2022年11月1日、サッカー日本代表は「2022FIFAワールドカップカタール」の本戦に向けた最終メンバーを発表したようです。
招集メンバーや監督の人選について感想を書いています。
目次
『2022FIFAワールドカップカタール』
『2022FIFAワールドカップカタール』がいよいよ開催されます。
開催期間
開催期間は2022年11月20日から同年12月18日までです。
本当にもうすぐですね。
WC2022カタール大会本戦日本代表招集メンバー
2022年11月1日に、「2022FIFAワールドカップカタール」の本戦に臨む、日本代表メンバーが発表されたようです。
最終メンバーということでしょう。
当日ニュースを見ていない
実は当日、私としては珍しく何かと忙しく、最終メンバー発表のニュースを見ていませんでした。
後日知りました。
今までのことがあって、私がサッカーの日本代表の試合を観るようになってから、最も期待していないチームですので、興味が薄いことも理由でしょう。
招集メンバー
森保一監督が選んだ26名ですか、最終メンバーです。
- GK 1 川島永嗣(ストラスブール)
- GK 12 権田修一(清水エスパルス)
- GK 23 シュミット・ダニエル(シントトロイデン)
- DF 2 山根視来(川崎フロンターレ)
- DF 3 谷口彰悟(川崎フロンターレ)
- DF 4 板倉滉(ボルシアMG)
- DF 5 長友佑都(FC東京)
- DF 16 冨安健洋(アーセナル)
- DF 19 酒井宏樹(浦和レッズ)
- DF 22 吉田麻也(シャルケ04)
- DF 26 伊藤洋輝(シュツットガルト)
- MF 6 遠藤航(シュツットガルト)
- MF 7 柴崎岳(レガネス)
- MF 8 堂安律(フライブルク)
- MF 9 三笘薫(ブライトン)
- MF 10 南野拓実(モナコ)
- MF 11 久保建英(ソシエダ)
- MF 13 守田英正(スポルティング)
- MF 14 伊東純也(スタッドランス)
- MF 15 鎌田大地(フランクフルト)
- MF 17 田中碧(デュッセルドルフ)
- MF 24 相馬勇紀(名古屋グランパス)
- FW 18 浅野拓磨(ボーフム)
- FW 20 町野修斗(湘南ベルマーレ)
- FW 21 上田綺世(セルクルブルージュ)
- FW 25 前田大然(セルティック)
上記のとおりと思います。
当初はDF中山雄太(ハダースフィールド)が選ばれていたのですが怪我で離脱。
FWの町野が中山の代替ですか。
大迫・原口・古橋・旗手の落選
上記リストからおわかりのとおり、大迫勇也と原口元気、古橋亨梧、旗手怜央が落選しています。
今の監督さんは色々な意味で「見る目がない」人です。
試合展開を読めない、相手の戦術を読めない、選手のコンディションを見極められない、選手の実力を見極められない人(ピーク時の能力のみで判断する)。
そのように私には見えます。
要するに何にも見えていないです。
見る目がないことは重々わかっていたのですが、今回の代表メンバーを見て落胆しました。
原口外しは致命傷になりかねない
原口と古橋と旗手を外した意味がわからないからです。
特に原口を外したことはチームの致命傷になりかねないほどの判断ミスと思います。
ここ1年を見ても、原口は代表チームで重要な働きをしていたと私には見えます。
ドイツで長くプレイしてきただけあって個人戦術のレベルが高く、様々なポジションでプレイでき、プレイが単調になっているときには変化を加えようと努力している様子を確認できました。
守備的な意識も高くプレイ強度も高く、チームを破綻させず保たせていました。
必要な選手、それどころか不可欠に思えます。
柴崎はどうして入れたのでしょう。
最近の試合を見ても、チームの足かせにしかなっていなかったです。
少なくとも私が観た限りでは、得点に貢献していないですし、ボールを持っても判断が遅くボールを持ってからパスの出しどころを探す(時間がかかる)、結果バックパスが多くなる、ポジショニングが悪く味方が彼にボールを出しにくそうにしている。
守備の意識はあるにはあるのですが、戦術的に振る舞えないので空いているスペースを放置しがち、やらかした後に後追いで守備をすることが多く、対人守備が軽い。
書くと散々ですが、私にとってはそう見えています。
森保監督はおそらくカウンターばかりの戦い方になると予想しているのでしょう。
カウンター一発で点を取ること、そのパスの出し手となることを柴崎には期待しているのだと想像します。
そんな単純極まりない戦術が通用するほど、ドイツもスペインも、出場するどの国も、甘い相手ではないはずですけど。
このように書くまでもなく、原口の方がチームに必要な選手と思います。
インサイドハーフでプレイでき、ダブルボランチにすればその一角もできるでしょうし、場合よっては左ウィングや左サイドバックにもなれるでしょう。
ポジションのユーティリティ性でいえば、旗手だって柴崎より高いでしょうし。
原口と旗手が呼ばれず、柴崎が呼ばれる理由が私にはわからないです。
怪我人が出たときにどうする?
