ディスディスブログ

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サッカー日本代表、2018ワールドカップ・ロシア、アジア2次予選、シンガポール戦の感想です。金崎夢生と清武と柏木の躍動

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サッカー日本代表は昨日2015年11月12日、2018ワールドカップ・ロシア、アジア2次予選、シンガポール戦を行いました。試合会場はNational Stadium(シンガポール・ナショナルスタジアム)、日本のアウェイ戦です。試合は、20分に金崎夢生(鹿島アントラーズ)、26分に本田圭佑(ACミラン)、87分吉田麻也(サウサンプトンFC)の得点により、スコア0 - 3でアウェイの日本がシンガポールに勝利しています。

 

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日程・結果 | 2018FIFAワールドカップロシア アジア2次予選|SAMURAI BLUE|JFA|日本サッカー協会

 

2015年6月16日に埼玉スタジアム2002で行われた日本がホームのシンガポール線では、0 - 0のスコアレスドローに終わっていました。ヴァヒド・ハリルホジッチ監督は前日にリベンジだと発言していたようですが、それが叶った形です。個人的にはそんなもののためにプレーしてほしくないですけど。

私は、サッカーにそれほど詳しい訳ではない、単なるサッカー好きで、ろくに分析もできませんので、試合を見て思ったところを書いていきます。といっても、試合は試合開始から後半の序盤までと試合終盤だけ観ていたので、後半の多くの部分は観られていません。前述したように、試合前半でスコアが0 - 2となっていたので、その時点で大勢は決したと感じられたためです。ケンミンSHOWを観ていました。

 

シンガポール戦の日本代表出場メンバー

レギュラーメンバーはGK 西川周作(浦和レッズ)、DFが酒井宏樹(ハノーファー96、ドイツ)、吉田麻也(サウサンプトンFC、イングランド)、森重真人(FC東京)、長友佑都(インテル、イタリア)、MFが長谷部誠(フランクフルト、ドイツ)、柏木陽介、清武弘嗣(ハノーファー96、ドイツ)、FWが本田圭佑(ACミラン、イタリア)、武藤嘉紀(マインツ、ドイツ)、金崎夢生(鹿島アントラーズ)です。交代は70分に武藤→宇佐美貴史(ガンバ大阪)、75分清武→香川真司(ドルトムント、ドイツ)、80分本田→原口元気(ヘルタ・ベルリン、ドイツ)でした。

フォーメーションは4-2-1-3、中盤はディフェンシブハーフに長谷部と柏木が並び、清武のトップ下、FWは本田が右サイドで、武藤が左サイド、金崎の1トップです。

 

 

シンガポールvs.日本の雑感

今回、両ウイングがサイドに張ることをハリルホジッチ監督から要求されていたことは、これまでと少し違っていた点でした。しかし、先制点が入ってからは本田が中に入ろうとしていたことで、あまり守られなくなっていました。中継を観ていても、レポーターの永島さんが、本田に張るように、酒井が上がってきたらそこを使うように、指示していたと言っていましたね。本田がそれができていない・しようとしないために怒っていたみたいです。武藤も途中から少し絞り気味だったかもしれません。

 

本田圭佑

本田は、シンガポールのディフェンダー相手にも抜けないですし、ボールキープもままならずボールロストするシーンもあったり、悪い意味で衝撃的でした。その上、監督の指示も聞かないとなると……私が監督ならもはや使わないです。点を取ってしまった(?)ことで排除しづらいとは思いますけど。彼がいなくてもチームは回っていきます。

 

金崎夢生

今回のサプライズの1人、金崎に関しては、彼自身5年ぶりの代表復帰だそうですけど、ブランクを感じさせない活躍でした。先制点を取りましたし、その他も積極的なプレーが多く好印象でした。ドリブルもできますし、クラブではヘディングのゴールもありますし、身体も張れそうですし。ハリルホジッチ監督としても思わぬ収獲だったのではないでしょうか。

 

