ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

ディスディスブログ

ワズキャン何を願った?『メイドインアビス 烈日の黄金郷』8話「願いの形」を視聴。感想を書きました

スポンサーリンク

TVアニメ『メイドインアビス』第2期「烈日の黄金郷」が、2022年7月6日から放送されています。

TOKYO MXで視聴しています。

2022年8月25日には8話「願いの形」が放送されました。

視聴した感想をあれこれ書いています。

 

以下、ネタバレ要素を含みますから、バレても構わない方のみ下にスクロールしてください。

 

目次

 

アニメ2期『メイドインアビス 烈日の黄金郷』

2022年7月6日よりTVアニメ2期『メイドインアビス 烈日の黄金郷』の放送がスタートしました。

 

メイドインアビス(1) (バンブーコミックス)

 

miabyss.com

 

貴重な遺物が眠る秘境の大穴アビスを舞台に、少女リコと少年ロボットのレグの冒険を描く。

 

番組の録画データには上記引用部のように書かれています。

 

放送日時と局

放送日時です。

 

放送日時は毎週木曜日01時05分(水曜深夜25時05分)から。

放送局は『TOKYO MX』など。

 

登場人物

登場人物。

先ほどの録画データの引用部どおりですね。

 

原作

原作は漫画です。

つくしあきひと」さんの作品。

 

ja.wikipedia.org

 

Wikipediaによると、出版社は『竹書房』、掲載誌は『まんがライフWIN』『WEBコミックガンマ』、レーベルは『バンブーコミックス』とのこと。

発表期間は2012年からで、既刊10巻だそうです。

 

dysdis.hatenablog.com

 

沖縄旅行をしたとき漫画喫茶に立ち寄って、そこで通して読みました。

 

メイドインアビス(1) (バンブーコミックス)

 

2期8話「願いの形」

2022年8月25日はTVアニメ2期『メイドインアビス 烈日の黄金郷』、8話「願いの形」が放送されました。

 

以降ネタバレ要素がありますので、大丈夫な方のみ下方スクロールをお願いいたします。

 

説明

8話の説明です。

 

「水もどき」に侵され、次々と倒れていくガンジャ隊の面々。ついにヴエコも発症するが、ワズキャンから与えられた“香ばしいもの”を食べて回復する。同様にベラフも回復していたが、“香ばしいもの”を食べてしまったことを深く後悔し、精神を壊していた。動揺するヴエコを、ワズキャンは落ち着いた様子でイルミューイの元へ連れていく。そこでヴエコが目の当たりにしたのは…。

 

番組の録画データには上記引用部のように書かれています。

 

 

アニメ「メイドインアビス」公式 (@miabyss_anime) による告知ツイート。

 

願いの形

 

2期8話を視聴した感想

『メイドインアビス』2期8話「願いの形」を視聴した感想です。

 

過去編がメイン

8話も7話とほぼ同様、過去編がメインになっていました。

 

dysdis.hatenablog.com

 

成れ果て村がどうして成れ果て村になったかが描かれました。

イルミューイがどうなったか、成れ果てたちはどうやって成れ果てたのか、ファプタは何者なのか、ファプタの願いは何か、その辺が明らかになりました。

 

わからないこと

8話を観ていて「わからないこと」がありました。

原作を読んでいないものですから、わからないことばかりですけど。

その最たるものは「ワズキャン」の狙いや目的です。

 

元いた場所で虐げられていたのでしたっけ、彼らが黄金郷を探すこと。

それがワズキャンたち「ガンジャ隊」の目的みたいですね。

アビスの六層までたどり着き、そこを黄金郷と定めたのだと私は認識しています。

 

ワズキャンはイルミューイを自分たちを守る基地なり要塞なりとすることで黄金郷を創った。

イルミューイを、です。

それが8話で語られた成れ果て村の成り立ちでした、たぶん。

 

ワズキャンの本当の狙いは何か?

でもそれはワズキャンの狙いや目的ではないと思います。

目的のためなら手段を選ばない人物であることは間違いないことでしょう。

自分たちガンジャ隊のために、今回イルミューイを使って、成れ果て村を創りました。

 

しかし、それは本当にガンジャ隊のためなのかどうか、それは怪しいです。

見方を変えれば、今回彼がやったことは、全て「彼自身のため」とも受け取れます。

 

自分のために仲間をアビスへと連れていき、その六層まで到達した。

仲間がいたことで、大穴には上昇負荷にかかる「呪い」の存在を知り、彼らの犠牲のおかげで自らは大きな呪いにかかることなく、六層までたどり着けた。

自分のためにイルミューイを騙して(ヴエコのためとかヴエコと一緒にいられるとか言ってそそのかした可能性)、揺籃を使わせ前線基地(=成れ果て村)を作った。

自分のために、ベラフで成れ果てになれるかどうかを試して、安全(○ぬことはないこと)が確認されたから、自分も成れ果てになった。

 

そうとも受け取れませんか?

