ディスディスブログ

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秋元真夏さんの冬の棘!『プレバト!!』2022年12月22日放送の俳句「イルミネーション」回を観た感想です

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『MBS(毎日放送)』で放送されている『プレバト!!』では、2022年12月22日の放送に俳句コーナーがありました。

お題は「イルミネーション」。

視聴した感想を書いています。

 

目次

 

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MBS『プレバト!!』

テレビ番組『プレバト!!』についてです。

 

www.mbs.jp

 

人気芸能人にはそもそも才能があるのか?あらゆるジャンルで抜き打ちテストを実施、その結果をランキング形式で発表する。

 

公式webサイトのディスクリプションには上記引用部のように書かれています。

あらゆるジャンルとは、今回紹介する俳句だったり、水彩画だったり、消しゴムはんこだったり、絵手紙、生花、スプレーアート、色鉛筆などです。

中でも俳句がメインコンテンツと思われます。

 

放送時間

放送時間について。

放送は毎週木曜日の19時00分から20時00分までです。

 

出演者

出演者です。

メインの司会は「浜田雅功」さんです。

ダウンタウンの浜ちゃんですね。

 

アシスタントが毎日放送の「清水麻椰」アナウンサー。

ナレーションが「銀河万丈」さん。

 

俳句の査定員は「夏井いつき」さん。

他、査定される芸能人・有名人の皆さんです。

 

俳句

『プレバト!!』の俳句カテゴリが2022年12月22日の放送でも扱われました。

 

今回のお題は「イルミネーション」です。

イルミネーションは季語ではないでしょう。

 

この回は「アンミカ」さんと「酒井美紀」さん、とろサーモン「村田秀亮」さん、乃木坂46「秋元真夏」さんが出演していました。

レギュラー陣では特待生3級Kis-My-Ft2「北山宏光」さんと永世名人「梅沢富美男」さんと同「村上健志」さんが出演していました。

 

順位戦

まずは今回行われた俳句カテゴリの順位戦の結果です。

 

4位がアンミカさん(凡人、55点)、3位が酒井さん(凡人、57点)、2位が村田さん(凡人、67点)、1位が秋元さん(才能あり、70点)でした。

 

気になった句

順位戦で個人的に気になった句は1位の秋元真夏さんです。

 

独りきりだときらめく街が冬の棘のように感じられるという句でした。

「棘」の言葉のチョイスが素晴らしいなと思いました。

夏井先生も褒めていましたけど、本当本格的に俳句をすれば特待生以上になれそうな、よい俳句でした。

 

特待生昇格試験

まずは北山宏光さんの「特待生昇格試験」です。

 

北山さんはこの放送を迎えて特待生3級、1つ昇級すると特待生2級になります。

 

句は黒手袋を咥えて外すことがルミナリエとの取り合わせで詠まれています。

 

シチュエーションはイルミネーションをスマホか何かで撮影するために、手袋を外している状況。

黒手袋をしていることで背伸び感を出しているそうです。

 

季語は「手套」。

読みは「しゅとう」。

「手袋」の傍題ですか。

 

結果は「1ランク昇格!」。

これで特待生2級です。

一言は「前回の失敗をちゃんと修正してきた」。

 

ルミナリエが季語とは関係のない言葉が独立してあり、中七下五でワンフレーズだが、季語を含んだワンフレーズ。

これは難しい型。

これをちゃんとやってきている。

ルミナリエだけで、広い光景、光の感じ、季節の気分もある程度伝わる。

上五「ルミナリエ」でカットをして、すぐ口元のアップになる、「咥えて外す」、何? と思ったら、この物である季語「黒手套」が出てくると。

焦点の絞り方は大したもの。

前回、北山さんが僕の句は材料を詰め込みすぎるとつぶやいていらしたが、分量がわかってきたら、ここからは行けます!