清武弘嗣と柏木陽介

今回はトップ下は香川ではなく清武です。こちらも意外な人選……でもなかったですか。香川の合流が遅れていて体調が万全ではないという事前報道がありましたので。でも、清武が使われるにしても左サイドではないかと言われていたこともあって、その点で言えばトップ下起用は意外と言っていいかもしれません。

清武は、金崎に引っ張られたのか、これまで代表では見せたことがないくらいに躍動していましたね。トップ下からあまり動かないことで前線や3列目(ディフェンシブハーフ)の交通渋滞を回避し、シンガポールのプレスを引きつけることで、柏木のプレーをより自由にさせていた感があり、自身もワンタッチでシンプルにボールを回すことで循環を良くしていました。個人的には金崎とMOMを争うレベルの評価です。

その柏木は、縦パスを入れることで攻撃にスイッチを入れる役割を担っていました。運動量も豊富で攻撃だけでなく、ディフェンシブハーフのパートナーである長谷部やディフェンスラインを助ける意味でも機能していたかと思います。左利きの選手は貴重ですから、このまま継続して使ってもらいたい選手の一人です。

 

待望のコーナーキックのキッカー

あと、これは清武にも言えることですけど、遠藤保仁(ガンバ大阪)が代表から遠ざかっている(引退でしたっけ?)ため、セットプレイ、特にコーナーキックを高いレベルで蹴ることができる選手が少なくなっていました。

ハリルホジッチ監督になってからというもの、その点で地味に痛い事態に陥っていたように感じています。それが清武と柏木が入ることで是正されることが期待されます。

 

 

酒井宏樹

右のフルバックに入った酒井は、サイドを駆け上がるタイミングや裏を取る動きそのものは悪くなかったです。しかし如何せんクロスの精度が低かったです。

今回、シンガポールのディフェンス陣に対してサイドから攻略することが、ハリルホジッチ監督の大きな狙いとしてあったように見えました。1点目はそれが綺麗に決まった形でしたし、それ以外にも多くのチャンスをサイドから創出していたかと思います。それだけに、フルバックのクロスの精度が高ければ……もっと楽に試合を進められたのではないか、と。フルバックの人選は再考の余地がありそうです。

内田篤人(シャルケ04)が復帰するまで我慢でしょうか。あるいは長友を右にするオプションがあっていいかもしれません。

 

ミドルシュートばかり

今回のシンガポール戦のように、ウイングがサイドからドリブルを仕掛ける、フルバックの上がりを待ってそこから連携でサイドを崩す、クロスを上げることで、相手ディフェンダーを中央から外へ注意を向けさせる、この狙いはアジア相手にはもっと徹底していった方が良いと思いました。

中央を固められたときの対処としては、今回のようにサイドから逆サイドへクロスを送ること、真ん中をダイレクトパスで通すこと、ミドルレンジからシュートを打ってDF陣を引っ張りだすこと、が定石と思います。

前半の途中からだったでしょうか、長谷部がミドルシュートを打つシーンが何度かありましたけど、彼は何度もしていてあまり効果的ではなかったように見えました。そういうことは、他にも外から崩したり、中でワンツーをしたりする中に混ぜていかないと、効き目は薄いように思います。その辺の柔軟さも欲しいところかなぁと。

 

 

おわりに

こんな感じの感想です。本田を使わなくてもいいのでは、と個人的には思っていて、では代わりの右ウイングは誰にするのか、という事になろうかと思います。

岡崎や武藤、金崎たちを右サイドに持っていくことも良いとは思いますけど、2トップの選択肢も考えてみて欲しいです。大迫辺りを入れれば金崎とも武藤とも相性が良さそうに感じられますから、選択の一つとしてアリかと。4-4-2なら香川と清武を併用できますし、オーストリアで活躍している南野の使いどころも生まれるでしょう。

それにしても、シンガポールのゴールキーパーのIzwan Mahbud(イズワン・マハブド)は凄かったですね。前回も日本は彼から点を取れなかったですけど、今回も大苦戦していました。磁石でも付いているのかっていう。

 

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