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筋を通そうとする藤吉に儀兵衛が折れる。リリコは結婚をしないで東京へ行くようです - 朝ドラ『わろてんか』36話の感想

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NHK連続テレビ小説『わろてんか』、2017年11月11日放送の36話は「てん」が突然「北村」の家から失踪していました。理由は何でしょう?どこへ行ったのでしょう?

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

目次

 

 

『わろてんか』第6週「ふたりの夢の寄席」

www.nhk.or.jp

 

2017年11月6日月曜日から朝ドラ『わろてんか』は第6週「ふたりの夢の寄席」の放送が始まっています。

『わろてんか』の時代設定は幼少期が明治35年(1902年)でしたから、第6週現在はそれから10年後、明治45年ほどでしょうか。

本作のヒロイン「藤岡てん(ふじおか・てん、演:葵わかな)」は17歳です。「てん」は幼少期に京都の「薬祭り」で出会った大阪の旅芸人一座の芸人「北村藤吉(きたむら・とうきち、演:松坂桃李)」と恋に落ち、藤吉の実家のある大阪は船場(せんば)の老舗米問屋「北村屋」へと駆け落ちしました。

ところが、藤吉の母で「ごりょんさん(御寮人さん)」こと「北村啄子(きたむら・つえこ、演:鈴木京香)」は「てん」を嫁とは認めず、「てん」を女中として北村屋で働かせます。

藤吉は啄子に「てん」を自分の嫁に認めてもらうべく、イギリス製の「電気式髪結い機」、いわゆるパーマ機を大量に仕入れて、店の借金を返そうとしました。購入資金は実家の家と土地を担保に借金をして。案の定パーマ機は欠陥品で、藤吉は大量のパーマ機と一緒に多額の借金を抱えることとなりました。

啄子にも借金の返済は無理と判断されたようで、啄子は店を畳む決意をし、店と土地を不動産屋に売った金で借金を返済しました。家と職ををなくした藤吉たち、藤吉のかつての芸人仲間たちから彼らが住まう貧乏長屋を紹介してもらい、そこに住むことになりました。

 

 

てんが失踪?

朝から藤吉が慌てています。 藤吉の芸人仲間で同じ貧乏長屋の住人の「キース(演:大野拓朗)」と「アサリ(演:前野朋哉)」が藤吉に何事かと聞くと、「てん」の姿がないそうです。「……!」と藤吉は何かに気がついた様子。

大方の想像通り、「てん」は実家のある京都の薬問屋「藤岡屋」へ向かっていました。藤岡屋では父「藤岡儀兵衛(ふじおか・ぎへえ、演:遠藤憲一)」と母「藤岡しず(ふじおか・しず、演:鈴木保奈美)」が勘当したはずの娘が家に戻ってきたことで、厳しい態度を取ろうとしているようです。

 

 

父・儀兵衛の返事は?

「てん」は、自分たちが手に入れたはずの寄席小屋が元僧侶の太夫元「寺ギン(てら・ぎん、演:兵動大樹)」に取られそうになっていて、急遽500円(現在の価値に換算すると500万円)の大金が必要になって、その資金を工面するために実家に出向いて頭を下げ借りようとしているのです。

その旨を儀兵衛に伝えると、儀兵衛は話を断っていました。当然ですね、娘ではない赤の他人が突然家を訪れて金を貸して欲しいなど言っても普通は断るでしょう。

儀兵衛は藤吉が実家の米問屋を潰した挙句に「てん」を遣わして金を集めさせているなど見下げた奴だと考えています。「てん」が藤吉に何か言われたのではなく自分の意思でやって来たと説明していますが、それでも断るつもりの様子です。

 

 

藤吉の覚悟

そこへ「てん」を追いかけていた藤吉が「藤岡屋」にやって来ました。座敷に上げられた藤吉は折り目正しく儀兵衛と「しず」に挨拶をし、「てん」が借金をしようと「藤岡屋」の敷居を跨いでしまったことは自分の不徳の致すところと頭を下げました。

