『tvk(テレビ神奈川)』にてアニメ『機動戦士ガンダムZZ』が放送されています。
放送開始は2022年3月6日でした。
作品のことや放送日時などをご紹介します。
目次
アニメ『機動戦士ガンダムZZ』
テレビアニメ『機動戦士ガンダムZZ』についてです。
『機動戦士ガンダムΖΖ』(きどうせんしガンダムダブルゼータ、MOBILE SUIT GUNDAM ΖΖ)は、日本サンライズ制作のテレビアニメ。『機動戦士Ζガンダム』の直接の続編として作られた『ガンダムシリーズ』の一つ。略称は『ΖΖ(ダブルゼータ)』。1986年(昭和61年)3月1日から1987年(昭和62年)1月31日まで、名古屋テレビを制作局として、テレビ朝日系で毎週土曜日17:30 ‐18:00(JST)に全47話が放送された。
『機動戦士ガンダムZZ』のWikipediaには上記引用部のように書かれています。
Wikipediaの内容はすごいですね。
事実かどうか私にはわからないものの、知らないことがたくさん書かれていました。
あらすじ
『機動戦士ガンダムZZ』のあらすじについて。
『ZZ』の第1話ハイライトとして、グリプス戦役で傷付き、サイド1の1バンチ=シャングリラへ入港しようとするエゥーゴの強襲巡洋艦アーガマの姿が描かれ、主人公ジュドー・アーシタの物語が始まるのだった。
「『機動戦士ガンダムZZ』公式サイト」さんの「STORY」ページの第1話「プレリュードZZ」には上記引用部のように書かれています。
第一次ネオ・ジオン抗争と呼ばれる戦いのようです。
後年名付けられたのでしょうか。
当時からそう呼ばれていたことではなかったような。
いや私は詳しいことはさっぱりわからないのですが。
登場人物
『機動戦士ガンダムZZ』の登場人物について。
と言いたいところですが、たくさんの人物が出てきますので省略します。
前出のWikipediaや「『機動戦士ガンダムZZ』公式サイト」をご覧になってください。
『機動戦士ガンダムZZ』の思い出
『機動戦士ガンダムZZ』の思い出です。
これから書くことはネガティブなことが多いですが、これはあくまでも子どもの頃の私がZZを視聴したときの感想です。
今どう感じているかとは少し意味合いが異なりますのでご注意ください。
当時、ZZはZに続いて放送されていました。
同じ曜日、同じ時間、同じチャンネルでした。
内容はファーストからの流れをくむ物語です。
初回放送時は1986年3月1日から1987年1月31日まで放送されていたそうです。
全47話、Ζが50話でしたから3話も少ないです。
評判がよくなかったのでしょうか。
断絶
当時子どもだった私が初めてZZを観たときの感想は、一言で表すと「断絶」です。
「断絶」など難しい言葉を当時の私は知らないと思いますけど、今思うと「断絶」に近い感覚を覚えていました。
ZZは特に序盤、全体的に暗い物語だったZと比べて、異様なほど陽気で軽薄な物語でした。
時代設定的にはZの地続きの物語なのに、全く別のアニメを観させられている感覚に陥っていました。
大いに混乱したものです。
Zも、連邦が敵になるとかマーク2が黒いとか、色々と混乱しました。
混乱したものの、物語のベースの部分からはファーストからの流れをしっかりと感じ取ることができていました。
しかしZZは根本的に異なる物語に受け取れたのです。
富野由悠季監督の「ロボットアニメの原点に戻って子供にもわかりやすい『明るいガンダム』にしよう」
前出のWikipediaには上記引用部のように書かれています。
この点こそが、私が断絶を感じた部分と考えられます。
引用部分は実際にZZに置き換えますと、「子供が大人をやっつける物語」、物語の序盤を思い出す限りこういうことでした。
それを正面から受け取った当時子どもだった私は「引いてしまった」のです。
大人が子供に向けて「子供が大人をやっつける物語」を作ることに引きました。
後述するOPもそうですけど、2話以降本格的に始まる物語から、そういう「子供にもわかりやすい『明るいガンダム』」を子どもに示そうとする、制作側の意図をアニメで見せすぎた。
これが個人的にZZに断絶を覚えた原因でしょう、たぶん。
ファーストとZを観てきて、良くも悪くも思い入れのあるキャラクターであるブライトやヤザンが、まだろくに知らないぽっと出の子どもたちに翻弄される様を見せられる。
