ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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名曲。tvk『ザ・カセットテープ・ミュージック』第61回「僕の音楽 〜Chage編〜」で五輪真弓さんの「少女」を知りました

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音楽トーク番組『ザ・カセットテープ・ミュージック』が、2021年度から再び『tvk(テレビ神奈川)』で放送されています。

2021年5月12日と思いますが、第61回「僕の音楽 〜Chage編〜」が放送されました。

その中で「五輪真弓」さんの「少女」が流れ、そのとき私は初めて曲の存在を知ったのですが、とても良い曲で驚きました。

 

目次

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『ザ・カセットテープ・ミュージック』

音楽番組『ザ・カセットテープ・ミュージック』についてです。

 

カセットテープ少年時代 80年代歌謡曲解放区

昔懐かしのカセットテープから流れる、珠玉の80年代の歌謡曲を聴きながら自由にとトークを繰り広げる音楽バラエティ番組。別名、「音楽ずきおじさんの解放区」。毎回テーマに沿って、MCが「マイ・ベスト・カセットテープに入れたい曲」をセレクト。80年代ヒット曲はなぜ人々の心を掴むのか?歌詞やメロディーに隠された仕掛けにも踏み込んで解説。

 

録画データの番組説明には上記引用部のように書かれていました。

 

www.twellv.co.jp

twitter.com

 

元々は2017年から『BS12 トゥエルビ』で放送されている番組のようです。

 

出演者

『ザ・カセットテープ・ミュージック』の番組MCは2人います。

 

makitasports.com

 

お一人は俳優でありミュージシャンの「マキタスポーツ」さんです。

 

twitter.com

 

お一人は音楽評論家・野球評論家の「スージー鈴木」さんです。

 

このお二人がレギュラー。

お二人に、「カセットガール」と名付けられた番組アシスタントの女性タレントさんも1名加わります。

「外岡えりか」さんだったり「河村唯」さんだったり「酒井瞳」さんだったり。

カセットガールは1回の収録ごとに人が入れ替わるようです。

 

tvkの独自改編?

私は『tvk(テレビ神奈川)』で『ザ・カセットテープ・ミュージック』の放送を観ていました。

2019年1月13日から2020年3月29日まで放送されていて、2020年3月29日「いいサビ・夢気分」の放送がtvkでの最後の放送になりました。

 

当初は第1回から順番に放送されていましたが、途中から放送の順番が変わっていたり、放送回そのものが大幅に飛ばされていたり、1回の番組の内容が大幅にカットされていたり。

tvkでの放送は、tvkの独自改編が行われていたようです。

 

1回の放送を大幅にカットされた理由はよくわかりません。

『ザ・カセットテープ・ミュージック』は途中から放送時間を伸びたことで、tvkが確保している30分の放送枠に入らなくなったからの措置と私は考えています。

放送そのものが飛ばされた理由はまったくわからないです。

ライセンス的な問題でしょうか。

 

再開されていた!

2021年4月からtvkの『ザ・カセットテープ・ミュージック』の放送が再開されています。

2020年3月29日まで放送されていたのですから1年ぶりの放送再開です。

 

dysdis.hatenablog.com

 

そのことは以前、当ブログに書いています。

 

放送日時

2021年度からの放送日時です。

毎週火曜日の24時00分からです。

ただし第4週だけは別番組が放送されているでしょうか。

何だか視聴者にとってはややこしいです。

tvkのこういうところがあれであれです。

 

第61回「僕の音楽 〜Chage編〜」

tvkの放送では2021年5月12日は第61回「僕の音楽 〜Chage編〜」でした。

「CHAGE and ASKA」のChageさんがゲスト出演して、番組前半はChageさんが好きな曲や、影響を受けたミュージシャンを語っていらっしゃいました。

後半は、マキタさんとスージーさんがChageさんの音楽の好みや思い出を踏まえて、Chageさんはこういう曲がお好きではないかと考えた曲をChageさんに紹介していく内容だったと思います。

 

www.twellv.co.jp

 

『ザ・カセットテープ・ミュージック』の公式webサイトに、第61回の放送内容が書かれています。

拝見するとやはり大幅にカットされた内容がtvkでは流れているのですね。

 

好みが近い

第61回を観ていて感じたことは、好みが近いかもしれないということです。

Chageさんの音楽の好みと私の音楽の好みが。

近いなんておこがましいですか、申し訳ありません。

 

Chageさんは「井上陽水」さんの「断絶」や、「ザ・ビートルズ (THE BEATLES) 」の「You Never Give Me Your Money」を紹介していらっしゃいました。

tvkでは紹介されませんでしたが、「ギルバート・オサリヴァン (Gilbert O'Sullivan) 」の「Alone Again - Naturally」もだそう。

「アローン・アゲイン」はアニメ『めぞん一刻』で1回だけ使われた伝説の曲でしたっけ。

 

dysdis.hatenablog.com

 

