ディスディスブログ

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tvkでマキタスポーツさんとスージー鈴木さんによる『ザ・カセットテープ・ミュージック』なる超面白い音楽トーク番組の放送が始まりました

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2019年1月13日日曜日22:30から『tvk(テレビ神奈川)』にて『ザ・カセットテープ・ミュージック』なる音楽番組が放送されて、とても楽しめました。面白い。

 

目次

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tvk『ザ・カセットテープ・ミュージック』

2019年1月13日日曜日22:30より『tvk(テレビ神奈川)』にて音楽番組『ザ・カセットテープ・ミュージック』の放送が始まりました。

 

www.tvk-yokohama.com

 

毎週日曜日の22:30からの30分は、2018年いっぱい『ウルトラマン』と『ウルトラセブン』、『帰ってきたウルトラマン』といった特撮ヒーロー「ウルトラシリーズ」が放送されていました。

 

dysdis.hatenablog.com

 

2018年末で『帰ってきたウルトラマン』の放送が終了したため、私はてっきり2019年からは『ウルトラマンA』や『ウルトラマンタロウ』が放送されるものとばかり思っていました。

 

日曜日の夜の時間帯が年末年始モードから通常モードに戻った2019年1月13日、放送された番組は特撮ヒーローものとはまったく毛色の異なる音楽トーク番組でした。

 

twitter.com

 

それが『ザ・カセットテープ・ミュージック』です。

 

初め、私はウルトラシリーズでなければ観なくて良いかなと思っていたのですが、番組説明を読んでみたところ「これはなかなか面白うそうだぞ」と思い、初回放送だけでも観てみることに。

 

「カセットテープ」のリバイバルブームがきている昨今。

昔懐かしのカセットテープが流れる、珠玉の『80年代歌謡曲』を聴きながら、夜な夜なトークを繰り広げていく、夜更かし好きなオトナたちのための音楽トーク

録画データの番組説明にはこのように書かれていました。

ね、興味を惹かれるでしょ?

いや興味ないしという方ももちろんおられるでしょうけど、ある一定の層にはドストライクな内容に感じられます。

 

番組の冒頭でもマキタスポーツさんはこのように仰っていました。

 

「この番組はですね、昔ありましたね、あの、カセットテープっていうね」

「それであの、カセットテープに乗せた音楽なんか、思い出の曲なんかありますよね?」

「それを基にですね、色々思い出話なんかを語ってしまおうというね」

「え〜、かなりあのぉ、視聴者を『ふるいにかけた』番組でございまして」

「え〜、若い人たちを切り捨てていこうというですね、強く決意して始まった番組でございます」

「おじさんたち垂涎の、お待ちかねの番組がですね、いよいよ始まりましたという訳でございます」

 

潔い。

 

BS12 トゥエルビ

『ザ・カセットテープ・ミュージック』の番組名でネット検索をかけたところ……

 

『ザ・カセットテープ・ミュージック』は、「BS12 トゥエルビ」にて2017年10月より放送されている音楽・バラエティ番組。

 

ザ・カセットテープ・ミュージック - Wikipedia

Wikipediaにはこのように書かれています。

 

t.co

 

そうなんですね、元々は2017年に『BS12 トゥエルビ』で放送されていた番組で、今回tvkが放送の権利を買って放送している、ということになるのでしょうか。

新番組だけど再放送だと。

tvkでの放送の冒頭に、「この番組は2017年10月に放送されたものです」というテキストが画面上部に表示されていました。

私はかなり後に知った人間となりそうです。

 

記事作成現在、オリジナルは第32回まで放送されているみたいですね。

いや31回ですか。

 

マキタスポーツさんとスージー鈴木さん

『ザ・カセットテープ・ミュージック』の番組MCはお2人います。

 

マキタスポーツさん

makitasports.com

twitter.com

 

お一人が俳優でありミュージシャンである「マキタスポーツ」さん。

お笑い芸人さんでもあるのですね?

