『MBS(毎日放送)』で放送されている『プレバト!!』では、2024年1月18日の放送に俳句コーナーがありました。
お題は「毛布の猫」。
視聴した感想を書いています。
目次
MBS『プレバト!!』
テレビ番組『プレバト!!』についてです。
人気芸能人にはそもそも才能があるのか?あらゆるジャンルで抜き打ちテストを実施、その結果をランキング形式で発表する。
公式webサイトのディスクリプションには上記引用部のように書かれています。
あらゆるジャンルとは、今回紹介する俳句だったり、水彩画だったり、消しゴムはんこだったり、絵手紙、生花、スプレーアート、色鉛筆などです。
中でも俳句がメインコンテンツと思われます。
放送時間
放送時間について。
放送は毎週木曜日の19時00分から20時00分までです。
出演者
出演者です。
メインの司会は「浜田雅功」さんです。
ダウンタウンの浜ちゃんですね。
アシスタントが毎日放送の「清水麻椰」アナウンサー。
ナレーションが「銀河万丈」さん。
俳句の査定員は「夏井いつき」さん。
他、査定される芸能人・有名人の皆さんです。
俳句
『プレバト!!』の俳句カテゴリが2024年1月18日の放送でも扱われました。
/
— 「プレバト!!」毎週木曜よる7時【公式】 (@prbt_official) 2024年1月15日
木曜、夜7時からはプレバト!!
\
清水アナが次回のお題に挑戦!🔥
久しぶりの才能アリ!🎊#清水アナの俳句挑戦#プレバト #MBS #TBS pic.twitter.com/r0AZbB1JYx
今回のお題は「毛布の猫」です。
毛布が冬の季語です。
この回は「若村麻由美」さんと「風間トオル」さん、「新木優子」さん、「サルゴリラ児玉智洋」さん、「呂布カルマ」さんが出演していました。
レギュラー陣では永世名人「千原ジュニア」さんが出演していました。
順位戦
まずは今回行われた俳句カテゴリの順位戦の結果です。
5位が若村さん(凡人、45点)、4位が風間さん(凡人、60点)、3位が児玉さん(才能あり、70点)、2位が新木さん(才能あり、71点)、1位が呂布カルマさん(才能あり、72点)でした。
永世名人、句集完成への道!
千原ジュニアさんの「永世名人、句集完成への道!」です。
句集に入れる50の俳句を、掲載決定かボツかを先生が判定します。
50句まで残り20句。
季語は「炬燵猫」。
読みは「こたつねこ」。
結果は「掲載決定!」。
一言は「季語と真っ向勝負!」。
特別永世名人「締めのお手本」
最後は特別永世名人である梅沢富美男さんによる「締めのお手本」です。
句は、明けるのが惜しいほどの夜、布団に愛猫の温もりを感じていることを詠まれていました。
季語は「布団」。
読みは「ふとん」。
先生の査定は「ガッカリ…」。
一言は「格好つけたかったんだと思うけど」。
感想
感想です。
順位戦
平場の順位戦の感想です。
順位戦で個人的に気になった句は1位の呂布カルマさんです。
彼の存在をACのCMで私は知り、番組でもCMの件に触れられていました。
句は猫が毛布と一体化しているようで、どこまでが猫かがわからないという内容でした。
これはもう発想の勝利ですね。
私は俳句は発想9割、技術はそこまで重視しない考え方なこともあって。
ただ句末の「かな」が切字「かな」なのか疑問の「かなぁ?」なのか、どちらにも受け取れ曖昧になっている点だけが私は気になりました。
後者の可能性が十分ありそうでしたが、夏井いつきさんは前者の詠嘆として受け取った様子です。
それでも、呂布カルマさんは初挑戦でこれだけやれるのですから、ジュニアさんも言っていましたが、数回で特待生になれる才能ではないかと思います。
新たな才能が発掘された瞬間を見た想いです。
気になったことは、夏井さんが呂布カルマさんの句をラップっぽいと言ったり、字足らずのラップっぽい(?)句を提案したりしていたことです。
呂布カルマさんは、ラップっぽい句を作ろうとして今回の句を作ったの”ではない”のだと思います。
夏井さんの言葉に対し、彼が少し当惑したように見えたので。
彼にとっては俳句は初ジャンルでしょうし番組出演自体初でしょうから、自分なりにしっかりと俳句を作って、コメントでも自分を無意味に大きく見せるでもなく、番組や共演者、俳句へ敬意を払っているように私には見えましたが。
そんな呂布カルマさんに対して、それもあれだけいい句を前にして、あえて字足らずの句を勧める必要も・意味も感じません。
普段彼女は、横尾さんたちの句に対して五七五の定型にすることを度々指摘しているのに、しかも今回初出場の人に破調を提案するなんて、何をしたいのかわからなかったです。
そもそも「ラップみたいな句」って何でしょうね、謎。
また、今回は2位と3位も70点以上の才能ありでした。
夏井さんも今回は豊作と言っていました。
しかし、2位と3位は普段なら凡人判定されるレベルではないかと思います。
少なくとも私には70点以上の句には見えませんでした。
レギュラー陣
特待生以上の方々の感想です。
千原ジュニア
ジュニアさん。
前回出演時(冬麗戦除く)のボクシングの句はよさがわからなかったですけど、こちらは私にもよさがすぐにわかりました。
ただ、猫がどこか一点を見ているのは人間には見えていないものが見えているから、というネタは手垢がついている感のある点は気になります。
また、原句は「見えておる」となっていましたが、句内に「吾」や「見えぬ」の表現を用いられていることから、「見えてをる」の方が馴染むかなとも感じます。
それでもリズムも語順もよくて技術的な破綻もなく、よい句と思いました。
梅沢富美男
梅沢さん。
夏井さんも酷評していたとおり、猫あるある句でしたね。
今回の句は平場の順位戦で出されても凡人判定かなと。
おわりに
ということで、MBS『プレバト!!』の2024年1月18日放送の俳句コーナーのお題「毛布の猫」回を視聴しての感想を書いた記事でした。
私の俳句の読解や解釈が正しいとは限りません。
むしろ間違えていることの方が多いでしょう。
おかしなことを書いていたら申し訳ありません。