F1の2024年プレシーズン・テストが2024年2月21日水曜日から3日間の予定で開催されます。
ウィンターテストの情報をネットからテキストで収集している私の方法と、個人的なテストの見どころを紹介します。
目次
F1 2024年ウィンターテストの日程
2024年の、F1のプレシーズンに行われるF1合同テストの「日程」についてです。
- 2024年2月21日から2024年2月23日まで
2024年のウィンターテストは上記の日程で行われます。
3日間予定されています。
短縮されている理由は何?
近年、プレシーズンテストの大幅な日程短縮が行われています。
理由は何でしょう。
答えは私自身はわかっていません。
しかし、運営者が『リバティ・メディア』になってから、短縮傾向が進んでいるように私には思えます。
おそらくですけど、リバティメディアにとって旨味が少ないからではないかと思っています。
要するにプレシーズンテストなんて大して金にならないからであろうと。
事実はどうかはわかりません。
しかし、リバティメディアになってからスプリントなどF1のショー化が進んでいますから、なくはない話ではなかと。
最近、フェルナンド・アロンソがプレシーズンテストの期間の短さを批判していました。
新人ドライバーにしても、ただでさえ経験が足りていないのに、プレシーズンテストの期間短縮は走り込みの時間が大きく限定されてしまうため、経験あるドライバーに比べるとずいぶんと不利に働くはずです。
かつてはシーズン中もバンバンテストをしていましたが、今はシーズン中のテストは禁じられている(のでしたっけ?)のですから余計です。
少し前まで行われていた、4日間2回の方がずっといいですよね。
チームも色々試せますし、駆け引きもできるでしょうし、新人も走れますし、私たちも楽しめますし。
前出のアロンソは、短いのだから1チーム1台ではなく2台走らせろと主張しているようです。
確かにそのくらいの措置はあってよさそうに私も思います。
テストの開催時間
テストが行われる「時間」についてです。
現地時間の10時00分から19時00分まで。
日本時間だと16時00分から25時00分まで。
例年どおりなら、午前・午後とも4時間ずつ行われ、間をはさんで1時間の昼休憩が入るはずです。
F1プレシーズンテストが行われる場所は?
プレシーズンテストが開催される「場所」についてです。
「バーレーン・インターナショナル・サーキット」で行われます。
シーズン開幕戦(第1戦)も同じ場所です。
F1プレシーズンテストを見る方法
F1のプレシーズン・テストをネットで見る方法についてです。
テキストのみ
と言いましても毎年のように当ブログに書いていることの繰り返しです。
私は「テスト情報を細かく伝えてくれるWebサイト」を見ているだけ。
動画配信ではなくテキストサイトですね。
主に2つのwebサイトで、現地からテキスト情報が上がるタイムラインとにらめっこしています。
これから2つのwebサイトをご紹介しましょう。
記事作成現在、まだテストが行われていません。
なのでテストが始まってみないとわからないこともあるでしょう。
あくまで記事作成時点で予定しているサイトさんです。
外国語サイト
これからご紹介するテキストサイトは外国語サイトです。
英語などが苦手な方は難しいかもしれません。
と言いつつ私も英語が苦手です。
日本語も駄目ですけどそれは別として。
ちなみに私は、ブラウザは「Google Chrome」を使用しています。
下記のライブページへ行ったら、右クリックしてメニューを出し「日本語に翻訳」を選択すると、翻訳してくれます。
結果おかしな日本語になりますが、そこは想像でカバーしてください。
あるいは翻訳の癖を理解してください。
スクリプト制限
ブラウザ側の設定で広告等の制限をかけていると、情報を見られない可能性があります。
ご注意ください。
