ディスディスブログ

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「静岡・浜松」編の店は天竜の「こみちカフェ」。三角屋根の元教会の建物が可愛く、お子様ランチがすごく美味しそうでした - Eテレ『ふるカフェ系 ハルさんの休日』

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2018年4月4日水曜日23:00より、Eテレにて『ふるカフェ系ハルさんの休日』の新シリーズの放送が始まりました。

2018年4月25日放送の2018年度シリーズ第4回(第3回)は「静岡・浜松~元スウェーデンの教会カフェ~」でした。

 

 

目次

 

 

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ふるカフェ系 ハルさんの休日 

www4.nhk.or.jp

 

今、地方では過疎化が進み、何代も受け継がれてきた古民家が廃屋として次々と取り壊されつつある。そんな古民家を惜しみ次世代に残そうとする試みが、リフォームカフェ。
一歩足を踏み入れば、懐かしい空間が広がる古民家カフェは、女性や若者達に新鮮なおしゃれスポットとして大人気。京都、奈良の町屋カフェや下北沢の古民家喫茶など全国的にブームとなっている。そんな古民家カフェを舞台に、記憶から失われつつあるかつての町の姿と記憶をドラマ形式で甦らせていく番組。カフェを訪れる住民たちとの出会いを通して、全国各地の意外な歴史を明らかにしていく。

こちらは以前のシリーズのイントロダクションです。

ドラマの冒頭に「古い建物を活かしたレトロなカフェがあると聞けば、全国どこへでも訪ねる」という、俳優の「渡部豪太(わたべ・ごうた)」さんが演じる、本作の主人公「真田ハル(さなだ・はる)」のセリフが入っています。

台詞の通り、ハルさんは古くから営業を続けている純喫茶的な喫茶店ではなく、古民家など古い建物をリフォームしたカフェを対象にしています。ハルさんは一部に熱狂的なファンを持つブロガーで、古カフェを取材する体で番組が進行します。

当番組は、カフェのオーナーさんがご本人で、お客さんも現地の方を起用しているため、渡部さんの他の出演者は演技の素人さんです。基本的に台詞が棒読みですし演技も上手ではありません。渡部さんの演技もほぼ全編に渡って滑っています。

ただこれは渡部さんが滑っているというより、脚本や演出が滑っていると捉えた方が良いでしょう。古カフェ好きかつ演技面が気にならない方であるならば、大いに楽しめる番組になっていると思います。

 

 

静岡・浜松編のカフェは「こみちカフェ」さん

こみちカフェ

 

2018年4月25日放送された『ふるカフェ系 ハルさんの休日』の静岡・浜松編でハルさんが足を運んだカフェは「こみちカフェ」さんです。

「小路カフェ」?

番組内では「○○○なカフェ」的な紹介があるのですが、今回はなかったですね。

ドラマ内でハルさんのブログでしょうか、にメッセージが届いていて、そのリクエストに応える形で訪れていました。

「うちはちく52ねんのどうわにでてきそうなカフェです。ハルさんでひきてくださいね!」

と平仮名ばかりの文章でのお誘いでした。

「築52年、童話に出てきそうなカフェ」とはどのような建物なのか、それを探る回になっていました。

 

 

「こみちカフェ」の場所と営業時間・定休日

今回ハルさんが訪れたカフェ「こみちカフェ」さんのある場所は静岡県浜松市にあります。

Webサイトによると、住所は「静岡県浜松市天竜区山東4326」とあります。

最寄り駅は「天竜二俣駅(てんりゅうふたまたえき)」です。

 

天竜二俣駅(てんりゅうふたまたえき)は、静岡県浜松市天竜区二俣町阿蔵にある天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線の駅。天竜浜名湖鉄道の本社も設けられており、天竜浜名湖鉄道線の中心的な駅となっている。

- 天竜二俣駅 - Wikipedia

天竜二俣駅のWikipediaにはこのように書かれています。

天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線、ですか。初めて聞いた名称です。

天竜二俣駅の駅舎は昭和15年に建設された木造平屋建で、プラットフォームも含め1998年に国の登録有形文化財に指定されたものと、ドラマ内でも紹介されていました。

カフェだけでなく駅にも行ってみたい。

Webで地図を見た限りでは、駅は「二俣本町駅」でもどちらでも良さそうな距離です。

駅から県道40号線を天竜川に沿っていき、県道360号線(秋葉街道?)を川沿いに北に進んで行くと、栄町交差点の少し先にあるようです。

街道から少し入ったところにあるみたいですからご注意を。

 