陽水さんのファースト・アルバム『断絶』は2年ほど前ですか、当ブログでも紹介しています。

曲としての「断絶」を聴いたとき、すごく好きとはならなかったです。

しかし、ご自身にとって深刻な出来事をユーモアをもって表現している様子は、現在の陽水さんの捉えどころのないトークに通ずるものがあるように感じられます。

そのためこの曲には陽水さんの原点があるような気がしています。

 

「いっそセレナーデ」の頃の陽水さんは、テレビにほとんど出演されず、斜に構えていた印象があり、カッコつけている人・無口で気難しい人なのかなと、当時幼かった私は思っていました。

でもそれは作られたイメージでしかないのだろうなと今は思います。

 

「You Never Give Me Your Money」

ビートルズの「You Never Give Me Your Money」、これは私がビートルズの中でもトップ3に入るくらい好きな曲です。

全然詳しくないですが。

ちなみにトップ3は「Yesterday」と「Michelle」と「You Never Give Me Your Money」。

 

おそらく3曲ともレノン・マッカートニー名義の楽曲と思います。

私はどちらかというとポール・マッカトニーさんの手掛ける曲が好きな傾向にあります。

絶対ではないですけど。

 

「Carry That Weight」じゃなかった?

「You Never Give Me Your Money」は、私が子どもの頃、テレビCMに使われていて、聴いたときに衝撃を受けた思い出があります。

子どもなので英詞の意味はまったくわかりませんでしたけど、好みの曲だと素直に思えたのですね。

 

我が家はビートルズに疎く、ビートルズの作品は1枚もありませんでした。

なのでその曲が誰の何という曲かを親に聞いても誰にもわからず。

当時はインターネットも何もないですから、その曲が誰の何という曲かはわからないまま、そのときは終わっています。

そのうちCMが流れなくなり、それとともに私の興味も薄まって、いつしか忘却していました。

 

ところが、それから10年以上経ったあるときに、確かあれはレゲエミュージシャンたちがビートルズの楽曲をレゲエにアレンジしたものを収録したトリビュートアルバムだったと思いますけど、それを購入して聴いたところ、あの曲が入っていたのです。

 

ビートルズ

まだ所有していました。

画像の作品がそれです。

 

「あっ! あのCMの曲だ!!」

 

ビートルズ

そう思ってCDを確認すると、その曲名は「Carry That Weight」と書かれていました。

画像のとおり、「ドビー・ドブソン (Dobby Dobson) 」が歌っています。

「あの曲は『Carry That Weight』というのか」、私の心の引っ掛かりが外れた瞬間です。

 

しかし、先述したとおり今回カセットで流れた曲は「Carry That Weight」ではなく「You Never Give Me Your Money」です。

こういうところが私の悪いところで、解決したと思い込んでしまい、物事を最後まで調べようとしないのですね。

そこで満足して、「Carry That Weight」が収録されているビートルズのアルバムを買ってみようとはなりませんでした。

当時はレゲエやスカに夢中になっていて、ビートルズに興味が向かなかったことも大きかったのでしょう。

引っ掛かりが取れた、良かったよかった、それで終わりです。

 

そして今回、カセットの第61回「僕の音楽 〜Chage編〜」を観て、あの曲は「Carry That Weight」ではなく、「You Never Give Me Your Money」だと知りました。

恥ずかしながら。

「You Never Give Me Your Money」など、アルバム『アビイ・ロード (Abbey Road) 』のB面の多くの楽曲はメドレーなのですね。

それすらよく知らないです。

 

アビイ・ロード(50周年記念2CDデラックス・エディション)(SHM-CD)

 

「You Never Give Me Your Money」で使われた、私の好きなフレーズが「Carry That Weight」にも使われているという認識でよいでしょうか。

だからレゲエのビートルズトリビュートには、あの曲が、と言いますかあのフレーズの含まれた曲名が「Carry That Weight」と書かれていた。

そして私はあの曲の名前を「Carry That Weight」だと思いこんでしまった。

その可能性が高そうです。

私のことですからまだ調べきれていない可能性も高いですけど。

 

五輪真弓「少女」

そして第61回「僕の音楽 〜Chage編〜」の後半に、私にとって衝撃的な1曲がかかりました。

 

少女

それが見出しにも書いた「五輪真弓」さんの「少女」です。

名曲。

ジャケットもよいですね、1970年代の雰囲気が出ています。

 

「恋人よ」の人

恥ずかしながら今回のカセットの放送を観るまで、五輪さんの「少女」を知りませんでした。

私が音楽を意識的に聴くようになったときには、既に「五輪真弓さんは『恋人よ』の人」でした。

 

恋人よ

 

テレビで時折放送される音楽系の特番でも五輪さんが画面に出ては「恋人よ」ばかりが流れますし、五輪さんがご出演している番組を観ても「恋人よ」を歌っていらっしゃいます。