ご使用のブラウザの設定でスクリプト制限を解除されると見られると思います。
しかし広告などが表示されるようになります。
そこは自己責任でお願い致します。
Autosport
私が見ているwebサイトの1つは『Autosport』です。
「Live now / Barcelona F1 test day ***」などと書かれている記事が、テストの配信を表示している記事になります。
画面にはテストの内容、例えば各チームのX (Twitter) や、F1担当の記者のレポートといった情報が随時タイムラインに上がってきます。
画面右には、コースを走ったドライバーとマシン(チーム)、ベストタイム、ベストタイムを出したときに使用したタイヤが表示されます。
ベストタイムを出したときのタイヤコンパウンドが表示されている点が、後述するwebサイトと異なる点の1つです。
GPToday
『GPToday』も見ます。
そのうちプレシーズンテストは「F1 Live Update: Testdag 1 in Bahrein」などと書かれているページに行くと見ることができます。
注意点は英語ページではないこと。
画面右上の言語選択メニューからオランダ語ページに切り替える必要があるようです。
こちらも基本的にはAutosportと同じで、テキストメインでレポートがタイムラインにあがってきます。
コースを走ったドライバーとマシン(チーム)、ベストタイム、周回数、現在使用中のタイヤコンパウンドなどが表示されます。
天候や気温、路面温度、もわかります。
F1 - The Official Home of Formula 1® Racing
『F1 - The Official Home of Formula 1® Racing』も見ます。
F1の公式サイトですね。
「F1 Testing: What the data tells us from Day 1」などと書かれている記事が、テストの配信を表示している記事になります。
2023年はそういうページタイトルでした。
2024年も同じページタイトルかは不明です。
『Autosport』と基本的には同じ仕様です。
画面には走ったドライバーの名前、チーム名、ベストタイム、トップとのタイム差、周回数が表示されます。
そしてテキスト情報が随時流れてくると。
ここから追記:
先ほど見ましたがログインを要求されるみたいです。
私は嫌なので今年は使わないことにしました。
:追記ここまで
F1のXアカウント
上と情報が被りますが、F1のX (Twitter) アカウントも情報源として有用です。
上記リンク先がそれです。
その他
その他です。
『X (Twitter) 』の検索窓で「F1 Testing」などの文言で検索をかけると、現地からテキスト情報や、ストリーミング配信をしている方のアカウントを見つけられるかもしれません。
また、『You Tube』で同様に検索をかけると、現地の方が配信をしているかも。
『DAZN』とフジテレビ ONE TWO NEXT
2024年は『DAZN』などでF1テストが配信されるようです。
『フジテレビ ONE TWO NEXT(ワンツーネクスト)』もでしょうか。
私はいずれも契約していないので観られません。
お金があれば即契約したいレベルで、観られるみなさんが羨ましいです。
2024年F1ラインナップ
2024年シーズンのF1のドライバーラインナップについてです。
以下、敬称略で失礼します。
- チーム (PU) :ドライバー1、ドライバー2
- レッドブル(ホンダRBPT):マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス
- メルセデス(メルセデス):ジョージ・ラッセル、ルイス・ハミルトン
- フェラーリ(フェラーリ):シャルル・ルクレール、カルロス・サインツJr.
