『MBS(毎日放送)』で放送されている『プレバト!!』を観ています。
前々回から秋の「金秋戦」の予選が行われています。
前回の放送の中でフルーツポンチ「村上健志」さんが仰っていた言葉に共感をしたので、ブログでご紹介します。
目次
MBS『プレバト!!』
テレビ番組『プレバト!!』についてです。
人気芸能人にはそもそも才能があるのか?あらゆるジャンルで抜き打ちテストを実施、その結果をランキング形式で発表する。
公式webサイトのディスクリプションには上記引用部のように書かれています。
あらゆるジャンルとは、今回紹介する俳句だったり、水彩画だったり、消しゴムはんこだったり、絵手紙、生花、スプレーアート、色鉛筆、などです。
中でも俳句がメインコンテンツと思われます。
出演者
出演者です。
メインの司会は「浜田雅功」さんです。
ダウンタウンの浜ちゃんですね。
アシスタントが毎日放送の「玉巻映美」アナウンサー。
ナレーションが「銀河万丈」さん。
俳句の査定員は「夏井いつき」さん。
俳句カテゴリの出演者は「梅沢富美男」さんを始め、「東国原英夫」さんや「立川志らく」さん、「中田喜子」さん、「千原ジュニア」さん、「藤本敏史」さん、「村上健志」さん、「横尾渉」さん、「千賀健永」さん等がいます。
最近見始めた
実は私は『プレバト!!』を最近見始めています。
継続して観ているのは1年ほど前、2019年末くらいからでしょうか。
番組の存在は何年も前から知っていました。
しかし当時はどうも夏井先生の言葉の強さと荒さが受け付けられないと感じてしまい、少し観ただけでそれから全く観ていませんでした。
その後、夏井先生が『NHK俳句』の選者に就任されてから、あああれはやはりエンターテインメントとして、役として演じている部分も大きいのかと思い至りました。
それからは夏井先生の印象が大きく変わって、ずいぶんと間が空きましたが、2019年末くらいからようやく継続して観るようになっています。
元から民放のバラエティ番組を好んでいないことも理由としては大きいでしょう。
俳句「金秋戦」
『プレバト!!』の俳句カテゴリでは、前々回の放送から秋の「金秋戦」が開催されています。
春夏秋冬、季節ごとに芸能界NO.1の俳人を決めるタイトル戦。今回は秋の「金秋戦」の決勝をお届けする。 前回大会でシード権を獲得している、名人10段・藤本敏史(FUJIWARA/前回1位)、3段・立川志らく(前回2位)、特待生1級・三遊亭円楽(前回3位)、永世名人・梅沢富美男(前回4位)ら4名が、予選から勝ち上がった横尾渉(Kis-My-Ft2/6段)、中田喜子(4段)、千原ジュニア(2段)、千賀健永(Kis-My-Ft2/2段)、森口瑤子(3級)の5名を待ち受ける。
公式webサイトには上記引用部のように書かれています。
前々回が予選ABブロック、前回が予選CDブロックが行われ、上位4+1名(敗者復活)が梅沢永世名人たちが待つ決勝へと駒を進めています。
フルポン村上さんの発言
前回、予選CDブロックが行われ、その中でフルーツポンチ「村上健志」さんが言った言葉が個人的にとても気になっています。
それはCブロックで村上さんが2位、「千賀健永」さんが1位と発表された後、千賀さんの句を村上さんが評価したときに発せられました。
村上「いや、これは確かにかっこいいです。シンプルに俳句がかっこいいし、最近よう皆ちょっと破調…フフ、やりたがるじゃないですか」
浜田「なんでそこでフフとか言うわけ?」
村上「破調の方が高等技術ププ(軽く吹き出す)みたいに思っている人がいる」
浜田「いや笑うな! ハハハハ……」
村上「これは、この破調は今言ったように、見事に内容と合っている」
敬称略で失礼します。
村上さんは上記のように仰いました。
聴き間違えている箇所があるかもしれませんけど、概ね正しいと思います。
同意します
この村上さんの言葉に同意します。
発言に嘲笑が含まれている点は受け入れられないものの。
と言いますのも、私は春と夏の大会、先日行われたプレバトメンバーと東大生との俳句対決の放送を拝見したときに、村上さんと同じことを感じていたからです。
具体的にどなたかは申しません。
その方は破調の句を詠むことが多く、破調がかっこいい、もっと言うと高度なことをしている俺かっこいい、夏井先生や周りにウケる型だと思って詠んでいる節があると私は感じていました。
小手先のことに囚われているように見えるのですね。
その方は9音+8音や8音+9音で句を詠まれることがとても多い印象です。
レアな季語や言葉や古語を見つけてきては破調にするという。
破調がお好きな方はその方の他にもうお一人いらっしゃるでしょうか。
そんな私の思いを村上さんが代弁してくれたとまでは思いません。
けれども、出演者の中にも同じようなことを感じている方がいらしたのだと思って、少し心強さを覚えました。
俳句ならではの音律を
俳句は五七五の韻律で詠むことがベースにあって欲しいと、私は思っています。
長い年月をかけて培われたものですから、やはりそこには意味があるのではないかと。
何も俳句は絶対に七五調の十七音に収めなければならないと言っているものではありません。
あくまでも韻律が俳句として整っていることが大事だと感じているということです。
同様に、単に破調が駄目だと言っているものでもありません。
例えば先ほども書いた、村上さんが褒めていた千賀さんの俳句は破調でした。
まだ放送されていない決勝を含めても1位で良いのではないかというくらいに、秋を想わせる良句でした。
本当にご本人が詠んだ句なのか、他に作家さんがいるのではないかと疑う気持ちが湧いてしまうほど。
七五調による作句が基盤にあって、その上で破調の句が混ざるのなら私は問題を感じていません。
破調の句ばかりになってしまうと、そこまでいったらもう俳句じゃなくてもいいよねと思ってしまいます。
七五調に整える、それは歴とした俳句の「技術」と思いますし。
おわりに
ということで、MBS『プレバト!!』でフルーツポンチ村上さんが破調について語っていた言葉に同意しますの記事でした。
などと言いながら私は普段俳句を詠まない、皆さんの俳句を観て聞いて鑑賞するだけなのですけどね。
なので私の思っていることが見当違いの可能性は少なからずあります。