシュアップ・RB(ホンダRBPT):ダニエル・リカルド、角田裕毅
- ハース(フェラーリ):ニコ・ヒュルケンベルグ、ケビン・マグヌッセン
色を変えたドライバーが新加入です。
オレンジが他のチームからの移籍、青がアンダーカテゴリーからのステップアップ、紫がF1復帰組。
2024年シーズンのドライバーラインナップは2023年から変わりないようです。
「ステークF1チーム・キック・ザウバー」(キックザウバー)は2023年までアルファロメオ、「ビザ・キャッシュアップ・RB」は2023年までアルファタウリのチーム名でした。
2024年型新車・新カラー発表
2024年2月に入ったからと思いますが、各チームの新車や新カラーが発表され始めました。
記事作成現在では5チーム、マクラーレンとハース、ウィリアムズ、キックザウバー(ストーク)、アルピーヌ、ビザキャッシュアップ(旧アルファタウリ)のそれが発表されています。
Stunning. From every angle. 😍#WhateverItTakes pic.twitter.com/ERaI5kHDod
— McLaren (@McLarenF1) 2024年1月17日
マクラーレン。
It's here! Introducing the VF-24 🫶#HaasF1 pic.twitter.com/bnm8vjsmvC
— MoneyGram Haas F1 Team (@HaasF1Team) 2024年2月2日
ハース。
Striking blue 🔵
— Williams Racing (@WilliamsRacing) 2024年2月5日
Our 2024 livery, ready to take on 24 Grands Prix across the globe 🌍
ウィリアムズ。
New car new look with @stakef1team!
— 周冠宇 | Zhou Guanyu 🇨🇳 (@ZhouGuanyu24) 2024年2月5日
⚫️🟢 #C44 pic.twitter.com/dumRll8vI9
キックザウバー。
Want to know more about our 2024 machine? 🧐
— BWT Alpine F1 Team (@AlpineF1Team) 2024年2月7日
Read all about it in our tech specs 🤓
アルピーヌ。
今回お伝えしているのはこちら。
型番は「A524」。
Say hello to RB's fresh look for 2024! 🤩👋#F1 @visacashapprb pic.twitter.com/UP5W7UCdkv
— Formula 1 (@F1) 2024年2月9日
ビザキャッシュアップ(旧アルファタウリ)。
The product of our hyper-focus.#AMR24 pic.twitter.com/2SI0zA3RgX
— Aston Martin Aramco F1 Team (@AstonMartinF1) 2024年2月12日
アストンマーチン。
— Scuderia Ferrari (@ScuderiaFerrari) 2024年2月13日
フェラーリ。
Say hello to the MCL38 👋
— Formula 1 (@F1) 2024年2月14日
After revealing the livery last month, @McLarenF1 pull the covers off the real thing! ✨#F1 pic.twitter.com/4H2YtOMQVJ
マクラーレン。
Our W15 is here 😍 What do you think Team... 💭 pic.twitter.com/Jmp7CQp8Ma
— Mercedes-AMG PETRONAS F1 Team (@MercedesAMGF1) 2024年2月14日
メルセデス。
独自性
アルピーヌの新車は昨年から大きな変更が見られないように見えます。
正常進化版という印象。
23年はチーム内に大きなゴタゴタがありました。
投資の問題と、それに伴ってのチームの上層部の大変革が。
レースどころの話ではなかったかもしれません。
それでもオコンとガスリーはそれぞれ表彰台に1回ずつ上がりましたので、マシンの素性は悪くなかったのかもしれません。
それ以上にアストンマーチンとマクラーレンが良すぎたという。
ぱっと見で違う点はノーズ、それとエンジンカウルのルーバーが見えないことです。
ノーズは後述。
