『tvk(テレビ神奈川)』にてアニメ『機動戦士ガンダムZZ』が放送されています。
2023年1月29日は第44話「エマリー散華」でした。
いよいよ物語がクライマックスを迎えています。
と同時に「クィン・マンサ」と「ドーベン・ウルフ」が登場しています。
目次
アニメ『機動戦士ガンダムZZ』
テレビアニメ『機動戦士ガンダムZZ』についてです。
『機動戦士ガンダムΖΖ』(きどうせんしガンダムダブルゼータ、MOBILE SUIT GUNDAM ΖΖ)は、日本サンライズ制作のテレビアニメ。『機動戦士Ζガンダム』の直接の続編として作られた『ガンダムシリーズ』の一つ。略称は『ΖΖ(ダブルゼータ)』。1986年(昭和61年)3月1日から1987年(昭和62年)1月31日まで、名古屋テレビを制作局として、テレビ朝日系で毎週土曜日17:30 ‐18:00(JST)に全47話が放送された。
『機動戦士ガンダムZZ』のWikipediaには上記引用部のように書かれています。
Wikipediaの内容はすごいですね。
事実かどうか私にはわからないものの、知らないことがたくさん書かれていました。
あらすじ
『機動戦士ガンダムZZ』のあらすじについて。
『ZZ』の第1話ハイライトとして、グリプス戦役で傷付き、サイド1の1バンチ=シャングリラへ入港しようとするエゥーゴの強襲巡洋艦アーガマの姿が描かれ、主人公ジュドー・アーシタの物語が始まるのだった。
「『機動戦士ガンダムZZ』公式サイト」さんの「STORY」ページの第1話「プレリュードZZ」には上記引用部のように書かれています。
第一次ネオ・ジオン抗争と呼ばれる戦いのようです。
後年名付けられたのでしょうか。
当時からそう呼ばれていたことではなかったような。
いや私は詳しいことはさっぱりわからないのですが。
登場人物
『機動戦士ガンダムZZ』の登場人物について。
と言いたいところですが、たくさんの人物が出てきますので省略します。
前出のWikipediaや「『機動戦士ガンダムZZ』公式サイト」をご覧になってください。
tvkで再放送が始まる
tvk(テレビ神奈川)で2022年3月から再放送が始まりました。
再放送に関することや『機動戦士ガンダムZZ』の思い出については、上にリンクを貼った記事に書いています。
あわせてご覧になってください。
44話「エマリー散華」
2023年1月29日は第44話「エマリー散華」が放送されました。
ハマーン対グレミーの戦いの混乱に乗じて、ジュドーはミネバ・ザビを人質にとる作戦を立てた。その作戦は成功するかに見えたが、グレミーを抹殺することに全力を注ぎ込みたいハマーンは、ミネバの命さえ犠牲にしても良いと言い切る。それを本気と受け取ったジュドーは、とりあえずグレミーを倒すためハマーンと協力する形となる。
しかしその後、プルツーが大型MSクィン・マンサでネェル・アーガマに攻撃を仕掛けて来た。ラビアンローズの艦長代理エマリーは、ラビアンローズから他のクルーを退艦させ、ネェル・アーガマの盾になる。密かに思いを寄せていたブライトの名を呼びながら、エマリーはラビアンローズとともに宇宙に散った。
番組の録画データには上記引用部のように書かれていました。
44話のほぼ全てが書かれています。
終盤に突入
いよいよ、44話からZZの物語を締めくくりにかかっているように見えました。
ハマーンとグレミーの対立が明確になり、決戦がまさに始まろうとしています。
そこにエゥーゴというか、ネェル・アーガマが割って入ろうとしているのですけど、ネェル・アーガマが割って入る必要がない気が、観ていてします。
エゥーゴはネオ・ジオンの内乱を静観して、お互いが消耗したところを叩けばよいのでは、と。
今回ジュドーたちがミネバを攫おうとしていましたけど、結局言いくるめられて止めていますし、彼らは何をしたいのだろうという感じです。
脚本の破綻を感じる回、と言ってもZZはほとんど全編から脚本の破綻を感じるのですが、今回もそれを感じました。
クィン・マンサ
44話でMS「クィン・マンサ」が登場しました。
プルツーが搭乗しています。
初登場シーンの作画がめちゃくちゃ力が入っていました。
『機動戦士Zガンダム』でキュベレイが初登場したときと、同じような演出でしたね。
そのくらいZZでは重要な機体に位置づけられていたのでしょう。
これですね。
キュベレイとサイコガンダムを足したような機体デザインを感じます。
デザインは明貴美加。準備稿では最終回用に出したいMSとしてオーラバトラーのような有機的なデザインで描かれた[要出典]。しかし、監督の富野由悠季にサイコガンダム+キュベレイ÷2と注文され、その発言を元に改めてデザインし直すことになった[要出典]。ガンダムタイプを思わせる頭部は、その当時にラフデザインが提出されていたガンダムMk-Vから挿げ替えられたものである[1]。