私は俳優さんとミュージシャンという認識しかありませんでした。

 

スージー鈴木さん

suzie.boy.jp

twitter.com

 

もうお一人が、音楽評論家であり野球評論家である「スージー鈴木」さんです。

私はスージーさんを今回初めて知りました……。

 

第1回「A面に入れたいサザンの名曲」

音楽トーク番組『ザ・カセットテープ・ミュージック』の栄えある第1回の放送は「A面に入れたいサザンの名曲」です。

これはやばいですね。

サブタイトルの「サザン」とはもちろん「サザンオールスターズ」のことです。

 

サザンオールスターズの初期名曲を、マキタスポーツと音楽評論家・スージー鈴木が夜な夜な語り尽くします。「勝手にシンドバッド」で日本ロック史は変わった? 徹底分析!

初回の放送内容は番組説明によればこのような感じです。

 

番組を拝見したところ、番組説明には『80年代歌謡曲』と書かれています。

しかし、サザンのメジャーデビューは1978年6月25日にリリースされた「勝手にシンドバッド」ですから、正確に言えば1970年代の話題も入っていました。

初っ端からテーマを外れた話題になっているような……「こまけーこたーいーんだよ」ということでしょう。

 

紹介されたサザンの5曲

『ザ・カセットテープ・ミュージック』の第1回では、番組がというよりスージー鈴木さんがA面に入れたいサザンの名曲を5曲紹介していました。

 

1. C調言葉に御用心

1曲目は「C調言葉に御用心」です。

 

C調言葉に御用心

1979年10月リリース。

C調とは、「調子いい」が「ちょーしー」となり、「しー・ちょー」と逆転している言葉ですね。

調子の良い言葉に御用心あそばせ、という。

 

2. 海

2曲目は「」でした。

 

人気者でいこう(リマスタリング盤)

1984年リリースした7枚目のオリジナルアルバム『人気者で行こう』に収録されている曲。

LP盤のB面の1曲目だそう。

 

3. 思い過ごしも恋のうち

3曲目は「思い過ごしも恋のうち」です。

 

10ナンバーズ・からっと(リマスタリング盤)

1979年4月にリリースされた2枚目のオリジナルアルバム「TENナンバーズ・からっと」に収録、4枚目のシングルとしてシングルカットされました。

 

4. メロディ (Melody) 

4曲目が「メロディ (Melody) 」です。

メロディ(Melody)

1985年にリリースされた23枚目のシングルです。

同年9月にリリースされた8枚目のオリジナルアルバム『KAMAKURA』にも収録されています。

 

5. 勝手にシンドバッド

5曲目は「勝手にシンドバッド」です。

勝手にシンドバッド

先ほども書いているようにデビュー曲ですね。

ジャケットに写っている桑田さんのジーンズがカッコイイ。

 

「メロディ」の和音の話が面白い

番組では、マキタさんとスージーさん、特にチョイスしたのがスージーさんのため彼さんが5曲それぞれ、どういう理由で選んだかを説明していました。

2人の会話で、個人的に最も興味を引いたものは、4曲目の「メロディ」の部分です。

 

スージーさんは「メロディ」の、プログレ系というか実験性と大衆性が好きなところだそう。

「涙ちょちょぎれ系」とも表現していました。

「涙ちょちょぎれ」なんて言葉を何十年ぶりに聞いたことか……昭和感があります。

でもこの番組はそういう番組なのでそれで良いんです。

 

曲の中でスージーさんが指摘していた場所はCメロのところです。

変な「和音」が一小節流れている、あの「和音」は何なのだと仰っています。

 

「あの和音」とは、Cメロで「D♭M7(ディーフラットメジャーセブンス)」が入るところを指しています。

 

