NHK連続テレビ小説『らんまん!』は2023年4月3日から始まりました。
2023年9月25日からは第26週「スエコザサ」が放送されています。
いよいよ最終週、最終回を迎えました。
らんまん26週を視聴した感想を書いています。
ネタバレ要素がありますので大丈夫な方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
朝ドラ『らんまん』
朝の連続テレビ小説は2023年4月3日から『らんまん』が始まっています。
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https://www.instagram.com/asadora_ak_nhk/
公式webサイトとTwitterとInstagramの公式アカウントがありました。
あらすじ
本作のあらすじです。
好きなもののため、夢のため、一途に情熱的に突き進んでいく!
春らんまんの明治の世を舞台に、植物学者・槙野万太郎の大冒険をお届けします!!連続テレビ小説108作目『らんまん』は高知県出身の植物学者・牧野富太郎の人生をモデルとしたオリジナルストーリー。
その喜びと発見に満ちた生命力あふれる人生を、美しい草花の情景とともに描き、日本の朝に癒しと感動のひとときをお届けします。
時代は幕末から明治、そして激動の大正・昭和へ ―
そんな混乱の時代の渦中で、愛する植物のために一途に情熱的に突き進んだ主人公・槙野万太郎(神木隆之介)と
その妻・寿恵子(浜辺美波)の波乱万丈な生涯を描きます。
公式webサイト内「番組紹介」にある紹介内容を抜粋しました。
第26週(最終週)「スエコザサ」
2023年9月25日月曜日から朝ドラ『らんまん』は第26週「スエコザサ」が放送されています。
いよいよ最終週を迎えました。
📖「らんまん」最終週
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) 2023年9月22日
「#スエコザサ」
🔻あらすじはこちらhttps://t.co/pABCktNmDP#朝ドラらんまん
『らんまん』の公式X(旧Twitter)アカウント (@asadora_nhk) では予告動画がアップされています。
今週はこんな感じ
今週はこんな感じです。
昭和33年の夏。
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) 2023年9月24日
役場で紹介されたアルバイトに応募し、槙野邸を訪ねた藤平紀子。
広く美しい庭の先、縁側にいる婦人に気がつきます。#朝ドラらんまん#宮﨑あおい pic.twitter.com/U6pO1h0Zw9
紀子を笑顔で出迎えてくれたのは、千鶴でした。
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) 2023年9月24日
千鶴は履歴書に目を通しながら、父・万太郎のことを話し始めます。
「あなたにお願いしたいのは、父の遺品整理の手伝いなんです」#朝ドラらんまん#松坂慶子 pic.twitter.com/gGxWNYQMwF
思っているよりも責任重大な仕事内容に、一度は断った紀子。
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) 2023年9月25日
しかし、槙野家のみなが、標本たちを大地震や空襲から守り抜いてきたことに気がつきます。
「私も、戦争を生き抜きました。次の方に渡すお手伝い…私もしなくちゃ」#朝ドラらんまん#松坂慶子 #宮﨑あおい pic.twitter.com/mcj9ahFLCs
寿恵子は、
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) 2023年9月25日
「万太郎さん。私…やり遂げました」#朝ドラらんまん#神木隆之介 #浜辺美波 pic.twitter.com/wnJK2zL9qh
紀子は、博士の行動録を作ろうと提案しました。
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) 2023年9月25日
どの地域の「日光山」なのかつきとめた紀子に、千鶴は感激!
「すごい紀子さん!名探偵! #明智小五郎 ね!」#朝ドラらんまん#松坂慶子 #宮﨑あおい pic.twitter.com/gUWkMM3mkh
そして、父の話を始めた千鶴。
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) 2023年9月25日
満面の笑顔で写る万太郎の写真を見つめ、千鶴もにっこりとほほえみます。
「お父ちゃんは、ただ一生涯、植物を愛しただけなの」#朝ドラらんまん#神木隆之介 #松坂慶子 #宮﨑あおい pic.twitter.com/azYoVjBnEa
万太郎が子どもたちに標本の作り方を教えていると、パリンッと大きな音が。
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) 2023年9月26日
寿恵子は手元を誤り…
「また…?」
「…近々、病院に連れて行く」#朝ドラらんまん#神木隆之介 #浜辺美波 #本田望結 pic.twitter.com/V2x4B4JV3k
万太郎のもとへ向かう、波多野と藤丸。
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) 2023年9月26日
波多野は当時の日本で、もっとも優秀な頭脳をもつ60人に選ばれたとのこと…😲👏#朝ドラらんまん#前原滉 #前原瑞樹 pic.twitter.com/LmNl7QR5bI
大泉にある槙野家を訪れた波多野と藤丸。
