ディスディスブログ

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ジュニアさんすごい!『プレバト!!』2022年2月9日放送の俳句「冷蔵庫のメモ」回を観た感想です

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『MBS(毎日放送)』で放送されている『プレバト!!』では、2023年2月9日の放送に俳句コーナーがありました。

お題は「冷蔵庫のメモ」。

視聴した感想を書いています。

 

目次

 

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MBS『プレバト!!』

テレビ番組『プレバト!!』についてです。

 

www.mbs.jp

 

人気芸能人にはそもそも才能があるのか?あらゆるジャンルで抜き打ちテストを実施、その結果をランキング形式で発表する。

 

公式webサイトのディスクリプションには上記引用部のように書かれています。

あらゆるジャンルとは、今回紹介する俳句だったり、水彩画だったり、消しゴムはんこだったり、絵手紙、生花、スプレーアート、色鉛筆などです。

中でも俳句がメインコンテンツと思われます。

 

放送時間

放送時間について。

放送は毎週木曜日の19時00分から20時00分までです。

 

出演者

出演者です。

メインの司会は「浜田雅功」さんです。

ダウンタウンの浜ちゃんですね。

 

アシスタントが毎日放送の「清水麻椰」アナウンサー。

ナレーションが「銀河万丈」さん。

 

俳句の査定員は「夏井いつき」さん。

他、査定される芸能人・有名人の皆さんです。

 

俳句

『プレバト!!』の俳句カテゴリが2023年2月9日の放送でも扱われました。

 

今回のお題は「冷蔵庫のメモ」です。

冷蔵庫は夏の季語ですが、冷蔵庫のメモは季語ではないでしょう。

 

この回は「YOU」さん、Kis-My-Ft2「二階堂高嗣」さん、「伊原六花」さん、相席スタート「山﨑ケイ」さんが出演していました。

レギュラー陣では名人7段「中田喜子」さんと永世名人「千原ジュニア」さん、同じく永世名人「梅沢富美男」さんが出演していました。

 

順位戦

まずは今回行われた俳句カテゴリの順位戦の結果です。

 

4位がYOUさん(才能なし、20点)、3位が山崎さん(才能なし、37点)、2位が二階堂さん(凡人、60点)、1位が伊原さん(才能あり、70点)でした。

 

気になった句

順位戦で個人的に気になった句は位のさんです。

今回は気になる句がありませんでした。

 

「名人10段」への道

今回は中田喜子さんの「名人10段への道」がありました。

 

試験を迎えて、中田さんは名人7段、1つ前進すれば名人8段になります。

 

句は、退院日を書かれた桃色のメモと「春立つ」の取り合わせを詠んでいました。

 

娘さんが出産を終えて、待ちに待った退院日を知らせるメモとのこと。

 

季語は「春立つ」。

読みは「はるたつ」。

立春の傍題でしたっけ。

 

結果は「現状維持!」。

これで名人7段のままです。

一言は「リズムが残念」。

 

季語がよい。

中七「桃色のメモ」とすることで具体的な映像も確保できている。

もったいないのはリズムがプツプツと切れること。

添削は「桃色」から始め、メモよと詠嘆。

詠嘆することでメモに向かってズームアップする。

そして「春立つ退院日」と続けていました。

メモの映像からカットが切り替わって、春立つ退院日にワープすることができる。

 

俳句史に残る句集作り

永世名人である千原ジュニアさんと梅沢富美男さんの句です。

句集に入れる50の俳句を、掲載決定かボツかを先生が判定します。

 

千原ジュニアさんは50句まで残り28句。

梅沢さんは50句まで残り1句。

 

千原ジュニアさん

まずはジュニアさんから。

 

句は、サンタへの手紙が貼られた状態のまま春になっていることを詠まれていました。

 

読者が自由に考えてもらえたらと考えて詠まれたそうです。

子どものメモが可愛らしすぎて取れない親だったり、別れた子どもの手紙だったりと色々と考えてもらえるように作られたと。

 

季語は「春」。

読みは「はる」。


結果は「掲載決定!」。

これで残り27句。

一言は「句に奥行きがある!」。

 

読んでいけばいくほど奥行きが深くなる。

パッと読むと可愛いからメモを貼っていると思うところから出発する。

でもひょっとして親として子と会えなくなった状況、例えば離婚の可能性が出てくる。

春という季語は喜びだけじゃなく、切なさとか憂いとか色々なことを内包している季語。

その季語の本質をちゃんと信じているから、こういう展開の句をジュニアさんは作ることができる。

 

いやいや、本当に素晴らしい句です。

ちょっと村上さんをも超えた感じがしますね。

東さんがいない今、プレバト勢では一番かもしれません、ジュニアさんは。

 

梅沢富美男さん

次に梅沢富美男さん。

 

句は、三時に固めのプリンを食べたことと「春の雪」の取り合わせを詠まれていました。

 

梅沢さんが子どもの頃はまだ冷蔵庫がない時代で、氷棚に氷を入れて冷蔵庫代わりにしていたそうです。

当時は固いプリンしかなく、それが春の雪のように解けていく、そんな様子を詠まれたとのことでした。

 

季語は「春の雪」。

読みは「はるのゆき」。


結果は「ボツ!」。

これで残り1句。

一言は「安易!」。

 

中七「固めのプリン」と「春の雪」の取り合わせはよかった。

固めのプリンというだけで、ある時代のプリンじゃないかと想像できる。

この句の中にお三時を持ってくると意味が平たくなる。

3時に食べるんだよ、プリンは皆。

3時と書くのではなく、例えば昔のプリンは甘すぎたから「甘すぎる固めのプリン」とすれば、その時代のプリンの味が蘇ってくる、あるいはストレートに「あの頃の固めのプリン」としてしまう。

 

確かに物足りない句でしたね。

しかし先生の添削もよくなかったです。

プリンは別におやつに食べるものと決まっている訳ではないので。

少なくとも私はプリンを3時と決めた時間に食べた記憶がないです。

なのでお三時と時間を限定したい梅沢さんの気持ちはわかります。

それに、「甘すぎる固めのプリン」としたところで、読者が昔のプリンと限定できるとは思いません。

手作りをして分量なりを間違えて失敗したのかなと思う方が自然でしょう。

説明を聞かない限り、私には昔のプリンとは想像できませんでした、添削前も添削後も。

「あの頃の」としても、それが春の雪との取り合わせで響く言葉になっているとも思えません。

つまり、そもそも句材探しの段階で無理がある内容と思います。

どうあがいても17音には収まらないのではないかと、短歌など他の詩形した方が合う内容ではないかと私は思いました。

 

おわりに

ということで、MBS『プレバト!!』の2023年2月9日放送の俳句コーナーのお題「冷蔵庫のメモ」回を視聴しての感想を書いた記事でした。

 

私の俳句の読解や解釈が正しいとは限りません。

むしろ間違えていることの方が多いでしょう。

おかしなことを書いていたら申し訳ありません。

 

 

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