ディスディスブログ

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百千鳥の使い方合ってる?『プレバト!!』2024年3月7日放送の俳句「北陸新幹線」の感想

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『MBS(毎日放送)』で放送されている『プレバト!!』では、2024年3月7日の放送に俳句コーナーがありました。

お題は「北陸新幹線」。

視聴した感想を書いています。

 

目次

 

MBS『プレバト!!』

テレビ番組『プレバト!!』についてです。

 

www.mbs.jp

 

人気芸能人にはそもそも才能があるのか?あらゆるジャンルで抜き打ちテストを実施、その結果をランキング形式で発表する。

 

公式webサイトのディスクリプションには上記引用部のように書かれています。

あらゆるジャンルとは、今回紹介する俳句だったり、水彩画だったり、消しゴムはんこだったり、絵手紙、生花、スプレーアート、色鉛筆などです。

中でも俳句がメインコンテンツと思われます。

 

放送時間

放送時間について。

放送は毎週木曜日の19時00分から20時00分までです。

放送局は「MBS」「TBS」。

 

出演者

出演者です。

メインの司会は「浜田雅功」さん。

ダウンタウンの浜ちゃんですね。

 

アシスタントが毎日放送の「清水麻椰」アナウンサー。

ナレーションが「銀河万丈」さん。

 

俳句の査定員は「夏井いつき」さん。

他、査定される芸能人・有名人の皆さんです。

 

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俳句

『プレバト!!』の俳句カテゴリが2024年3月7日の放送でも扱われました。

 

 

今回のお題は「北陸新幹線」です。

「北陸新幹線」は季語ではないでしょう

別途季語を用意して17音を作る必要があります。

 

この回は特待生5級の「勝村政信」さんと4級「的場浩司」さん、3級「犬山紙子」さん、2級「森迫永依」さん、名人9段「中田喜子」さんが出演していました。

レギュラー陣では永世名人「フルーツポンチ 村上健志」さんと特別永世名人「梅沢富美男」さんが出演していました。

 

清水アナの句の感想

放送前に、その回の俳句コーナーで扱われるお題を、アシスタントの清水アナが先んじて詠んでいらっしゃいます。

上に貼ったX (Twitter) のポストがそれ。

 

今回、夏井いつきさんの判定は「凡人」だったみたいです。

前半の雰囲気はよかったけど、後半がよくなかったという夏井いつきさんの評価のようです。

座席のA席とかB席とかって、プレバトでしばしば用いられる印象です。

その点で前半もオリジナリティに欠けている感じがします。

また、後半にある「金沢切符」って金沢行きの電車の切符のことですよね。

夏井さんが言っているように、それを金沢切符とはまず言わないので言葉が詰まっている感じがします。

句末「はらり」も、寝ぼけているから切符を落としたという、季語が原因で「切符はらり」が結果になっています。

俳句において因果は嫌われるので、それもどうかと思います。

ということで凡人判定なのでしょう。

 

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順位戦

まずは今回行われた俳句カテゴリの順位戦の結果です。

5位がさん(才能なし、点)、4位がさん(凡人、点)、3位がさん(凡人、点)、2位がさん(凡人、点)、1位がさん(才能あり、点)でした。

今回は順位戦はありませんでした。

 

永世名人、句集完成への道!

フルーツポンチ村上さんの「永世名人、句集完成への道!」です。

句集に入れる50の俳句を、掲載決定かボツかを先生が判定します。

50句まで残り16句。

 

句は、学生証の校印に掠れがあり、それが長閑だということを詠まれていました。

 

季語は「長閑」。

読みは「のどか」。

 

結果は「掲載決定!」。

一言は「季語の置き方も巧み!」。

 

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特別永世名人「締めのお手本」

最後は特別永世名人である梅沢富美男さんによる「締めのお手本」です。

 

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句は、「北陸ロマン」がホームに流れていることを車内で聴いている(?)ことと「春の雪」を取り合わせた句だったでしょうか

 

季語は「春の雪」。

読みは「はるのゆき」。

 

先生の査定は「ガッカリ…」。

一言は「『行く』って何?」。

 

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感想

感想です。

 

順位戦

平場の順位戦の感想です。

順位戦で個人的に気になった句は1位のさんです。

ありませんでした。

 

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レギュラー陣

特待生以上の方々の感想です。

 

