ディスディスブログ

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左サイドバック問題。サッカー日本代表が『FIFAワールドカップ カタール2022』のアジア最終予選2022年2月1日サウジアラビア戦を観ての感想です

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2022年2月1日、サッカー日本代表は『FIFAワールドカップ カタール2022』のアジア最終予選の第8戦サウジアラビア戦を戦いました。

試合を観たので感想を書きました。

 

目次

 

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『FIFAワールドカップカタール2022』アジア最終予選

サッカー日本代表は『FIFAワールドカップカタール2022』のアジア最終予選を戦っています。

記事作成現在、8戦して6勝2敗、グループ2位です。

 

最終予選4戦終了時で2勝、グループ4位と本戦出場に向けて黄信号が灯っていました。

そこから思えば苦境を脱しつつある、言い換えますとワールドカップ本戦出場の可能性が高まっているようです。

 

各グループの2位までが自動的にワールドカップ本戦に出場でき、3位は大陸間のプレーオフに回るのでしたっけ。

 

一時はそれによりサッカー日本代表の監督を務める「森保一(もりやす・はじめ)」さん、日本サッカー協会会長を務める「田嶋幸三(たしま・こうぞう)」さんの解任騒動まで発展していました。

それも小康状態にあるように見えます。

 

dysdis.hatenablog.com

dysdis.hatenablog.com

dysdis.hatenablog.com

 

これまで当ブログでも何度かワールドカップ最終予選について記事にしています。

 

「言語技術」が日本のサッカーを変える (光文社新書)

 

サウジアラビア戦を終えての感想

2022年2月1日、アジア最終予選第8戦サウジアラビア戦が行われました。

サウジアラビアはグループ首位に立つチームで、当然日本がサウジに勝てば勝ち点差は縮まります。

 

録画をし忘れていたのですが、視聴はしたので感想を書きました。

 

結果

試合結果です。

ホームの日本がスコア「2 - 0」でサウジアラビアに勝利しました。

 

得点は31分に「南野拓実」選手(以降継承略)、50分に「伊東純也」です。

 

日本代表のメンバー

サウジアラビア戦の日本のメンバーです。

フォーメーションは433のようです。

4123や4141かもしれません。

 

ゴールキーパーが「権田修一」。

ディフェンダーが右から「酒井宏樹」「板倉 滉」「谷口彰悟」「長友佑都」。

ディフェンシブハーフが「遠藤航」。

インサイドハーフが「田中碧」と「守田英正」。

フォワードが右から「伊東純也」と「大迫勇也」と「南野拓実」。

 

交代は68分大迫→「前田大然」、長友→「中山雄太」、78分南野→「浅野拓磨」、90分遠藤→「原口元気」です。

 

交代や交代のタイミングがやはり今までと近いですね。

怖いですよね、季節も試合会場も対戦相手も、試合も同じではないのに。

 

長友が穴?

これまでにも私は日本の左サイドバックの長友が穴だと書いてきました。

今回、長友は特に守備において、これまでと比較的安定したパフォーマンスを見せていたように感じます。

 

しかし穴ではなくなったと訂正するほどの印象は受けませんでした。

レギュラーの選手ならこれくらいできて当然だからです。

 

比較的安定していた理由は、チームが守備的な立ち振舞をしていたことが大きかったように思います。

ホームなのになぜかアウェイのような戦い方をしました。

なぜかと書きましたけど、それしかできないのでしょうね。

 

後半からはチームがスコアをリードしていたこともあり、明確に守備を固めてロングカウンターを狙っていたように見えました。

長友が大きく攻撃に絡む必要がなくなったことで、体力を大きく消費せずに済んでいました。

それでも相変わらず後半の中盤には中山と交代しており、90分走れないことが改めて証明されています。

 

サッカーでは守備の選手は90分間戦えることが大前提と思います。

しかし長友は毎試合同じような時間帯に退くのですから、体力がないと考えて間違いないでしょう。

交代前提のスタメン起用なんて、試合前から戦術的なハンディを背負っているようなもので、全く賛同できません。

 

比較的安定していたなどと書いていますけど、特にボールを持ったときのプレイは及第点とは言い難かったです。

自陣深いところでボールを持つと大きく蹴り出すことばかりで、それがサウジ選手のもとへ届いてしまい、また守備。

そういうプレイが特に後半に多く見られました。

安全にいくことが悪いことではないですけど、大きく蹴り出すにしても闇雲に蹴るのではなく、つなげる意識は持っていただきたいものです。

 

