『MBS（毎日放送）』で放送されている『プレバト！！』では、2023年9月14日の放送に俳句コーナーがありました。
お題は「夜食」。
視聴した感想を書いています。
目次
MBS『プレバト！！』
テレビ番組『プレバト！！』についてです。
人気芸能人にはそもそも才能があるのか？あらゆるジャンルで抜き打ちテストを実施、その結果をランキング形式で発表する。
公式webサイトのディスクリプションには上記引用部のように書かれています。
あらゆるジャンルとは、今回紹介する俳句だったり、水彩画だったり、消しゴムはんこだったり、絵手紙、生花、スプレーアート、色鉛筆などです。
中でも俳句がメインコンテンツと思われます。
放送時間
放送時間について。
放送は毎週木曜日の19時00分から20時00分までです。
出演者
出演者です。
メインの司会は「浜田雅功」さんです。
ダウンタウンの浜ちゃんですね。
アシスタントが毎日放送の「清水麻椰」アナウンサー。
ナレーションが「銀河万丈」さん。
俳句の査定員は「夏井いつき」さん。
他、査定される芸能人・有名人の皆さんです。
俳句
『プレバト！！』の俳句カテゴリが2023年9月14日の放送でも扱われました。
今回のお題は「夜食」です。
秋の季語ではないですね。
この回は「菊池桃子」さんと「伊原六花」さん、Travis Japan「川島如恵留」さん、「天才ピアニスト ますみ」さんが出演していました。
レギュラー陣では特待生4級の「犬山紙子」さん、永世名人「藤本敏史」さんと特別永世名人「梅沢富美男」さんが出演していました。
順位戦
まずは今回行われた俳句カテゴリの順位戦の結果です。
4位が菊池さん（才能なし、20点）、3位が伊原さん（凡人、60点）、2位がますみさん（凡人、63点）、1位が川島さん（才能あり、70点）でした。
特待生昇格試験
犬山紙子さんの「特待生昇格試験」です。
犬山さんは試験を迎えて特待生4級。
句は、Gペンに黒色がこびりついていることと夜食を喰らうことの取り合わせを詠まれていました。
季語は「夜食」。
読みは「やしょく」。
結果は「1ランク昇格！」。
一言は「苦労が見える！」。
永世名人、句集完成への道！
フジモンさんの「永世名人、句集完成への道！」です。
句集に入れる50の俳句を、掲載決定かボツかを先生が判定します。
50句まで残り25句。
句は、仮面ライダーの戦闘員であるショッカーたちが集まって夜食を食べている様子を詠まれていました。
季語は「夜食」。
読みは「やしょく」。
結果は「掲載決定！」。
一言は「語順の勝利！」。
特別永世名人「締めのお手本」
最後は特別永世名人である梅沢富美男さんによる「締めのお手本」です。
句は、仏壇に供えたからすみをお茶漬けにして、夜中にそれをほぐしていることを詠まれていました。
季語は「鱲」。
読みは「からすみ」。
先生の査定は「ガッカリ…」。
一言は「ちょっと前まで調子良かったのにね」だと思います。
感想
感想です。
順位戦
平場の順位戦の感想です。
順位戦で個人的に気になった句は1位の川島さんです。
父特製のうどんを夜食に出してくれて、その麺が柔わらかかったことでしたね。
「柔し」という着地がとてもよかったです。
初出場でしたっけ、そうは思えないほどの出来でした。
永世名人であるキスマイの横尾さんから事前に色々と俳句について教わったそうで、その成果がしっかりと出ていたように思います。
レギュラー陣
特待生以上の方々の感想です。
犬山さん。
上五に「Gペン」とありそれで漫画家や、それを目指す人とわかる、省略がまずよかったです。
黒いインクがこびりついているということで、その人が苦労を重ねていることやその年月も伝わります。
そして、夜食とあれば食べるものだけれど、不安になっている自分を元気を出すために、あえて「喰う」と書かれていました。
それが上手くいっていると夏井さんが判断されていましたし、私もそれがとてもよいと思えました。
省略を上手く使って、情報レイヤーの深い俳句が出来上がっていたと思います。
フジモンさん。
ショッカーから始まる句のインパクトが特大でした。
フジモンさんは実際に仮面ライダーの撮影に参加されたことがあるみたいで、その実体験だったみたいです。
休憩時にショッカー役の人たちがかたまってインスタントラーメンでしたっけ、何かを食べている様子。
幹部に仮面ライダーと戦う前の今のうちに飯を食べておけよと言われているようだとか何とかフジモンさんはおっしゃっていました。
そう考えて句を読むと確かに滑稽味がありますし、ちょっとした切なさも見られるようで詠嘆「かな」もよく効いているように思います。
川島さんも犬山さんもよい句でしたが、今回の放送ではフジモンさんが頭一つ抜けていたかなと感じました。
梅沢さん。
お母様は生前からすみがお好きだったそうで、お供えのご飯をお茶漬けにして、からすみを添えている様子のようです。
その「からすみ」をほぐしている様子を詠んでいましたが、「ほぐす」だとほぐされた「からすみ」でお茶漬けの色が変わってしまって汚く見えるから、「乗せる」に添削されていました。
確かにその方が景が綺麗に見え、納得の添削でした。
場面はよいと思うのですけどね、駄目でした。
おわりに
ということで、MBS『プレバト！！』の2023年9月14日放送の俳句コーナーのお題「夜食」回を視聴しての感想を書いた記事でした。
私の俳句の読解や解釈が正しいとは限りません。
むしろ間違えていることの方が多いでしょう。
おかしなことを書いていたら申し訳ありません。