これは子どもにとっても気持ちよいものではありませんでした。
そうまでして見せたいものって何なのだろうと、わからなかったですね。
彼らの「大人の下心」のようなものを、無意識下に捉えたのかもしれません。
子どもは敏感ですから。
そう言えば当時、学校の友だちとZZの話をした思い出がありません。
ガンダムやZ、エルガイムなど他のロボットアニメ、ナウシカやラピュタの話をした思い出は蘇るのに、ZZが全く思い出せません。
おそらく実際に話をしなかったのだと思います。
言い換えれば魅力がない・つまらないと私たちの目には映っていたのでしょう。
こちらも後述しますが、キャラクターデザインが変わったことも断然を感じた直接的な要因の一つと思います。
軽薄
「軽薄さ」、これは本作の、特に序盤のキーワードな気がします。
序盤のジュドーたちの軽いノリ、当時私はアレがとても苦手でした。
今も苦手でしょう。
前期のOPはタイトルが「アニメじゃない -夢を忘れた古い地球人よ-」です。
作詞は「秋元康」さん、作曲は「芹澤廣明」さん、編曲「鷺巣詩郎」さん、歌は「新井正人」さんだそうです。
秋元さんは1980年代にとんねるずやおニャン子クラブの楽曲に携わっていましたよね。
1980年代は彼の時代だったと言っても言い過ぎではないくらいな私のイメージ。
軽薄さは日本の1980年代のカルチャー全体を表すキーワードでもある感じられます。
なのでZZのOPが秋元さんの作詞と知って妙に納得できました。
当時、軽薄そのものなイメージを彼に持っていたからです。
OPの歌詞も先ほど申したような下心が見える感があって苦手でした。
アニメが創作物、フィクションであることは、当時子どもであった私にもわかっていました。
それでも作品からリアリティを見出して、アムロやカミーユの少年兵ならではの苦悩に、自らを投影させるなどして楽しんでいたのです。
それが「アニメじゃない」「本当のこと」などと作り手から言われると、引いてしまうのですよね。
本当のことだなどと言われると、かえってアニメの中に見出したリアリティが損なわれると言いますか、改めて虚と突きつけられる思いがすると言いますか。
「いや、そんなこと改めて言わなくても、こっちもわかって観てるから」と冷めてしまう感じ。
これはあれです、他人から「本当だから!」「信じて!」などと言われれば言われるほど、どんどん嘘に感じられるあれと同じ効果と思います。
キャラクターデザイン
ZZに断絶を感じていたことを書いています。
それはキャラクターデザインからも感じていました。
ZZはファースト&Zからキャラクターデザインの担当が変わっているのですよね。
Zまでのキャラデザは「安彦良和」さん。
ZZは「北爪宏幸」さんが担当しています。
当時このキャラクターデザイン変更に違和感がありました。
目が違うのですよね。
目が違うだけで、もう違う作品を見ているようで。
1話から違和感が強く、しばらく経っても馴染めずにいた思い出です。
せめてZZまでは安彦さんでは駄目だったのでしょうか。
体調がよくなかったなどあったのかもしれませんけど。
キャラクターの中でもビーチャでしたっけ、彼が苦手でした。
彼が百式に乗ることに対する抵抗感が極めて強かったです。
明るい
ZZの、特に序盤は物語がとても「明るい」です。
「明るい」ですし、先ほども書いたように「軽い」です。
中盤からシリアスになっていきます。
これは世間の評判がよくなかったから、路線を変更せざるを得なかったのかなと当時から思っていました。
これを待っていた! とすら感じましたね。
Zは確かにシリアス。
シリアスすぎるくらいにシリアスでした。
たくさんの人が死んでしまいますし、主人公でさえアレでしたから。
あの流れのまま新しいガンダムを始めては、さすがに暗すぎて、新規の子どもたちは観てくれないのではないか。
制作サイドはそう思ったのでしょうか。
単に飽きていたのか。
それとも求められることと反対のことをしたくなる天の邪鬼的なあれからか。
しかし、Zのあの無情さや残酷さ、シリアスさが好きだった当時の私には、なかなか受け入れることができないZZの序盤でしたね。
大人になった今の方がかえってZZを楽しめるかもしれません。
モビルスーツデザイン
ZZはモビルスーツデザインも大きく変わった印象です。
前出のWikipediaを読むと色々と事情があったようで。