藤吉は「てん」を連れて帰ろうとします。借金の話も取り下げるということです。「てん」がこれしか方法はないと藤吉に抵抗をすると、藤吉はそういう話ではないのだと諌めるのです。

藤吉は、自分たちの足で立つことができない限りは結婚はできないと考えているのでしょうし、儀兵衛の反対を押し切って駆け落ちをしていますから、ここで儀兵衛を頼って小屋を手に入れたら、やはり自分たちでは何もできないということになってしまい元も子もない、今回は寄席小屋を諦めることにし、でも絶対に別の寄席小屋を手に入れてみてるから父との約束を違えるようなことはするな、と言い、改めて儀兵衛に頭を下げます。

 

 

ハツの助け舟

とそこへ、藤吉の言葉を陰から聞いていた「てん」の祖母「藤岡ハツ(ふじおか・はつ、演:竹下景子)」が座敷に入ってきて、寄席は儲かるのか? 儲かるのだったら良い話ではないですか、と「てん」たちに助け舟を出します。

藤吉は「儲かります、と言いたいところですが正直わかりません」と正直に答えます。しかしたった一つだけ約束できることは「てんと二人で手を携えてやれば、いつの日かお客さんも芸人さんも皆幸せな気持ちになれる良い寄席ができると信じています」と藤吉が言うと、シズさんは足しにして欲しいと自分の「簪(かんざし)」を「てん」に渡そうとします。自分は味方だということですね。

儀兵衛はそんなハツさんを制し、隣りに座る「しず」に「500円用意せえ」というのでした。折れました。

 

 

りんの許嫁は波多野屋の次男

その後、「てん」は妹で「藤岡屋」を継ぐ予定になっている「藤岡りん(ふじおか・りん、演:堀田真由)」と再会を果たしました。「りん」は笑顔で姉を迎え入れ、そして許嫁を紹介していました。

許嫁の名前は「波多野弥兵衛(はたの・やへえ)」というそうです。「波多野屋の次男」と言っていましたから実家は商家なのでしょう。以前説明があったかもしれないですが忘れています……。

弥兵衛は「中村凛太郎」さんが演じています。中村さんはちょうど1年前に放送されていた朝ドラ『べっぴんさん』にも出演していたみたいですね。「坂東営業部」で働いていた方でしたか。

「てん」は弥兵衛に対して「りん」とこの家のことをお願いしますと頭を下げていました……が、勘当されている人が言うことではないような気がします。

 

 

リリコは結婚しないのか?

その後、藤吉と「てん」は大阪に戻ると、寄席小屋の前に「リリコ(演:広瀬アリス)」が人力車に乗って現れ、「うちこんな寄席出えへんで。うちはな、東京に行って一流の寄席に出て一流芸人になってみせるわ。ほな、せいぜい頑張ってな〜」と言って去っていきました。

ということは贔屓の客とは結婚はしないということでしょうか?

 

 

おわりに

リリコのことはやっつけにも程があるかなと思いましたが……。本筋とは関係ないところで時間をかけすぎる訳にもいかず、仕方がないかなとも思います。

それにしてもちょろかったですね、儀兵衛さん。私が儀兵衛なら藤吉が「てん」を諌めていたシーンも自分を籠絡させるための演技だろうと疑って信用しないでしょう。儀兵衛がお人好しなのか私の性格が歪んでいるのか両方か……。

さて、いよいよ来週からお笑いを商売にする流れが本格化するようです。といっても初めのうちは苦労をすると思われ、そういったことが来週は描かれそうです。

次週は第7週「風鳥亭、羽ばたく」です。予告を観る限り「伊能栞(いのう・しおり、演:高橋一生)」と「杉田楓(すぎた・かえで、演:岡本玲)」が再登場しそうです。