ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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金秋戦組み合わせ!『プレバト!!』2022年8月25日放送の俳句「駅の売店」回を観た感想です

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『MBS(毎日放送)』で放送されている『プレバト!!』では、2022年8月25日の放送に俳句コーナーがありました。

お題は「駅の売店」。

2022年秋のタイトル戦「金秋戦」の予選組み合わせ抽選も行われました。

視聴した感想を書いています。

 

目次

 

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MBS『プレバト!!』

テレビ番組『プレバト!!』についてです。

 

www.mbs.jp

 

人気芸能人にはそもそも才能があるのか?あらゆるジャンルで抜き打ちテストを実施、その結果をランキング形式で発表する。

 

公式webサイトのディスクリプションには上記引用部のように書かれています。

あらゆるジャンルとは、今回紹介する俳句だったり、水彩画だったり、消しゴムはんこだったり、絵手紙、生花、スプレーアート、色鉛筆などです。

中でも俳句がメインコンテンツと思われます。

 

放送時間

放送時間について。

放送は毎週木曜日の19時00分から20時00分までです。

 

出演者

出演者です。

メインの司会は「浜田雅功」さんです。

ダウンタウンの浜ちゃんですね。

 

アシスタントが毎日放送の「清水麻椰」アナウンサー。

ナレーションが「銀河万丈」さん。

 

俳句の査定員は「夏井いつき」さん。

俳句カテゴリの出演者は「梅沢富美男」さんを始め、「東国原英夫」さんや「中田喜子」さん、「立川志らく」さん、「千原ジュニア」さん、「藤本敏史」さん、「村上健志」さん、「横尾渉」さん、「千賀健永」さんなどがいます。

 

俳句

『プレバト!!』の俳句カテゴリが2022年8月25日の放送でも扱われました。

 

今回のお題は「駅の売店」です。

駅の売店は季語ではないでしょう。

 

この回は「本上まなみ」さん、「大久保佳代子」さん、「新納慎也」さん、「おいでやす小田」さん、櫻坂46「小池美波」さんが出演していました。

久しぶりに5人出演しています。

レギュラー陣では名人10段「千原ジュニア」さんと、名人7段Kis-My-Ft2「千賀健永」さん、同6段「中田喜子」さんが出演していました。

 

順位戦

まずは今回行われた俳句カテゴリの順位戦の結果です。

5位が大久保さん(凡人、55点)、4位がおいでやす小田さん(凡人、56点)、3位が新納さん(凡人、57点)、2位が小池さん(才能あり、70点)、1位が本上さん(才能あり、72点)でした。

 

気になった句

順位戦で個人的に気になった句は1位の本上さんです。

 

駅で従弟(いとこ)にサイダー渡すという句でしたね。

季語「サイダー」が主役になっているとジュニアさんも褒めていました。

サイダーであることで、手渡す相手が子どもとわかりますし、「いとこ」を従兄弟とせず従弟としたことで作者との関係もわかりやすいです。

うまいなと。

名人を含めても、今回紹介された中で一番よい句と感じました。

 

名人10段を目指す試験

今回は中田喜子さんと千賀健永さんの名人10段を目指す試験がありました。

 

試験を迎えて、中田さんは「名人6段」、千賀さんは「名人7段」でした。

 

中田喜子さん

まずは中田さんから。

 

句は、お箸を子どもたちが選んでいることと鰯雲の取り合わせが詠まれていました。

 

のぞみ号が運行して、今年で30周年だそう。

のぞみ号のお箸セットが販売されていると。

売店に子どもたちが並んで真剣に選んでいる光景を詠まれたそうです。

 

季語は「鰯雲」。

読みは「いわしぐも」。

秋の季語ですね。

 

結果は「現状維持!」。

一言は「季語が添え物になっている」。

 

季語の存在感がちょっと添え物になっている。

原因は「選ぶ子ら『の目』」とわざわざ書いたこと。

ここを書かなければ、鰯雲の描写にあてることができた。

これだけで季語の力が愕然と変わる。

 

添削は、原句では下五にあった「鰯雲」から始めることを提案。

「鰯雲『はるかorはろばろ』」と「の目」を削除した上で加えています。

後は原句の語順のままでした。

 

中田さんは、鰯雲は規則正しく並んでいるから季語が添え物にはなっていない、と主張されていましたが。

 

私は季語のことより「箸鉄」の言葉が気になりました。

箸鉄なんて用語が実際に存在するのでしょうか?

