ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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西尾監督はいつから知ってたの?アニメ『タッチ』95話「祝決勝進出! 運命は柏葉の手の中に!」の感想です

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tvkテレビ神奈川』では毎週日曜日の夜に、往年の名作アニメばかり放送されています。

2022年2月21日から『タッチ』の再放送も始まっています。

 

2023年12月24日放送の第95話「祝決勝進出! 運命は柏葉の手の中に!」でした。

個人的な「神回」です。

視聴した感想を書きました。

 

目次

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tvkの日曜日の夜

神奈川県のローカルテレビ局『tvk(テレビ神奈川)』の日曜日の夜の放送ラインナップは古いアニメが複数放送されています。

 

  • 19時00分:『らんま1/2』
  • 20時00分:『魔法騎士レイアース』
  • 20時30分:『姫ちゃんのリボン』
  • 21時00分:『装甲騎兵ボトムズ』
  • 21時30分:『スペースコブラ』
  • 22時30分:『タッチ』
  • 23時00分:『機動戦士ガンダムSEED』

 

記事作成現在は上記リストのとおりです。

 

アニメ『タッチ』の再放送始まる

2022年2月20日から、『tvk』の日曜夜の時間帯に名作アニメが1作品加わりました。

 

タッチ 完全復刻版(1) (少年サンデーコミックス)

冒頭で申し上げたとおり『タッチ』です。

 

dysdis.hatenablog.com

 

アニメの再放送や『タッチ』そのものの思い出については以前当ブログに書いています。

上にリンクを貼った記事がそれ。

あわせてご覧になってください。

 

第95話「祝決勝進出! 運命は柏葉の手の中に!」

2023年12月24日は、第95話「祝決勝進出! 運命は柏葉の手の中に!」が放送されました。

 

祝・決勝進出! 運命は柏葉の手の中に!

 

概要

95話の概要です。

 

退院してきた西尾監督は柏葉監督代行を「頼んだぞ!柏葉。ワシに代わってこいつらを甲子園へ連れてってやってくれ!」と激励した。「任せたぞ、柏葉英二郎!」その瞬間、雷鳴が轟いた。

 

番組の録画データには上記引用部のように書かれています。

 

準決勝真最中! なるかタッちゃん大記録!

 

神回

この95話、個人的な「神回」です。

私は、『タッチ』は『週刊少年サンデー』の連載から入っていて、連載当時から大好きでした。

アニメでは何話か忘れていましたので、いつ来るかいつ来るかと楽しみにしていました。

それがようやくという。

 

つなぎ回

神回といっても、物語的には「つなぎ回」です。

 

前回、達也たち明青野球部が甲子園予選で決勝戦まで勝ち進みました。

決勝戦前日から降りしきる雨の日の出来事が描かれています。

 

原田

神回である理由、それは1つが原田です。

原田は作中、解説者の役割を果たしています。

 

喫茶店『南風』では祝勝会が催され、そこでビ◯◯を飲まされて酔っ払った原田が、南に言うのです。

準決勝でノーヒットノーランを達成した達也に対して、「今の上杉達也は上杉達也」に見えないということを。

「上杉達也は上杉達也であって上杉和也ではないだろう」というようなことを言うのです。

今思い出しながら書いているので、原文ママではないと思います。

 

これは初めて漫画で読んだとき、衝撃的でした。

あだち充さんはそういうことを言いたかったのかと、原田のこのセリフのおかげでわかったのですね。

 

達也が南を甲子園に連れて行くことで初めて、南の子どもの頃からの夢が叶えられるはずだと言っているのでしょう。

南は達也のことが好きなのですから、和也を含め、他の誰が彼女を甲子園に連れて行っても、本当の意味で彼女が夢を叶えたことにならないのではないかと。

 

タヒんだ和也の夢は、南を甲子園に連れていくこと、そして嫁にすることだったはず。

達也は優しい兄です。

私が勝手に思っていることですけど、和也が仮に生き続けていたら、達也は弟のために身を引いていたでしょう。

ダメ兄貴を演じ続けて。

そのくらい弟の幸せも大事なのですよね、達也にとっては。

 

だから、弟の夢を全てではないにしても、叶えるために、自分を数して上杉和也として南を甲子園に連れて行ってやりたい。

達也はそう考えていることを、あだち充さんは原田を通して読者に伝えたのでしょう。

ここは非常に重要なポイントだと思っています。

事実はどうか、正しい認識かどうかはわかりません。

 

西尾監督

神回である理由、もう1つが西尾監督です。

 

今回、西尾監督は病院を退院して、明青野球部を陣中見舞に来ました。

柏葉英二郎は西尾監督が入院している間の代理監督ですので、これでお役御免。

達也はそう考えていました。

 

ところが、西尾監督は須見工との決勝戦の采配も柏葉に任せるのですね。

どうしてか、表面上の理由は須見工の監督との相性が悪く、自分は一度も勝てたことがないからだとしています。

 

作中、西尾監督は代理監督を柏葉英一郎に任せたということになっていました。

英二郎の兄ですね。

でも何かの行き違いで英二郎にオファーが舞い込んで、英二郎がそれを承諾してしまったという流れだったと思います。

誰もそれに気づかずにしばらく物語が進んだ後に、どうやら人違いがあったらしいということがわかって、という展開でここまで来ました。

 

しかしこの95話で、西尾監督は代理監督が柏葉英一郎ではなく柏葉英二郎であることをわかった上で、代理監督の続投を頼んだことが判明します。

 

西尾監督は代理監督が英二郎であることをいつから知っていたか。

これはわからないですね。

気づく描写ってありましたっけ?

たぶんアニメの中ではなかったと思います。

私の見落としだったら申し訳ありません。

 

描写がないとして書きますけど、なので初めから知っていたかもしれませんし、つい最近知ったのかもしれません。

いずれにしても知った上で決勝戦の指揮を頼んだのですね。

 

理由は先ほど書いた相性もそうでしょうけど、甲子園に行くためには英二郎のような指揮官である必要も感じているようでした。

そして、贖罪の意味もあったのかもしれませんね。

明青野球部員だった、当時の英二郎を救えずに、挫折させてしまったことに責任を感じて。

ということは、西尾監督はその辺の事情を全て(一部かもしれませんが)知っていることなりそうです。

 

よいシーンですねぇ。

それぞれの人生の重さが描かれていて。

 

西尾監督の想いを受け取った柏葉英二郎は、決勝戦でどう振る舞うのか?!

知っていますけど知っていても楽しみです。

 

おわりに

ということで『tvk(テレビ神奈川)』のアニメ『タッチ』の再放送第95話が個人的神回なことを書いた記事でした。

 

『Amazon』でも観られるようです。

tvkを観られない方で、気になる方はぜひ。

 

 

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