ディスディスブログ

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サッカーワールドカップ2018ロシアGS第2節セネガル戦における日本代表の感想と評価を書きました。影のMOMは長谷部です

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日本時間の2018年6月25日00:00より、サッカー日本代表が『FIFAワールドカップ2018ロシア』の、セネガル代表とのグループステージ第2節を戦いました。

試合の感想を書きました。

 

目次

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西野ジャパンのメンバー

挑戦―ブラジルを破るまでの軌跡

『FIFAワールドカップ2018』ロシア大会に向けた、「西野朗(にしの・あきら)」監督が選出したサッカー日本代表のメンバーは以下のとおりです。

 

  • GK:「川島永嗣」「東口順昭」「中村航輔」
  • DF:「遠藤航 」「昌子源」「長友佑都」「酒井宏樹」「槙野智章」「酒井高徳」「吉田麻也」「植田直通」
  • MF:「本田圭佑」「柴崎岳」「原口元気」「香川真司」「宇佐美貴史」「乾貴士」「山口蛍」「長谷部誠」「大島僚太」
  • FW:「岡崎慎司」「武藤嘉紀」「大迫勇也」

 

以上の23名です。

 

第1節終了時点で日本が首位

日本代表はワールドカップ本戦のグループステージでは「グループH」に入っています。

ポーランドとセネガルとコロンビアが同組です。

 

日本は日本時間の2018年6月19日21:00から行われた、グループステージ第1節コロンビアとの試合をスコア2-1で勝利し、勝ち点3を獲得しました。

ポーランドにスコア2-1で勝利したセネガルも勝ち点で並んだものの、警告数の差で日本が第1節を終えてグループ首位に立っています。

 

第2節の相手はそのでセネガル代表です。

 

セネガル戦における日本のスタメン

ワールドカップ2018ロシア、グループステージ第2節セネガル戦の日本のスターティングメンバーです。

 

-----------大迫-----------

乾--------香川-------原口

------柴崎----長谷部-----

長友--昌子--吉田-酒井宏

-----------川島-----------

 

フォーメーションは「4-2-3-1」です。

GKは川島選手(以下選手略)、DFは4バックで右から酒井宏樹、吉田、昌子、長友、MFはディフェンシブハーフ (DH) が長谷部と柴崎、右サイドハーフ (SH) が原口、トップ下が香川、左SHが乾、FWは大迫。

第1節コロンビア戦と同じメンバーです。

交代選手は72分香川→本田、75分原口→岡崎、87分乾→宇佐美です。

 

セネガル代表の出場メンバー

セネガル代表の日本戦のメンバーです。

フォーメーションは「4-1-4-1」、あるいは「4-1-2-3」だったでしょうか。

GKがK・エンディアエ、DFが右からワゲ、サネ、クリバリ、サバリ、MFはDHがA・エンディアエ、右からサール、B・エンディアエ、ゲイェ、マネ、FWがニアンです。

交代は65分A・エンディアエ→クヤテ、81分B・エンディアエ→エンドイェ、86分ニアン→ディウフでした。

名前が大変ですね……。

 

スコアは日本2 - 2セネガル

試合のスコアは日本2 - 2セネガルのドローでした。

 

試合は11分、右サイドのワゲからクロスが入り、それを原口がヘディングでクリアしましたがボールはサバリの元へ、サバリのシュートを川島が前にパンチングをすると、目の前に詰めていたマネの膝に当たって、ボールは日本のゴールネットを揺らしました (0-1) 。

34分、センターサークル手前やや右から柴崎が左サイドに対角線のロングボール、左サイドの裏を取った長友がトラップからの切り返し(トラップミスと思います)でディフェンダーをかわすと、乾にスイッチし、乾が右にボールを出してすかさすファーサイドに巻くようなコントロールショット、ゴール右に決まって日本が同点に追いつきます (1-1) 。

71分、左サイドからボールが出、ボールを受けたサバリがペナルティエリア内左からグラウンダーのクロス、中に入ったニアンが触ったでしょうか、後ろに流して、右サイドを走り込んできたワゲが強烈なシュートを叩き込んで突き放します (1-2) 。

