サッカー日本代表が『FIFAワールドカップ カタール2022』のアジア最終予選に3戦して1勝しかできておらず、予選敗退のピンチです。
「森保一」監督や「田嶋幸三」JFA会長の解任騒動にも発展しているようです。
解任にも賛成か反対か。
日本代表サッカーに対して今私が感じていることをあれこれ書きました。
目次
サッカー日本代表がワールドカップ出場できない?
サッカー日本代表が『FIFAワールドカップカタール2022』のアジア最終予選に3戦して1勝しかできていません。
本戦出場のピンチにあります。
各グループの2位までが自動的にワールドカップ本戦に出場でき、3位はプレーオフに回るのでしたっけ。
3試合を終えて、日本はグループBの3位、1勝2敗1得点2失点の得失点差-1、勝ち点3。
日本が3試合であげた得点がわずか「1」、しかも結果以上にサッカーの内容が酷いとのこと。
それによりサッカー日本代表の監督を務める「森保一(もりやす・はじめ)」さん、日本サッカー協会会長を務める「田嶋幸三(たしま・こうぞう)」さんの解任騒動まで発展しているようです。
ファンの怒りはそれ以前から溜まりに溜まっていたのですが、この3試合の体たらくでそれが一気に爆発したということでしょう。
観ていない
私はサッカーを観ることが好きで代表戦はずっと観てきました。
テレビの、しかも地上波しか観られない環境にあるので、サッカーというとほぼ代表戦しか観られないというのが実情ですが。
しかし、この数年はその代表戦すら観なくなっていました。
理由は単純、「つまらない」からです。
観ていて全然面白くないのですよね。
魅力がない。
勝っても負けても引き分けでも沸き立つものが一切ない。
こんな感覚は代表戦を観ていて初めてでした。
今まではどんなにつまらない試合でも最後まで観てきたので。
今回の代表は気がついたら試合を観なくなっていました。
理由
サッカー日本代表がつまらなく感じられる理由。
考えたことがなかったですけど、今考えてみますと1つ思い当たります。
それはもはや「俺たちの代表」ではなくなったと感じられることです。
あのお人が騒動と騒動の後も座に居座っていることで、代表があのお人の私物になっていると思えたのでしょう。
感想
サウジアラビア戦の結果を受けての感想です。
2021年10月8日金曜日、サウジアラビアとのアウェイ戦が行われました。
結果はホームのサウジアラビアがスコア「1 - 0」で日本に勝利しました。
日本の敗北。
先ほど書いたように私は試合を観ていません。
ハイライトはテレビのニュースや動画で観ました。
結果や内容も、テキストサイトのニュース記事を読みました。
そんな人間の意見ですのでこれから書くことは適当です。
サウジ戦のスタメンの違和感
サウジ戦の日本のフォーメーションは4231ですか。
ゴールキーパーが「権田修一」選手(以下継承略)。
ディフェンダーが右から「酒井宏樹」、「吉田麻也」、「冨安健洋」、「長友佑都」。
ディフェンシブハーフが「遠藤航」と「柴崎岳」。
トップ下が「鎌田大地」、サイドハーフが右「浅野拓磨」、左「南野拓実」。
フォワードが「大迫勇也」の1トップ。
この時点でもう訳がわからないです。
森保監督がこのチームでどういうサッカーをしたいのかがわからない。
大迫と鎌田
特にわからないのはトップの大迫とトップ下の鎌田のところです。
大迫は高いキープ力でボールを収めて、味方の攻め上がる時間を作る、ポストプレイヤーとして優れた選手です。
その代わりかどうかわかりませんけど、裏抜けをするとか高い得点力があるとか、そういうタイプではありません。
プレイできないという意味ではありませんで、あくまでタイプで分けるとですね。
裏抜けや得点力は南野や古橋の特長です。
南野の方が古橋よりボックス内に限定した特徴を持つ選手であるように思います。
