『MBS（毎日放送）』で放送されている『プレバト！！』では、2024年2月22日の放送に俳句コーナーがありました。
お題は「カラオケ」。
視聴した感想を書いています。
目次
MBS『プレバト！！』
テレビ番組『プレバト！！』についてです。
人気芸能人にはそもそも才能があるのか？あらゆるジャンルで抜き打ちテストを実施、その結果をランキング形式で発表する。
公式webサイトのディスクリプションには上記引用部のように書かれています。
あらゆるジャンルとは、今回紹介する俳句だったり、水彩画だったり、消しゴムはんこだったり、絵手紙、生花、スプレーアート、色鉛筆などです。
中でも俳句がメインコンテンツと思われます。
放送時間
放送時間について。
放送は毎週木曜日の19時00分から20時00分までです。
出演者
出演者です。
メインの司会は「浜田雅功」さんです。
ダウンタウンの浜ちゃんですね。
アシスタントが毎日放送の「清水麻椰」アナウンサー。
ナレーションが「銀河万丈」さん。
俳句の査定員は「夏井いつき」さん。
他、査定される芸能人・有名人の皆さんです。
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俳句
『プレバト！！』の俳句カテゴリが2024年2月22日の放送でも扱われました。
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— 「プレバト!!」毎週木曜よる７時【公式】 (@prbt_official) 2024年2月19日
木曜、夜7時からはプレバト!!
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清水アナが次回のお題に挑戦！🔥
おしい…！今週の放送回で学びましょう！📚💪#清水アナの俳句挑戦#プレバト #MBS #TBS pic.twitter.com/3ixZe39wS8
今回のお題は「カラオケ」です。
「カラオケ」は季語ではないでしょう。
別途季語を用意して17音を作る必要があります。
この回は「小林幸子」さんと「GLAY HISASHI」さん、「GENERATIONS from EXILE TRIBE 関口メンディー」さん、「田中あいみ」さん、「レイザーラモンRG」さんが出演していました。
レギュラー陣では特待生4級「武田鉄矢」さんと特別永世名人「梅沢富美男」さんが出演していました。
清水アナの句の感想
放送前に、その回の俳句コーナーで扱われるお題を、アシスタントの清水アナが先んじて詠んでいらっしゃいます。
上に貼ったX (Twitter) のポストがそれ。
今回、夏井いつきさんの判定は「凡人」でした。
句の内容は、カラオケで桜ソングばかり歌われていて履歴が春爛漫ですよというものです、たぶん。
この場合の桜は液晶画面の文字情報であって、実物の桜ではない時点で季語の効力はぐっと弱まってしまいます。
夏井さんは助詞「は」について物申したい感じでした。
「履歴『は』春爛漫としている」と散文になっていることと、「は」としたことで画面「は」春だけど外「は」まだ春爛漫じゃない感じが出てしまい、やはり春を読まれた感が弱まっています。
今回やはり、頭でだけで作られているかなと感じてしまいました。
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順位戦
まずは今回行われた俳句カテゴリの順位戦の結果です。
54位が田中さん（凡人、60点）、43位が小林さん（凡人、62点）、35位がRGさん（才能あり才能なし、703点）、2位が関口さん（才能あり、70点）、1位がHISASHIさん（才能あり、72点）でした。
後にRGさんがマイナス67点の3点評価となったので、4位と5位の方がそれぞれ繰り上がりました。
特待生昇格試験
武田鉄矢さんの「特待生昇格試験」です。
武田さんは試験を迎えて特待生4級。
句は、「なごり雪」を、好きな人の方を見ずに歌い出したことを詠まれていました。
季語は「なごり雪」。
読みは「なごりゆき」。
名残雪ですか。
結果は「1ランク昇格！」。
一言は「果敢なチャレンジ！」。
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特別永世名人「締めのお手本」
最後は特別永世名人である梅沢富美男さんによる「締めのお手本」です。
句は、朗々とお経をあげるお坊さんを見ていてきっとカラオケも上手いだろうなと思われたことを詠まれていました。
季語は「花まつり」。
読みは「はなまつり」。
花祭ですね。
先生の査定は「お見事！」。
一言は「やっと2024年が明けましたね！」。
感想
感想です。
順位戦
平場の順位戦の感想です。
順位戦で個人的に気になった句は1位のHISASHIさんです。
ご自身が北海道から上京する際に、友だちとカラオケに行って、友だちがしゃがれた声で送り出してくれた、という内容だったかと思います。
説明がないと、カラオケとはわかりにくいことだけがやや難点ではありますが、句としての出来は素晴らしかったです。
青春の1ページ感が目に浮かぶようですし、北海道だからこそ忘れ雪の季語が生きていますし。
2位のメンディーさんもよかったです。
春休みで学生同士とわかるし、デンモクでカラオケとわかるしという句ですね。
経済効率のいいデンモクの言葉を見つけたことを夏井さんは褒めていました。
このワードはカラオケに行っていないと見つけられませんし、行っていたとしてもそこに気がつく感覚もないとたどり着けないしで、なかなかレベルの高い方だなメンディーさん、と思いました。
3位のRGさんは、天童よしみさんの曲『道頓堀人情』の歌詞をそのまま使っていました。
それが梅沢さんや夏井さんの怒りを買っていましたね。
作詞家さんにとても失礼な行為だと。
俳句という表現を冒涜している、とも言っていたでしょうか。
まぁ台本感があるというか、ディレクターなりプロデューサーなり脚本家なりがその背後にいるなという感じでしたが。
根拠はなく、そう感じただけですけど。
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レギュラー陣
特待生以上の方々の感想です。
武田鉄矢
武田さん。
「なごり雪」と季語を括弧で囲っていました。
それを夏井さんは評価されていました。
括弧で囲うと、どうしても季語の力が弱まるので避けてしまいがちですし、句会に出されてもマイナス評価を受けがちです。
しかし、なごり雪という曲と「君を見ないで歌いだし」の中七下五の合せ技で、春という季節感は十分出ていますので、今回のトライは成功していると、私も思いました。
むしろ、中七下五の動詞が多さが句を状況説明に寄せていることの方が気になりました。
梅沢富美男
梅沢さん。
カラオケから発想を飛ばしすぎていることが、夏井さんはギリギリだと言っていましたが、個人的にはアウトかなと感じます。
お題を詠んだことにはなっていないかなと。
内容は僧侶の読経が美声であるとしか言っていない句です。
特に何かを伝えようとしてるのではないし、美声かどうかなんて主観でどうにもなるものですが、俳句ってそれでいいと思うので私もお見事と思います。
見逃し配信はTVerで！
今回の『プレバト!!』は『TVer』で見逃し配信をしています。
見逃した方はぜひ『TVer』をご覧になってください。
おわりに
ということで、MBS『プレバト！！』の2024年2月22日放送の俳句コーナーのお題「カラオケ」回を視聴しての感想を書いた記事でした。
私の俳句の読解や解釈が正しいとは限りません。
むしろ間違えていることの方が多いでしょう。
おかしなことを書いていたら申し訳ありません。