営業時間は11:00-18:00で、定休日は日曜日と月曜日、TELとFAXが053-545-3335とあります。

予約は受け付けていないとのことですし、放送後のお昼前後は特に混雑が予想されますので、来店前にお店と連絡を取っておくと良いかもしれません。

 

 

「こみちカフェ」は元教会

ハルさんが今回訪れた「こみちカフェ」さんの建物は築52年の建物で、番組で紹介される建物としてはそれほど古くはないですね。

2018年の52年前というと1966年、高度成長期のど真ん中です。

建物の外見は、雪国で見られる「合掌造り」のような急な傾斜角の「三角屋根」が目を引く、洋風建築です。

屋根瓦には、フラット (Flat) が由来と言われる、主に洋風建築に使われる「F型瓦」を使用していて、それがハルさん的にこの建物が洋風建築だと決定づける一つの要素になっていました。

高度経済成長期に建てられたものとしてはかなり珍しかったに違いないと。

内部は、家や玄関の規模から考えると大きく取られた下駄箱、飲食スペースの奥が一段上がっていて、広めにスペースを取ってありました。

ネタバレは冒頭にしていますけど、「こみちカフェ」は元教会だった建物で、1966年に、スウェーデンから来たメリー宣教師が建てたキリスト教会とのことでした。

傾斜の急な三角屋根は雪の多い北欧伝統の様式みたいです。

教会は移転して、残された建物がクリスチャンで建物のオーナーの方が、現カフェオーナーの方のリノベーションの要望を受ける形で今のカフェの形態を取っているそうです。

先ほど紹介した、飲食スペースの一段上がっているスペースは「講壇」で、講壇の隅には洗礼槽もあって、実際に水を張られた洗礼槽で洗礼を受けたという方もドラマに出演していらっしゃいました。

今、洗練層の上には床板が並べてあって、そのままでは見られないようになっています。

 

 

 

「こみちカフェ」のお子様ランチ

ハルさんは「こみちカフェ」さんで「お子様ランチ」を頼んでいました。

月替わりメニューらしいですけど、大人の方にも昔を懐かしんでもらうためにお子様ランチを出しているみたいです。

出されたお子様ランチはワンプレートで、オムライスとハンバーグ、エビフライ、小グラタン皿にポテトグラタンが乗っていました。

オムライスには旗が刺さっていて、旗は何故かオーストラリア国旗でしたが……そこはスウェーデンでしょうとツッコミたくなりました。

特にハンバーグは、店主のお父様の思い出のハンバーグのようで、思い入れがあるらしいです。

 

「ん〜。肉汁が口の中にじゅーすぃーに広がる、じゅーすぃーハンバーグ」

「お子様ランチだから甘めのソースかと思いきや、少し苦味の効いた大人の味」

「きっとこれがお父さんから受け継いだものなんだ……」

 

デミグラスソースには隠し味があって、それはコーヒーの粉とカラメルソースだそうです。

苦味とコクが出るとのこと。

 

http://komichicafe.hamazo.tv/c612716.html

 

こちらの記事リンクには「こみちカフェ」さんのメニューが画像つきで紹介されています。

「こみちカフェ」さんの料理はどれも美味しそうで、番組で紹介されている料理の中でも個人的には結構レベルが高いのではないかと思っています。

 

 

おわりに

後は暴れ川の天竜川と、天龍が面積の9割が山間地なこと、明治時代に治水と治山のために植えられた木々が育った林から得られる「天竜材」のことなどが紹介されていました。

「こみちカフェ」さんの料理がとても美味しそうだったことが非常に印象的でした。

料理だけでなく、三角屋根の家も店内の木材の使い方も壁の風合いもなかなか良い塩梅でしたので、建物を楽しむこともできそうです。

新シリーズが始まってからでは個人的に1位のお店でした。

番組で気になっていることは番組のWebサイトにリンクがあるブログの更新が滞っている点です。

昨年2017年シリーズの最終回と思われる内容で終わっていてそこから更新されていないようでした。

番組のコンセプトは、あくまでハルさんがカフェを訪れブログを更新している、ブログのファンが大勢いるからそのためにもカフェを訪れている、そういうものですから、ブログの更新はしておいた方が良いかなと思います。

 

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