TBS『マツコの知らない世界』、2024年2月20日の放送は「昭和歌謡の世界」でした。
シンガーソングライターの「JUJU」さんがプレゼンテーションしていました。
とても楽しめましたので、視聴した感想を書いています。
目次
TBS『マツコの知らない世界』
TBS『マツコの知らない世界』についてです。
毎週(火)よる8時57分〜‼️ ゲスト自ら得意ジャンルやハマっているものを企画として持ち込み MCマツコ・デラックスとサシトーク
公式X (Twitter) アカウントのプロフィールには上記引用部のように書かれています。
こういう内容ですね。
放送時間
放送時間です。
毎週火曜日20時56分から22時00分まででしょうか。
出演者
出演者です。
「マツコ・デラックス」さんですね。
そして、毎回そのジャンルに超詳しい方がゲスト出演します。
昭和歌謡の世界
『マツコの知らない世界』、2024年2月20日は「昭和歌謡の世界」でした。
明日よる8時54分から#マツコの知らない世界
— マツコの知らない世界 (@tbsmatsukosekai) 2024年2月19日
JUJUさんが語る🎶\昭和歌謡の世界/🎙️
マツコさんと10年ぶりの共演で
昭和歌謡の真の魅力語り尽くす1時間✨
人間の本性剥き出し歌詞
山口百恵/沢田研二/藤圭子…貴重映像連発!
スナックで聴く神イントロも
お楽しみに💖 pic.twitter.com/Wq37RR78Xw
マツコの知らない世界の公式X (Twitter) アカウント (@tbsmatsukosekai) による告知ポストです。
JUJUさん
「昭和歌謡の世界」をご紹介くださった方は「JUJU」さんです。
言わずもがなのシンガーソングライター。
#マツコの知らない世界 をご覧いただきありがとうございました!
— JUJU staff (@JUJUinfo) 2024年2月20日
番組内でも紹介した昭和歌謡の魅力が詰まったアルバム「スナックJUJU 夜のRequest 『帰ってきたママ』」はこちら!https://t.co/vZm9RcT0up#JUJU #スナックJUJU
感想
感想です。
昭和生まれにはたまらない
昭和生まれにはたまらない内容でした。
いや、昭和生まれでも昭和歌謡を好きではない人もいらっしゃるでしょうけど。
と言っても、当時の私は積極的に音楽を聴いていた訳ではありません。
当時、テレビの歌番組は現代よりたくさんありましたし、商店街などにも音楽が溢れていました。
ですから積極的に曲を求めなくても、多くの人がそのときのヒット曲を聴いていたし、Aメロからサビまで歌えていたのですよね。
逆にフルコーラスはなかなか聴けないので、歌詞の2番以降を知らないことが多かったです。
今回、番組で流れた曲には私のリアルタイムでないものも多くありましたが、私はほとんどそらで歌えましたね、覚えていました。
シンプルな歌詞と曲
曲のほとんどを覚えていることは、当時の曲が現代よりもずっとシンプルな歌詞と曲であることが大きいのかもしれません。
番組内でも「昭和歌謡に使われる文字数の少なさ=現代の曲の文字数の多さ」が扱われていました。
当時は、少ない文字で言い表す行間を活かした表現力と、受け手の人間の想像力の豊富さで行間を読み解く想像力があった、ということもマツコさんたちは仰っていたでしょうか。
私はそれだけでなく、メロディやコード進行などにしても、昭和の方が現代よりシンプルなため、老若男女覚えやすいことも大きな要因にあるように思います。
親しみやすい。
現代の音楽は、詞が直接的すぎる気がして、曲が技術的すぎる気がして、私はなかなか馴染めません。
ちあきなおみ『喝采』
番組で流れた曲の中で、とりわけ好きな曲が2曲ありました。
一曲目は「ちあきなおみ」さんの『喝采』です。
1972年リリースだそうで、私の生まれる前の曲です。
なので私は後年テレビ番組、おそらく「コロッケ」さんのモノマネで知った気がします。
コロッケさんが先です、たぶん。
ちあきさんご本人が歌う映像を後で観て、その当時から大好きな曲です。
主に歌詞の効果でしょう、聴くたびに映画を観ているような気分になるのですよね。
ちあきさんの歌唱の素晴らしさはもっと後になってから気づきました。
今は女性歌手の中でもトップクラスに好きですね、本当上手いと思います。
私にとっての一番は「弘田三枝子」さんですが、ちあきさんも負けていないです。
また、ちあきさんの歌っている様子が美しいなとも思います。
顔面の造形的なこと以上に、歌っている表情が色っぽく感じられるのです。
コロッケさんはちあきさんをコミカルに演じていらしたので、当時はそのイメージに引っ張られていましたが、大人になってから見ると美しいなと。
『喝采』のヒロインになりきっているような、情念が乗り移っているかのような、愁いの強い表情がたまらないです。
藤圭子:圭子の夢は夜ひらく
好きな曲のもう1曲は「藤圭子」さんの「圭子の夢は夜ひらく」です。
明確に暗いじゃないですか、この曲だけでなく、藤圭子さん自身が。
その暗さが昔は苦手でした。
単なる暗さではない、異様なものを感じ取ったのでしょう、子どもながらに。
正直申し上げれば、今も同じ印象を覚えます。
これは番組でも言っていましたが、藤さんは子どもの頃に浪曲師(でしたっけ)をしていた母様(竹山澄子さん)と二人で流しをしていたそうですね。
お母様は目がよく見えていなかったそうで、藤さんが代わりになっていたということもあるのでしょう。
Wikipediaを読んでも厳しい生活だったようですが、そういう生活から歌手としてデビューを果たすまで、歌が売れるまでの彼女の人生はいかほどだったか。
それを想うと、歌詞がより重く感じられます。
ただ歌詞が暗いとか重いとかではなく、藤圭子という人間がのしかかってくるようで。
マツコさんは若い人ほどよく歌詞を見なさい、ということを仰っていました。
原文ママではありません。
今、生きづらさを感じている人ほど、という意味でしょう。
一方で、それが故の美しさも同時に感じる、とても不思議な人です。
藤圭子さんも顔面の造形的な意味でも美しい人です。
単なる造形的な意味だけでなく、彼女の内からにじみ出てくる儚さや危うさが、彼女をより美しく見せているように思います。
そんな彼女の歌う『圭子の夢は夜ひらく』には危険な美しさがあります。
他の誰がこの曲を歌っても、ああはならないだろうなと確信をもって言えます。
プレイバックPart2はあの曲のアンサーソング?
また、今回の放送で、個人的に知らない情報がありました。
それは「山口百恵」さんの『プレイバックPart2』がある曲のアンサーソングであることです。
それが沢田研二さんの『勝手にしやがれ』だそうです。
勝手に〜の歌詞にある主人公の部屋を出ていった女性が、プレイバック〜のヒロインであると。
プレイバック〜の歌詞によれば、最後に彼の元へ帰るようですから、元の鞘に収まったということでしょう。
これは私は知らなかったことで、聞いて驚きました。
勝手に〜が1977年5月リリースで、「阿久悠」さんの作詞。
プレイバック〜が1978年5月リリースで、「阿木耀子」さんの作詞。
見逃し配信はTVerで!
今回の『マツコの知らない世界』「昭和歌謡の世界」は、『TVer』で見逃し配信をしているみたいです。
見逃した方はぜひ『TVer』をご覧になってください。
おわりに
ということで『マツコの知らない世界』で「昭和歌謡の世界」が楽しかったので感想を書いた記事でした。