森保監督のチームは連携があったとしても単発に終わることがとても多いです。
それは選手の個人技頼りであることを意味しています。
連携があったとしても、それは選手の所属チームで培われたものであったり、それこそ代表チームで長い時間一緒にプレイをしたことで培われたものであったりがほとんど。
攻撃も守備も。
最終予選で予選敗退の可能性が高まったときに、森保さんは川崎フロンターレの選手、具体的には田中と守田を中盤に入れて、さらに遠藤をアンカーにして盛り返しましたよね。
守備がより強固になり、攻撃もスムースになりました。
あのタイミングで、森保監督は自分の戦術を捨てて(あるいは戦術を持っていないことに気づいて)、川崎フロンターレと東京オリンピックの連携を頼りにしたと私は思っています。
クラブチームや過去の遺産に頼ることは決して悪いことではないです。
他国でもまま見られる現象と思いますし。
ドイツはバイエルンやドルトムントの選手ばかりだったり、スペインはレアル・マドリーやバルセロナの選手ばかりだったりするでしょうから。
現メンバーを調べていないので適当に書いていますけど、過去のメンバーを思い返すと今回もその傾向にあるだろうと思われます。
同様に日本が、強い川崎の選手をメインにすることは決して悪いことではない、とは思います。
まとまったトレーニング期間を設けられない代表チームではある程度仕方のないことかと。
こういうチーム作りの問題は怪我人です。
特定の選手に依存するということは、その選手が怪我をしたときに、チームが一気に崩壊する危険を帯びていると思います。
森保監督はただでさえメンバーを固定して、新しいメンバーを試しません。
試したとしても新しいメンバーだけのチームで戦わせるので、現有戦力との融合はなかなか進まず、ぶっつけ本番で融合させることが多い印象を持ちます。
この辺も見えていない人。
ワールドカップは日程が厳しいですし、しかも今回は中東ですから、同じスタメンでグループリーグ3戦を戦っていては保たないかもしれません。
目標であるベスト8以上など到底望めないのではないでしょうか。
今回は特にグループリーグでドイツとスペインという世界のトップクラスのチームと戦うのですから、ベストメンバーで戦わなければ引き分けすら難しいはず。
もう1チームはコスタリカでしたっけ。
ドイツとスペインで引き分けを狙って、コスタリカで勝つ算段を持っているのなら尚更。
そこへ主力が怪我をしたらどうなるか、想像するだけで恐ろしいです。
現に記事作成日、遠藤航が脳震盪を起こしたというニュースがありました。
頭部は危険ですので、本戦に出場させられないかもしれません。
遠藤に頼り切りだったのに、どうなるのでしょうね。
原口も旗手も落としましたし(柴崎ではダブルボランチにもしづらい)、守備陣も富安など状態が万全ではない選手がいるので、板倉を中盤に上げることもできないかもしれません。
その板倉も確か数ヶ月前に大きな怪我をしていたような。
古橋を落選させる暴挙
古橋を落選させるのは、個人的には暴挙と言ってよいくらいです。
あれだけの得点力がありながら運動量と守備意識も高いセンターフォワードは、日本にはそうそういないからです。
スタメンは難しくても必ず起用する機会はあったと思いますし、古橋がベンチに控えているで相手の監督は嫌だったはずです。
代表で結果を出せていないのだから、という意見もあると思います。
それならどうして柴崎が呼ばれているのかと聞きたいです。
長友だって90分プレイできませんしやらかしてもいます。
吉田だってもうピークから落ちていますし、やらかしているのにどうしてと。
確かに、古橋は9月のエクアドル戦に出場して、結果を残せませんでした。
しかしそのときのトップ下は南野だったはずです。
このコンビがうまく行くはずがないです。
古橋は色々なプレイができますけど一番威力を発揮するのは「裏抜け」からのフィニッシュでしょう。
