ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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tvkの『ザ・カセットテープ・ミュージック』の再放送は約1ヶ月ぶりに放送され、2019年度から放送時間が変わりました

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2019年1月13日日曜日22:30から『tvk(テレビ神奈川)』にて放送されている音楽トーク番組『ザ・カセットテープ・ミュージック』は、2019年4月に入ってからずっと放送がありませんでした。

しかし4月28日になってようやく続きが放送されました。

 

目次

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tvk『ザ・カセットテープ・ミュージック』

2019年1月13日日曜日22:30より『tvk(テレビ神奈川)』にて音楽番組『ザ・カセットテープ・ミュージック』の放送が始まりました。

 

「カセットテープ」のリバイバルブームがきている昨今。

昔懐かしのカセットテープが流れる、珠玉の『80年代歌謡曲』を聴きながら、夜な夜なトークを繰り広げていく、夜更かし好きなオトナたちのための音楽トーク

 

録画データの番組説明にはこのように書かれていました。

 

www.twellv.co.jp

twitter.com

 

元々は2017年に『BS12 トゥエルビ』で放送されていた番組で、tvkが放送の権利を買って2019年から放送している、ということになるのでしょうか。

 

『ザ・カセットテープ・ミュージック』の番組MCは、俳優でありミュージシャンの「マキタスポーツ」さんと、音楽評論家・野球評論家の「スージー鈴木」さんのお二人です。

第3回からでしたか、「カセットガール」と名付けられた番組アシスタントの女性タレントさんも1名加わっています。

カセットガールは1回の収録ごとに人が替わるようです。

 

放送時間の変更

2019年度から、tvkで放送されている『ザ・カセットテープ・ミュージック』は放送時間が変わりました。

本家はわかりません。

 

2019年3月31日の放送分、第11回「春の名曲フェア~スージーの春~」の放送の終わりに、画面下部にテキストが表示されていました。

 

次回4月28日より「ザ・カセットテープ・ミュージック」は毎週日曜よる11:30〜お送りします

 

以上のように書かれていました。

 

2018年度は毎週日曜日22:30から23:00まで放送されていました。

2019年4月28日日曜日に放送された、第12回「春の名曲フェア~マキタの春~」からは、引用部にあるように23:30から24:00までの放送に変更されています。

 

存在を忘れかけていた

私は今回、危うく放送を見逃しそうになりました。

 

第11回の放送から第12回の放送まで、ほぼ1ヶ月間放送がありませんでした。

1ヶ月も放送がなければ忘却してしまいますよねぇ。

しかも年度が変わって放送時間まで変わったのですから余計に忘れます。

 

もしかしたら放送を見逃した方がいらしたかもしれませんね……。

 

tvkはこういうことをやります。

以前も何かのアニメの再放送で同じようなことをした気がします。

『めぞん一刻』だったでしょうか『うる星やつら』だったでしょうか。

今回のように、放送が始まってからはあまりに大きく変更しない方が良いと思うのですが……放送時間を変えるならせめて1ヶ月は期間を空けない方が良いのではないかと。

私にとってtvkはそういうところで視聴者の方を向いていない感じがすごくするテレビ局です。

 

第11回の放送が面白すぎた

今回の放送ではなく、tvkの2018年度最後の放送であった第11回「春の名曲フェア~スージーの春~」について触れます。

 

第11回は個人的には『ザ・カセットテープ・ミュージック』始まって以来の当たり回でした。

私はドハマリしまして、もう何回観見返したか数えられなくらいに録画を観ました。

 

そういうことがあったので第12回の放送までそれほど退屈せずに済みましたし、1ヶ月間記憶をつなぎとめることができました。

1ヶ月間はさすがに長過ぎましたけど。

 

第11回「春の名曲フェア~スージーの春~」

第11回「春の名曲フェア~スージーの春~」はスージーさんがチョイスした回です。

『資生堂』と『カネボウ』という化粧品メーカーの大手2社が、1980年前後に化粧品のCMでバトルを繰り広げていました。

その資生堂やカネボウで使用された、テレビCMのキャンペーンソングから6曲をセレクトしていました。

 

EPO「う、ふ、ふ、ふ、」

「春の名曲フェア~スージーの春~」は特に番組後半に紹介された、B面の3曲が良かったです。

 

A面ももちろん良かったです。

不思議なピーチパイ。

 

B面の中でも「EPO(エポ)」さんの『う、ふ、ふ、ふ、』と、「尾崎亜美(おざき・あみ)」さんの『マイ・ピュア・レディ』が良かったですね。

この2曲があるだけで、私にはこの回の録画を何度も観る価値がありました。

 

