2021年10月からEテレ『ソーイング・ビー』が再び始まりました。
『ソーイング・ビー 4』。
この番組は一言で表現すれば裁縫の技術を争うコンテスト番組でしょうか。
私はシリーズを全て観ています。
記事作成現在、『ソーイング・ビー4』の第1回が放送されたところです。
視聴した感想などを書いています。
目次
Eテレ『ソーイング・ビー』
Eテレ『ソーイング・ビー』についてです。
番組説明
番組の説明です。
BBC・裁縫バトル番組「ソーイング・ビー」日本語版の第4弾!イギリス全土から集められた裁縫自慢たちが腕を競い、チャンピオンの座を目指す!
番組の録画データに上記引用部のように書かれていました。
元々はイギリスの『BBC』で放送されている番組みたいです。
それが日本でローカライズされたものを私たちは観ていると。
放送時間
放送時間です。
毎週木曜日の21時00分から21時25分までですか。
放送局は『Eテレ』です。
私はほぼ一週間遅れで、水曜日の12時25分から12時50分までの再放送を観ています。
出演者
出演者です。
MCは「ジョー・ライセット」さん。
番組が始まった当初は「クローディア・ウィンクルマン」さんがMCを担当していました。
日本版の前シーズンか前々シーズンくらいからジョーさんに変更しています。
審査員はお二人、「パトリック・グラント」さんと「エズメ・ヤング」さん。
当初はエズメさんではなく「メイ・マーティン」さんが務めていらっしゃったはずです。
他、コンテストに参加するイギリス全土から集められた裁縫自慢の方々ですね。
感想
Eテレ『ソーイング・ビー』を視聴しての感想です。
4だけでなくシリーズトータルの感想です。
感想といいますか、ツッコミどころを多く書いています。
時間設定あってる?
第1シーズンからずっと思っていたことがあります。
それは「時間設定はそれで合っているのか」ということです。
各ラウンドに設定されている時間が圧倒的に足りないように感じられます。
テーマが発表されてからデザインを考えて、紙に描く人は描いて、モデルのサイズを測って、型紙を使う場合は描いて、生地を選んで、カットして、縫って、ボタンやファスナーを付けて、その間にも何度かモデルやマネキンに服のサイズの微調整して、アイロンをかけてマネキンやモデルに着させる。
絶対に時間が足りないです。
1つの作業をしている間、MCのクローディアさんやジョーさんが出場者に残り時間を言います。
「あと30分!」とか「あと10分!」とか。
残り10分なんて、とっくに仕上げに入っていないといけない時間と思います。
でも毎回のように、まだミシンで縫っていたり、ボタンやファスナーをつけられていなかったり、裏表を間違えて縫ったなどと言って解いていたりする人が出てきます。
残り1分と言っているのにまだマネキンやモデルに着させられていないこともままって。
絶対に間に合わないでしょうと、毎回感じています。
それでも多くの場合は間に合わせているのですよね。
仕上げられないこともまた多いですけど。
実際は、番組でジョーが宣告している時間より多くの時間を競技に取っている可能性、それは大いにあるでしょう。
と言いますかほぼ間違いないと思います、さすがに無理がありすぎるので。
『ソーイング・ビー』はエンタメ要素もあるでしょうから、そこはわかってよということなのかもしれません。
服装
「服装」も気になっています。
特にMCを務めるジョーさんの服装です。
正直申し上げて結構なレベルでダサいです。
裁縫を競う番組ですので、出場している皆さんはファッションに興味を持っているはずですよね。
審査員のお二人、特にパトリックさんはオシャレでカッコイイです。
これまでの出場者の何人かは、オシャレでカッコイイなと思える方がいらっしゃいました。
ですが、ジョーさんと一部の出場者のファッションは少々あれです。
一部と言いますか多くのと言いますか。
そう言う私のファッションセンスはどうなんだという話にもなってくるかもしれませんし、何を着るかはその人の自由ですけど、ファッション関係の番組としてはう〜んという感じです。
私らしさ優先
『ソーイング・ビー』は1つのシーズンで何ラウンドも戦います。
毎ラウンド異なるテーマで競って、ラウンドの最下位に判定された人がノックアウト、脱落していきます。