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) 2023年9月26日
「僕は、万さんに用があって来たんだよ」
「ねえ万さん、理学博士にならない?」
「…え?」#朝ドラらんまん#神木隆之介 #浜辺美波 #前原滉 #前原瑞樹 pic.twitter.com/OWRmaw4SeP
「賞賛と引き換えに、学問に貢献する立場と義務を。理学博士になるんだ、槙野万太郎」
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) 2023年9月26日
「万太郎さん、理学博士になってください。そしたら、この国の植物学に、あなたの名前が刻まれるでしょ?あなたの名前が――永遠に」#朝ドラらんまん#神木隆之介 #浜辺美波 #前原滉 #前原瑞樹 pic.twitter.com/CNNNUUYwho
博士号授与式当日。
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) 2023年9月26日
名誉教授になった徳永や波多野、藤丸も駆けつけました。
壇上に上がる万太郎。
「植物と共に歩く中、私は学者として大きな発見をいたしました。…あらゆる生命(いのち)には限りがある。植物にも人にも」#朝ドラらんまん#神木隆之介 #田中哲司 #前原滉 #前原瑞樹 pic.twitter.com/1FtJejuxy1
壇上で話す万太郎は、寿恵子へ語りかけるように感謝の気持ちを伝えました。
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) 2023年9月27日
「ほんじゃき、出会えたことが奇跡で――今、生きることが、いとおしゅうてしかたない……」
「改めまして、どんな時も私をそばで支えてくれた妻と――みなさま方に感謝申し上げます」#朝ドラらんまん#神木隆之介 #浜辺美波 pic.twitter.com/Pe0x5Dvoml
万太郎は図鑑完成に向けて動き出しました。
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) 2023年9月28日
野宮、虎鉄、藤丸、波多野とその大学院に通う学生たち…
ともに植物学を学んできた仲間たちが、万太郎の力になろうと集まって来てくれました。#朝ドラらんまん#神木隆之介 #前原滉 #前原瑞樹 #亀田佳明#濱田龍臣 #山岡竜弘 #長万部純 pic.twitter.com/0HP0aiY2cr
「のう…佑一郎くん」
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) 2023年9月28日
「どういた?」
「ほんなら、わしらぁ、やっと…同じ道を行けるのぉ!」
万太郎と佑一郎は、力強く握手を交わしました。#朝ドラらんまん#神木隆之介 #中村蒼 pic.twitter.com/INSqxLz235
万太郎が北海道へ出張に行くことになり、見送る寿恵子。
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) 2023年9月28日
万太郎が去った書斎に残った、赤文字がびっしり入った分厚い原稿。
寿恵子はそれを手に取り、万感の思いで抱きしめました。#朝ドラらんまん#浜辺美波 pic.twitter.com/R5c53xNQjA
おはようございます🌞
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) 2023年9月28日
いよいよ、本日8時から「らんまん」最終話の放送です。
みなさん最後まで見届けてください!#朝ドラらんまん#神木隆之介#スエコザサ pic.twitter.com/YSAhHcmFVw
甑倒しを終えた竹雄と綾が、新しい酒を持って上京してきました。
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) 2023年9月28日
新しい酒の名前は、「輝峰(きほう)」。
今日も生きて暮らしていく、そういう人の営みとともにある名にしたかったと言う綾。
綾と竹雄の思いが詰まったお酒が完成しました🍶#朝ドラらんまん#志尊淳 #佐久間由衣 pic.twitter.com/ow3DP29iVw
「うまい…!わし、酒をうまいと思うたのは初めてじゃ…!」
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) 2023年9月28日
みなが口をそろえて、おいしいおいしいと言いました。
「ありがとう…うれしい…ありがとう…」
感極まり、涙がこぼれそうになる綾。#朝ドラらんまん#神木隆之介 #浜辺美波#志尊淳 #佐久間由衣 #濱田龍臣 pic.twitter.com/AmnQFuhYvI
ついに完成した、『槙野日本植物図鑑』。
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) 2023年9月28日
完成したうれしさで涙を流す寿恵子。
そして万太郎は、最後のページを開きました。
「『#スエコザサ』…私の名前…?」
「学名は『ササ スエコアーナ マキノ』
…寿恵ちゃんの名前じゃ」#朝ドラらんまん#神木隆之介 #浜辺美波 pic.twitter.com/Y4xIMjQaaP
「万太郎さんと草花だけ。草花にまた会いに行ってね」
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) 2023年9月29日
「そしたら、私もそこにいますから。草花と一緒に、私もそこで待ってますから」
寿恵子がくれる、この世のあらん限りの愛情を感じた万太郎。
万太郎は、強く強く、寿恵子を抱きしめました。#朝ドラらんまん#神木隆之介 #浜辺美波 pic.twitter.com/vGctLgZ30I
