『MBS(毎日放送)』で放送されている『プレバト!!』では、2023年12月14日の放送に俳句コーナーがありました。
お題は「小さい手」。
視聴した感想を書いています。
目次
MBS『プレバト!!』
テレビ番組『プレバト!!』についてです。
人気芸能人にはそもそも才能があるのか?あらゆるジャンルで抜き打ちテストを実施、その結果をランキング形式で発表する。
公式webサイトのディスクリプションには上記引用部のように書かれています。
あらゆるジャンルとは、今回紹介する俳句だったり、水彩画だったり、消しゴムはんこだったり、絵手紙、生花、スプレーアート、色鉛筆などです。
中でも俳句がメインコンテンツと思われます。
放送時間
放送時間について。
放送は毎週木曜日の19時00分から20時00分までです。
出演者
出演者です。
メインの司会は「浜田雅功」さんです。
ダウンタウンの浜ちゃんですね。
アシスタントが毎日放送の「清水麻椰」アナウンサー。
ナレーションが「銀河万丈」さん。
俳句の査定員は「夏井いつき」さん。
他、査定される芸能人・有名人の皆さんです。
俳句
『プレバト!!』の俳句カテゴリが2023年12月14日の放送でも扱われました。
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— 「プレバト!!」毎週木曜よる7時【公式】 (@prbt_official) 2023年12月10日
木曜、夜7時からはプレバト!!
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清水アナが次回のお題に挑戦!🔥
ポイントは押さえれていても、、、厳し〜😭#清水アナの俳句挑戦#プレバト #MBS #TBS pic.twitter.com/0umwxVjCDx
今回のお題は「小さい手」です。
小さい手は季語ではないでしょう。
別途季語を用意して17音を作る必要があります。
この回は「」さんが出演していました。
平場の順位戦はありませんでした。
レギュラー陣では特待生5級「水野真紀」さん、特待生3級「犬山紙子」さん、永世名人フルーツポンチ「村上健志」さんが出演していました。
順位戦
まずは今回行われた俳句カテゴリの順位戦の結果です。
5位がさん(、点)、4位がさん(、点)、3位がさん(、点)、2位がさん(、点)、1位がさん(、点)でした。
平場の順位戦はありませんでした。
特待生昇格試験
水野真紀さんと犬山紙子さんの「特待生昇格試験」です。
水野さんは試験を迎えて特待生5級、犬山さんは特待生3級。
水野真紀
まずは水野さん。
句は、(子どもの)小さな手に砂の地球があることと、「冬うらら」との取り合わせの句を詠まれていました。
季語は「冬うらら」。
読みは「ふゆうらら」。
結果は「現状維持!」。
一言は「深い意味がある句!?」。
犬山紙子
次に犬山さん。
句は、(子どもの)小さな手がコントラバスを弾いているか触れている様子と、「冴ゆる夜」との取り合わせを詠まれていました。
季語は「冴ゆ」。
読みは「さゆ」。
結果は「現状維持!」。
一言は「音が鳴っているの?鳴っていないの?」。
永世名人、句集完成への道!
フルーツポンチ村上さんの「永世名人、句集完成への道!」です。
句集に入れる50の俳句を、掲載決定かボツかを先生が判定します。
50句まで残り17句。
句は、(子どもの)小さな手にはまだ利き手が定まっていないことと「レノン忌」との取り合わせを詠まれていました。
季語は「レノン忌」。
読みは「れのんき」。
結果は「ボツ!」。
一言は「すごく良い句です。が、ボツ…。」。
感想
感想です。
順位戦
平場の順位戦の感想です。
順位戦で個人的に気になった句は位のさんです。
今回はありません。
レギュラー陣
特待生以上の方々の感想です。
水野真紀
水野さん。
中七以降が不穏な調べを持つから、もっと暗い内容を言っているのかと思える、ということを村上さんが指摘していました。
作者の言いたいことは泥団子を作っている様子で、穏やかな内容なことから、この句の場合、季語は合っているが、原句下五「砂の地球」が必要以上に大きくなっているとのこと。
夏井さんも、もっと大きな環境問題などのことを言っている句かと思ったようです。
不穏さが出ていて季語とのバランスの悪さ、作者の言わんとするところは表現できていないことは私にも感じられました。
やはり季語とその他とで合っていない、言い換えると季語とその他が「離れている」こと。
それと、調べが五・六・六の破調なのですよね、それも不穏さの原因になっているかなと個人的には思いました。
添削句ではお題の「小さい手」が無くなってしまいました。
自分で提案したお題でしょうから、自ら無くしては駄目でしょうと思います。
水野さんだって、小さい手の文言を使わなくていいならもっといい句を作れたでしょうし、何だかなぁという感じです。
犬山紙子
犬山さん。
弾いているのか触れているだけなのか、村上さんも夏井さんもここに引っかかりがあったようです。
確かにそうだなと思いました。
私は、原句中七「コントラバスに」の「に」が引っかかっていて、助詞に説明臭さがあるなと思いながら見ていました。
「に」を選んだ是非と番組でも言っていました。
夏井さんによる添削句、これも全然よくなかったです。
添削では、句末に「ぼぼん」とコントラバスを弾いているかのようなオノマトペを入れていました。
これで作者の言うところに言葉が寄ってくる、と夏井さんご本人は仰っていました。
おっしゃる通り、添削句によって寄ることは寄りました。
でも、ぼぼんはないわぁと思います。
コントラバスを弾く音のオノマトペとして「ボン」「ボンボン」などはありきたりです。
夏井さん的に言えば、ぼぼんも「凡ワード」の範疇でしょう。
色々なところで散々、凡ワードとか凡人ワードとか言っておきながらという。
村上健志
村上さん。
いやぁ、今回もすごい句を作ってきましたね。
小さい子どもにはまだ利き手が定まっていないことを、レノン忌と取り合わせるという。
参りました。
ジョン・レノンというと愛と平和というイメージがあり、それと利き手も定まっていないくらい小さな子の手をと。
なるほどですね。
小さな手にしっかりフォーカスを当てていないことでボツになっていました。
夏井さんによれば「ブラッシュアップで損をしている」ということのようです。
こちらに関しては添削句の方が原句よりよかったです。
添削句は「き」の音が多く、「くどい」感こそありましたが、それでも「ぼぼん」よりは。
おわりに
ということで、MBS『プレバト!!』の2023年12月14日放送の俳句コーナーのお題「小さい手」回を視聴しての感想を書いた記事でした。
私の俳句の読解や解釈が正しいとは限りません。
むしろ間違えていることの方が多いでしょう。
おかしなことを書いていたら申し訳ありません。