攻撃的なプレイにおいても、やはり同サイドの南野とは連携が全くと言っていいほど合っておらず、サイドが死んでいました。

先ほど書いたようにロングキックの精度が悪かったですし、相手陣地深く走り込んでからのクロスの精度も悪かったです。

 

やはりこのポジションはスタートから中山にした方がよいでしょう。

中山はセンターバックが本職ですけどよいキックを持っていますし、積極的に攻撃参加をしますから、南野も長友とプレイするよりプレイしやすいはず。

今回呼ばれなかったセルティック・グラスゴーの「旗手怜央」もいるのですから、2人に任せてよいと私は思います。

世代交代の時期はとっくに来ています。

 

中山雄太

その中山はパフォーマンスが不安定でした。

 

news.yahoo.co.jp

 

W杯カタール大会アジア最終予選のサウジアラビア戦(2月1日、埼玉スタジアム)に臨むサッカー日本代表は29日、千葉市内で調整した。DF中山雄太(24)=ズウォレ=が28日の練習中に左足つま先を負傷し、大事をとって室内で別メニュー調整となった。

 

しかしこれは、直前に左足つま先を怪我していたことが、少なからず影響していたと感じられます。

中山は同月27日の中国戦で伊東のヘディングでのゴールをアシストしていましたね。

その直後の怪我ですから、サウジ戦での低調は、怪我の影響を感じさせます。

自信がなさそうなことが、表情からありありと見て取れました。

 

ただこれは中山を責めるより指揮官を責めるべきことと思います。

監督が選手のコンディションを見極められていない、機械的な選手交代しかできていないことを。

 

中山は確かに不安定でした。

しかしこの日も、確か浅野だったと思いますが、彼へタッチライン際から綺麗な縦パスが出ていたと記憶しています。

ああいうプレイは中山ならではですから、個人的には今のメンバーなら考える必要のないくらい中山がスタメンです。

 

そもそもの話をしますと、中山はクラブではセンターバックですよね。

本職もセンターバックと私は認識しています。

代表では左サイドバックをやらされて、毎試合のように最後の20分かそこらしかプレイできない。

先述した怪我の影響も考えれば、パフォーマンスを安定させる方が難しいでしょう。

 

この日の中山の20分ほどのパフォーマンスのことを言うのなら、これまでずっと低調だった・衰えの顕著なレギュラーの左サイドバックがたまたま60分弱好調だっただけで、高く評価されることの方がどうなのだろうと私は思います。

 

それ以上にセンターバックの中山を左サイドバックとしてしか見ていない監督がどうかと思いますけれども。

本来なら中山は板倉とともに吉田と冨安のサブと捉えるべき選手でしょうから。

 

左サイドバックは「安西幸輝」もいますし「小川諒也」もいます。

安西は右サイドもいけますよね、確か。

旗手もいます。

本職ではないと思いますが「伊藤洋輝」もいけるでしょう。

新たな左サイドバックを発掘することを怠るべきではないです。

発掘するだけでなく起用しないと、と言ってもあの人には何を言っても無駄なのでしょうけど。

 

中盤の質

サウジ戦では何が勝因だったか。

いくつかあろうかと思いますけど、一つは「中盤の質」の差が現れたのだと感じられます。

 

遠藤がどっしりと構えて、守田と田中がバランスを取りながら広範囲をカバーしていました。

とりわけ守田のプレイ強度の高さは際立っていました。

 

ただ2人とも後方のケアの意識が高すぎたでしょうか、センターフォワードの大迫へのフォローがやや物足りず、大迫が攻撃でも守備でも孤立しがちでしたね。

結果として、高いところでボールを奪ってのショートカウンターまで結びつかない、攻め手の足りない、そういうもどかしさを覚えることも多々ありました。

 

しかし、守田と田中の担当するエリアは広大ですので、そこまで要求するのはさすがに無理があるかなと感じます。

両ウィングと両サイドバック、特にサイドバックがもっと広く動ければだいぶ違ってくるのでしょうすけど。

動ける・ケアできる人をウィングやサイドバックに置くこと、その人選は監督の仕事です。

 

気になるのは田中のフィジカルです。

もう少しフィジカルを高められ、プレイ強度を上げられるとよいかなと感じました。

 

先ほども名前を挙げた旗手は、守田と田中の位置でプレイできるでしょう。

2人に何か起こってほしくないですけど、吉田麻也と冨安健洋のようなことが起こらないとは限りません。

旗手は代表に呼んで、左サイドバックやインサイドハーフでの起用を試していただきたいものです。

あの監督では期待薄でしょうけど。

 

