ディスディスブログ

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「に」がもったいない?『プレバト!!』2024年5月16日放送の俳句「雨降りのシーン」の感想

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『MBS(毎日放送)』で放送されている『プレバト!!』では、2024年5月16日の放送に俳句コーナーがありました。

お題は「雨降りのシーン」。

視聴した感想を書いています。

 

目次

 

MBS『プレバト!!』

テレビ番組『プレバト!!』についてです。

 

www.mbs.jp

 

人気芸能人にはそもそも才能があるのか?あらゆるジャンルで抜き打ちテストを実施、その結果をランキング形式で発表する。

 

公式webサイトのディスクリプションには上記引用部のように書かれています。

あらゆるジャンルとは、今回紹介する俳句だったり、水彩画だったり、消しゴムはんこだったり、絵手紙、生花、スプレーアート、色鉛筆などです。

中でも俳句がメインコンテンツと思われます。

 

放送時間

放送時間について。

放送は毎週木曜日の19時00分から20時00分までです。

放送局は「MBS」、東京などでは「TBS」。

 

出演者

出演者です。

メインの司会は「浜田雅功」さん。

ダウンタウンの浜ちゃんですね。

 

アシスタントが毎日放送の「清水麻椰」アナウンサー。

ナレーションが「銀河万丈」さん。

 

俳句の査定員は「夏井いつき」さん。

他、査定される芸能人・有名人の皆さんです。

 

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俳句

『プレバト!!』の俳句カテゴリが2024年5月16日の放送でも扱われました。

 

 

今回のお題は「雨降りのシーン」。

雨そのものは季語ではありませんので、別途季語を入れ込んで句を作る必要があります。

 

この回は「高島礼子」さんと「津田寛治」さん、「結城モエ」さん、「笠松将」さん、トレンディエンジェル「斎藤司」さんが出演していました。

 

レギュラー陣では永世名人Kis-My-Ft2「横尾渉」さんと特別永世名人「梅沢富美男」さんが出演していました。

 

清水アナの句の感想

放送前に、その回の俳句コーナーで扱われるお題を、アシスタントの清水アナが先んじて詠んでいらっしゃいます。

上に貼ったX (Twitter) のポストがそれ。

 

今回、夏井いつきさんの判定は「凡人」だったみたいです。

「詰め込みすぎか」という清水アナの言葉に、「そのとおり」と返しています。

 

個人的には季語「青時雨」を説明している句という印象です。

シチュエーションもありがちで、類想が多くありそう。

「緑道を歩いていたら額にぽたりを何かが落ちてきて、見上げてみるとそれは青葉の木立からの水滴だったよ」というだけですからね。

「(額に)ぽたり」はありきたりなオノマトペですし。

発想段階でもう一工夫二工夫欲しいところ。

七五五の破調ですが、一応七五調と言えばそうなので、その意味で、凡人という判定なのでしょう。

 

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順位戦

まずは今回行われた俳句カテゴリの順位戦の結果です。

5位が笠松さん(才能なし、10点)、4位が斎藤さん(才能なし、20点)、3位が高島さん(才能なし、37点)、2位が結城さん(才能あり、70点)、1位が津田さん(才能あり、72点)でした。

 

永世名人、句集完成への道!

キスマイ横尾渉さんの「永世名人、句集完成への道!」です。

句集に入れる50の俳句を、掲載決定かボツかを先生が判定します。

50句まで残り27句。

 

句は、雨の断崖絶壁での3分間ノーカットの撮影中に、夕立だからすぐ止みそうで失敗できない緊張感を詠まれていました。

 

季語は「驟雨」。

読みは「しゅうう」。

夕立のことですか。

 

結果は「掲載決定!」。

一言は「撮影の緊張感が伝わる」。

 

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特別永世名人「締めのお手本」

最後は特別永世名人である梅沢富美男さんによる「締めのお手本」です。

 

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句は、芝居に本物の水を使うときに髪がざんばらになって立ち回りをしている様子を詠まれていました。

 

季語は「夏芝居」。

読みは「なつしばい」。

 

先生の査定は「ガッカリ…」。

一言は「1音を粗末にしている」。

 

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感想

感想です。

 

順位戦

平場の順位戦の感想です。

順位戦で個人的に気になった句は2位の結城モエさんです。

 

春雨の中、祖父より先に「かえる寺」に行ったことでしたか。

いい句と思いましたが、梅沢さんも夏井さんも言われたように、私と祖父のどちらが先になっているかがわかりにくかったです。

中七「祖父の先ゆく」で、これがわかりにくくしていました。

ご本人の説明ですと、作中主体が先のようですが、逆に受け取る人も少なからずいらっしゃるかなという。

梅沢さんも祖父が先と思っていたみたいです。

 

しかし、これはこれで整っているからと、添削はされていませんでした。

確かに、ここから変えるとなると物語そのものを変えてしまう危険もあり、実体験を詠まれたようなので手を出しにくいです。

文法などの問題もなさそうで、下手にいじらない方がいいのかなと私も思いました。

 

また、プレバトのような順位を争う場に持ってくるより、お祖父様との思い出を大事にされた方がいい句では、とも思います。

 

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レギュラー陣

特待生以上の方々の感想です。

 

横尾渉

横尾さん。

 

雨のシーンを撮ろうとしているのに、短時間に降る夕立を待つなんてことがあるのかという疑問があります。

3分の長台詞があるシーンですから尚更です。

確実に雨のシーンを撮りたいのなら雨の日を待つか、セットで撮るか、今ならCGもあるでしょうし、そういう他の手段を採るのではと感じます。

夕立だと雷も落ちそうで、断崖絶壁では避雷針もないor少ないでしょうから危険ですし。

映像業界の事情を知らないで書いているので、業界では夕立に雨のシーンを撮影をするのかもしれませんけど。

俳句の物語の背景に違和感がありました。

 

それと、横尾さんの句に対してよく感じることは、頭だけで作られている句だなということです。

今回も感じられました。

上に書いたことがそれですね。

夕立に3分の長台詞のシーンなんて撮るだろうかという疑問が、「実体験ではない感」を強めています。

 

梅沢富美男

梅沢さん。

 

中七「髪ざんばらに」の助詞「に」がもったいないという、横尾さんと夏井さんの指摘があり、私もこれは邪魔な助詞だなぁと一見で思いましたね。

わかりやすく駄目な「に」の使い方という感じです。

俳句で「に」は危険という認識が俳句をしている人間にはあるので。

夏井さんは「この『に』は起こった出来事の『結果』を意味する」と言っていたでしょうか。

 

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見逃し配信はTVerで!

今回の『プレバト!!』は『TVer』で見逃し配信をしています。

見逃した方はぜひ『TVer』をご覧になってください。

 

 

Amazonからでも『TVer』の契約が可能で、同「Fire TV」では『TVer』を視聴できます。

 

TVerだけでなくNHK+やU-NEXT、DAZNも。

 

おわりに

ということで、MBS『プレバト!!』の2024年5月16日放送の俳句コーナーのお題「雨降りのシーン」回を視聴しての感想を書いた記事でした。

 

私の俳句の読解や解釈が正しいとは限りません。

むしろ間違えていることの方が多いでしょう。

おかしなことを書いていたら申し訳ありません。