南野はシュートが異様に上手く、「ボックス内で勝負し得点することに特化」した選手。
両者のプレイスタイルがわかっていれば、この2人にコンビを組ませようなんてまず思わないです。
古橋を使うならパスを出せるトップ下に鎌田や久保でしょう、あるいは全盛期の大迫のようなポストプレイヤーでしょう。
南野を使うなら相方はやはりパスを出せる鎌田や久保、あるいは全盛期の大迫でしょう。
要するにタイプこそ違えど古橋と南野では役割が被っているのです。
役割が同じ選手を単純に縦に並べたって噛み合うわけがないと私は思います。
長い時間プレイさせてずっと結果を出せなかったのならまだわかります。
単発でしか試さず、ごくまれに試したとしても頓珍漢な組み合わせで試す。
これでは結果を残せなくても仕方ありません。
監督が古橋を落とすために南野と一緒に使ったと思えるくらい酷い扱いでした。
森保監督が選手の能力を見極められないことで、こういう悲劇も生まれているのです。
大迫落選は順当
唯一、大迫の落選は順当と思います。
呼んでもよかったとは思いますけど、呼ばれるからには全盛期のプレイが求められます。
全盛期のプレイができるか想像してもできないと思うので、彼の落選は順当と私は思います。
近ごろは呼ばれていませんでしたし、出ているときも内容も結果も乏しかっですし、あれからさらに年月を重ねて加齢による衰えは進んでいるでしょうし。
相馬がサイドバック?
2022年11月8日のYahoo!ニュースを見て驚いたことがあります。
サイドバックの中山に代わってFWを呼んだことについては「W杯の戦いを想定した時に、総合的に考えて決めさせていただいた」とコメント。左サイドバックのオプションに冨安健洋、マルセイユ時代に経験のある酒井宏樹、名古屋でウィングバックとしてプレーする相馬勇紀が入っていることを明かし、戦術に幅を持たせるための抜てきであることを示唆した。
富安や酒井はまだわかるのですが、相馬をサイドバックとして使うことも考えているということみたいです。
クラブでプレイしたことがあるだけで戦力として考えている?
しかもサイドバックではなくウィングバックとしてプレイした経験に期待している?
いやもう1ミリも理解できません。
それなら原口と旗手でよかったですよね。
ウィングバックなら原口もしていますし代表経験も国際経験も豊富です。
旗手だって中盤もできてクラブでは左サイドバックもしていたのですから、さらに今季レアル・マドリーとプレイしていて国際経験が豊富、外国人選手の間合いや扱いにも慣れています。
何なのですかこれ。
私の脳は絶賛大混乱です。
監督の器
森保監督は代表監督の器にないことは、私の中では明白で、これまでも当ブログでしつこいくらい書いてきました。
2022年11月8日、同じくYahoo!ニュースにある記事を見つけました。
森保監督「非情なことをしてしまった」選外の大迫、原口に言及「迷ったところはいっぱいある」というタイトルの記事です。
これ、もうすぐ本番というタイミングで監督が発言する言葉じゃないですよ。
読んでがっかりしました。
森保監督が今言うべき言葉は、自らの人選に100%の自信がある、選ばれた選手は堂々としてもらいたい、必ず熱狂させるサッカーを披露する、だからファンは私を信じて応援してほしい、そういうことでしょう。
どうしても気持ちを伝えたいなら、大迫と原口に直接言えばよいのであって、メディアを通して言うことじゃないです。
そして、森保監督がすべきことは本戦で結果を残し、選ばれなかった選手に納得させる、私のようにギャーギャー文句を言うファンを黙らせることでしょう。
おわりに
ということで、サッカー「2022FIFAワールドカップカタール」本戦に臨む日本代表メンバーが発表されたことに対しての感想を書いた記事でした。
サッカーの素人が書いている意見です。
見当違いなことを書いている可能性は少なからずあります。
ご了承ください。