78分、大迫が右に開いてペナルティエリアの手前右からクロス、岡崎がGKとCBを一緒に潰れて、ボールが左に流れ、乾がグラウンダーのボールを中に入れると、ファーに詰めていた本田が左足で流し込んで再び同点に追いつきました (2-2) 。

 

日本とセネガルは勝ち点1ずつ獲得して、グループステージ第2節を終えて両国が勝ち点4で首位に並んでいます。

もう一試合、コロンビアvs.ポーランドはコロンビアがポーランドにスコア3 - 0で勝利したため、コロンビアが勝ち点3で3位で2チームを追随、ポーランドは勝ち点0でグループステージ敗退が決まっています。

 

セネガル戦の日本代表の感想

セネガル戦における日本代表の感想をとりとめなく書きます。

私はサッカー素人ですので見当違いなことを書いている可能性があります。

その場合は申し訳ありません。

 

個人的MOMは乾

FIFAが公式に発表したマン・オブ・ザ・マッチ (MOM) は先制点をあげたセネガルのマネでした。

個人的なMOMは1ゴール1アシストを記録したと思います。

2度先手を打たれたにもかかわらず、2度とも追いついたその粘りはこれまでのワールドカップでの日本にはあまり見られない光景でした。

得点シーンは、GKのブラインドになるように、クリバリとサネを重ねるポジションにボールを置いたワンタッチ目が素晴らしかったです。

アシストでも大迫のクロスに対して、しっかりとファーに寄せていたこと、そこからのクロスが正確で得点した本田は流し込むだけでした。

その2点に大きく絡んでいて、そのいずれも技術の高いプレイを見せた乾を推さないのはおかしいかなと。

惜しむらくは、大迫のポスト→ヒールパスから抜け出したシュートで決めていれば……というところでしょうか。

 

乾は運動量も豊富で、長友と2人でセネガルの右サイド、サールとワゲをよく抑えてもいました。

攻撃だけでなく守備面でも貢献していたと思います。

コロンビア戦では審判がなかなか笛を吹いてくれなかったために、乾のドリブルがあまり活かせませんでた。

しかし、今回の審判はしっかりとファウルを取ってくれたことも、彼が生きた要因として挙げられるかなと思います。

 

もはや柴崎のチーム

今の日本は香川でも本田でもなく、もはや「柴崎岳のチーム」です。

試合のオーガナイズが素晴らしかったですね。

 

日本の中に一人だけスペイン代表の選手が入っているのではないかと思えるくらいに余裕すら感じさせるボール保持と、セネガルが嫌がりそうな鋭い縦パスが次々に繰り出されていました。

セネガルのディフェンダー、特にサイドバックの背後が弱かったので、サイドの裏へのパスもよく狙っていました。

1点目の長友に対するロングパスも見事でした。

右サイドにいた柴崎が左サイドを駆け上がった長友を見ていたこと、対角線に正確にボールを出せる技術、いずれも高品質でしたね。

 

柴崎にボールを預けておけば大丈夫、という共通認識がチーム内に浸透しているようで、彼がチームから大きな信頼を勝ち得ている様子を窺えました。

柴崎がMOMでも全くおかしくないです。

 

影のMOMは長谷部

今回、長谷部の活躍を記さない訳にはいかないでしょう。

ときにはCBの間に入ってビルドアップのパス出しをしていましたし、また別のときには香川の横、インサイドハーフの位置まで上がってパスやシュートを放っていました。

 

1点目の柴崎の対角線のロングパスを放ったシーンでも、長谷部はインサイドハーフの位置に上がっていたことで、セネガルの選手もついて長谷部をケアしようとし、その分柴崎のマークが緩くなっていました。

おかげで少し時間ができた柴崎は、左サイドを上がる長友を確認する余裕もありましたし、正確なキックを蹴る余裕も生まれていました。

あのプレイは一見すると見落とされがちですが、非常に価値のある長谷部の好プレイだったと私は思っています。

 

また吉田や昌子のCBコンビとのバランスも良く、攻めのために前目に上がる柴崎のフォローにもよく入っていて、この試合における長谷部のポジショニングは神がかっていたように感じられます。

影のMOMは長谷部に認定。

 

両フルバック+両サイドハーフ

セネガルは中央に比べるとサイドの強度がやや足りなかったように感じられました。

それもあって、長友と酒井宏樹、そして乾と原口のサイドプレイヤーはサイドである程度勝つことが出来たと思います。

 

