『MBS(毎日放送)』で放送されている『プレバト!!』では、2023年10月12日の放送に俳句コーナーがありました。
今日は「秋の3時間SP」です。
前回から2023年「金秋戦」が始まっていて、今回はその決勝が行われました。
お題は「月」。
視聴した感想を書いています。
*2023年10月13日、5位以降の感想を追記しました。
目次
MBS『プレバト!!』
テレビ番組『プレバト!!』についてです。
人気芸能人にはそもそも才能があるのか?あらゆるジャンルで抜き打ちテストを実施、その結果をランキング形式で発表する。
公式webサイトのディスクリプションには上記引用部のように書かれています。
あらゆるジャンルとは、今回紹介する俳句だったり、水彩画だったり、消しゴムはんこだったり、絵手紙、生花、スプレーアート、色鉛筆などです。
中でも俳句がメインコンテンツと思われます。
放送時間
放送時間について。
放送は毎週木曜日の19時00分から20時00分までです。
出演者
出演者です。
メインの司会は「浜田雅功」さんです。
ダウンタウンの浜ちゃんですね。
アシスタントが毎日放送の「清水麻椰」アナウンサー。
ナレーションが「銀河万丈」さん。
俳句の査定員は「夏井いつき」さん。
他、査定される芸能人・有名人の皆さんです。
秋の3時間SP
2023年10月12日の『プレバト!!』は「秋の3時間SP」が放送されます。
季節ごとに行われる3時間スペシャルですね。
#プレバト
— 「プレバト!!」毎週木曜よる7時【公式】 (@prbt_official) 2023年10月11日
明日は秋🍁の3⃣時間スペシャルです‼️
俳句 #金秋戦🏆は、いよいよ決勝のステージ👏
そして
「#秋の水彩画コンクール」では名人・特待生が頂点を目指して激突🔥名人🔟段の #光宗薫 さんと #田中道子 さん、8⃣段の #辻元舞 さんと #レイザーラモン #HG さん他、実力者たちが参戦😆… pic.twitter.com/yfcbcbI3JO
俳句と水彩画、それと新企画でしょうか「大漁旗アート」が行われます。
2023金秋戦
『プレバト!!』の名物コーナーである俳句では、3時間SPでタイトル戦が開催されることが通例です。
秋のスペシャルでは「金秋戦」が行われます。
先ほどの『X』のポストにあるように、今年も例に漏れず「金秋戦」が行われるようです。
出場者
出場者です。
以下敬称略で失礼します。
- 梅沢富美男(特別永世名人)
- 村上健志(フルーツポンチ、永世名人)
- 千原ジュニア(永世名人)
- 藤本敏史(FUJIWARA、永世名人)
- 横尾渉(Kis-My-Ft2、永世名人)
- 皆藤愛子(名人5段)
- 森口瑤子(名人7段)
- 犬山紙子(特待生3級)
- 森迫永依(特待生3級)
- 春風亭昇吉(特待生4級)
上記のとおりです。
段位級数を間違えていたら申し訳ありません。
フォントカラー青色がシード権保持者、オレンジが予選通過者になります。
フジモンさんのあれ
フジモンさんこと藤本敏史さんが事故を起こしました。
活動自粛を発表しています。
そのことについても記事にしています。
結果
結果です。
- 森迫永依
- 藤本敏史
- 森口瑤子
- 村上健志
- 春風亭昇吉
- 横尾渉
- 千原ジュニア
- 梅沢富美男
- 犬山紙子
- 皆藤愛子
上記のとおりです。
感想
2023年10月12日放送された「金秋戦」の決勝を視聴した感想です。
1位森迫永依
1位は森迫さんでした。
モロッコ旅行をしたときの実体験だったそうです。
日本に戻る日の朝、月が見えているときにアザーンが聞こえてきて、寂しい気持ちと神聖な気持ちになったことでしたっけ。
う〜ん、書きたいことはあるのですけど、書くとあれなので止めておきます。
まぁ少し書きますと、心の奥が透けて見えてきますよね、彼女の句とか表情とかコメントとかって。
2位藤本敏史
2位はフジモンさんでした。
ヌーが水の流れていない川を渡り野営地を目指している様子でしたか。
月白という季語を用いて、明るくなってきた空と水のない川と、ヌーが動いている様子とが、どちらも無彩色を感じさせ、その濃淡を描けているという評価でした。
フジモンさんは本当上手いですよね、上手いけどという印象です。
