ディスディスブログ

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サンタコスをした比屋定真帆は『げんしけん』の荻上千佳に似ていると思いました - アニメ『シュタインズゲートゼロ』3話の感想

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毎週木曜日01:35(水曜深夜)より、TOKYO MXにてアニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』が放送されています。

2018年4月26日の放送は第3話「双対福音のプロトコル」でした。

 

 

目次

 

 

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アニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』

TVアニメ「シュタインズ・ゲート ゼロ」公式サイト

 

 

アニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』、2018年4月26日の放送は第3話「双対福音のプロトコル」でした。

 

 

3話「双対福音のプロトコル」

シュタインズゲートゼロは、本作の主人公「岡部倫太郎(おかべ・りんたろう)」が、ヒロイン「牧瀬紅莉栖(まきせ・くりす)」を助けることができず、助けることを諦めてしまった世界線の話です。

岡部は失意の底に居続けていて、自ら『未来ガジェット研究所』にもあまり顔を出さず、ラボメンたち「椎名まゆり(しいな・まゆり)」や「橋田至(はしだ・いたる)」、「漆原るか(うるしばら・るか)」、「フェイリス・ニャンニャン」たちとは距離を置いています。

そんな中でも未来からやって来た「阿万音鈴羽(あまね・すずは)」からは、第三次世界大戦が起こる未来を救って欲しいと言われていますが、岡部は再び動こうという意思をまだ持てていません。

 

紅莉栖のアマデウス

1話で岡部はヴィクトルコンドリア大の「比屋定真帆(ひやじょう・まほ)」、それと真帆や紅莉栖の上司であり師匠でもある「アレクシス・レスキネン」と出会い、2話では彼らが開発した人工知能AI「アマデウス」のテスターになりました。

岡部のスマホにインストールされたアマデウスは、8ヶ月前の紅莉栖の記憶がデータ化したもので構築されています。

8ヶ月前というと岡部と出会う前の記憶になり、アマデウスにとって岡部は初対面になります。

岡部がアマデウスのテスターになったのは、岡部が生前の紅莉栖と友人だったと判明したからで、真帆とレスキネンだけとのコミュニケーションを取るだけではテストの限界があると感じていたからでした。

岡部がテスターを引き受けた理由は……やはり好きだからでしょうか。

 

 

比屋定真帆が誰かに似ていると思ったら

ゼロ1話の初登場から、比屋定真帆が誰かに似ているとずっと思っていて、3話でそれが誰かが私の中でハッキリとしました。

 

げんしけん(6) (アフタヌーンコミックス)

それは『げんしけん』の「荻上千佳(おぎうえ・ちか)」です。

今回、まゆしぃの発案で、未来ガジェット研究所のラボでクリスマスパーティが開かれることになり、その場で真帆がサンタクロースのコスプレ、いわゆるサンタコスをさせられたのです。

そのシーンを見て、半ばはめられるようにしてコスプレをしていた荻上さんの映像と被って見えて、私の中で腑に落ちた感じがしました。

お互い身長が低いですし、眼光が鋭いですし、髪型もどことなく似ているような……。

 

 

真帆は岡部が気になる

その荻上さん似の比屋定真帆は、岡部のことを気にかけていました。

それは岡部を異性として気になっている、という意味ではなく(いずれそうなるでしょうけど)、岡部が二次元(アマデウスの紅莉栖)を三次元(リアル)と勘違いする危険を、です。

実際に3話で、アマデウスの紅莉栖へリアルトの境界がなくなりつつあった岡部に対して、スマホを取り上げてこう言っています。

 

「言ったでしょ?錯覚に陥るって」

「勘違いしないで。ここにいるのは『アマデウス』、牧瀬紅莉栖じゃない」

「牧瀬紅莉栖は死んだの」

「死んだ……彼女はもういないの」

 

