『MBS(毎日放送)』で放送されている『プレバト!!』では、2023年8月31日の放送に俳句コーナーがありました。
お題は「夏休の宿題」。
視聴した感想を書いています。
目次
MBS『プレバト!!』
テレビ番組『プレバト!!』についてです。
人気芸能人にはそもそも才能があるのか?あらゆるジャンルで抜き打ちテストを実施、その結果をランキング形式で発表する。
公式webサイトのディスクリプションには上記引用部のように書かれています。
あらゆるジャンルとは、今回紹介する俳句だったり、水彩画だったり、消しゴムはんこだったり、絵手紙、生花、スプレーアート、色鉛筆などです。
中でも俳句がメインコンテンツと思われます。
放送時間
放送時間について。
放送は毎週木曜日の19時00分から20時00分までです。
出演者
出演者です。
メインの司会は「浜田雅功」さんです。
ダウンタウンの浜ちゃんですね。
アシスタントが毎日放送の「清水麻椰」アナウンサー。
ナレーションが「銀河万丈」さん。
俳句の査定員は「夏井いつき」さん。
他、査定される芸能人・有名人の皆さんです。
俳句
『プレバト!!』の俳句カテゴリが2023年8月31日の放送でも扱われました。
今回のお題は「夏休の宿題」です。
夏休は晩夏の季語ですね。
この回は「尾上右近」さんと「勝俣州和」さん、鬼越トマホーク「坂井良多」さん、乃木坂46「弓木奈於」さんが出演していました。
レギュラー陣では名人6段の「森口瑤子」さんと永世名人Kis-My-Ft2「横尾渉」さん、特別永世名人「梅沢富美男」さんが出演していました。
順位戦
まずは今回行われた俳句カテゴリの順位戦の結果です。
4位が右近さん(才能なし、35点)、3位が坂井さん(凡人、43点)、2位が弓木さん(凡人、45点)、1位が勝俣さん(才能あり、70点)でした。
名人10段を目指す試験
森口瑤子さんの「名人10段を目指す試験」です。
試験を迎えて森口さんは「名人6段」でした。
句は、箱庭に設置した4人家族の人形が無表情であることを詠まれていました。
季語は「箱庭」。
読みは「はこにわ」。
結果は「1ランク昇格!」。
先生からの一言は「」なかったかと。
永世名人、句集完成への道!
横尾渉さんの「永世名人、句集完成への道!」です。
句集に入れる50の俳句を、掲載決定かボツかを先生が判定します。
50句まで残り30句。
句は、夏の暑い日中にマックで読書感想文のあらすじを、読んでいるのかまとめているのか聞いているのか、その様子を詠まれていました。
季語は「日盛り」。
読みは「ひざかり」。
結果は「掲載決定!」。
一言は「良き青春あるある!」。
特別永世名人「締めのお手本」
最後は特別永世名人である梅沢富美男さんによる「締めのお手本」です。
句は、子が一心不乱に日焼けした皮を剥いでいることを詠まれていました。
季語は「日焼け」。
読みは「ひやけ」。
先生の査定は「ガッカリ…」。
一言は「」なかったかと。
感想
感想です。
順位戦
平場の順位戦の感想です。
順位戦で個人的に気になった句は1位の勝俣さんです。
英語テストは30点だったことと誘蛾灯との取り合わせでした。
動詞を入れて説明をしようとしない、読者に想像を委ねる句でたいへんよかったです。
今回登場した句の中で一番好きでした。
ただ助詞に「は」としていたところが、やや気になりました。
英語の点が悪かったそれを強調したいのですから、ここは「は」ではなく「が」がよかったと感じます。
「は」だと、他の「科目『は』良かった」というニュアンスが出てしまい、英語の点数が低いショックが出にくいと思えます。
「他の科目は点数がよかったのならまぁいいじゃない」という「慰め」のニュアンスを、「が」にすることで消したいと言いますか。
レギュラー陣
特待生以上の方々の感想です。
森口さん。
「の」の繰り返しで徐々にズームアップする手法を採っていて、これが成功した句と思いました。
もしかしたら主体とその家族の人間関係が少し上手く行っていないから、人形の顔も無表情に見えたのかなと想像でき、よい句でしたね。
横尾さん。
全体に状況を説明しただけのような気がして、個人的にはあまり評価できなかったです。
それでも「あらすじ」で落とした、その着地は上手いなと思いました。
梅沢さん。
私でも見た瞬間に駄目だろうなと思えるレベルでしたね。
上五「一心に」がもろに説明であること、工夫だと先生が評価された日焼けの皮を「鱗」に例えた発想、句末「かな」の詠嘆の効きの悪さ、そもそも句材がありがちなこと、どれも個人的には評価できないものでした。
ここのところずっと調子のよかったおっちゃんでしたが、調子の悪いときの句だったのでしょう。
おわりに
ということで、MBS『プレバト!!』の2023年8月31日放送の俳句コーナーのお題「夏休の宿題」回を視聴しての感想を書いた記事でした。
私の俳句の読解や解釈が正しいとは限りません。
むしろ間違えていることの方が多いでしょう。
おかしなことを書いていたら申し訳ありません。