とのことでした。

 

手袋を咥えて外す行為は類想句が多くありそうだなと思いました。

結構ベタな感じ。

手袋が黒であるところにオリジナリティがあるという判断なのかもしれませんけど。

 

俳句史に残る句集作り

永世名人である梅沢富美男さんと村上健志さんの句です。

句集に入れる50の俳句を、掲載決定かボツかを先生が判定します。

 

梅沢さんは50句まで残り2句。

村上さんは50句まで残り24句。

 

村上健志さん

番組では村上さんが先でした。

 

句は、シャンパンの泡が垂直に上がっていくこととクリスマスとの取り合わせが詠まれていました。

 

クリスマスの季語にはいろんな意味が入っている中でシャンパンを選んだ。

「シャンパンは僕の中で光の生まれ変わりだと思っているんですけど」とはご本人の言葉。

泡がバーっと垂直に立っていく様がいいなと。


季語は「クリスマス」。

読みは「くりすます」。


結果は「掲載決定!」。

これで残り23句。

一言は「『近い』と思わせないテクニック」。

 

「近い」とは、クリスマスという季語に対してシャンパンという物を取り合わせることが近いではないかということ。

そう感じる人は必ずいる。

でもその近さを薄めるテクニックが、まず上五「垂直に」から始まるところにある。

上五に「垂直に」とくると、硬い何かが直立していることを読み手は瞬時に想像してしまうもの。

なのに続くのは中七「シャンパン」、さらに「泡」であると。

「ああ、そういうことなのか」と展開していく。

そういう小技がこの人(村上さん)の得意技。

 

そして「泡のないシャンパンがあったら持って来い」と梅沢さんが仰りました。

それに対して。

グラスの中の垂直に上がっていく泡という小さな発見。

この小さな発見を大事にしてあげるべき。

とのことでした。

 

よい句と思いました。

泡が垂直に上がることは現象として当たり前と言えば当たり前です。

しかし泡の動きが垂直であることの気づき、つまりこのことが俳句になると感じられる気づきですが、これはなかなかできません。

この「目」こそ村上さんの凄みと思います。

 

梅沢富美男さん

次に梅沢さん。

 

句は、シャンパン色にさざめいていることが冬木立との取り合わせで詠まれていました。

 

シャンパンに泡が立ち上がっている。

これが風がさら〜っと吹いてきたら、イルミネーションの葉っぱまでふわーっと飛んでいく、淡い感じがした。

そういう句だそうです。

 

季語は「冬木立」。

読みは「ふゆこだち」。


結果は「掲載決定!」。

これで残り2句。

一言は「おっちゃんらしくなくオシャレ!」。

 

どこにもイルミネーションとは書かれていない。

冬木立を揺らしていく、冬の美しい光とか風とか、そういうものをシャンパン色と表現したに受け取る人も出てくる。

そうなったときに冬の光というものとシャンパン色、ここが詩としていいなと思う。

下五「さざめきぬ」も、光と風の表現と思うと美しい。

おっちゃんらしくない、本当おしゃれな句。

 

本当にお洒落な句でしたね。

よい句でした。

クリスマスと書かれていないのに、冬感、クリスマス感がしっかり伝わります。

掲載決定も当然。

あと1句になりましたね、どうなるのでしょうか。

個人的には「句集2冊目に突入!」でよいと思うのですが。

やっぱりプレバトにはおっちゃんが必要ですよ。

 

今回の放送は平場の順位戦からレベルが高かったです。

観ていて楽しかったです。

 

2023年冬麗戦

今回の放送で2023年「冬麗戦」開催の告知がありました。

今年の優秀句を詠んだ15人が集結するグランドチャンピオン大会とのこと。

キスマイ二階堂高嗣さんも出場するみたいです。

 

『冬麗戦2023』は2023年1月12日木曜日19時00分から放送予定です。

楽しみ。

 

おわりに

ということで、MBS『プレバト!!』の2022年12月22日放送の俳句コーナーのお題「イルミネーション」回を視聴しての感想を書いた記事でした。

 

私の俳句の読解や解釈が正しいとは限りません。

むしろ間違えていることの方が多いでしょう。

おかしなことを書いていたら申し訳ありません。

 

 

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