F1の2024年シーズン、2024年3月7日から第2戦「サウジアラビアGP」が開催されていました。
2024年3月10日は決勝が行われました。
結果と感想を書いています。
目次
2024年F1ラインナップ
2024年シーズンのF1のドライバーラインナップについてです。
以下、敬称略で失礼します。
- チーム (PU) :ドライバー1、ドライバー2
- レッドブル(ホンダRBPT):マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス
- メルセデス(メルセデス):ジョージ・ラッセル、ルイス・ハミルトン
- フェラーリ(フェラーリ):シャルル・ルクレール、カルロス・サインツJr.
- マクラーレン(メルセデス):ランド・ノリス、オスカー ピアストリ
- アストンマーチン(メルセデス):フェルナンド・アロンソ、ランス・ストロール
- アルピーヌ(ルノー):ピエール・ガスリー、エステバン・オコン
- ウイリアムズ(メルセデス):アレクサンダー・アルボン 、ローガン サージェント
- キックザウバー(フェラーリ):バルテリ・ボッタス、周冠宇
- ビザ・キャッシュアップ・RB(ホンダRBPT):ダニエル・リカルド、角田裕毅
- ハース(フェラーリ):ニコ・ヒュルケンベルグ、ケビン・マグヌッセン
色を変えたドライバーが新加入です。
オレンジが他のチームからの移籍、青がアンダーカテゴリーからのステップアップ、紫がF1復帰組。
2024年シーズンのドライバーラインナップは2023年から変わりないようです。
ステークF1チーム・キック・ザウバー(キックザウバー)は2023年までアルファロメオ、ビザ・キャッシュアップ・RBは2023年までアルファタウリのチーム名でした。
第2戦サウジアラビアGP
F1の2024年シーズン第2戦「サウジアラビアGP」が2024年3月7日から開催されています。
決勝
2024年3月10日はサウジアラビアGPの決勝が行われました。
結果です。
RACE CLASSIFICATION (LAP 50/50)
— Formula 1 (@F1) 2024年3月9日
Win #56 for Max, podium #100 👏👏👏#F1 #SaudiArabianGP pic.twitter.com/bE8BLxA9lp
F1の公式Xアカウント (@F1) のポストのとおりですね。
感想
2024年F1第2戦サウジアラビアGP決勝の感想です。
レッドブル1-2
「マックス・フェルスタッペン」が優勝です。
The points scorers for Round 2 👀#F1 #SaudiArabianGP pic.twitter.com/Q0mMLwNqPC
— Formula 1 (@F1) 2024年3月9日
2位が「セルジオ・ペレス」でレッドブルが2戦連続1-2フィニッシュ。
ペレスにペナルティが課せられたみたいですけど、順位に変動はなかったでしょうか。
レッドブルは盤石ですね。
やはりドライバーズタイトルもコンストラクターズタイトルも決まったも同然で、コンペティションとしての魅力は既に失しています。
自ずと視聴者の、というか私の興味はそれ以下の順位にシフトしています。
ヘルムート・マルコがレッドブルに留まる報道もあったみたいですし。
権力争いの結果、仮にホーナーが退団したとしても、今季内にレッドブルがどうこういうことはないでしょう。
何か起こるとしたら2025年か2026年でしょうね。
オリバー・ベアマン7位
今回デビューを果たしたフェラーリの「オリバー・ベアマン」は7位でした。
POINTS ON DEBUT!!!!