そのシーズンが始まったばかりの段階では、最下位に加えてブービーの人も脱落することもあったでしょうか。
残り3人になったところで決勝戦となり、3人の中で1番に選ばれた人が優勝です。
つまりルール上、決勝戦を除けばビリにさえならなければほぼ大丈夫なはずです。
決勝を除けば、1番を取ることより生き残ることの方が大事ということですね。
それなのに出場者の多くの方は「ビリにならない戦い方」、言い換えますと堅実な戦い方をしません。
「私らしさ」のために攻めに出る人がとても多いのですよね。
攻めに出ると言いますか無茶をする人が。
例えば、今まで経験したことのない複雑なパターンの服を試すとか、使ったことないタイプの素材の生地を使うとかです。
前回『ソーイング・ビー4』の第1回「巻きスカート対決」でも、アジア系と思われる方がストレッチ性のあるキラキラ光る素材を初めて使って失敗していましたよね、ああいうことです。
その結果自滅していく人を何人も観てきました。
出場者は、それ以前のシーズンを視聴している人が多いでしょうから、どういう戦い方をすればいいかは自ずとわかると思うのですが。
それでも「私らしさ」の方が大事みたいです。
ただでさえ設定されている時間、これはあくまで番組内で言っている時間が正しければですが、それが短いです。
ですから、扱った経験のある生地で縫った経験のあるデザインの服を作った方が、時間内に作業を終えられる可能性は高まるはずでしょう。
時間的余裕があればより確実な作業ができるでしょう。
大きなミスがなく堅実に作ってあれば、そうそうビリにはならないと思います。
先ほど申し上げたように、この番組はエンタメの側面も強い印象を持ちます。
堅実に戦われても番組的に見栄えがしない・面白くないから、その辺も演出で「させられている」可能性はあるかなと私は感じています。
平等じゃない
平等じゃないのですよね。
というのも、ある人にはパトリックたちがアドバイスを送ったり、ある人にはジョーが手伝ったり、そういうことがしばしば観られます。
技術を競っているのですから、特定の個人に向けたアドバイスや補助は、フェアではないですし、純粋な競技とは言えなくなると思います。
アドバイスのおかげで過ちに気づいて上手く作れてしまったら、その人の代わりに脱落する人が出てしまう可能性があるのですから、どんな事情であれ他人が手を出すべきではないでしょう。
ツッコんで楽しむ
ここまで書いたように、この番組はツッコミどころが多々あります。
「お茶の間」とあえて言いますけど、「お茶の間」からそれをツッコむことで楽しむ要素のある番組だと私は思っています。
言い換えると、上に書いたようなツッコミどころを嫌がらず、そこをツッコむことで楽しめる寛容さみたいなものが、視聴者側にある程度求められる番組ではないかと感じられます。
贔屓の出場者を見つける
『ソーイング・ビー』の個人的な楽しみはもう1つあります。
それは「好みの出場者」を見つけることです。
私は、裁縫の技術やセンスもそうですけど、着ているファッションがその人に合っているな、オシャレだなと思う人を応援しがちです。
そういう方はたいてい、競技でも素敵だなと思える洋服を作られるので。
例えば、第1シーズンで優勝したおばあちゃんの「アン」さんでしたっけ、彼女は好きで序盤から応援していました。
作る洋服がよかったですし、着ている洋服も毎回とてもオシャレで、観るのが楽しみでした。
優勝してくれて嬉しかったです。
言動に嫌みのない人も好きです。
逆に言い訳がましい人は敬遠します。
番組には言い訳をする人が多いのですよね。
気質でしょうか、あちらの方々は「弱みを見せたら負け」みたいなところがあるように思います。
今回はどなたを応援しようか。
応援している方が勝ち進めると、観ているこちらも嬉しくなります。
今回は出場者さんがいつもより多いみたいで、第1回を観た限りではまだどなたがどなたか把握するのに精一杯で、まだお気に入りのお一人を見いだせていません。
おわりに
ということでEテレ『ソーイング・ビー4』が始まり、視聴した感想を書いた記事でした。
AmazonでもNHKオンデマンドの契約ができるみたいですね。
検索をかけたら『ソーイング・ビー4』第1回の放送がヒットしました。