クィン・マンサのWikipediaには上記引用部のように書かれています。
やはりキュベレイとサイコガンダムなのですね。
ただ、個人的にはあまり好きではないのですよね、この機体は。
子どもの頃に観たときから好きではない、というか印象にも残らない感じでした。
形状も色も好みから外れています。
キュベレイが、デザイン的にあまりに完璧に私の目には映るので、どうしても似た機体のクィン・マンサはそれと比べてしまいます。
比べると、クィン・マンサには野暮ったさがあります。
ガンダムタイプを思わせる頭部は、その当時にラフデザインが提出されていたガンダムMk-Vから挿げ替えられたものである[1]。
顔面がネオ・ジオンらしくないところも何だかコレジャナイ感がありましたね。
ただこれは製作さんたちの色々な事情があったみたいです。
引用部のガンダムMk-Ⅴとは後述するドーベン・ウルフのことでしたか。
色も、Zに登場したボリノーク・サマーンもそうですけど、緑色の機体カラーが好みではないです。
ザクは好きなのですけどね。
ガンダムコレクション 1/400 NZ-000 クィン・マンサ (機動戦士ガンダムZZ)
ドーベン・ウルフ
「ドーベン・ウルフ」も登場しました。
こちらがドーベン・ウルフ。
本放送当時、私はこの機体がとても格好よく見えました。
でも本編ではそこまで大きく取り上げられていなかった記憶もあって、もっと見たかったなと思っていたのです。
そのため、今回のtvkのZZの再放送の報を知ったとき、視聴目的の一つがこのドーベン・ウルフになっていました。
ですから今回44話を視聴できて嬉しかったですね。
目的が一つ達せられたので。
ただ、扱いとしてはZでいうハンブラビみたいなものでしょうか。
ラカン・ダカランの立ち位置がヤザン・ゲーブル的じゃないですか。
ラカンの隊はスペースウルフ隊でしたっけ、あの小隊もどこかヤザンたちの小隊っぽいですし。
機体カラーも青基調ですし。
それにしても、ドーベン・ウルフはどう見ても連邦軍側の機体デザインですよね。
サイコガンダムMk-Ⅱもそうですけど、ネオ・ジオンっぽくないです。
クィン・マンサでも抱いた違和感はこちらにも感じます。
原型となった機体はオーガスタ研究所が開発したガンダムMk-V (G-V) で、グリプス戦役終結後に同研究所のローレン・ナカモト博士によってアクシズに持ち込まれたとも[5]、ティターンズ併合の際にネオ・ジオン軍に接収されたともいわれる[6]。
ドーベン・ウルフのWikipediaには上記引用部のように書かれています。
こういうことですか。
ティターンズが開発したG-Ⅴをネオ・ジオンが接収して、それを元に開発された機体がドーベン・ウルフという設定のようです。
なるほど。
でもおそらく、引用部は後付の設定でしょうね。
ZZの本放送当時からこういう設定が背後にあったとは思えないです。
後付だとすれば、やはり製作さんたちもドーベン・ウルフはネオ・ジオンらしくない機体と思っていた証左でもあろうかと思います。
HGUC 1/144 RX-139 ハンブラビ (機動戦士Zガンダム)
どうしてグレミー軍?
このクィン・マンサとドーベン・ウルフに関して「違和感」を覚えます。
頭部の機体デザインの他にも。
それは、どうしてクィン・マンサやドーベン・ウルフをグレミー側が使っているのか、です。
ネオ・ジオンの反乱軍ですよね、グレミーたちは。
ハマーンがミネバを担いでいる以上、ハマーンがネオ・ジオンの正規軍と見なされるでしょうから。
アナハイム製造か知りませんけど、仮にアナハイムが機体の開発や製造に関係しているとすれば、最新鋭機を流すのは正規軍側が先になりそうですけどね。
(追記:ネオ・ジオンなのでアクシズ製ですね、記事作成時に気づけませんでした)
なのにあれほどの高性能機を、反乱側が持っている、これが不思議です。
ネオ・ジオン軍のモビルスーツを管理する部門を掌握した、みたいな設定でもあるのでしょうか。
ハマーン側の主力はザクⅢ改やリゲルグです。
キャラのゲーマルク、ハマーンはまだ旧型のキュベレイでしたっけ、それらも主力でしょう。
それでもクィン・マンサやドーベン・ウルフの方が、技術的に優れた機体、あるいは新世代の機体に思えるのですよね。
ハマーン側の主力機の方が劣っている、あるいは古臭い感じは否めない。
こういう違和感や疑問こそ物語の「余白」となり得るので、MSVなどの展開などガンダムの奥深さにも通じるのでしょう。
おわりに
ということでtvkでアニメ『機動戦士ガンダムZZ』の再放送44話「エマリー散華」の感想を書いた記事でした。
↓Amazonでも本作を見られるみたいです。
気になる方はぜひ。