森迫さんとフジモンさんは色々な意味で似ていらっしゃる気がします。
3位森口瑤子
3位は森口さんでした。
三日月のかどがパイナップルみたいと酸っぱそうに見えてきたことでしたっけ。
「こりり」という擬音を酸っぱいことの表現に用いたことが斬新でしたね。
作者の想いが上滑りしそうな内容なのに上滑りしなかった理由は、三日月の角と焦点を絞ったことも奏功したようです。
確かにただ三日月で終わるより、フォーカスを絞って描写したことで上滑り感がなくなっている不思議です。
森口さんの句が個人的には2位で、今回観ていて一番なくらい勉強なる句でした。
4位村上健志
4位は村上さん。
良夜を季語に、香典返しにもらったお茶漬けを食べている句でした。
「かな」を上五に持ってくる挑戦をしていて、成功していたみたいです。
でもその技巧より何より、食べるという行為がタヒとの距離を取るという視点と、それをお茶漬けで表現していることが素晴らしいなと感じました。
個人的にはこちらが1位です。
上五「かな」は、真似はできないししたくないとも思いましたが。
5位春風亭昇吉
5位は昇吉さんでした。
名月を季語に、父島の観測所から水平線が見えることを月の描写で表している感じでしたか。
とてもよい句でしたね、「名月が東に」と書いているだけですけど、父島の言葉も相まって水平線を感じさせる作りがとてもよかったです。
ただ、季語は名月より満月の方がよかったという指摘があり、それもそのとおりかなと思います。
名月は月を愛でる「心」に軸足があり、満月は月の「映像」に軸足がある、という話があり勉強になりました。
6位横尾渉
6位は横尾さんです。
良夜を季語に、ノーヒッターを達成したピッチャーの肘の手術跡のことを詠まれていました。
詰め込みすぎて季語の良夜が脇役になっているという指摘がありました。
どの言葉も外せないから添削もないけどという。
横尾さんは今回に限らず盛り込みすぎの傾向にある印象です。
最近では永世名人に昇格したときの句もそうだったと思います。
7位千原ジュニア
7位は千原ジュニアさん。
季語はシンプルに月を使って、中学のときに家出をしたときの様子を描いた句でした。
「睨む月」という下五で主体の決意表明をしている句。
月の映像より睨む行為が主な句だから、「月睨む」「月に吠ゆ」とした方がよいと指摘されていました。
個人的には、句ではなく作者が出すぎていて、俳句っぽさが損なわれている感があり、7位も致し方なしという感想を持ちました。
8位梅沢富美男
8位は梅沢さん。
桂月を季語に、キャラメルの香りが満ちている様子でした。
桂木からは砂糖が焦げたような匂いがするそうで、月からもその香りがするようだという。
夏井さんは中七以降で季語を説明している、知識をひけらかした句と断じていました。
私はそこまで悪くは感じず、これはこれでよい句ではないかなと感じました。
ただ、下五「満ち満ちて」が俗っぽいというかあるあるな表現に受け取れ、推敲できそうかな、このままでは上位には行けないだろうなとも思いますけど。
9位犬山紙子
9位は犬山さん。
月を季語に、別れを詠まれていました。
「別れるはずだったのに」がくどい、説明をしているという感じでしたっけ。
まぁよくなかったですね、あえての言葉のチョイスだったのでしょうけど、夏井さんが言うとおり「上滑り」をしてました。
10位皆藤愛子
10位は皆藤さんでした。
細月と残り蚊の2つを季語に使い、蚊に三箇所刺されたことを詠まれていました。
何を言っているかが伝わりにくい句でした。
季重なりに挑戦した句でしたが主従がはっきりせず、成功していない句。
要素を詰め込みすぎてもいました。
村上さんの上五「かな」もそうですけど、タイトル戦だからという意気込みは伝わるものの、タイトル戦だからこそ奇をてらわず正面から挑まれた方がよいのでは、と私は思います。
奇策で挑もうとしている時点で、心構えの段階で負けているのではと。
おわりに
ということで、MBS『プレバト!!』の2023年10月12日放送の俳句コーナーの2023年「金秋戦」決勝を視聴しての感想を書いた記事でした。
私の俳句の読解や解釈が正しいとは限りません。
むしろ間違えていることの方が多いでしょう。
おかしなことを書いていたら申し訳ありません。