ルーバーはエンジンの冷却のためにあり、空力的には不利になる処理と思うのですが、不利を被ってでも処理を入れなければならないくらい、冷却したかったのでしょう。
ルノーPUのパワーが他メーカーより劣っていると言われているので、加えて冷却もとなると、ライバルとの競争は難しいものになったことでしょう。
そのルーバーがなくなったということは、冷却の問題は解消されたのか、夏場になれば復活するのか。
サイドポッド
サイドポッドのデザインを見てみます。
2024 🆚 2023... #F1 @AlpineF1Team pic.twitter.com/coj9ksbY4G
— Formula 1 (@F1) 2024年2月7日
Can you spot the differences from side-on? 👀#F1 @AlpineF1Team pic.twitter.com/ZiVrX7dTOI
— Formula 1 (@F1) 2024年2月7日
Ringing the changes for 2024 🔎#F1 @AlpineF1Team pic.twitter.com/OdT6YAEWvY
— Formula 1 (@F1) 2024年2月7日
23年型よりアンダーカット&ダウンウォッシュをより進化させています。
サイドポッド後半も絞り込んでいるようですし、サイドポッド上面にえぐられた「ウォータースライダー」も健在です。
ウォータースライダーはシーズン途中から、アストンマーチンに倣って実装されたものだったと思います。
エアインテークの形状を見ても、より横に細長くなっています。
トレンドに沿ったデザインという印象。
サスペンション
前後のサスペンションは、いずれも「プッシュロッド」です。
A523 🔀 A524
— Formula 1 (@F1) 2024年2月7日
Let's take another look at the changes 🕵️#F1 @AlpineF1Team pic.twitter.com/Hrdo0qpShD
真後ろの画像はありませんけど、ネット情報ではそう書かれています。
23年型は前後ともプッシュでしたので、変更なしです。
前後ともプッシュロッドは、メルセデスやアストンマーチンなども同じ。
各チームの前後サスペンション
現状わかる各チームの前後サスペンションです。
- 前プル後プッシュ:レッドブル、ビザキャッシュアップ、マクラーレン(?)、キックザウバー
- 前プッシュ後プッシュ:メルセデス(?)、アストンマーチン、アルピーヌ、ウイリアムズ(?)
- 前プッシュ後プル:フェラーリ、ハース(?)
こんな感じでしょうか。
新カラーのみ発表しているチームもありますし、発表会での車がダミーで、プレシーズンテストで別物を持ってくる可能性は無きにしもあらずです。
参考程度に抑えてください。
ノーズは幅広に
ノーズは幅広になっています。
2024 🆚 2023... #F1 @AlpineF1Team pic.twitter.com/coj9ksbY4G
— Formula 1 (@F1) 2024年2月7日
整流効果を狙ってのことでしょうけど、他チームに比べて明らかに太いノーズが、速さや安定感にどう作用するのかは見ものですね。
そして、ノーズがフロントウィングのメインプレートについているタイプです。
アルファタウリなどと同じ。
23年型がアンヘドラルウィングのような、メインプレートの中央部分が凹んでいる形状でした。
24年型は逆に、メインプレートの中央が少し前に出ています。
カラーリング
24年型の新カラーは23年型より黒が増えました。
A striking new look for the season ahead 👌#F1 @AlpineF1Team pic.twitter.com/Ne6zIOe2v9
— Formula 1 (@F1) 2024年2月7日
比べると黒の面積増は明らかですね。
アルピーヌはブルーがないと、寂しいですねぇ。
かっこいい
A524はかっこいいデザインと思います。
トレンドを取り入れつつ、他チームより独自性を維持しているように思えて、プライドを感じさせます。
そのプライドが邪魔をしているかもしれませんけど、でも個人的にはそういうチームは好意的に見ています。
おわりに
ということで、アルピーヌの2024年型新車発表を受けて雑感をあれこれ書いた記事でした。
私はF1のことにもメカニカルなことにも詳しくありません。
本文は素人考えで書いた適当なものです。
間違えた知識や情報、認識、解釈である可能性は大いにありますので、そのときは申し訳ありません。