ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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新特待生誕生!『プレバト!!』放送の俳句「渋谷スクランブル交差点」回を観た感想です

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『MBS(毎日放送)』で放送されている『プレバト!!』では、2023年10月19日の放送に俳句コーナーがありました。

お題は「渋谷スクランブル交差点」。

視聴した感想を書いています。

 

目次

 

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MBS『プレバト!!』

テレビ番組『プレバト!!』についてです。

 

www.mbs.jp

 

人気芸能人にはそもそも才能があるのか?あらゆるジャンルで抜き打ちテストを実施、その結果をランキング形式で発表する。

 

公式webサイトのディスクリプションには上記引用部のように書かれています。

あらゆるジャンルとは、今回紹介する俳句だったり、水彩画だったり、消しゴムはんこだったり、絵手紙、生花、スプレーアート、色鉛筆などです。

中でも俳句がメインコンテンツと思われます。

 

放送時間

放送時間について。

放送は毎週木曜日の19時00分から20時00分までです。

 

出演者

出演者です。

メインの司会は「浜田雅功」さんです。

ダウンタウンの浜ちゃんですね。

 

アシスタントが毎日放送の「清水麻椰」アナウンサー。

ナレーションが「銀河万丈」さん。

 

俳句の査定員は「夏井いつき」さん。

他、査定される芸能人・有名人の皆さんです。

 

俳句

『プレバト!!』の俳句カテゴリが2023年10月19日の放送でも扱われました。

 

今回のお題は「渋谷スクランブル交差点」です。

渋谷スクランブル交差点は季語ではないでしょうか

 

この回はネルソンズ「青山フォール勝ち」さんと「武田真一」さん、「山下真司」さん、「水野真紀」さんが出演していました。

 

レギュラー陣では名人8段「中田喜子」さん、永世名人「千原ジュニア」さんと特別永世名人「梅沢富美男」さんが出演していました。

 

句集 一人十色 (ヨシモトブックス)

 

順位戦

まずは今回行われた俳句カテゴリの順位戦の結果です。

4位が青山さん(凡人、55点)、3位が武田さん(凡人、60点)、2位が山下さん(才能あり、70点)、1位が水野さん(才能あり、71点)でした。

 

名人10段を目指す試験

中田喜子さんの「名人10段を目指す試験」です。

試験を迎えて中田さんは「名人8段」でした。

 

句は、青年の広い歩幅に合わせていると秋空へ向かっていくようだ、という句でした。

 

季語は「秋空」。

読みは「あきぞら」。

秋の空、ですね。

 

結果は「1ランク昇格!」。

先生からの一言は「視点の誘導が良い」。

 

永世名人、句集完成への道!

千原ジュニアさんの「永世名人、句集完成への道!」です。

句集に入れる50の俳句を、掲載決定かボツかを先生が判定します。

50句まで残り23句。

 

句は、渋谷の路地に自分と鼠がいたことを秋雨との取り合わせを詠まれていました。

 

季語は「秋雨」。

読みは「あきさめ」。

秋の雨、長雨のことですか。

 

結果は「掲載決定!」。

一言は「やっぱり吾は得意なんですね」。

 

特別永世名人「締めのお手本」

最後は特別永世名人である梅沢富美男さんによる「締めのお手本」です。

 

句集 一人十色 (ヨシモトブックス)

句は、かつて甘栗屋があったそうで、その香が漂う渋谷交差点を歩いて行く様子を詠まれていました。

 

季語は「栗」。

読みは「くり」。

 

先生の査定は「ガッカリ…」。

一言は「不要なものと足りないものがある」。

 

句集 一人十色 (ヨシモトブックス)

 

感想

感想です。

 

順位戦

平場の順位戦の感想です。

順位戦で個人的に気になった句は1位の水野真紀さんです。

 

朝ドラのオーディションを受けた帰りの渋谷の秋がそぞろ寒であったよという句でしたか。

 

いやぁ、すごくよい句でしたし、すごく好きな句でした。

個人的には今回の放送の中でも一番の句だったと思います。

後述する中田さんは名人9段ですけど、説明や映像がない限りスクランブル交差点とはわからない句でした。

一方で水野さんの句は、スクランブル交差点と言及されていないのに交差点の映像が浮かびましたから、その点でも優れていたように思います。

 

