ディスディスブログ

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伊藤沙莉さん上手い!朝ドラ『虎に翼』1週「女賢しくて牛売り損なう?」5話を視聴した感想です

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NHK連続テレビ小説『虎に翼』は2024年4月1日から始まりました。

2024年4月1日からは第1週「女賢しくて牛売り損なう?」が放送されています。

虎に翼1週2024年4月5日金曜日、5話を視聴した感想を書いています。

 

ネタバレ要素がありますので大丈夫な方のみ下方スクロールをお願いします。

 

目次

 

朝ドラ『虎に翼』

朝の連続テレビ小説は2024年4月1日から『虎に翼』が始まっています。

 

www.nhk.jp

 

公式webサイトです。

 

あらすじ

本作のあらすじです。

 

連続テレビ小説「虎に翼」。主演は伊藤沙莉。日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ、一人の女性の実話に基づくオリジナルストーリー。困難な時代に立ち向かい、道なき道を切り開いてきた法曹たちの情熱あふれる姿を描く。

 

【作】吉田恵里香
【音楽】森優太
【主題歌】「さよーならまたいつか!」米津玄師
【語り】尾野真千子
【キャスト】伊藤沙莉 / 石田ゆり子 岡部たかし 仲野太賀 森田望智 上川周作
/ 土居志央梨 桜井ユキ 平岩 紙 ハ・ヨンス 岩田剛典 戸塚純貴
/ 松山ケンイチ 小林 薫

 

公式webサイト内「番組紹介」にある紹介内容を抜粋しました。

 

NHKプラス

 

1週「女賢しくて牛売り損なう?」

2024年4月1日月曜日から朝ドラ『虎に翼』は第1週「女賢しくて牛売り損なう?」が放送されています。

 

第1週「女賢しくて牛売り損なう?」 (1)

 

『虎に翼』の公式Xアカウント (@asadora_nhk) では予告動画がアップされています。

 

相関図

相関図です。

 

 

こちらも公式Xより。

 

第1週「女賢しくて牛売り損なう?」 (1)

 

虎に翼5話の感想

朝ドラ『虎に翼』5話の感想です。

 

はるにバレる

昭和6年(1931年)の東京です。

 

教授の「穂高重親」と裁判官の「桂場等一郎」との出会いから、女性が弁護士になる・裁判官になるための、女子部法科があるという「名律大学」へ出願した寅子。

穂高からは試験を受けるまでもなく合格と認められます。

 

しかし、母のはるの説得をせずに出願していて、大きな山を乗り越える必要があります。

味方をしてくれている父の直言はまるで頼りにならず。

木曜日はここまで。

 

第1週「女賢しくて牛売り損なう?」 (1)

 

はるは当然

「はる」は当然反対です。

 

自分が子どもの頃に自分の幸せを考えてもらえなかったから、せめて自分の子(寅子)には幸せになって欲しいと考えています。

 

弁護士になるために大学に行くとなると、最短でも6年かかり、その頃寅子は20代半ばになっています。

昭和初期の時代的にいうと、20代半ばは適齢期を過ぎているようです。

 

「はる」は弁護士になれなかったらどうするか。

親の世話になり続けるのか。

頭のいい女は頭の悪いふりをするしかない、と考えているようでした。

 

しかし寅子にはそれが幸せには見えないようです。

男の前では「すん」とすることが本当に女の幸せなのかと。

 

昭和初期の結婚観

20代半ばの年齢での結婚は、現代では全然余裕の感すらあります。

少なくとも私の印象では。

 

昭和初期の価値観はそうではなかったのでしょうね。

私も生まれていない時代なので、よくわかっていないですけど。

 

昭和初期の価値観の背後には様々な要因がありそうです。

例えば、平均年齢が現代より低いでしょうし、医療レベルも現代とは比べ物にならないほどでしょうし、科学も同様でしょう。

諸々の要因があって妊娠・出産のハードルが現代よりずっと高いのだと思います。

 

第1週「女賢しくて牛売り損なう?」 (2)

 

桂場と再会

後日、振り袖を買いに行くため、「はる」と待ち合わせをすることに。

過去三度失敗した振り袖では演技が良くないから、新調しようとなったのですね。

 

その待ち合わせ場所に先に着いた寅子は、桂場と再会しました。

 

第1週「女賢しくて牛売り損なう?」 (1)

 

桂場は?