鉄道に疎いためわからないですけど、少なくとも私は見たことも聞いたこともないワードです。

造語?

「乗り鉄」「撮り鉄」のワードは知っています。

それらの法則に倣うなら、箸鉄は鉄道関連の箸だけを集める鉄道オタクという意味ですか?

「収拾鉄」ならわかりますけど、箸を専門にするなんてあるのかなぁ、う〜ん。

それともそういう商品名の箸があるということでしょうか?

商品名だとしても一般的なワードとは言い難いですよね。

鉄道ファンではない、一般の人に言葉の意味が伝わりにくく、こちらの句は私は無しです。

先生の立場なら「1つ後退」です。

 

ワードを私が知らないだけかも。

だとしたら申し訳ありません。

 

千賀健永さん

次に千賀さん。

 

句は、駅弁の木箱の香と涼風が届いたこととの取り合わせを詠まれていました。

 

名古屋に住んでいる頃に、東京に仕事があるとその都度電車で通っていたそうです。

その帰りの電車で駅弁を買って駅弁の蓋を開けたときの香りを詠まれています。

仕事のよいこと悪いこと、色々な想いがリンクされているみたいです。

 

季語は「涼風至る」。

読みは「すずかぜいたるorりょうふういたる」。

初秋の時効の季語だそうです。

 

結果は「1ランク昇格!」。

一言は「五感を刺激する取り合わせ」。

 

時効の季語はほとんどが映像や音を持たないが、涼風至るは風だから触覚の情報が入る。

季語が7音あるから、7・5・5を詠まざるを得ない性質を持っている。

駅弁の香りに作者は爽やかな秋の気分を感じ取っている、ということを言いたいための季語の他の10音を使っている句。

あくまでも季語を表現するためにある。

駅という場所が視覚わかり、木箱の手触りが触覚と嗅覚、駅弁だから味覚も喚起される、駅だから駅のざわめきも聞こえる。

五感の情報がさりげなく入っている。

 

個人的には「至る」が必要だったかがわからなかったです。

涼風至は「夏の風から秋の風に変わる頃」の意味ですよね。

「頃」が重要に思います。

この季語のイメージと、千賀さんの話の内容とは微妙にニュアンスが異なる気がします。

「涼風」だけでも季語ですから、それで十分通じる説明内容だったような。

それに、ジュニアさんも指摘していましたが、千賀さんの説明的に車内での出来事なのに涼風が吹いてきたの? ということへの違和感もあります。

ご本人はイメージを詠んだと説明していましたっけ。

だとしても、それはあくまで説明があって初めて理解できることで、17音のみの勝負としてはこのちぐはぐさは損をしていると感じます。

こちらも私が選者なら現状維持が妥当としたことでしょう。

 

「永世名人」への道

今回は千原ジュニアさんの「永世名人」への道がありました。

 

ジュニアさんは試験を迎えて「名人10段☆☆」でした。

 

句は、キオスクの夕刊フジに秋茜が止まっていることが詠まれていました。

そのまま。

 

夕刊なので夕方以降、オレンジのイメージ。

夕刊フジのロゴもオレンジ色。

そこに秋茜ということのようでした。

 

季語は「秋茜」。

読みは「あきあかね」。

とんぼのことですね。

 

結果は「1つ前進!」。

一言は「さすが助詞オタク」。

 