こういう第26週でした。
感想
感想です。
最終週の感想
26週、最終週の感想です。
多くを語る必要のない週でした。
万太郎と寿恵子の大願成就です。
なんて最終週、なんて最終回。
物語総じての感想
朝ドラ『らんまん』を総じての感想です。
名作
本作は名作だと思います。
ここ数年で限って言えば1,2を争う作品と言えます。
個人的には『カムカムエヴリバディ』が好きすぎたので、というか深津絵里さんが好きすぎたのであれですが。
人によっては本作こそ最高傑作と思われるでしょう、そう言われても何ら不思議はありません。
『おちょやん』も素晴らしい出来でした。
この3作品がこの5年くらいでは個人的なベスト3です。
私は朝ドラを『ゲゲゲの女房』くらいから観ています。
それ以前は継続視聴していなかったですね。
たまにチャンネルを回して放送されていたら「ながら観」をする程度でしたから、内容なんて全然把握できていませんでした。
なのであくまでゲゲゲ以降の話になるのですが、この13年間くらいですか、その中でも本作は屈指の名作と思います。
作りが丁寧
とにかく作りが丁寧です。
始まる段階から、1週から最終週まで脚本が出来上がっていたのではないかと思えるくらい、細部まで練られていたように思います。
ここのところ、朝ドラは行き当たりばったりな作品が続いていたため、余計に本作の丁寧さや緻密さは際立っていました。
ほぼ完璧な脚本と演出だったのではないでしょうか。
例えば、最終週、万太郎の図鑑完成のために仲間たちが牧野家に集っていました。
世間的にはすごい立場の人物も多いはずですけど、それもこれまでの万太郎の広い交友関係を思えば、何ら不自然ではないですよね。
客観的には万太郎に迷惑をかけられていた人たちばかりな気もしますが、ドラマをずっと観てきた私たちは、彼らが迷惑を迷惑と感じていないことも十分わかっているので。
#らんまん に丈之助さんが再登場しましたね✨
— 早稲田大学 坪内博士記念演劇博物館 (@waseda_ENPAKU) 2023年9月28日
古今東西のあらゆる演劇資料を集めることを目指した逍遙先生の意志を受け継ぎ、今も皆様に演劇の魅力を届けしております。
館内は入場無料。
企画展・特別展は10/2より開幕です🚩
是非一度足をお運びください♪#坪内逍遙 #演劇博物館#エンパク pic.twitter.com/A9uMIcYR9Y
十徳長屋で一緒だった「丈之助」は実は「坪内逍遥」だったというバレも、最終回の前日にされていましたね。
こういう粋なところもあって。
先ほど私はカムカムの方がと書いています。
ただカムカムは、どうしてその人がその場所にそのタイミングにいるの? など、細かなところで脚本の強引さも見られましたし、第3部の序盤から中盤は少々中だるみをしていたとも感じています。
脚本の質や丁寧さの観点でいえば本作の方が上回る感を抱いています。
浜辺美波という才能
「浜辺美波」という才能に出会えた作品でした。
私は浜辺さんを本作で知りました。
よい俳優さんです。
お綺麗な方で、日本髪や着物がよく似合いました。
もちろんドレス姿も。
しかし、いかにお綺麗な俳優さんであっても、日本髪を結ったり着物を着たりすると浮くというか、どことなく品がないように見えてしまうことはままあります。
元々備わっていたものか演技かはわかりませんけど、浜辺さんはその点ほぼ違和感がなく観られたことも高評価に繋がっていると思います。
元々のものと鍛錬の両方だろうと私は思っています。着物を着たときの歩幅がちょっと広いかなくらい。
私は評論家ではないので演技のことはわかりませんけど、常に堂々としていらしたところが、浜辺さんの一番よかったところです。
特に目ですかね、肝が座っている寿恵子という人物をよく表現できていたと思います。
神木さんも『あさイチ』でその点を褒めていたはず。
浜辺さんが寿恵子を演じたことで作品がより輝いたことは間違いないでしょう。
他の俳優さんではこうはならなかっただろうなと思えるので。
脇を固める俳優たち
脇を固める俳優さんたちも皆さん魅力的でしたね。
波多野や藤丸、綾、竹雄、祐一郎、みえ、りん、倉木、田邊、徳永、大窪、大畑印刷所の人たち、他にも多くの登場人物がいました。
あれだけたくさんの人が登場したにもかかわらず、それぞれのキャラが立っていて、どのような顔をしているかはもちろん、どのような性格か生活環境かといったところも即座に思い出せます。
それもやはり脚本がしっかりしていたからでしょう。
その場しのぎの思いつきで人物を登場させるのではなく、単に配置しただけでもなく、物語内でその人物を「効かせている」からこそだと思います。
その一人ひとりの背景に生活があると思わせる脚本になっていたと感じます。
神木隆之介さんがいてこそ
浜辺さんたちがあれほどまで生き生きと見えたのは、ドラマの座長「神木隆之介」さんがいたからでと私は思います。
記事作成現在、神木さんは30歳ですか。
子役として活躍されていたことで、まだお若いにもかかわらず経験豊富で、既に俳優としてのブランドを確立していらっしゃる方でしょう。
実際に演技は安定していました。
安定しているからこその物足りなさも、私は実は少し感じていました。
けど、彼がどっしりと構え、努めて前に出すぎないでいたことで、先ほども書きましたように、他の俳優さんたち、特に浜辺さんがあれだけ輝けたという面も大いにあろうかと思っています。
そう思えるくらい、撮影現場の雰囲気のよさは作品からテレビの画面を通じてこちらへ伝わってきました。
それは神木さんが中心になって作られたものであろうと容易に想像できます。
俳優という才能は、視聴者の目に見える範囲だけの話ではなく、撮影現場の雰囲気作りなどもっと広いところで判断されるべきものかもしれませんね。
おわりに
ということで、朝ドラ『らんまん』の第26週(最終週)を視聴した感想を書いた記事でした。