毎週火曜日20:57からTBSで放送されている『マツコの知らない世界』、2018年6月5日の放送は「たらこパスタの世界」「青春食堂の世界」と「化石の世界」でした。
「化石の世界」で、個人的に非常に驚きの化石が紹介されていました。
目次
マツコの知らない世界
『マツコの知らない世界』は、その道に詳しい方がスタジオに登場して、マツコ・デラックスさんに対して1対1でプレゼンをする番組です。
基本的には一般の方がプレゼンをしますが、芸能人・有名人の方が行う場合もあります。
次回は 2018年6月5日(火)よる8時から2時間SP!
— TBS マツコの知らない世界 (@tbsmatsukosekai) 2018年5月31日
▼「マツコの知らないたらこパスタの世界」
▼「マツコの知らない青春食堂の世界」
▼「マツコの知らない化石の世界」
2時間SP お楽しみに!!
2018年6月5日の放送はスペシャルで、「たらこパスタの世界」「青春食堂の世界」と「化石の世界」の3本立てでした。
「化石の世界」
ここからは、地球の神秘!化石の世界!
— TBS マツコの知らない世界 (@tbsmatsukosekai) 2018年6月5日
20年以上化石にときめいてきた宮田さんが登場!
『マツコの知らない世界』の2018年6月5日の放送で、個人的に最も強く興味を持った特集は「化石の世界」です。
プレゼンターは「宮田真也」さんと仰る方です。
宮田さんは今から半年ほど前、2017年11月7日放送の「大学博物館の世界」でVTRやスタジオに登場していた、「オススメの学芸員」として紹介されていた方です。
放送後、宮田さんに対する反響が大きく、この度化石の世界をプレゼンすることになったということでした。
「世界一美しい恐竜の化石」がすごい
テレビ初公開!カナダの恐竜博物館に眠る
— TBS マツコの知らない世界 (@tbsmatsukosekai) 2018年6月5日
世界一美しい恐竜の化石 登場!
今回、宮田さんのプレゼンで、宮田さん自身が北米カナダへ飛んで、『ロイヤル・ティレル古生物学博物館』へと向かいました。
ロイヤル・ティレル古生物学博物館(ロイヤル・ティレルこせいぶつがくはくぶつかん、The Royal Tyrrell Museum of Palaeontology)はカナダアルバータ州ドラムヘラーのミッドランド州立公園内にある、恐竜とバージェス動物群の化石の展示で世界的に有名な博物館。特に、恐竜に関してはその規模は世界最大級である。
ロイヤル・ティレル古生物学博物館のWikipediaにはこのように書かれています。
入場料は大人が19カナダドル(約1,600円)とのこと。
恐竜に関しては世界最大級と謳われているとおり、今回、宮田さんは「世界一美しい恐竜の化石」と出会っていました。
それは「恐竜のミイラの化石」でした。
世界一美しい化石の恐竜の種類は「ボレアロペルタ」という名前だそうです。
スペルは「Borealopelta」。
普通、恐竜の化石は骨だけしか残りません。
しかし世界一美しい化石は皮膚の細かい質感までもが残っていて、世界でも類を見ない化石です。
恐竜が衰えて、力をなくして膝が折れ、前のめりになって崩れ落ちるようにして地面にどさっと倒れた……。
そういう死ぬときの状況を想像できるくらいに、化石なのに生々しいまでに保存状態の良い化石です。
「見てください、このトゲ」
「ケラチンっていうのは私たちの爪と同じ成分なんですけど、化石にケラチンって残らないんですよ」
「だけど、ここの標本は普通だったら化石に残らないような部分までも保存されているっていう」
……と宮田さんは仰っていました。見たことがないと。
「化石って言って想像する感じじゃない」
「あのミイラ状のものって想像しないじゃない」
「あれもうミイラって言われた方がピンとくるよね」
……とはマツコさん。
ボレアロペルタについて
http://www.sci-news.com/paleontology/borealopelta-markmitchelli-05097.html
↑英文ですがこちらに画像や映像があります。
気になる方はご覧になってください。
ナショジオのWebページもありました。
ボレアロペルタ Borealopelta (「北の盾」の意)はカナダアルバータ州の白亜紀前期の地層から発見されたノドサウルス科の曲竜類である。
このボレアロペルタは新種だったようです。
Wikipediaによればノドサウルスの仲間なのですね。
ノドサウルス科ボレアロペルタ属。
確かに外見はノドサウルスに似ています。
プレパレーター「マーク・ミッチェル」
プレパレーターという化石の余計な石を取り除く技術職人がいます。
この「世界一美しい化石」は、「マーク・ミッチェル (Mark Mitchell) 」さんと仰るプレパレーターさんがお一人で担当しました。
作業にかかった時間は5年半。
あまりに凄い化石だったので、凄い技術を持った職人さんが一人でやったのですね。
その結果、このボレアロペルタは学名が「ボレアロペルタ・マークミッチェリ」と命名されたのだそう。
プレパレーターさんに敬意を表したと。
「ミッチェル」ではなく「ミッチェリ」にしたのは、おそらく学名はラテン語に由来にするからではないかな、と私は想像しています。
当たっているかは不明。
おわりに
いやぁ、素晴らしかったですね、このボレアロペルタの化石は……。
恐竜の化石の展示は観るとワクワクするので大好きです。
ただもちろんミイラの化石など観たことがないので……これは観てみたいですね。
凄かった。