特に右サイドの酒井宏は、マネと1対1で対峙しても全く引けを取らないプレイ内容で、アフリカ人選手のフィジカルに対して日本人が負けない、あるいは凌駕するフィジカルを見せつけていました。

さすがにフィジカルの強いフランスのリーグ・アンでレギュラーとして活躍できる人は違うなと。

 

原口は攻撃面でやや精度を欠いていましたが、守備面では酒井宏と一緒に大きく貢献していたので致し方ない部分があるかなと感じます。

攻撃の精度まで求めては可愛そうな役回りです。

 

乾と長友も攻撃面では先ほど書いていますが、守備面でもサールとワゲの突破を体を張って阻止していました。

サールのスピードが厄介だったことがあり、長友であっても千切られたシーンもあったかと思いますし、乾もイエローカードをもらってもいましたが……

……でもこれは仕方がないかなと思います。

 

香川の献身とスペースメイク

香川はこの試合、ゴールやアシストといった「目に見える結果」は出せませんでした。

しかし香川がチームに果たした献身は素晴らしいものがありました。

セネガルの中央の強度は高かったので、激しいマークが付く香川は前線だけにとどまらず、DHの位置まで下がってパス回しを手助けするシーンが見られました。

そうやって自ら引くことで、原口や乾がサイドから中に切り込めるスペース、代わりに長谷部たちを上げるスペースを意識的に作っていました。

周りと離れすぎず近すぎず、選手間のバランスを取ることに注力していた印象です。

守備でもさぼらずチェイスをして、相手に簡単に縦パスを出させないようにし、縦に速いセネガルの勢いを殺す役割を果たしていたように思います。

 

大迫はやっぱり凄かった

大迫は香川と同様に得点こそなかったですが、世界的なCBクリバリ、サネといった屈強な選手を相手にずっと戦っていました。

クリバリが身長195cmでサネが194cm、対する大迫が182cmしかありません。

身長だけを見ても、いかに彼がとんでもない相手と90分間対峙していたかと、それだけでも頭が下がる思いです。

そんな中で彼が見せたポストプレイは相変わらずの高品質で、レヴァンドフスキを抑えたクリバリすら苦しませていたように見えましたし、コロンビア戦に引き続いて前線の起点として十分な役割を果たしていました。

香川や乾が思い切りよく飛び出せるのも大迫のポストがあってのこと。

乾のクロスバーを叩く惜しいシュートを演出したのも彼の秀逸なポストプレイにあったかと思います。

チェイスも絶えず行っていましたね。

 

決定機を逸したシーンは非常に残念でした……。

柴崎でしたっけ、右からのグラウンダーのクロスを体に当てるだけの状況だったのですが、合わせられなかったのは痛かったです。

しかし他の貢献が絶大なので、私には責めることはできません。

セルジオ越後さんは責めているようですが……私の見る目がないのかもしれませんね。

 

吉田と昌子

吉田と昌子のセンターバックコンビは相変わらず高い強度を見せて、セネガルと堂々渡り合い、空中戦に関して言えばそのほとんどで勝利を収めました。

昌子はボールを持てもするため、その点でもありがたい存在で、もはや不動のレギュラーになっているのではないでしょうか。

世界的には吉田はそこそこ知られている存在でしょうけど、昌子はおそらくほとんどの海外メディアが知らなかったと思われ、世界的な発見となっていると思います。

欧州クラブのスカウトがチェックを入れたことでしょう。

オファーが届かなければおかしいレベル。

 

吉田は昌子と比べると、パスの精度をやや欠いていた印象もあり、攻撃面での貢献はさほど大きくなかったと思います。

ディフェンダーなので守備が第一、そこは及第以上のプレイをしてくれました。

 

本田と岡崎について

本田は、長友が試合後に話していたとおり、「ワールドカップに愛されている男」なのでしょうか。

俗な言い方をすれば「持っている」のでしょう。

得点をすること自体が非常に重要なプレイですから「何かしてくれる感」、それがあるだけで価値のある選手かと思います。

しかし、スタメンに入れられるかと言うと、そうは思いません。

セネガル戦で運動量が増えていた訳ではないですし、ドリブルで抜こうとしない・抜けない、裏へと飛び出しもない、今の日本の戦い方を考えると、彼のプレイスタイルは先発ではなかなか使いづらいです。

