焼き芋は「ホクホク系」の方が好きです。
毎週火曜日20:57からTBSで放送されている『マツコの知らない世界』、2018年10月23日の放送で「サツマイモの世界」という企画が扱われました。
目次
『マツコの知らない世界』
『マツコの知らない世界』は毎週火曜日20:57からTBSで放送されているバラエティ番組です。
番組は、その道に詳しい方がスタジオに登場して、マツコ・デラックスさんに対して1対1でプレゼンをする内容となっています。
プレゼンターは基本的には一般の方ですけど、芸能人・有名人が行う場合もあります。
サツマイモの世界
2018年10月23日の放送では「サツマイモの世界」と「ハムスターの世界」という2つの企画が扱われていました。
このあと 8時57分からはマツコの知らない世界!
— TBS マツコの知らない世界 (@tbsmatsukosekai) 2018年10月23日
今、激減しているという「ホクホク系サツマイモ」を
食べたマツコが大興奮!
焼き芋、タルト、たい焼き…今夜はイモ尽くし!
さらに、マツコのハムスター愛が爆発!?
お楽しみに!#マツコ #サツマイモ #ハムスター
個人的に特に興味を覚えたのが「サツマイモの世界」です。
「新谷梨恵子」さんと仰る方がプレゼンターでした。
サツマイモは「ホクホク」と「ネットリ」の2系統
サツマイモには大きく分けて2つの系統があるそうです。
「ホクホク系」と「ネットリ系」。
ホクホク系は、その代表格が「ベニアズマ」で、優しい甘さとサラサラな舌触りが特徴になります。
「ベニアズマ」は価格が270円/kg、新潟県産は水分量が少なく適度な甘さがだそうです。
ネットリ系は、代表格が「べにはるか」で、超濃厚な甘さと水分が多くクリーミーさが特徴です。
「べにはるか」は価格が500-600円/kg、糖度が餡こと同じ約50度だそう。
サツマイモは一般に売られているもので全23品種あります。
そのうちホクホク系が13品種、ネットリ系が10品種です。現在ほぼ同じで、ネットリの種類がどんどん増えているみたいですね。
ホクホク系は「高系14号」と「土佐紅」「紅薩摩」「宮崎紅」「鳴門金時」「五郎島金時」「農林1号」「コガネセンガン」「ベニアズマ」「泉13号」「タマユタカ」「紅赤」「パープルスイートロード」の13品種。
ネットリ系は「安納芋」と「べにはるか」「べにまさり」「ひめあやか」「あいこまち」「からゆたか」「ハロウィンスイート」「シルクスイート」「隼人いも」「七福」の10品種。
ホクホク系が好き
ちなみにマツコさんはどちらかというと「ホクホク系」が好きだそうです。私も同じくホクホク系が好き。
私が子どもの頃、というかつい10年くらい前までは、サツマイモというとホクホクしかなかった印象があります。
ネットリ系もあったのかもしれませんけど私は知りませんでした。種子島に「安納芋」というネットリとしたサツマイモがあるんだよと噂に耳にするくらいで。
ネットリ系って持った瞬間から柔らかいじゃないですか。
水分が多く含まれていて、蜜がたくさんあるからなのはわかっていても、私のようなホクホク芋で育った身からすると、焼き芋というとあのホクホク感を想像してしまい、ネットリが柔らかすぎて腐っているのではないかと思ってしまうんですよね。
柔らかすぎて食い気を殺がれてしまいます。
ホクホク系がピンチ
ところが最近、上記の番組公式Twitterにも触れられているとおり、ホクホクとした見た目・食感のサツマイモが激減しているそうです。
ホクホク系の代表格である「ベニアズマ」の作付面積は、18年前から比べると約1/3にまで減少していました。
作付面積は平成12年時が13,887haであったのに対して、平成27年は5,026haです。
「ああ……何でこういうことをするの。あんたたち(マスメディア)がね、ネットリネットリって騒ぎすぎたからこうなったのよ!!」