南野は器用な面もあって、色々なことをできてしまうがために代表でもクラブでも器用貧乏化している気もしますけど、彼のナチュラルなポジション・プレイスタイルはサイドではないでしょう。
大迫を起用しているということは、先ほど書いたように周りがと言いますかトップ下がスペースへ飛び出すことを望まれます。
しかし、トップ下には鎌田がいます。
鎌田は飛び出しが特徴の選手ではなく、どちらかというとパサーでしょう。
このちぐはぐさがもう訳わかりません。
大迫を1トップに据えたいなら、トップ下は鎌田より南野にした方が記事作成現在の代表メンバーであれば生きるように思います。
トップ下というより縦関係の2トップになるでしょうか。
鎌田をトップ下に据えたいなら、フォワードは大迫より南野や古橋にした方がタイプは噛み合うと思います。
4123のフォーメーションであれば、鎌田を本来のポジションであるインサイドハーフに使えて、飛び出しもしやすいのに、そのアイデアはないみたいですし左ウィングが人材不足ですし。
鎌田と柴崎
また、サウジ戦のスタメンに鎌田と柴崎がいることに対する違和感も強く感じます。
ホーム戦の人選に見えるので。
鎌田は身長がそこそこ高いものの、線が細くボディコンタクトに弱い印象です。
試合中消えることもままある印象。
柴崎も、守備を頑張りはしますけど、得意ではないですしやはりボディコンタクトに弱いですし、マークやチェイスをサボること、相手に釣られてポジションを空けることもままあります。
どちらもボールを持っていないとき、とりわけ守備時の戦術的な動きが苦手な印象ですね。
サウジアラビア戦は日本にとってアウェイ戦でした。
中東勢との試合は、会場にほぼ日本人のいない絶対的アウェイになりがち。
しかも「中東の笛」でしたっけ、中東勢との試合は理不尽なほどに相手優位なジャッジになりがちです。
そういう特殊な試合では、勝つより「負けない」ことの方が重要でしょう。
それなのに守備の軽い、あるいは弱い2人をどうして同時先発させたのか。
これがわからないです。
試合展開的にどうしても点を取りたくて、後半途中から2人を投入するならまだわかるのですが。
伊東純也がサウジにいる違和感
サウジアラビア戦には「伊東純也」がチームに帯同していたそうです。
これも意味がわからない。
伊東は累積警告で出場停止中、サウジアラビア戦にはプレイすることができませんでした。
それなのに彼はサウジアラビアまで行っていたそうなのです。
同月12日には大きな山場になるであろう、ホームのオーストラリア戦が控えています。
それならば、伊東は日本に留まって調整をしていた方が、伊東にとっても日本代表にとっても有益であったことは間違いないです。
日本とサウジアラビアを往復させたことで、彼のコンディションは確実に下がったことでしょう。
三苫がいない違和感
「三笘薫」がチームにいないことも大きな驚きでした。
招集メンバーを見ると、4231が基本フォーメーションなのに、左サイドが主戦場の選手が原口元気しかいません。
原口はベテランの域に差し掛かろうとしている年齢のはずですので、若い選手がもう1人はいた方がよいでしょう。
代表は「そのポジションでプレイしたことがある」とか「そのポジションをできないことはない」とか、そういうレベルで物事を考える場所ではないと思います。
テレビゲームではないので。
クラブチームでのプレイを評価して代表に招集しているのですから、基本的にはクラブで活躍しているポジションや役割を代表にも当てはめるべきでしょう。
怪我人や累積警告や退場者が出るような緊急事態を除いて。
なのに三苫も相馬勇紀もいない、この違和感。
久保建英と堂安律が負傷で離脱しているならなおさらです。
特に三苫は日本代表に必要でしょう。
チームに誰がいるいないに関係なく、相手がどのチームかに関係なく、ジョーカーになり得る存在です。
日本サッカーの将来を担える逸材の一人に経験を積ませるべきと私は思います。
苦戦の理由は明らか?