正直に言うと、2曲とも放送を観るまで記憶の奥底に眠っていた曲でした。

しかし、CMに流れていた当時は好きでしたし、今聴いても良い曲に思えます。

 

2曲の中でも思い出のある曲は「う、ふ、ふ、ふ、」ですね。

音楽番組などで流れてきた『う、ふ、ふ、ふ、』は、当時の私には何が言いたいのかさっぱりわかっていませんでした。

でも不思議と心に引っかかる曲でした。

それこそTVCMでサビの部分が流れていたので、テレビっ子だったこともあり色々な番組を色々見ていく中で無意識に耳に入って覚えていたのでしょう。

 

番組ではサビに入るところの転調について指摘がありましたけど、転調部分を聴いていると春の高揚感のようなものが感じられて、良いです。

 

う↑ふ↑ふ↑ふ↑

強烈に春を感じます。

 

謎の女性EPO

私にとっては曲以上にEPOさん自身に思い出があります。

 

当時子どもも子どもだった私にとって、EPOさんは謎の女性でした。

エポってなんぞ、と。

しかも英語っぽい(アルファベットとかもよくわかっていない)。

 

バンド名・グループ名ならわかる、でもEPOは1人なのにどうして名字と名前がないのか、と不思議で仕方がなかったのです。

EPOから名前を連想できない、名前になり得ない・使わないネーミングだと子どもながらに思っていました。

 

EPOさん自身、あまり歌番組に出演していらっしゃらなかったでしょうか。

観た覚えがありません。

私自身、意識的に歌番組を観るような年齢ではありませんでしたから、出演していたけど観ていなかっただけかもしれません。

トークをしている様子を観た覚えもないので、余計に謎の人でしたね。

 

『DOWN TOWN』

EPOさんはあれですよね、フジテレビで放送されていた『オレたちひょうきん族』のエンディングテーマを歌っていましたよね。

DOWN TOWN』ですか。

 

フジテレビ開局50周年記念DVD オレたちひょうきん族 THE DVD 1981-1989

私が子どもの頃、観ていたお笑い番組のエンディングに大人っぽいこの楽曲が流れることで、自分が少し大人になったような、妙な気分になっていました。

 

当時、土曜日は私にとって特別でした。

明日からまた学校が始まる日曜日の夜ではなく、1回寝てもまだ日曜日が1日残っている土曜日の夜が。

大人のムードが漂う『DOWN TOWN』は、そんな特別な土曜日が終わろうとする寂しさを強烈に感じさせる曲だったのですね。

『サザエさん』のエンディングにも寂しさを感じていましたが。

それを歌っていたのが、あの「英語の人」だと当時から覚えていました。

 

なので『う、ふ、ふ、ふ、』に思い出があるというより、EPOさんに思い出があるのでしょう。

 

『DOWN TOWN』は元々は「シュガー・ベイブ」の曲ですか。

山下達郎さんや大貫妙子さんがいた。

1975年リリース、先駆的で今聴いてもお洒落ですよねぇ……山下さんは偉大。

 

身体性とテンマル

『ザ・カセットテープ・ミュージック』では、マキタさんがEPOさんの声を「身体性がある」と表現していました。

EPOさんは体育大学の出身だそうで、マキタさんに言われてから改めて歌を聴いてみると、確かに体幹がしっかりしている人から発せられる声に聴こえます。

軸がある。

子どもの頃にはそういう視点で歌を聴いたことがありませんでしたから、新たな視点をいただきました。

 

一方のスージーさんは、キャンペーンソングは「テンマルが多い」傾向がある点を指摘していました。

テンマルとは句読点(、。)のこと。

スージーさん曰く、キャッチコピーにテンマルがつきがちで、キャンペーンソングのタイトルにキャッチコピーが(全部あるいは一部)使われていたから、曲タイトルにテンマルが多いみたいです。

たしかに。

 

第11回で紹介された曲も半分ですか、テンマルが使われる曲がありました。

先ほど紹介した「う、ふ、ふ、ふ、」然り、渡辺真知子さんの「唇よ、熱く君を語れ」然り、ハウンド・ドッグの「浮気な、パレット・キャット」然り。

 

どうして句読点がつきがちなのかの理由は、句読点を入れることで情感が生まれるからということでしょうか、とスージーさんは言っていました。

なるほど。

句読点が入ることでキャッチコピーを読んだ人のセリフになる感じ、あるいは誰かが読んだ人に語りかけている感じがします。

 

