2022年9月サッカー日本代表は『キリンチャレンジカップ2022』を戦いました。
9月27日はエクアドル代表との試合を行いました。
試合を観ての感想を書いています。
目次
『キリンチャレンジカップ』
サッカー日本代表は『キリンチャレンジカップ』が開催されていました。
ワールドカップカタール大会が控えているので、その模擬戦の意味合いが大きいでしょう。
選手たちにとっては本戦出場への生き残りをかけた戦いになっているはずです。
エクアドル戦の結果とメンバー
2022年9月27日、エクアドル戦が行われました。
エクアドルはFIFAランク44位のチームです。
日本は24位。
FIFAランクにあくまで参考です。
試合結果
試合結果です。
ホームの日本がスコア「0 - 0」でエクアドルと引き分けました。
スコアレスドロー。
日本代表のメンバー
エクアドル戦の日本のメンバーです。
以降、敬称略で失礼します。
フォーメーションは4231のようです。
ゴールキーパーが「シュミット・ダニエル」。
ディフェンダーが右から「山根視来」「伊藤洋輝」「谷口彰悟」「長友佑都」。
ディフェンシブハーフが「田中碧」「柴崎岳」。
トップ下が「南野拓実」。
サイドハーフが右「堂安律」、左が「三笘薫」。
フォワードが「古橋亨梧」。
交代は46分古橋→「上田綺世」、66分三苫→「相馬勇紀」、67分南野→「鎌田大地」、67分柴崎→「遠藤航」、83分堂安→「伊東純也」、84分長友→「吉田麻也」です。
エクアドル戦の感想
2022年9月27日行われたエクアドル戦を視聴した感想です。
アメリカ戦
その前に9月23日にはアメリカ合衆国戦も行われました。
が、私は試合のことをすっかり忘れていて観ていません。
後半から観た
しかも今回のエクアドル戦も前半戦を観忘れていて、後半だけ観ています。
なのでこれから書くことは45分間のみの感想です。
今までと同じ
エクアドル線の45分間の感想を端的に述べますと「今までと同じ」だということです。
今までの感想は過去の記事をご覧になってください。
と、全てぶん投げてしまうのもあれですね。
簡単に書きますと、監督は戦術を持っていないので、個々の能力に依存する、クラブチームや過去の代表チーム、アンダー代表チームで培われた連携が生きるときだけ連携できる、そういうことです。
また、今回のスタメンを見ただけで、私はこれではチームが機能しないとすぐに思いました。
このディフェンスラインでは効果的なビルドアップが望めそうにないこと、長友では守備はある程度できても運動量豊富な攻め上がりはもや望めないこと、柴崎がディフェンシブハーフにいては守備の負担が田中にかかり過ぎること、柴崎と田中と南野の中盤ではロングカウンターが多くなること、ロングカウンターの精度が高くなさそうなこと、堂安は縦への突破より中へ中へ行くため南野とのポジションが被るであろうこと、古橋がトップでの南野のトップ下は機能しないこと、南野がトップ下での古橋のトップは機能しないこと。
これらが予想されたからです。
そして後半の途中まで観ていて、予想のまんまだなと思いました。
これらも過去の感想記事に触れている内容も多いはずです。
なので取り立てて特別なことはないなと、悪い意味で今までと同じだなと思いました。
古橋と南野の使い方
森保監督の見る目と戦術のなさの影響を最も受けた選手は古橋でしょうね。
先ほど少し触れたように、南野との縦関係は機能しません。
南野はボックス内でしか効果的な仕事ができないからです。
大迫のようなポストプレイヤーがボールをキープして、南野が衛星的に動いて、ポストによるギャップを活かして飛び出し、そこにボールが来れば決定的な仕事ができるでしょう。
古橋はスペース突く動きに特徴のあるタイプですので、南野とのセットではどちらも活きないのですよね。
今のメンバーで古橋を使うなら、鎌田か久保をトップ下におきましょう。
南野は運動量があるため中盤で使いたくなるのですけど、それは罠で、ドリブルでボールを運べませんし繊細なパスを出せません。
ですから南野を使うならこのフォメなら1トップしかないのです。
超絶トラップから少ないタッチでシュートまで持っていく技術は、代表でもトップクラスですので。
ウィングなどもっての外、論外です。
そして南野にパスを出せる鎌田か久保をトップ下に置きましょう。
つまり、現フォメで古橋を使うなら南野を使わない、南野を使うなら古橋を使わない、これしかないでしょうということを私は言いたいです。
適材を適所に使っていただきたい、と言ってもあの監督さんには無駄なことは明らかですけど。
旗手を使って欲しい
柴崎はもう十分機会が与えられました。
そして結果は出ていません。
それなら今回の招集メンバーで言えば「旗手怜央」を使って欲しかったと感じます。
旗手はセルティックで印象的なプレイをしているので、代表でのプレイ機会を設けてあげてよいでしょう。
そういうことを含めて森保さんは頭が固くてできないのですよね。
ただ、旗手が今の代表の中盤に組み込んでも機能しないと思います。
守備力が高い訳でもプレイ強度が高い訳でもないので、守田&田中コンビに割って入れる力はないでしょう。
トラップやパス、シュートの精度、パスやシュートの創造性も鎌田や久保と言ったところより落ちます。
旗手を使うなら左サイドハーフか左ウィングのポジションが妥当です。