今でもそう。

世間的にも同じ感覚ですよね、たぶん。

いえ、私は「恋人よ」が大好きなので、「恋人よ」ばかりがテレビで流れていてもそれはそれでまったく問題なく、聴くたびに満足していました。

 

紛うことなき名曲だ

ところが、今回「少女」を聴いて、「少女」を知って、どうしてもっとテレビやラジオでこの曲をかけないのだろうと思うようになりました。

「恋人よ」と同等レベルの名曲と私には思えます。

知ったばかりで鮮度が高いこともあって、今の私にとっては「少女」の方が上かもわかりません。

こういう埋もれつつある名曲は、今やたくさんあるのでしょうね。

 

埋もれつつあると書いていますけど、単に私が無知なだけの可能性は極めて高いです。

私の書く文章なのでどうしても私本位になります、すみません。

 

曲を聴いていると頭に映像が思い浮かびます。

画像や映像が思い浮かぶ詞は、私にとって漏れなくよい詞です。

「少女」の歌詞はどういう意味なのかわかりにくいです。

少女が大人になることが描かれてるとは思いますが、少女が具体的にどうなるかは書かれていません。

 

また、その詞が五輪さんの声に乗って楽器の音に乗って、聞き手の耳に脳内に届く、その心地よさもあります。

よい声ですよねぇ、五輪さん。

感情やテクニックを前面に出すのではなく、淡々と歌っているように聞こえます。

それが聞き手の「想像の余白」を生んでいるようで。

 

そういえば最近、「恋人よ」のカバーをラジオで聴きました。

どなたかは申しませんけど、オリジナルの方が圧倒的によかったです。

歌手もアレンジも、どうだいい曲だろう感動するだろう、という狙いが透けて見えるようで、原曲の「想像の余白」が奪われてしまっているように私には聴こえました。

 

歌手とアレンジが違うと、同じ曲でもこうも違って聞こえるのだなぁと実感した瞬間でした。

 

ニューミュージック?

カセットの番組内でこの「少女」がかかりました。

確かマキタさんがチョイスしていらっしゃいます。

 

トークは「少女」の歌詞について展開されました。

少女が縁側に座って垣根の方を眺めている、ただそれだけが描かれている。

現代のJ-POPなどの歌詞に比べると情報量がとても少ない。

少ない情報量でこれだけの世界を創り出している五輪さんって凄いというトークの流れだったでしょうか。

 

この曲はアメリカで収録されたこと。

ロサンゼルスですか。

それと、アメリカのシンガーソングライター「キャロル・キング (Carole King) 」などが収録に参加したことが番組で伝えられています。

 

つづれおり

 

ネットで調べたところでは、『少女』はデビューアルバムでありデビューシングルでもあるようです。

いずれも1972年10月21日リリース。

二十歳そこそこの日本人の、しかも女性のミュージシャンがデビューするにあたって、アメリカへ渡って収録し、そこにキャロル・キングたちが参加した。

当時は現在より女性が活躍しにくい時代だったでしょう。

そういうことを含め、ものすごい待遇ですね。

 

スージーさんだったと思いますけど、番組で「『縁側』が歌詞に出てくるニューミュージックなんてないですよ」と仰りました。

原文ママではありません。

 

私は曲を聴いた瞬間、この曲は「フォーク」だと感じました。

曲から「ジョニ・ミッチェル (Joni Mitchell) 」の影響を感じ取ったことが理由でしょう。

「クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング (Crosby, Stills, Nash & Young) 」の影響もあるでしょうか。

なのでこの曲はニューミュージックであると言われると、私の胸の中に小さくない違和感が生じます。

 

私の認識が正しいかはわかりません。

私の音楽知識では、フォークとニューミュージックの違いも具体的に説明できないですから。

なのであくまで感覚的なものですね。

音楽評論家の方がニューミュージックと言っているのならニューミュージックなのだろうなとも思います。

スージーさんに異を唱えるつもりも毛頭ありません。

 

しかし、よい曲を教えていただきました。

ありがとうございます。

 

少女

 

柴田まゆみ「白いページの中に」

書き忘れていました。

五輪真弓さんの「少女」を聴いて、ある曲を思い出しました。

 

白いページの中に&モア・トラックス

それが「柴田まゆみ」さんの「白いページの中に」です。

こちらもカセットで知った曲。

ラジオでも時折耳にします。

 

この「白いページの中に」と共通するものを「少女」に感じ取りました。

共通点は絵的な世界観でしょうか、自分でもよくわかっていません。

でも想起しました。

 

白いページの中に&モア・トラックス

 

どちらも名曲です。

聴いたことのない方はぜひ。

 

おわりに

ということで、tvkの『ザ・カセットテープ・ミュージック』第61回「僕の音楽 〜Chage編〜」で五輪真弓さんの「少女」を知ったことを書いた記事でした。

 

 

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