河村唯さんが良い

『ザ・カセットテープ・ミュージック』は、第3回の放送からだったと思いますけど、カセットガールというアシスタントを務める女性タレントが1人スタジオに加わるようになりました。

 

テレビ画面に中年のおじさんが2人しか映らないのはどうなのか〜などということを、第1回か第2回の放送でマキタさんとスージーさんの2人が話していて、第3回からさっそく実行に移されたということです。

スージーさんはいずれ「NOKKO」さんや「杏子」さんが来てくれることを望んでいるようなことを言っていましたね。

 

カセットガールはおそらく収録ごとに人が替わっています。

第11回と第12回は「河村唯(かわむら・ゆい)」さんが担当していました。

 

河村さんはあだ名は「うめ子」だそうです。

スメ子(スージーさん)とマメ子(マキタさん)とうめ子の放送回。

 

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www.instagram.com

 

アイドルグループ「アイドリング!!!」の元メンバーの方みたいです。

私は今回の放送を観るまで河村さんを知りませんでした。

といいますか「アイドリング!!!」の存在もろくに知らないので、メンバーは誰一人として知りません……。

アイドル全般に疎いです。

 

河村さんはリアクションがオーバーになるきらいはあります。

ありますけど、スージーさんたちの言葉にリアクションを取れているとも受け取れ、そういう意味ではオーバーなくらいな方が良い場合もあったように思います。

 

例えば、同じくカネボウのキャンペーンCMソングの『セクシャルバイオレットNo.1』の話になったとき、作詞を担当した松本隆さんはサビを「セクシャルバイオレットNo.1」を連呼することにしたとスージーさんが言ったとき、即座に遠慮ないレベルの大声で笑っていました。

 

即座にというところが特に重要と思っていて、ただ耳を傾けるポーズを取っているだけでは即座には反応できませんから。

会話に入って話の内容を理解し、素早く且つややオーバーにリアクションを取れれば、2人のおじさんがより気持ちよく音楽を語ることができる。

頭の良さを感じます。

ただにこやかにラジカセの再生ボタンを押すだけではない、それはそれで良いかもしれませんけど、河村さんに新たなカセットガール像を見せてもらった気持ちになりました。

 

今後も出演して欲しいです。

うめ子さんがレギュラーでいいのではないかと思えます。

 

第12回「春の名曲フェア~マキタの春~」

ついでみたいになって申し訳ないです。

ほぼ1ヶ月ぶりにtvkで放送された第12回「春の名曲フェア~マキタの春~」もなかなかディープな選曲で面白かったです。

 

面白かったですけど、知らない曲がありました。

上田知華+KARYOBINの『パープルモンスーン』と、H2Oの『僕等のダイアリー』の2曲は知らなかったです。

どちらも1980年リリースのようです。

80年の曲なら私が知らないのも当然かなと思いました。

その頃青春時代を迎えていたであろうスージーさんたちが聴いていた曲は私は知らないことが多いでしょうね。

ジェネレーションギャップがあります。

YMOもほぼ知らないのですよねぇ。

 

そんな私でも、H2Oは「想い出がいっぱい」なら知っていました。

といいますか「想い出がいっぱい」しか知りません。

マキタさんも、H2Oと言えばまず「想い出がいっぱい」が挙げられるけど、『翔んだカップル』に使われていた『僕等のダイアリー』に春を感じるのだそうです。

上田知華さんは、曲どころかお名前すら知りませんでした……。

 

ただ、ルールを守るスージーさんとは異なり、マキタさんはルールを逸脱してしまう傾向があります。

基本的には1980年代の邦楽を取り扱う番組なのに、今回も紹介された6曲のうち2曲が1970年代の曲でした。

以前、「井上陽水」回では1990年代の曲を2曲も入れてきたり、「紅白歌合戦」回では洋楽を紹介したり……。

逸脱するどころか少々しすぎる感があるので、もう少し80年代に寄せた方が良いかなと個人的には思っています。

1曲も入れちゃ駄目とまで言いませんけど、ちょいと多すぎやしませんかとは言いたいです。

 

おわりに

ということで、『ザ・カセットテープ・ミュージック』の第11回から1ヶ月もブランクがあってようやく第12回が放送されたよの記事でした。

 

尾崎亜美さんの『マイ・ピュア・レディ』は知っていましたけど、聴き込んではいない曲でした。

改めて聴いてみると、尾崎亜美さんの声が私の好みで聞き惚れるレベル。

 

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