ここまでの2戦のように後半途中、相手ディフェンダーが疲れてきた時間からジョーカーとして出場させることが望ましいかなと思います。

 

また、本田の得点は、岡崎の犠牲なしには語れないでしょう。

大迫の右からのクロスに対して、岡崎がファーに位置を取り相手GKと競り合ってくれました。

岡崎がGKと一緒に潰れてくれたおかげで、乾が再度クロスを入れられ、GKがクロスを取れず、本田もノーマーク状態でシュートを打つことができたのです。

ゴールもアシストもつかない岡崎のプレイですけど、得点のために極めて重要なプレイだったと私は感じています。

本田の得点したプレイそのものより岡崎のプレイを褒めたいくらい。

岡崎の得点と言っていいくらい。

 

川島について

私は西野さんが監督になってから常に川島のGK起用を反対してきました。

しかし今の段階では、グループステージの3試合はこのまま彼を使うだろうな、使った方がいいだろうなと思っています。

東口や中村などに替えるならこのセネガル戦だったと思うからです。

さすがにグループステージ突破が掛かった大一番のポーランド戦に、今大会初出場の東口や中村を使うのは酷でしょう。

 

今回も川島は決定的なミスを犯しました。

1失点目のシュートに対して、どうしてキャッチングではなくパンチングを選択したのか。

キャッチできずともシュートの軌道を反らす選択だってできたのに、と思ったのは決して私だけではないはずです。

パンチングにしても弾く方向が、という。

 

しかし、その後は安定したプレイを見せていました。

ニヤンでしたか、セネガルの決定機を一度防いでくれもしたので、実はこの試合における川島への評価は世間ほど悪くないです。

セネガル戦のミスに対して、メディアはちょっと責めすぎかなと思っています。

良いプレイは褒めてあげないとフェアではなく、さすがに可哀想。

 

日本のディフェンスが素晴らしかった

セネガル戦の日本のディフェンスは終始良かったです。

セネガルにはブラックアフリカンならではの驚異的な身体能力があり、縦への推進力は凄まじいものがありました。

 

事前のスカウティングの賜物でしょう、日本がボールを失ったトランジション(攻守の切り替え)時に、セネガルのボールホルダーに対してすかさず日本選手が1人ないし2人3人と寄せて、縦への勢いを殺していました。

つまりプレイをディレイさせる(遅らせる)ことができていて、セネガルに素早いカウンター攻撃をさせないことに成功していました。

 

また、絵に描いたような綺麗なオフサイドトラップも仕掛けていましたね。

『キャプテン翼』の「ロベルト本郷」もびっくりの。

香川や長友だったでしょうか、オフサイドトラップを仕掛けてラインを上げたディフェンスに反対するように、自陣ゴール方向へ数名の日本選手が下がっていて、仮にオフサイドトラップを失敗したときの対処もしていましたね。

2ヶ月前に監督が変更したとは思えないくらい、素晴らしい守備組織が出来ていました。

 

西野監督の交代策

西野監督の本田と岡崎の交代策は見事に当たり、2点目につながりました。

本田を入れた時点でフォーメーションは変更されないと思っていました。

 

ところが続けて岡崎を入れ、それと同時に「4-4-2」にフォメを変更した。

岡崎投入とフォメ変更、これが特に効いていたと感じられました。

セネガルディフェンダーは日本が2トップに変わったことで、しばらく混乱していたように見えたので。

 

おわりに

ということで、ロシアワールドカップ、セネガル戦の感想でした。

本文中にも書いたとおり、私はサッカー素人ですから見当違いのことを書いている可能性があります。

そのときは申し訳ありません。

 

次節、グループステージ第3節は既に予選敗退が決まっているポーランドが相手です。

もちろん勝ち抜けがかかっているコロンビアやセネガルと比べれば彼らのモチベーションは低いでしょう。

しかし、そもそも日本よりポーランドの方が自力がありますし、2連敗しているチームが相手だということで日本に油断が生じてしまう危険もあるでしょう。

油断禁物。

鍵はコンディションをいかに戻せるか、ですか。

 

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