戦術=伊東純也

こちらも以前書きましたが、このチームは「戦術=伊東純也」です。

サウジ戦でも同じ感想を持ちました。

 

伊東がいたからこそ、レアル・マドリーを数ランク落としたような、現在の日本代表の戦術が成り立っています。

伊東がいなかったらと思うと恐ろしいですが、逆に伊東がいるからこそ森保監督が代表監督で居続けられてもいるので、もどかしさも同時に覚えます。

 

久保も堂安もいる

前回、オマーン戦辺りでは久保と堂安が怪我をして離脱していたのでしたっけ。

今回は招集メンバー入りしています。

それなのにサウジ戦ではどちらも使われませんでした。

 

南野の長友の左サイドは機能不全を起こしています。

そして長友が攻撃に寄与できていないことも機能不全の原因の一つと、私は感じています。

先ほど書いたように、長友ではなく中山などを使った方がよいです。

しかし、どうしても長友が使われなければならないのなら、左サイドハーフというか左ウィングは南野ではなく独力で打開できる、堂安や久保を入れる手はあるでしょう。

2人ともクラブで左サイドでプレイしたことがあると記憶しています。

 

この2人を使わないなんてもったいなさすぎます。

これも戦術=伊東しか考えていない監督の問題が大きいでしょう。

使うことで今以上強力な戦力を得られるかもしれないのに、頑なに試そうとしない。

使うことで今より機能しなかったときのことを考えると動くことができないのでしょうね。

 

左ウィングは「三笘薫」がベストですけど、今回は怪我でしたっけ。

 

谷口&板倉のセンターバック

先日の中国戦もそうでしたが、サウジ戦でもセンターバックがいつもとは異なりました。

不動の吉田と冨安の2人がいずれも怪我で不在だったからです。

 

代わりにセンターバックでコンビを託されたのは谷口と板倉でした。

2人は出場した2試合をいずれもスコアゼロに抑えてみせました。

もちろん2人だけの力で成し得たものではありませんけど、貢献は多大です。

 

2人は川崎で一緒だったみたいですから、お互いのプレイスタイルなり考え方なりを元から知っていたことも大きかったのでしょう。

守田と田中も川崎ですからね。

それにしても数年は一緒に試合に出ていないはずですから、素晴らしいパフォーマンスだったと言えます。

 

本来、練習だけでなく親善試合や公式戦でも常に色々なパターンを試して、不測の事態への対応や世代交代を進めなければいけないのが代表チームです。

クラブとは異なり一緒にいられる時間が限られているのですから。

ですから本来、吉田と冨安がいかに盤石であろうとも、代わりの選手たちの発掘と育成を並行させなければならないはずです。

しかし、今の監督はそれを一切しようとしません。

 

今回は谷口と板倉が奮闘してくれたことで大事には至らなかったものの、致命傷になりかねない危険なチーム状況だったと私は思っています。

ゴールキーパー、左右サイドバック、センターフォワード、左右ウィングも、今回のセンターバックと同じ事態が発生しないとは限らないです。

これらのポジションも勇気をもって他の選手を試すべきです。

 

森保監督の限界

今まで書いたことのほとんどは一つの答えに通じているように思います。

森保監督では代表監督は務まらないということです。

 

何度考えても毎度同じ結論になってしまうのですよね。

それも当たり前で、メンバーや戦い方をほとんど変えていないのですから、見え方もほとんど変わらないのです。

 

選手の力が見えていない(見えていても試合には考慮しない?)、コンディションが見えていない(見えても試合には考慮しない?)、試合展開を読めていない。

いずれも致命的と感じます。

 

田嶋会長の辞任の是非

森保さんを監督に任命したのはJFA会長ですよね。

現JFA会長は田嶋幸三さんです。

 

森保さんに代表監督を務めるだけの力量がないことは私の中では疑いのないことです。

監督を替えるタイミングはとっくに来ていると感じられます。

しかし田嶋さんは替えない。

 

それは森保監督を任命したのが自分だからでしょう。

自身の責任問題に直結するから「解任できない」のです。

ここまでを考えると保身のためと思われても仕方がないです。

 

こちらも毎回同じことを書いています。

こちらもやはり会長も監督も変わっていないのですから結論も変わらないです。

 

おわりに

ということで、サッカー日本代表が『FIFAワールドカップ カタール2022』のアジア最終予選、2022年2月1日行われたサウジアラビア戦を観た感想を書いた記事でした。

 

サッカーの素人が書いている意見です。

見当違いなことを書いている可能性は少なからずあります。

ご了承ください。

 

  

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