「恐れていたことが起き始めたわよ!とうとう」
とはマツコさん。
サツマイモ界では現在、ネットリ芋がブームになっているのですね。
スイーツかのような甘さが若い女性にウケているようです。
スーパーマーケットでもネットリ芋にシフトしてきています。
例えば、『マルエツ』では首都圏の約290店舗が昨年からネットリ芋に変えているとのことで、他にも『ドン・キホーテ』でも都内20店舗のうち9割がネットリ芋です。
焼き芋の専門店でも、店の中でホクホク系を扱う率がどんどん下がっているみたいで、東京都23区内にある店舗では、ホクホク芋は約28%しか扱われていませんでした。
中にはホクホク系を一切扱っていない、ネットリ系だけを扱うお店もあるとのこと。
「媚びすぎ。若い女に媚びすぎ。特に品川の『pukupuku』は媚びすぎ」
「安納芋とか美味しいんだけど、(ネットリ系は)ご褒美イモにしておけばいいのよねぇ、本当に」
「女子がもう、ネットリネットリネットリネットリって言うのよ」
「もういいや、早く死のう」
とマツコさんが言っていました。
石焼き芋機を買いたい
色々な焼き芋を紹介されてきたマツコさん、番組中に「とうとう電気の焼き芋機が欲しくなってきたちゃった」とまで言い始めました。
私も欲しいなと思いながら観ていましたけれども……欲しくなりますよ、あれは。
プレゼンターさんはプロパンガスのガス式焼き芋機「いもランドAY-1000」を購入したそうです。
ガス式焼き芋機の価格は画面には158,760円と表示され、御本人は13万円だったと言っています。
プロパンガスのガス式だと安く、電気だとより高価で、『エイシン電機株式会社』さんの「電機焼き芋機YG-30R」は価格が35-70万円ほどします。高い。
電気の方が高いですけど、焼き芋は火で焼いた方が絶対に美味しいのだそう。スタジオ出演していたプロの焼き芋屋さんも仰っていました。
焼き芋のためにプロパンは引けないとマツコさんは言っていました……確かに。
焼き芋屋さんの焼き芋機は15万円だったと言っていました。
焼き芋屋の開業資金は安く抑えられるのでしょうか? 出演していた焼き芋屋さんはリアカーを引いていましたが、リアカーなら自動車に比べて安いでしょう。
リアカーなら全て込みで50-80万円くらいあれば足りるでしょうか? 冬場の寒さに絶えられれば、体力に自信があればという前提もありますけど。
おわりに
ということで『マツコの知らない世界』の「サツマイモの世界」の感想でした
番組では他にも、ホクホク系とネットリ系それぞれ最上級の甘さを持つレア品種が紹介されていたり、プレゼンターさんが一番好きなサツマイモはホクホク系でもネットリ系でもない「しっとり系」だったり、サツマイモを使ったスイーツが紹介されたりしていました。
レアはホクホク系が千葉県の「ベニコマチ」で、ネットリ系が鹿児島県の「安納こがね」だそう。
ベニコマチは千葉県の道の駅「栗源(くりもと)」で購入可能とのこと。468円/kg。
しっとり系は新潟県の「紅きらら」という品種でした。
表皮が白っぽいサツマイモというのは、私は生で見たことがないので見てみたいです。中がオレンジ色の。
無性に焼き芋を食べたくなっています。
スーパーマーケットの焼き芋は既に売り切れているだろうと思うので、騒ぎが落ち着いた頃に買います。といいますか焼き芋を買うのではなく、サツマイモを買って家で焼いた方が確実でしょう。
いやでも石焼き芋機で焼いた芋は何年も、下手をすると10年以上食べていないので、せっかくの機会ですから石焼き芋を食べたいですね。
普段は、夏の他はよくオーブントースターでサツマイモを焼いて、焼き芋を食べています。好き。
そのまま食べてもいいですし、バターを乗せてもいいですし。最近は少しコリアンダやターメリック、シナモンといったスパイスをかけてもいます。案外いけます。