固有名詞を果敢に使っている。

キオスクで場所がわかる、夕刊フジで手に取りそうな人も想像できる。

上五「キオスクの」に対して、中七「夕刊フジに」の「に」が正しいかが問題になる。

悩むとしたら「に」か「の」。

上五が仮に「2番ホーム」だとしたら、2番ホームに立っている人の夕刊は広げて詠まれているから、そこに「に」トンボが止まっているのは無理が出てくる。

上五が「キオスクの」であることで、キオスクの新聞ラックに立っている新聞「に」止まっている、と無理がなくなる。

後は、色も表現した上で、秋茜が主役に立つように、語順が考えられている。

季語を主役にするために「に」である。

 

私は普段からジュニアさんの力を評価しているのですけど、今回はよくなかったです。

「頭の中だけで作った感」が強すぎました。

時間帯と夕刊と秋茜、全て近い色を持ってきたことの作為が強すぎて、実感として伝わって来ません。

状況が出来すぎていると言いますか。

作者の作為が過ぎると、その下心は透けて見えてしまいますね。

いざ自分で作ってみるとその塩梅が難しいのですけど。

私が選者なら、句そのものに破綻はないので「現状維持」です。

 

2022年「金秋戦」の予選組み合わせ抽選

今回の放送では、2022年「金秋戦」の予選組み合わせ抽選が行われました。

 

シード

予選を免除され、決勝から参加できる「シード権」を持つのは3名です。

春のタイトル保持者「立川志らく」さんと、永世名人の「梅沢富美男」さんとフルーツポンチ「村上健志」さんのお三方。

東国原英夫さんは今回不参加ですか、お名前がありませんでした。

残り7枠を15人の名人・特待生で競うことになります。

 

Aブロック

まずはAブロック。

 

  • 藤本敏史(名人10段)
  • 春風亭昇吉(特待生5級)
  • 犬山紙子(特待生4級)
  • 松岡充(特待生2級)
  • 馬場典子(特待生2級)

 

敬称略で失礼します。

段位などを間違えていたら申し訳ありません。

 

お題は「ファッションの秋」。

 

段位で判断をすればフジモンさんが楽に勝ち抜けそうなブロック。

しかし犬山さんは大ホームランを打てる方なので、名人連中は予選で犬山さんと当たることは避けたかったでしょう。

事実フジモンさんは犬山さんと同組になったことを嫌がっていました。

フジモンさんが犬山さんとどう戦うか、見ものです。

私はもちろん犬山さんを応援します。

フジモンさんなら敗者復活戦で上がれるでしょうし。

 

Bブロック

Bブロック。

 

  • 中田喜子(名人6段)
  • ミッツ・マングローブ(名人2段)
  • 森口瑤子(名人初段)
  • 篠田麻里子(特待生2級)
  • 北山宏光(特待生3級)

 

お題は「行楽の秋」。

 

段位的にも実力的にも一番楽なブロックではないでしょうか。

楽と言っても大会優勝者が3人もいますし、相対的には大きな力の差がないため、接戦が予想されます。

個人的には森口さんに上がって欲しい。

 

Cブロック

Cブロック。

 

  • 千原ジュニア(名人10段)
  • 横尾渉(名人10段)
  • 千賀健永(名人8段)
  • 皆藤愛子(名人3段)
  • 的場浩司(特待生5級)

 

お題は「食欲の秋」。

 

Cが最大の激戦区になりました。

ジュニアさんと横尾さんと千賀さん、このお三方のどなたが1位でも3位でも、全く不思議ではないですね。

敗者復活戦にすら上がれない人が一人いるのですから。

個人的にはジュニアさんに上がってきて欲しいです。

 

おわりに

ということで、MBS『プレバト!!』の2022年8月25日放送の俳句コーナーのお題「駅の売店」回を視聴しての感想を書いた記事でした。

 

私の俳句の読解や解釈が正しいとは限りません。

むしろ間違えていることの方が多いでしょう。

おかしなことを書いていたら申し訳ありません。

 

 

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