真帆は自分自身に言い聞かせるように言っていました。

その台詞が流れたときには画面に真帆の回想シーンが流れていて、真帆が紅莉栖の死を悲しみ泣いている様子がありました。

彼女も悲しいのですね。

真帆に言われて現実に引き戻される岡部……記憶のフラッシュバックがあり、パニックに陥っていたようでした。

眼の前で何度もまゆしぃに死なれ、ようやくその世界線から脱したと思ったら今度は紅莉栖が死ぬ世界線に行ってしまった、助けようと過去に行ったけど救出に失敗し、それどころか自らの手で刺し殺してしまったのですから……。

トラウマは大きく深いでしょう。

岡部の復活はまだ先のことのようです。

 

 

紅莉栖が紅莉栖らしい

STEINS;GATE 牧瀬 紅莉栖 1/7スケール PVC製 塗装済み完成品 フィギュア

紅莉栖のアマデウスが岡部のスマホにインストールされて以来、紅莉栖は秋葉原の町並みをスマホのカメラで見ること、岡部が大学やサークルでどのような生活を送っているのかを調べることが楽しいみたいです。

UFOキャッチャーに興味を示していましたね。

岡部がアマデウスのアプリケーションを終了させずに、他のことをしていてもアマデウスをバックグラウンドで機能させたままいるため、見たり聞いたりできているのです。

ぎこちない会話や、滑ったギャグなど、大学生活の恥ずかしい出来事もお見通しです。

しかも、それらアマデウスが得られたデータの全ては真帆たち「脳科学研究所 (BRAIN SCIENCE INSTITUTE) 」に提出することになっていますから……痛い。

紅莉栖はAIになってもやはり紅莉栖らしく、2話で岡部が思いがけず言った「クリスティーナ」の言葉がどういう意味なのかを何度も探ろうとしています。

アマデウスがどれほど素晴らしいAIであってもあくまでAIですから、人間のように記憶が曖昧になったり都合の良いように改ざんされることがなく、ハッキリと残ってしまっています。

そういうところはAIが人間になりきれない弱点の一つでもあるようです。

岡部がまゆしぃ主催のクリスマスパーティを抜けて屋上に佇んでいる間も、紅莉栖のアマデウスは「クリスティーナ」について探っていました。

2人きりの岡部は本心を話し始めます。

 

岡「照れくさかったんだ」

紅「えっ」

岡「素直に名前を呼べなかったからあえて茶化した」

紅「私を……呼ぶのが……?」

岡「ああ」

紅「あっ……なっ……そ、それはども……」

岡「何で赤くなってるんだ?」

紅「はっ?! 赤くなんかなってなんかないしぃっ! うっ……女の子扱いされるなんて思ってなんかなかったとか……そ、その……そんなことは決してないからな!!(早口) うっ……」

岡「ぷっ、ハハハ……」

紅「な、なによ……」

岡「俺は……」

紅「へっ?!」

岡「俺はお前のそんなところが……」

紅「え、ちょっ……」

 

この紅莉栖の受け答え、狼狽の仕方、岡部はやはりこれは紅莉栖だと思ってしまったたはずで……この後に先述した真帆の言葉が続きます。

真帆が屋上に行き、岡部の様子を見、彼の危険を感じてスマホを取り上げたのですね。

まゆしぃもその直前に屋上に行って岡部の様子を見に来ましたが、彼女は岡部の言葉を少し聞いただけでラボに戻っています。

 

 

おわりに

ん〜、辛い。

岡部のメンタルは私が当初思っていたずっとズタボロで、シュタインズ・ゲートの入り口にたどり着くまで相当に時間がかかりそうだなと感じました。

アマデウスにすがってしまえばしまうほど、現実に引き戻されたときの揺り戻しがきついはずで、アマデウスから離れた方が良いだろうと思いますね。

しかし、紅莉栖なしではタイムマシンの開発もまた無理でしょうから、彼女や真帆のサポートなしにシュタインズ・ゲートへとたどり着くこともまた無理な訳で……離れることもできないと。

岡部が復活するしか道はないのです。

 

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