ところが、左サイドハーフや左ウィングには三苫がいますし、アメリカ戦では効果的ではなかったみたいですが久保もいて、この試合と東アジアE1で印象的なプレイを見せた相馬もいます。
旗手がそこに割って入れるかというと、こちらも難しいでしょう。
となると今の代表フォーメーションで旗手が活きるポジションはないかもしれません。
しかし、古橋と「前田大然」とはクラブで一緒にプレイしていることから、クラブでの連携をそのまま代表に持ってこられる意味で、代表メンバーに入れて損はない人材とは感じます。
柴崎田中碧問題
今回ディフェンシブハーフに柴崎と田中碧が組みました。
残念ながら、私が観た限り機能していませんでした。
ネット情報では古橋が孤立したそうですが、その原因は南野だけでなく、この2人にもあると言っても言い過ぎではないでしょう。
どうしてそう言えるかというと、ディフェンシブハーフの2人がプレイメイクを求められていると人選を見ればわかるからです。
柴崎は守備ができません。
彼なりに頑張っているのでしょうけど、アジアで通用していないのですから、ワールドカップで通用するはずがないことは明らかです。
この試合でももちろん通用しませんでした。
危険なエリア、いわゆるバイタルが空くことがあっても、柴崎は知っていても動かないのか、はたまた気づけていないのか、カバーしようともしません。
動きも鈍重です。
また、柴崎が低い位置からゲームを作れるかというと作れません。
この試合でも横パスとバックパスが多かったですよね。
バックパスが多い理由は、彼自身の能力の減退と、ポジショニングの悪さに起因すると私には見えます。
パスを出した後に動かない、または効果的に動けない、動きが遅い。
このポジショニングの悪さは、味方が柴崎にボールを出しにくそうにしていたことからもわかります。
柴崎は元から古い10番タイプの選手ですので、ディフェンシブハーフは合っていませんし、このチームのしようとしていることにも合っていないですし、年齢的にも厳しいです。
田中も田中で、フィジカルが弱く、プレイ強度も低く、プレイの判断も遅かったです。
ただ、ポジショニングの良さは個人戦術レベルの高さを感じさせますし、チェイス時の追い方などグループ戦術も結構なレベルで備わっていると思います。
それに、先述したように柴崎が動けないor動かないため、田中が彼の分も左右のカバーをしなければならなかった点は、留意した方がよいと感じます。
(でももっとフィジカルを強化しないと、今後は伸びていかないだろうなとも感じますが)
守備に手一杯だったからか、攻撃でも精彩を欠き、視野が狭く展開力がなかったですね。
森保さんはおそらくこの2人のミドル・ロングパスから古橋の得点を期待していたのでしょう。
しかしこの2人の低い位置からの効果的なプレイメイクはほぼ皆無でした。
先ほど申したように、私は前半を観ていないので後半だけの感想ですが、おそらく前半もそうだったから無得点だったのでしょう。
今回の田中はもの足りなかったですけど、彼は遠藤・守田とのトライアングルが強固ですので、レギュラーは安泰と思います。
遠藤と守田ががっつり守備をしてくれれば、この試合より田中の良さが出る可能性は大いにあります。
柴崎はもう使わなくてよいと思うのですが、監督さんは大好きみたいですね。
いずれにしても遠藤と守田のどちらか、あるいはどちらもが欠場したら、このチームは終了でしょう。
森保監督の限界
毎回のように書いていますが、毎回このように思うので仕方がありません。
この記事で書いた全ての問題点は一つの答えに通じているように思います。
森保監督では代表監督は務まらないということです。
この記事でもここまで書いてきたことは、すべて監督の力不足に行き着きます。
選手の力が見えていない(見えていても試合には考慮しない?)、チームに戦術を植え付けられていない、コンディションが見えていない(見えても試合には考慮しない?)、試合展開を読めていない。
いずれも致命的と感じます。
田嶋会長の責任
森保さんを監督に任命したのはJFA会長ですよね。
現JFA会長は田嶋幸三さんです。
森保さんに代表監督を務めるだけの力量がないことは私の中では疑いのないことです。
監督を替えるタイミングはとっくに来ていると感じられます。
しかし田嶋さんは替えない。
それは森保監督を任命したのが自分だからでしょう。
自身の責任問題に直結するから「解任できない」のです。
ここまでを考えると保身のためと思われても仕方がないです。
そんな下らない保身のために、サッカーの人気は凋落してしまいました。
会長が責任をとって辞任をする、森保監督も会長と一緒に辞任する。
そうでないと日本サッカーは今以上に手遅れになるでしょう。
こちらも毎回同じことを書いています。
こちらもやはり会長も監督も変わっていないのですから結論も変わらないです。
今更替えられるはずがないと思われるかもしれませんが、今すぐ替えるべきですね。
監督が違えばチームが劇的に変わり得ることは前回大会でも証明されています。
もちろん監督を替えた必ず上手くいくとは限らないですけど、このまま○ソサッカーをされるよりは可能性を感じます。
おわりに
ということで、2022年9月27日のサッカー日本代表エクアドル戦を視聴した感想を書いた記事でした。
サッカーの素人が書いている意見です。
見当違いなことを書いている可能性は少なからずあります。
ご了承ください。