ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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算太は何で?朝ドラ『カムカムエヴリバディ』2021年11月25日放送19話を視聴した感想を書きました

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NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』が2021年11月25日木曜日の放送が泣けました。

算太のあれは何だったのか謎ですけど、無性に泣けました。

 

ネタバレ要素がありますので大丈夫な方のみ下方スクロールをお願いします。

 

目次

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朝ドラ『カムカムエヴリバディ』

朝の連続テレビ小説は2021年11月1日から『カムカムエヴリバディ』が始まっています。

 

連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」オリジナル・サウンドトラック 劇伴コレクション Vol.1

 

www.nhk.or.jp

 

twitter.com

 

公式webサイトとTwitterの公式アカウントがありました。

 

あらすじ

本作のあらすじです。

 

1925年(大正14)年、日本でラジオ放送が始まった日、岡山市内の商店街にある和菓子屋で、女の子が生まれた。
名前を安子(上白石萌音)という。あんこの甘い香りに包まれたあたたかい家庭に育った安子は、ずっと家族との幸せが続くことを願った。やがて戦争の足音が近づくなか、さまざまな試練が安子に舞い降りる。
けれど、ラジオ放送開始からまもなく始まるラジオ英語講座との出会いが、安子の未来を切り開いていく。

 

公式webサイト内「番組紹介」にある紹介内容の一部を抜粋しました。

紹介内容テキストはなかなかのネタバレ感がありますので、バレが嫌な方は読まない方が良いかもしれません。

 

第4週「1943-1945」

2021年11月22日月曜日から『カムカムエヴリバディ』は第4週「1943-1945」が放送されています。

 

再び、菓子作りへの意欲を取り戻した金太(甲本雅裕)。安子(上白石萌音)と菓子を作り、2人は町へ売りに出ます。そこへおはぎを持ち逃げしようとする男の子が現れ…

 

録画データの番組概要には上記引用部のように書かれています。

 

感想

朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の2021年11月25日木曜日放送された19話を視聴しての感想です。

 

泣けた

泣けました。

朝ドラの次に放送される『あさイチ』でも、司会を務める「鈴木奈穂子」NHKアナウンサーが堪えきれず泣いていらっしゃいました。

ほろりと涙が落ちたどころではなく、表情を崩して泣いていましたね。

お気持ちはわかります。

あれは泣けますよ。

 

算太の謎

19話は感動したのですが、大きな謎がありました。

謎のことをお話しする前に、それまでの経緯・事情を少し触れましょう。

 

「甲本雅裕」さん演じる、安子の父「橘金太」が戦争で家族を失ったことで、心身ともに弱ってしまい、安子の嫁ぎ先である「雉真家」に身を寄せていました。

18話を最後に金太は復活、19話から和菓子作りを再会しています。

戦後間もないため砂糖が手に入らず、代わりに人工甘味料で甘味をつけた「おはぎのようなもの」をバラック小屋の簡易的なお店で売り始める金太。

安子もそのお手伝いをします。

 

そんな中、金太はある少年と出会います。

金太は彼におはぎの入ったケースを1つ手渡し、自分で値を付けて売ってこい、売上の1割はお前のものだと言いました。

実はその少年はおはぎを盗み食いしたのです。

本来なら警察に突き出すところでしょうけど金太はそれをしませんでした。

少年が出征している息子「算太(さんた)」にどこか似ていたから。

なので金太は少年に自分が丹精込めてこしらえたおはぎを売らせ、その稼ぎから盗み食いした代金を引いてやろうとしています。

周りからは、どうせ全部食われるとかどうせ稼いだ金を持ち逃げされるとか言われつつ。

 

その晩、家の戸を叩く音がしたものですから、少年が逃げずに戻ってきたかと思った金太は戸を開けると、そこには少年ではなく復員服を着た算太が立っていました。

ちなみに算太は「濱田岳」さんが演じています。

戦争から生きて還ってきたと喜ぶ金太は、算太を家に招き入れて、というか算太が勝手に入って2人で語り合います。

 

がしかし、そこで語られる算太の話の内容がおかしいのです。

どこがおかしいかと、算太がおはぎを売りさばいてお金を稼いできたことになっています。

少年が算太にすり替わって話が進められているのですね。

金太も何の違和感も感じていないように算太と楽しそうに会話をしています。

 

私は視聴をしていて「何だこれは?」と大いに混乱しました。

 

幻?

この謎は19話の最後に解けます。

いえ、まだはっきりとはわからないのですが、おそらくはそうでしょう。

 

金太が亡くなっている

という報せが入ったのは

その翌朝のことでした

 

上記引用部のナレーションが19話の最後に入りました。

 

ここからわかることは、おそらく算太が還ってきたことは金太が亡くなる直前に見た「夢幻」だったのだろうということ。

 

戦争によって妻も母も失った金太は、身も心もズタズタに切り裂かれていて、もう立ち直れないほどだったのでしょうね。

最後の力を振り絞って、安子に「あんこ」の作り方を教えたかったのかもしれません。

金太は御菓子司「たちばな」のあんこをそれは大切にしていました。

あんこは金太にとって「橘家の魂」のようなもので、戦争によって家族を失いましたが、魂までも失いたくなかった。

だから生き残っている唯一の肉親である安子に、その魂を伝えたかったのでしょう。

私はそう思っています。

 

正解は20話以降に語られることでしょう。

 

算太も?

一方、金太の見たと思われる幻は「もう一つの可能性」を示唆しているようにも感じられます。

それは「算太が戦争で亡くなった」可能性です。

19話終了時点では算太が戦死したかはわからないです。

金太のもとに訃報が届いたなどという描写はなかったはず。

でもその可能性は少なからずあるかなと思っています。

 

つまり、生前散々迷惑をかけた家族、特に父親に対して、せめて別れ際だけでも現れてあげたい、謝りはせずとも話だけでもしたいという算太の念が、金太に幻を見させた可能性ですね。

 

「たちばな」の従業員たちも亡くなっている人がいるでしょうし。

戦争の無慈悲さを感じずにはいられない、視聴する側にとっても辛い週になっています。

 

おわりに

ということで、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の2021年11月25日放送19話を視聴した感想を書いた記事でした。

 

甲本さんの演技が凄まじい。

圧倒されている週です。

 

 

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