寅子は母を説得するためにどうしたらいいかと尋ねます。

しかし桂場も寅子が弁護士になることに反対のようです。

桂場は当初から寅子に対して穂高ほど思い入れがあるようには見えなかったので、予想通りという感じですが。

 

どうしてか。

 

女だから。

穂高先生の言葉に惑わされない方がいい。

今は時期尚早。

いつか女が法律の世界を拓く時代が来る。

君が今、血を流すことはない。

母親を説得できないなら話にならない。

そういうことを桂場は言っていたかと思います。

 

地獄を見る覚悟

桂場の言葉に血くらいいくらでも流せますと答える寅子ですが。

桂場は甘やかされた寅子がそれをできるとは思っていないようです。

 

桂場本人はただ事実を述べているつもりなのでしょう。

けど、他人からは寅子を無下にするような態度に見える。

そんな桂場に対し怒ったのは寅子本人ではなく、「はる」でした。

待ち合わせの茶屋の店内でのやり取りだったので、遅れて「はる」が着て、寅子と桂場のやり取りを聞いていたみたいですね。

 

六法全書

大事な娘に対して若造が、上から目線で否定する。

それがムカついた様子で、ムキになった「はる」は勢いのまま桂場に言葉をぶつけ、店を出て、そして「六法全書」を買っていました。

名律大学進学を認めてくれたのですね。

 

そして、寅子に地獄を見る覚悟はあるかと、最後の確認。

もちろん寅子は「ある」と答えていました。

 

一週間視聴して

『虎に翼』の最初の一週間が終わりました。

 

正直申して、『ブギウギ』や『らんまん』ほどの楽しさを感じていません。

 

気になるのは「価値観」について言いすぎていると私には感じられることです。

もちろんそれがテーマのドラマになるでしょうから、前面に押し出すことは仕方ないのですが。

押し出しが「過ぎる」感を受けます。

 

2020年くらいでしょうか、急にNHKが「SDGs」「エスディージーズ」言い出したと感じられた瞬間がありました。

かと思ったら、2024年現在、当時が嘘のように「SDGs」の言葉を聞かれなくなっているようです。

無いことはないでしょうけど、めっきり減った感。

 

そういう「ゴリ押し」「押し付け」に似たものを本作から感じ取っています。

私の見方が穿ったものなのかもしれません。

 

男女差別が減ること、無くなること、それはよいことなのでしょう。

区別と差別を混同していなければ。

 

でも昭和初期の価値観が完全に間違っている訳でもないと思います。

その価値観によって守られたものもあるのではないかと思うからです。

 

ドラマでもそういうことを言いたいのかもしれませんが、今のところそれは少々感じにくいです。

 

昭和の価値観、現代の価値観をそれぞれ反対しているものではありません。

女性蔑視を認めているものでももちろんありません。

 

今のところ、そのゴリ押し感にちょっと引いているだけです。

もう少し段階を踏んで少しずつやって欲しかったかな、そのためにも幼少期があっていい作品だったのでは、と感じています。

寅子がどうしてそういう既存の価値観に疑問を抱くようになったのか、それをもう少し丁寧に描いて欲しかったです。

 

俳優さんに視点を転じてみますと、寅子を演じる伊藤沙莉さん、力のある俳優さんですね。

『ひよっこ』でも感じていましたが改めて。

俳優としてのキャラが立っているだけでなく、セリフ回しや表情や「間」が絶妙で引き込まれ、(収録の順番を知らないものの)一週目にして既に寅子を自分のものにしていらっしゃる感を受けます。

 

彼女の演技の素晴らしさ故に、周りの俳優さんの演技力の「拙さ」が際立つ結果にもなっているようです。

固有名詞をあげるとあれなので、「はる」を演じている方、花江を演じている方は特に、伊藤さんの好演の結果、悪目立ちをしてしまった感が私にはあります。

ずばり下手に見えます。

 

第1週「女賢しくて牛売り損なう?」 (1)

 

第2週

第2週の予告動画がありました。

 

2週の週タイトルは「女三人寄ればかしましい?」です。

もう名律大学に進学するようですね、展開が早い。

 

見逃し配信あります

朝ドラ『虎に翼』は見逃し配信があります。

 

 

AmazonからでもNHKオンデマンドの契約が可能で、同「Fire TV」では『NHK+』を視聴できます。

 

NHK+だけでなくTVerやU-NEXT、DAZNも。

 

おわりに

ということで、朝ドラ『虎に翼』の第1週金曜日分を視聴した感想を書いた記事でした。