 

周りから「神がかりの予言者」と呼ばれるワズキャン。

彼は本当に未来を予知できる能力を持っているのではない印象を受けます。

彼は、言うなれば、神がかりなほど「言葉の能力」に長けている人物。

言葉を使って自分の意のままに人を操って、自分の思い通りに事を運ばせる、そういう能力が際立っている。

だから彼を信じている人にとっては、彼がまるで未来予知をしているかのように見える。

ワズキャンを信じている人たちは自らの意思で行動選択をしたと思っていますから、彼を憎んだり恨んだりへは、考えがいかない、考えがいきにくいように出来上がっている。

そういうタイプの人物に私には思えるのです。

現実にも宗教や企業などの組織でまま見られる現象と思います。

あれを極端にしたような。

 

だからイルミューイも奴の口車に乗せられて2個目のあれを使ってああなったのだろう、と考えると腑に落ちるものがあります。

 

卑怯、小心者とも受け取れますね。

自らが直接手を下さず、美味しい思いをする。

 

先ほど自分のためと書いていますように、ワズキャンが本当に何を狙っているのか、そこが物語を理解する上で重要になってきているように感じられます。

 

欲望の揺籃3個の願いは何か

前回発見された遺物「欲望の揺籃」は複数存在しているようです。

今回、トータル3つの揺籃が登場したでしょうか。

 

 

1つはヴエコの提案でイルミューイに与えられ、おそらく彼女は自身を子どもの産める身体にすることを願ったのでしょう。

事実、子どもを産めるようにはなりましたが、ご存知のとおり、生まれる子は成れ果てのようなモンスターの姿をしていますし、さらに2日と生きられず○んでしまいます。

 

 

2つ目もイルミューイに与えられました。

ワズキャンが独断でしたことのようです。

2つ目の願いは先ほど少し触れたように、自身を成れ果ての村とすることです。

その目的はヴエコや子を守るためでしょうか。

 

 

と思ったのですが、原作者の「つくしあきひと」さんが仰るには、2つ目の揺籃はまだ割れていないそうです。

まだ揺籃に望みを願っていない、 ということでしょうか。

 

ということはイルミューイが成れ果て村となったのは、あくまでも1つ目の揺籃の効果である可能性が高そうですね。

子供の産める身体になるというよりは、ヴエコを守りたい、あるいはヴエコと一緒に居続けたいとイルミューイは願ったのかもしれません。

 

 

では2つ目の揺籃の願いは「ファプタを産む」ことだったのでしょうか。

上のつくしあきひとさんのツイートの内容が何を指しているか正確にはわからないですけど、ファプタの誕生のことを指していると想像されますので。

確かに、ファプタは他の子たちとは外見から何から大きく異なります。

2日と生きていけない身体でもないですし、言葉を話すこともできますし。

「○なない子が欲しい」と願った?

 

 

イルミューイが成れ果て村となり、また仲間が次々と成れ果てとなったとき、ヴエコはその身を崖下に投じようとしました。

が、ワズキャンが彼女を助け、その際に彼の右腕が露わになりました。

右腕の一部が異様な形をしています。

そこで彼もまた揺籃を使ったことが判明しました。

 

ワズキャンは揺籃に何を願ったのでしょう?

成れ果てになることでしょうか?

そこに先ほど書いた「ワズキャンの本当の狙い・目的」が表れているはずです。

が、8話終了時点でそれはわかっていません。

 

ファプタはの目的は何か?

