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「てん」が勘当を言われても尚藤吉に付いていったのに、大坂で早速ライバル出現です - 朝ドラ『わろてんか』18話の感想

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NHK連続テレビ小説『わろてんか』、2017年10月21日放送の18話は「てん」が結婚を決意しました。

 

 

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

 

 

 

目次

 

 

『わろてんか』第3週「一生笑わしたる」

www.nhk.or.jp

 

2017年10月16日月曜日から朝ドラ『わろてんか』は第3週「一生笑わしたる」の放送が始まっています。

『わろてんか』の時代設定は明治35年(1902年)の10年後、明治45年ほどでしょうか。本作のヒロイン、京都の老舗薬問屋「藤岡屋」の娘「藤岡てん(ふじおか・てん、演:葵わかな)」は17歳のお年頃になっています。

幼少期の「てん」が「薬祭り」で出会った大阪の旅芸人一座の芸人「北村藤吉(きたむら・とうきち、演:松坂桃李)」と久しぶりの再会を果たしています。藤吉が売れっ子芸人として全国を飛び回っている様子は、この10年ほどの間にも度々「てん」への手紙の中で報告をしていましたが、実際のところ彼は鳴かず飛ばずのまま10年を過ごしてきたようです。お笑いが好きだけどお笑いの才能はない、という。

「リリコ(演:広瀬アリス)」から、藤吉は大阪船場(せんば)の老舗米問屋「北村屋」の長男であることを聞かされた「てん」、兄の「藤岡新一(ふじおか・しんいち、演:千葉雄大)」が亡くなった今、自分が「藤岡屋」を継ぐ立場になっているため、米問屋の長男との結婚は許されない立場です。お互いが店を継ぐ立場ですから。

ある日藤吉の相方「キース(演:大野拓朗)」が騒動を巻き起こします。「てん」がそれに巻き込まれそうになり、藤吉が「てん」を助けましたがそのときに怪我を負ってしまい、「てん」は「藤岡屋」の蔵に彼を匿いました。

しかし、藤吉のことが父の「藤岡儀兵衛(ふじおか・ぎへえ、演:遠藤憲一)」にバレてしまいます。儀兵衛は激怒して藤吉に二度と「てん」の前に現れるなと言い、「てん」を蔵に閉じ込める罰を与えました。

 

 

藤吉とてんの覚悟

儀兵衛に「てん」の前に現れるなと言われてからも、藤吉は夜な夜な藤岡屋に忍び込んでは、「てん」に会いに行っていました。チョコレートを持っていき、「てん」の幼少期に見せた「チョコ右衛門」、これは歌舞伎の「石川五右衛門」と思われます、を再び披露すると、「てん」は大笑いをするのでした。

その様子を儀兵衛と母の「藤岡しず(ふじおか・しず、演:鈴木保奈美)」も見ており、「てん」があんなに笑う姿は久しぶりだと感じています。

儀兵衛は座敷に藤吉をあげ、「てん」も蔵から出し、家族も全員読んで、藤吉から話を聞くことにしたようです。儀兵衛は藤吉に次はないと言っていたのに、藤吉はやってきたのですから、覚悟があってのことだろうということです。

藤吉は儀兵衛に土下座をして「お嬢さんをください」と申し出ました。家族も驚きましたが「てん」も驚いています。「てん」は藤吉とそのような話をしたことはありません。

藤吉は「てん」と一緒になるために、芸を諦めて米屋を継ぐ決意を固めたようです。そのことを儀兵衛たちに宣言し、芸人としての最後に皆に芸を見せていました。海老一染之助・染太郎さんが得意にしていた傘回しの芸です。以前、その傘回しは練習している光景が映し出されていて、失敗ばかりしていました。しかし今回は成功しています。

さらに、藤吉は「てん」の方を向いて、俺の嫁はんになってくれ、苦労をかけるかもしれんけど一生笑わしたる、とプロポーズを言うのです。儀兵衛は嫁にはやらんと断固反対でしたが……

「てん」が藤吉の隣りに正座をし私も笑って生きていきたい、つまり藤吉と一緒になりたいと言うのです。このときの「てん」の従兄で「藤岡屋」で丁稚をしている「武井風太(たけい・ふうた、演:濱田岳)」の表情が良かったですね。彼にとっては完全な失恋を意味します。まぁ元から……。

忘れようとしても忘れられなかった、嫌いになろうとしても嫌いになれなかった、蔵に入れられたときも自分を笑わそうとしてくれた。嬉しくて楽しくて、それが好きだということだと気がついた、と。

儀兵衛はそんな「てん」に勘当を申し付けました。親子の縁を切るということです。

 

 

「りん」がよく出来た妹で…

「てん」は荷造りをはじめました。妹の「藤岡りん(ふじおか・りん、演:堀田真由)」はそれを止めようとします。そんなことをしたら本当に二度と藤岡屋の敷居をまたぐことができなくなると。

しかし「てん」は考えを曲げません。姉の覚悟を見た「りん」は儀兵衛の元へ行き、自分が婿をもらって家を継ぐから「てん」を行かせてあげてはくれませんかとお願いするのです。何とできた妹、姉想いの妹なのでしょう。「てん」がこれまで笑顔で家を明るく照らしてくれていたけど、これからは自分が家を明るく照らしてみせると言うのです。

 

 

藤吉に許嫁が?!

「てん」は、藤吉がその日の最終列車で大阪に行くという手紙を「りん」から受け取り、彼を追いかけました。儀兵衛と「しず」、それと祖母の「藤岡ハツ(ふじおか・ハツ、演:竹下景子)」に挨拶をして。

2人は大阪に着きました。船場の米問屋「北村屋」へ着くと、藤吉の母「北村啄子(きたむら・つえこ)、演:鈴木京香)」が藤吉を温かく迎えていました。藤吉は「てん」を紹介しようとしましたが、啄子は「てん」など存在しないかのように無視をして、藤吉に対して「杉田楓(すぎた・かえで、演:岡本玲)」をあんたを許嫁だと紹介するのでした……。

これは……イケズが始まりそうですね……。

 

 

おわりに

来週から大阪編が始まります。朝ドラで大阪、イケズというと、「杏(あん)」さんがヒロイン「西門め以子」を演じていた『ごちそうさん』を思い出します。「キムラ緑子」さん演じる「西門和枝」に散々イケズをされていました……あれは観ていて辛かったです。

今回もあまりにイケズが酷かったら観ない可能性があります。そういうの駄目なんですよね……。確か和枝も「船場言葉」を話してなかったでしたっけ?

第4週は「始末屋のごりょんさん」です。