以降、会話はマキタさんの言葉も補足されていきますので、両者ごちゃ混ぜになっている文章になります。

「メロディ」の曲は「C(シー)」のコード、Cは基本中の基本であるドミソから始まる曲だから超凡庸ではあるんだけど(マキタ)、Cメロのところでディーフラットメジャーセブンス持ってくるのかよ(スージー)、ということらしいです。浮いてるぞと。

 

マキタさんも、スージーさんの主張を受けて、Cメロのディーフラットメジャーセブンスには「桑田佳祐の変態性」を見て取れたようでした。

だけど違和感がない不思議。

 

ディーフラットメジャーセブンスの直後、また急にサビに戻るから、和食の定番のおかず「肉じゃが」を食べているときに、突然「パクチー」を投入されて、また「肉じゃが」に戻るみたいな例えをマキタさんがしていました。

ここでスージーさんを始めとしたスタッフの爆笑が入ります。

 

私は笑いもしましたが、それと同時に感心もしました。上手い例えだなぁと。

 

「メロディ」の存在を忘れていた

私はサザンオールスターズに傾倒していた訳ではありません。

 

海のYeah!!

CDなどは『海の海のYeah!!』しか持っていないので、特別好きではない部類に入ってしまうかもしれません。

 

dysdis.hatenablog.com

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でも、それは他に海外に好きな音楽があったから優先順位として最上位に位置していないだけで、好きなことは好きなのです。

サザンで特に好きな曲は70年代と80年代に固まっているように思います。

 

一番好きな曲は1984年リリースの20枚目のシングル「ミス・ブランニュー・デイ (MISS BRAND-NEW DAY) 」で、2番目が1982年10月リリースの16枚目のシングル「Ya Ya (あの時代を忘れない)」です。

1,2はどちらがどちらでも良い感じ。

3番目に1985年5月リリースの22枚目のシングル「Bye Bye My Love (U are the one) 」でした。

 

しかし、今回の『ザ・カセットテープ・ミュージック』を観て、「ああ、『メロディ』があったな」と思い出すことができました。

上記のとおり、私はアルバムを持っていないため、『海の海のYeah!!』に収録されていない曲はどうしても忘れがちになります。

アルバムを持っていないといっても好きなら忘れないだろうと思われる方もいるかもしれませんけど、それを忘れるのが私クオリティなのですね。

メロディは4位、あるいは3位の「Bye Bye My Love (U are the one) 」と入れ替わりで3番目に入っても良いかもしれません。

 

番組もA面の5曲に「いとしのエリー」を入れていませんでした。

私も入らないのですねぇ……いや、とても良い曲なのですよ。それは間違いないのですが、という。

 

研ナオコさんと高田みづえさんの存在

「夏をあきらめて」も良い曲じゃないですか。

それと同様に「私はピアノ」もめちゃくちゃ良い曲なわけです。

 

しかし、私は「研ナオコ」さんや「高田みづえ」さんのカバーでそれぞれ曲を知った口なので、先ほどの私のランクには入れませんでした。

とはいえオリジナルはサザンな訳ですから、2曲ともランクに入れるとなると、1位ミス・ブランニュー・デイ、2位のYa Yaは確定としても、3位と4位は夏をあきらめてと私はピアノが入りそうな勢いです。

 

 

高田みづえ ベスト・コレクション

夏をあきらめてに関しては、研さんのバージョンがちょっと狙いすぎているように感じられて、個人的に苦手意識があるので、サザンの曲としての評価であるにしても……。

私はピアノはどうでしょう、高田みづえ効果が大きいかもしれない。

 

「さよならベイビー」も捨てがたいなぁ……う〜ん、3位以下は決められないです。

1989年6月リリースの26枚目のシングル。

 

おわりに

ということで、tvkで放送が始まった『ザ・カセットテープ・ミュージック』についての記事でした。

今後も継続して放送されるのかわからないですが、是非とも全て放送していただきたいものです。

初回放送だけ視聴するつもりでした。でも継続視聴決定ですねこれは。面白すぎたので。

 

サザンオールスターズ 1978-1985 (新潮新書)

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