- マクラーレン(メルセデス):ランド・ノリス、オスカー ピアストリ
- アストンマーチン(メルセデス):フェルナンド・アロンソ、ランス・ストロール
- アルピーヌ(ルノー):ピエール・ガスリー、エステバン・オコン
- ウイリアムズ(メルセデス):アレクサンダー・アルボン 、ローガン サージェント
- キックザウバー(フェラーリ):バルテリ・ボッタス、周冠宇
- ビザ・キャッシュアップ・RB(ホンダRBPT):ダニエル・リカルド、角田裕毅
- ハース(フェラーリ):ニコ・ヒュルケンベルグ、ケビン・マグヌッセン
色を変えたドライバーが新加入です。
オレンジが他のチームからの移籍、青がアンダーカテゴリーからのステップアップ、紫がF1復帰組。
2024年シーズンのドライバーラインナップは2023年から変わりないようです。
「ステークF1チーム・キック・ザウバー」(キックザウバー)は2023年までアルファロメオ、「ビザ・キャッシュアップ・RB」は2023年までアルファタウリのチーム名でした。
レギュレーション変更
レギュレーション変更について。
2024年は2023年から大きな変更はないかと思います。
2026年に大きなレギュレーション変更が待っています。
なので2024年に限らず2025年いっぱいまで、勢力図の大変革は起こりにくい状況です。
しかし、2023年のマクラーレンのように、F1は日進月歩ですから、どうなるかはわからないですね。
絶対王者のレッドブルさえ2024年型のマシンでは冒険をしている(ように私には見えます)ので、それが良い方に転ぶか悪い方に転ぶか、未知数です。
個人的な見どころ
2024年のF1プレシーズンテストの、個人的な見どころです。
ビザキャッシュアップRB
相変わらず私の最大の興味は角田裕毅です。
所属するチームは昨年まで「アルファタウリ」でしたが、2024年から「ビザキャッシュアップRB」となりました。
角田は昨シーズン相当頑張ったと思います。
序盤から最下位のマシンで10位や11位を多く取っていて、中盤以降はチームメイトが二度三度と変わってペースを乱され、終盤チームが上向くと再びポイントを取り、最終戦はラップリーダーまで取り、コンストラクタでもウィリアムズを追い詰めていました。
まだ、レースウィークでもミスが出てしまいますし、シーズン中盤に中だるみをする傾向がある気がしますし、「安定感」という課題は完全にクリアできていません。
しかし、昨シーズンはチームメイトが入れ替わっていなければ、もう少し継続的なドライビングができていたようにも思います。
さすがにリカルドに関しては、シーズン半ばで首を切られることはないでしょうし、チームプレイもできる人と思いますので、角田にとっても昨季よりバトルに集中できる環境にあるはずです。
だからこそ、だからこそ真価が問われてもいます。
今季のビザキャッシュアップRBのマシン「VCARB01」は、多くの人の想像どおり、見えない部分の多くがレッドブルの23年型「RB19」でしょう。
昨季のアルファタウリとは比べ物にならないほど速くなっているはず、願望込みで。
昨季も予選ではレッドブルのペレスを食う場面が多々見られましたが、今季はフェルスタッペンを相手に立ち回れることを期待しています。
表彰台に登れるのではと、それも複数回。
それを実現できるか、プレシーズンテストのパフォーマンスで少しはわかるかもしれません。
レッドブル
レッドブルに興味があります。
新車「RB20」は「RB19」から見た目が劇的に変わりました。
支配的な23年を過ごしたレッドブルが、これほどまで攻撃的な変化をつけてくるとは思いもしませんでした。
あのゼロポッドへ向かっているかのようなデザインが、果たして望んでいるとおりの機能するのか、強い興味があります。
それ以前に、発表会のデザインどおりのマシンがバーレーンに来るかどうかもわかりませんけど。
あれはダミーかもしれませんから。
メルセデスとフェラーリ
興味は全チームに抱いています。
特にレッドブルの直接的なライバルたちには強い関心があります。
中でもメルセデスとフェラーリの新車は、それぞれゼロポッドとバスタブを捨てレッドブル型に移行したかのようなマシンを造ってきました。
彼らがどういうパフォーマンスを見せてくれるか、どれだけレッドブルとマクラーレンに迫れるか、もっと言えば追い越せるか、それが楽しみです。
とりわけメルセデスはこれまで、テスト中に大きなギミックを披露することがたびたびありました。
DAS然りゼロポッド然り。
今年も何か隠し玉があるのではと推測していますが、どうなるでしょう。
アルピーヌ
密かに気になっているチームがあります。
「アルピーヌ」です。
新車「A524」はトレンドを取り入れつつ、独自性のあるデザインを進めているように私には見えています。
その姿勢に好感を抱いているので。
しかし、ルノーPUは他メーカーよりパワー面で劣っている、一説には30馬力も足りていないそうですから、その時点でだいぶ不利です。
その不足分をマシン性能やパッケージングでカバーできているかできていないのか、その点に興味があります。
特に冷却面で、他チームと違うことをしてきそうな気がしていますが、根拠はありません。
おわりに
ということで2024年のF1プレシーズンテストが始まることをお伝えした記事でした。