— Formula 1 (@F1) 2024年3月9日
P7 for @OllieBearman 💪#F1 #SaudiArabianGP pic.twitter.com/O26j4xSkpz
予選はQ2敗退でしたが、決勝は一桁フィニッシュで初レースでポイント獲得です。
F2を戦っているドライバーにF1は体力的に大変だったでしょうし、FP3から急遽デビューというスクランブルをものともせず順位を上げてポイント獲得、素晴らしい仕事だと思います。
まぁでも乗っているマシンがフェラーリですからね。
その意味では当たり前という気もします。
チームメイトの「シャルル・ルクレール」は3位表彰台。
こちらも当然ですが、チームメイトからは水を開けられています。
角田vsリカルド
元アルファタウリの「ビザキャッシュアップRB」は苦戦しました。
Tough end to this #SaudiArabianGP
— Visa Cash App RB F1 Team (@visacashapprb) 2024年3月9日
We’ll be working hard to get ready for the next one 🇦🇺 pic.twitter.com/tmCZI7Yn4w
「角田裕毅」が14位、「ダニエル・リカルド」が16位。
角田はレース後ですか、ペナルティを受けて15位に落ちました。
レースペースがよくないです、特にハードタイヤではライバルに対してまるで勝負になりませんでした。
VCARBはおそらくドラッギーなのでしょう、ストレートが遅いです。
また、ブレーキも問題があるように見えます。
角田もリカルドも他チームより早く踏んでいる感じがするので。
その両方の問題があるから、ブレーキが上手いと言われる角田やリカルドでもなかなか前の車を抜けないのですよね。
いずれも数年来アルファタウリのマシンの持つ「弱点」でした。
しかしビザキャッシュアップになってもなお、解決できていません。
こういった問題を何年も引きずっている、このチームの力の無さには失望しかないです。
マグヌッセン
VCARBに関係していることというと、今回ハースの「ケビン・マグヌッセン」が問題行動を起こしました。
LAP 32/50
— Formula 1 (@F1) 2024年3月9日
Magnussen (P12) has a train of cars behind him and they can't get past!
All the while he's helping his team mate Hulkenberg (P10) build up a gap so the German can pit and not lose track position 👏#F1 #SaudiArabianGP pic.twitter.com/0PGDuL9jzw
レース序盤にウィリアムズの「アレクサンダー・アルボン」を撃墜。
さらにその後、角田をコース外から抜きました。
そのとき角田のマシンはミラーを破損していましたよね、確か。
避けていなかったらクラッシュしていたでしょう。
しかも、その後もマグヌッセンは後方に下がらずに周回を重ね、1周最大2秒くらいでしたか、彼はわざと遅く走って自らが蓋となり、チームメイトのヒュルケンベルグを先に行かせ、後方とのマージンを築いていました。
その間他チームはマグヌッセンを抜けずにトレイン。
結果、彼はペナルティを20秒を受けることになりましたが、まさにやりたい放題。
チームプレイと言えば聞こえはいいですけど、マグヌッセンがルール内の行動で他チームを抑えたならチームプレイと称賛されるでしょう。
しかしマグヌッセンの行為はルールを完全に無視していました。
あんな暴挙を許したら、もはや「モータースポーツ」ではなくなりますよ。
あれが成立するなら、例えばほぼ抜けないモナコなどで、特に中団を争うチームには非常に有効な手段となるからです。
「ヌーベル・シケイン」で曲がらずに突っ込んで、ライバルの前に出て蓋をすればいいのですからね。
開催側がマグヌッセンに対して即座に黒旗を出すべきでしたし、今からでもドライバーとチームに対してより重いペナルティを課すべきです。
レギュレーション的に重いペナルティを課すことができないなら、次のレースまでにレギュレーションの厳格化を決定すべき重大な事案と感じます。
RBは今後も厳しい戦いが続く?
近年F1は抜きにくくなっています。
グランドエフェクトが復活してから、既に数年が経ち、各チームのレギュレーションへの理解もだいぶ進んでいるようです。
レッドブルが未だ数歩先に行っていますが、中団以下はもうほとんど差がないでしょう。
さらに、昨年からレギュレーションが大きく変わらない今年は、チーム間の差がより縮まっています。
よって、中団以下のチームは、ハースのように他に対してストレートの速さがあるチームが今まで以上に強そうです。
どんな手段を使おうと前に出られれば後ろに抜かれないと、今回マグヌッセンが証明しました。
ジェッダが高速サーキットということも大きいでしょう。
逆に、ストレートが全チームの中でも遅い部類のVCARBは、それだけでレースで不利になっている、それがよくわかるサウジアラビアGPでした。
先ほど書いたようにブレーキもよくないように私には見えるので、この2つはレースで戦う上で致命的ですね、VCARBは。
アップデートでよほどの改善がないと、今後も苦戦が続くと思います。
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おわりに
ということで、F1の2024年第2戦サウジアラビアGP決勝の感想を書いた記事でした。