最終予選3試合が終わった段階での、日本代表の苦戦の理由は明らかと思うのですよね。
立ち上げ当初からずっと、このチームの攻撃は一部の「閃き」を持った選手に依存し続けてきたからです。
「中島翔哉」や「久保建英」と言った特異な才能に。
その2人は現在のところチームにいません。
2人とも負傷中でしたっけ。
3戦1得点と深刻な得点力不足に陥っている大きな理由の1つはそれで、その意味でこの成績・順位は当然の帰結と思っています。
2人がいない今、森保さんにその役割を託されているのは「鎌田」でしょう。
そして鎌田はその期待に答えられていないということでもあります。
ウルグアイ戦で衝撃的な活躍をした三好の方が、その役割に合っているのではないかと私は感じています。
森保監督解任は妥当か
試合を観ていない私でも、スタメンなどを見るだけでこれだけ疑問点・不満点が挙がります。
森保監督がいかに何も考えていないか、考えがないかがよくわかるので、の解任騒動は当然かなと思いました。
試合をずっと見てきた方々はもっともっと不満を抱いていらっしゃることは想像に難くないです。
田嶋会長の責任
森保さんだけ解任しても駄目ですよね。
信念も具体的なビジョンもアイデアも持っていない、一貫性もないような人が協会のトップにいる限り、悲劇が繰り返されるだけです。
森保監督を解任させるなら、当然任命し、ここまで解任させずワールドカップ出場が危ぶまれる段階になるまで動かなかった田嶋幸三会長の責任問題にもなるでしょう。
田嶋JFA会長はハリルホジッチ氏への背信行為の過去もあります。
本来とっくに解任されていなければならない人物と感じます。
それこそ西野監督が退任したと同時に、騒動の責任を取って自ら退くべきだったでしょう。
森保監督の代わりは誰がいいか
仮に森保監督が更迭された場合、誰が代わりになるといいでしょうね。
日本に縁のない監督さんにはお願いしづらいものがあります。
新型コロナウィルスのこともありますし確か11月にも試合があるので、ドラスティックな変化をつける時間的な余裕がありません。
そこで個人的には「横内昭展」さんがよいかなと思っています。
森保監督指揮下の代表でコーチを務めてきた人ですね。
現在はU-24の日本代表監督でしたっけ。
森保監督がU-23代表との兼任をされたときにA代表とスケジュールが重なると、森保さんがA代表を、横内さんがB代表を見ていたと記憶しています。
2019年に開催された「トゥーロン国際大会」では横内さんが当時のU-22代表を率いて、初の決勝戦進出を果たしたと記憶しています。
決勝のブラジル戦でも惜しいところまで行っていたはず、PK戦で負けたのでしたか。
そのため現在の代表選手のことにも代表チームの内情にも詳しいはずですから、適任と思っています。
メンバーをドラスティックに変えることなくチームのパフォーマンスを上げてくれることでしょう。
ご本人が引き受けてくださるかどうかが一番の鍵になりそうですけど。
オーストラリア戦の希望スタメン
等々踏まえた上で、12日に行われるホームでのオーストラリア戦の、私が希望する日本代表のスターティングメンバーを考えました。
森保さんは4231にするでしょうし、あまり現実味のないフォーメーションを希望しても仕方がないので4231で考えました。
GKの権田は変えない方がよいでしょう。
ディフェンダー陣との連携は高まっているはずなので。
DFは右から酒井、吉田、冨安、中山。
長友はピーク時とは異なり攻撃には貢献できそうにないので、ホームで勝ちたい試合には厳しいと思います。
サウジ戦では狙われていた節があります、穴認定されていたのでしょう。
MFはディフェンシブハーフが遠藤と守田。
サイドハーフは右に伊東、左に原口、トップ下が三好。
やはり左SHが足りないですよね、今の代表メンバーは。
トップ下は南野にしようか迷いました。
しかし南野はサウジ戦でかなり疲労していたそうなので、私なら比較的フレッシュであろう三好にします。
鎌田も疲労が気がかりですし、消える問題が気になります。
サウジ戦から日数の余裕がない今はコンディション重視でいきたい。
オーストラリア人は三好のようなタイプの選手に慣れていないでしょうから、面白い存在になると思っています。
FWはオナイウ。
本当は古橋を使いたいところですが、彼は負傷明け間もないですから使うなら途中からの方がよいと思います。
コンディションが良いなら古橋です。
フォーメーションを変えるなら、現メンバーにはディフェンシブハーフの人材が多くいますので、4312もありと思っています。
遠藤と守田と田中碧の3ボランチならば、遠藤をアンカー気味に3列目の飛び出しを引き出せられます。
相手にしてみればマークしづらいでしょう。
4123でもよいのですが、左ウィングの適任がいないので厳しいです。
三苫ですよね、やはり。
板倉や植田がいるため、3バックも視野に入りますね。
DF冨安吉田板倉、DH遠藤守田or田中、WB(右)三好or酒井、(左)原口or長友、OH三好or鎌田、FW南野古橋orオナイウ。
3421なら南野が1列下がる感じになりますか。
おわりに
ということで、サッカー日本代表が『FIFAワールドカップ カタール2022』のアジア最終予選に敗退するピンチを迎えていることを受けて、感想を書いた記事でした。