夏井さんは句またがりと言いますか破調が好きなお方ですし、その点でも今回の水野さんの句は評価を受けやすかっただろうなと。

狙って作った可能性があるかなと私は感じています。

 

水野さんは今回、出演2回目で特待生に昇格なさっています。

おめでとうございます。

2回目での特待生昇格はかなりなスピード出世ではないでしょうか、フルポン村上さんくらいではないかと。

 

新たな実力者が求められている

特にここ数年、上位者がこれ以上段位を上げられないところに到達してしまったため、俳句カテゴリそのものに「頭打ち」感がありました。

その打開策の一つが森迫さんをスターに仕立てることにあったはずです。

当初は犬山さんがそれに該当していたと思われますが、森迫さんの登場以来、あるいはその前段階から、それが森迫さんへシフトしたと私は見ています。

 

dysdis.hatenablog.com

 

さらに最近、某芸能事務所の◯加害事件とフジモンさんの不祥事が起こりました。

それにより俳句実力者のプレバトへの出演が以前より限られてしまいました。

60代以上の出演者は病気などでいつどうなるかわかりませんし、◯加害問題は他の芸能事務所へ飛び火しないとは限らないですし。

 

そのために、新たな実力者を複数育てることが番組の、というか俳句カテの喫緊の課題になっていると、私は想像しています。

あえて言葉を選ばずに言いますと、人員整理や入れ替えのよい機会になったとすら考えているかもしれません。

 

その答えの一つが今回の水野さんで、彼女のスピード出世の理由はこの辺りにもあるだろうと。

もちろん彼女の俳句の実力が一定以上の水準にあると判断されたこともあるでしょうけど。

私の想像が正しければ、今後もこういう新しい戦力が何人か登場すると思われます。

武井壮さんやゆうちゃみさんもそうかもしれないですね。

 

レギュラー陣

特待生以上の方々の感想です。

 

中田さん。

今回彼女は昇格していましたし、スタジオでも絶賛されていました。

個人的にも句の内容的には余計な言葉がなく、また言葉が程よく省略されていて、よかったと感じています。

 

ただ先述しましたように、説明がなければ渋谷スクランブル交差点とはわからない時点で、お題を詠んだことにはならないかなと感じます。

句の出来がよい上に、スクランブル交差点と想像できた水野さんの方が優れているかなと思うので、仮に1句のみ選ぶ句会で2つの句が出されたなら、私は迷うことなく水野さんを選ぶでしょう。

ジュニアさんも梅沢さんも渋谷とわかる句にしていただけに、そこに差が生まれているようには感じました。

 

ジュニアさん。

ジュニアさんはこういう子どもの頃や若い頃の苦しかったり辛い経験を句にすることが多く、またそういう句のときによい句が生まれているように思います。

心情を乗せやすいのでしょうか、今回もよい句でしたね。

渋谷スクランブル交差点を詠んだかというと発想を少しだけ飛ばしている感はありますけど、渋谷とわかるだけ中田さんよりはお題に沿っているように思います。

 

ただ、鼠と吾ということを言いたいがために、秋雨の季語の印象がやや薄くなっていて、季語から主役を奪ってしまった感がありました。

水野さんの方が季語が生かされている句と思います。

 

梅沢さん。

中七に「行く」という語を使っていて、これが不要と夏井さんに言われていましたが、私もこれはすぐに気付けましたね。

「を(行く)」だけで進んでいることはわかるので、そういうところに気づけないと、やはり特別永世名人としてはガッカリとなるのはわかります。

でも渋谷スクランブル交差点のお題で甘栗の香りを持ってくる発想は、さすがに梅沢さんだなと思いました。

 

句集 一人十色 (ヨシモトブックス)

 

おわりに

ということで、MBS『プレバト!!』の2023年10月19日放送の俳句コーナーのお題「渋谷スクランブル交差点」回を視聴しての感想を書いた記事でした。

 

私の俳句の読解や解釈が正しいとは限りません。

むしろ間違えていることの方が多いでしょう。

おかしなことを書いていたら申し訳ありません。

 

 

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