勝村政信

勝村さん。

1ランク昇格でしたか。

特待生5級→4級。

 

終点が天空の城(大野城)という句ですね。

季語を「春の雷」にして。

 

よい句でした。

春の雷の効果で電車が幻想的な、夏井さんが「銀河鉄道」に例えていましたが、そういう不思議な気配を醸していて。

今回放送された俳句の中では、個人的には2番目に好きでした。

村上さんと勝負できるかどうかな、でもよい句。

 

的場浩司

的場さん。

現状維持、特待生4級のまま。

 

停車駅の金沢城に雪がそっと消えていく様子でしたっけ。

夏井さん的には下五「そっと消ゆ」が「言葉の無駄遣い」だったそう。

別れ雪の季語の情報にそれが入っているから、という理由でした。

ただ綺麗な発想には感動したと。

 

よい句ではありましたが、やや綺麗過ぎる感じはして。

綺麗な句を作ったぞ感・ドヤ感が読者に伝わってきてしまって、そこが損かなとは感じますね。

 

犬山紙子

犬山さん。

現状維持、特待生3級のまま。

 

長野駅で見送ってくれる義母の春ショールが揺れる様子が綺麗だったという句でした。

「長野駅」と「見送る」が必要かどうか、不必要とまではいかないけど、17音しかない俳句ではもっと優先すべき言葉があったという夏井さんの判断でした。

確かに状況説明っぽいのですよね、その2つの言葉が。

シチュエーションがよかっただけにもったいないなと思います。

 

森迫永依

森迫さん。

現状維持、特待生2級のまま。

 

友人と旅をしたときに遊んだ「旗源平」でワイワイしたことでしたか。

行事の季語だったり特別な遊びを17音に取り入れるのは難しいと、旗源平なる遊びのことを指して夏井さんは言っていました。

何だろうと読み手の読みが止まってしまうという。

 

私も「旗源平」がわからなかったです。

金沢の遊びだそうですね。

それでも、個人的には句に技術的な破綻はないように思えたので、昇格するだろうなと思いながら観ていました。

わからない言葉は調べれば済む話ですし。

 

中田喜子

中田さん。

1ランク昇格、名人9段→名人10段。

 

私はこちらの句のよさがまるでわからなかったです。

句は、鳥たちが『はくたか』という新幹線を追うように飛んでいたことだそう。

「百千鳥」が季語で、夏井さんによれば「春の鳥ではあるが種類とか数を特定しないで動く光と影というニュアンスの季語」とのこと。

私の認識では、色々な種類の鳥が一つの所に来て囀る様子を指す季語で、要するに恋の相手を求めて鳥たちが鳴いていることです。

その百千鳥が新幹線を追っている、というのが映像にならないのですよ。

恋の相手を求めてたくさんの種類の鳥が鳴きながら新幹線を追うでしょうか?

追わないですよね。

季語選択が違うのではと感じます。

 

村上健志

村上さん。

 

いや、この村上さんの感性がもう素晴らしすぎて。

名句ですよ。

学生証だけでのどかさを表す、しかも校印の掠れにのどかさを見る、本当すごいですね。

こういう感性を持ちたいものです。

ただ、季語としての長閑を形容詞的に使い方をすることの是非はありそう。

 

梅沢富美男

梅沢さん。

 

上五「車窓行く」がわからないと、村上さんも夏井さんも言っていました。

私もわからなかったです。

車窓が行っているのか、車窓を行っているのかがわからない以前に、日本語の言葉の運びがおかしい意味でわからない。

今回放送された俳句で一番駄目だったかもしれないです。

にしても梅沢さんは近ごろよい句が出せていないですよね。

ここまで来ると、もはやスランプというより、これが実力なんじゃないかと思えてきます。

 

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見逃し配信はTVerで!

今回の『プレバト!!』は『TVer』で見逃し配信をしています。

見逃した方はぜひ『TVer』をご覧になってください。

 

 

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TVerだけでなくNHK+やU-NEXT、DAZNも。

 

おわりに

ということで、MBS『プレバト!!』の2024年3月7日放送の俳句コーナーのお題「北陸新幹線」回を視聴しての感想を書いた記事でした。

 

私の俳句の読解や解釈が正しいとは限りません。

むしろ間違えていることの方が多いでしょう。

おかしなことを書いていたら申し訳ありません。