ファプタの狙い・目的は8話で判明しています。

 

 

それは「イルミューイを解放する」こと。

そして成れ果て村の住人を「根絶やし」にすること。

 

しかしファプタはその特性として、成れ果て村の膜を割って村の内部に入っていけません。

だから生まれたときも、イルミューイから何かが伸びて膜の外まで運ばれた先で孵っていたのですね。

 

そこでレグです。

レグに村の膜なり外壁なりを破壊してもらって、そしてという。

それがレグが記憶を失くす前にファプタと交わした約束だったのでしょう。

 

それはそうと、ファプタが生まれたとき、成れ果て村の住人たちは見ていましたよね。

あれって美味しそうと思って見ていたのでしょうか。

見ていたっぽい。

えぐい。

 

ワズキャンの本当の目的は何か? Part2

そこで再び、ワズキャンの狙いや目的は何なのかに考えが向かいます。

 

悪く言うと、ワズキャンは人をたぶらかす天才です。

 

リコやレグたちを村に受け入れて、敵対しなかったこと。

リコやレグたちが村の内外を比較的自由に動けたこと。

レグがファプタと会えたこと。

 

これらは全てワズキャンの思惑の中にあると捉えた方がよいでしょう。

であるならば、ワズキャンはリコとレグを使って成れ果て村を破壊させようとしていることになります。

 

しかしそれは自らの身にも危険が及ぶ行為です。

ワズキャンはどうしてそんな、自身を危険に晒すことをしようとしているのでしょうね。

 

仮にワズキャンが成れ果て村を破壊しようとしている推察が正しいものならば、その理由の一つは、村の成れ果てたちは村から外に出ることができないことにあるでしょう。

ワズキャンもその例外ではないからです。

 

要するにワズキャンは「成れ果て村の外に出たい」のです。

 

どうして出たいと思っているのか。

出たらどうなってしまうのか。

それはわかりません。

9話以降明らかになるのかならないのか。

それすらわからない。

でも想像はできるので、私の想像は後述します。

 

リコが危ない

ここまで考えると、一つ大きな危惧が浮かんできます。

それは「リコが危ない」ということ。

 

揺籃はまだ存在する可能性、しかもワズキャンが持っている可能性があります。

どうしてワズキャンがリコたちを迎え入れたかというと、狙いはリコにあると考えます。

確か揺籃は幼体に使わせることで効果を発揮させられるのですよね。

 

 

ヒトの子=リコは、成れ果て村の中でも極めて価値が高い存在です。

理由はつくしさんが明かしてくださっています。

 

先ほど、私はワズキャンが村の外に出たがっていると書きました。

それを踏まえて考えますと、奴はリコに対して、イルミューイにしたことと同じことをする可能性があるのではないでしょうか。

リコを変容させ、自らが「安全」にイルミューイの体内から出て、別の場所に行くために。

 

変容させると言っても、イルミューイのような変容では同じことの繰り返しです。

どうにかしてその問題を打開する必要がある。

その問題とは「村から出られない」ことです。

打開のヒントは「マジカジャ」にあるかなと思っています。

マジカジャはガス状の存在ですよね、成れ果てといっても必ずしも個体に変わるとは限らない「らしい」ということ。

 

ワズキャンの本当の目的は何か? Part3

ここまで書いて、ワズキャンの本当の目的もわずかに見えてきた気もします。

見えていない気もします。

 

今のワズキャンの目的は、ある意味でリコと同じかもしれません。

採ってきた手段は全く別ですけど。

 

彼らは黄金郷を探していて、六層にそれを見出したかに見えました。

しかしその後、ボンドルド(やライザ?)といった白笛たちと出会い、様々な情報を得ているはずです。

その中には六層の奥、あるいはさらに先の情報もあったかもしれません。

 

大穴にはもっと先が、もっと奥がある可能性が存在する。

それなら大穴の終着点を見てみたい。

終着点こそ「真の黄金郷」かもしれないから。

 

これこそがワズキャンの本当の目的ではないかと、私は考えています。

そのためなら成れ果ての村のことや住人のことなどどうでもよいのでしょう。

利用できるものは何でも利用してここまで来たワズキャンです。

リコたちも何の躊躇もなく利用すると思います。

なのでリコは今、大きな危険に晒されているかなと。

 

ボンドルドも大概ヤバい人物でしたが、彼は彼で自分の目的に対しては純粋です。

ワズキャンもボンドルドに似て純粋な人なのだと感じます。

 

そう言えば、ワズキャンにとっての「価値」って何なのでしょうね。

ベラフは「目」かなと思いましたが。

ワズキャンは「探求」でしょうか。

 

おわりに

ということでTOKYO MXでTVアニメ2期『メイドインアビス 烈日の黄金郷』8話「願いの形」が放送されたので、視聴した感想を書いた記事でした。

 

私の認識や理解が間違っていたら申し訳ありません。

 

Amazonでも観られるみたいです。

気になる方はぜひ。

 

 

スポンサーリンク