当時、ZZのメカニックデザインは、Zに比べると私の好みから遠かったです。
好みではないというより印象に残っていないです。
好みではないから印象に残っていないのかもしれません。
ファーストやZはMS名を言われると全身のビジュアルをすぐ思い出せます。
一方、ZZはMS名を言われてもビジュアルが出てこないことも多いです。
名前は覚えているのですが映像が出てこない。
特にネオ・ジオン側のMSにその傾向が強いように思います。
エゥーゴは新MSがそうひっきりなしに入れ替わる訳ではないので、当然と言えばそうですが。
ネオ・ジオンでは、例えばR・ジャジャとバウの名前を聞かれれば、名前は覚えているので何とか反応することができます。
いたよねと、R・ジャジャはキャラ・スーン、バウはグレミー・トトだったっけと。
ところがデザインの細部、例えば頭部のデザインは具体的にどうなっているかと聞かれたら答えられません。
どちらも似通ったデザインに見えます。
公式サイトのMSページを見ても頭部・顔のデザインが似ていて区別が難しいです。
特徴的な機体もありました。
ザクⅢやザクⅢ改はそうです。
しかしこちらも当時嫌でしたね。
ザクと言えば量産機、なのにZZではワンオフ機になっていましたよね。
あれが子どもながらにどうも納得がいかなかったです。
出世したとは思うのですが、遠くに行ってしまった感が強かった。
ギラ・ドーガは大好きです。
そう、ザクの進化版はそれ! と思いましたもの。
ガルスJやズサは好きでした。
ジオンのMSっぽいなと思えたので。
ドライセンやゲーマルクも好き。
シュツルム・ディアスとドーベン・ウルフは、デザイン自体は好きでした。
が、どちらもネオ・ジオンの機体である点に違和感がありました。
シュツルム・ディアスはエゥーゴの機体であって欲しかったですし、ドーベン・ウルフはどちらかというとティターンズの機体っぽかったので。
個人的な最大の問題は主役機のZZガンダムです。
これじゃない感が強かった。
とりわけ3機の機体に分離する機構がどうにも、一昔前のロボットアニメに戻された気がして。
ガンダムも同じでした。
分離する機構とGファイターが、同じ理由から好きではなかったです。
Zになってようやくそういう一昔前のロボットアニメから脱却できたのに、ZZではどうして逆行してしまったのだろうと思ったものです。
Gファイターはあれでしたけど、コアブースターは好きでした。
ZZは額の「ハイ・メガ・キャノン」も同じ理由から苦手でした。
戦隊モノの巨大ロボットが最後に放つ必殺技と変わらないじゃないかと。
兵器感があるものは好き、一昔前のロボットアニメ感があるものは嫌だったのだろうと自己分析しています。
ただこの苦手意識は、単純に視聴回数が少ないからである可能性も大いにあります。
大人になったらどう見えるか
ここまで書いてきたことはネガティブなことが多かったと言いますか、ほぼネガティブなことでした。
でもそれは子どもの頃に本作を視聴したときの感想です。
私はZZを本放送当時の1回しか観ていません。
多くのことを理解できなかったでしょうし、多くのことを忘れてしまっています。
以前からもう一度見返したい作品でした。
ですがなかなか再放送をしてくれない作品でしたね。
しかし今回、tvkさんがZZを再放送してくれました。
人生で二度目、大人になってから初のZZです。
ここまで書いてきた、子どもの頃に感じていた違和感や嫌悪感のある部分を、おっさんになった今どのように感じるか。
自分で自分の反応を楽しみにしています。
つまらない大人になりましたので、すんなり受け入れられるだろうと予想しています。
tvk『機動戦士ガンダムZZ』再放送
神奈川ローカル『tvk(テレビ神奈川)』にてアニメ『機動戦士Zガンダム』が再放送されていました。
Zが2022年2月27日に最終話を迎えました。
その次に何を放送されるかを注視していたところ、番組の終わりにZZを放送するとの告知テキストが、画面下部に評しされました。
放送日は?
tvkで再放送されるアニメ『機動戦士ガンダムZZ』の放送日についてです。
2022年3月6日日曜日から放送がスタートします。
放送日は毎週日曜日。
放送時間は23:30から24:00です。
おわりに
ということでtvkでアニメ『機動戦士ガンダムZZ』の再放送が2022年3月6日から始まったことを書いた記事でした。