ディスディスブログ

気分変調症の男がテレビ番組の感想やカメラ、ファッションのことなどを書きます

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武井壮さんの句がすごい!『プレバト!!』2023年5月25日放送の俳句「鯖の弁当」回を観た感想です

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『MBS(毎日放送)』で放送されている『プレバト!!』では、2023年5月25日の放送に俳句コーナーがありました。

お題は「鯖の弁当」。

視聴した感想を書いています。

 

目次

 

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MBS『プレバト!!』

テレビ番組『プレバト!!』についてです。

 

www.mbs.jp

 

人気芸能人にはそもそも才能があるのか?あらゆるジャンルで抜き打ちテストを実施、その結果をランキング形式で発表する。

 

公式webサイトのディスクリプションには上記引用部のように書かれています。

あらゆるジャンルとは、今回紹介する俳句だったり、水彩画だったり、消しゴムはんこだったり、絵手紙、生花、スプレーアート、色鉛筆などです。

中でも俳句がメインコンテンツと思われます。

 

放送時間

放送時間について。

放送は毎週木曜日の19時00分から20時00分までです。

 

出演者

出演者です。

メインの司会は「浜田雅功」さんです。

ダウンタウンの浜ちゃんですね。

 

アシスタントが毎日放送の「清水麻椰」アナウンサー。

ナレーションが「銀河万丈」さん。

 

俳句の査定員は「夏井いつき」さん。

他、査定される芸能人・有名人の皆さんです。

 

俳句

『プレバト!!』の俳句カテゴリが2023年5月25日の放送でも扱われました。

 

今回のお題は「鯖の弁当」です。

鯖は夏の季語です。

 

この回は「YOU」さんと「新内眞衣」さん、「武井壮」さん、「小籔千豊」さんが出演していました。

 

レギュラー陣では名人5段「森口瑤子」さんと永世名人「村上健志」さん、特別永世名人「梅沢富美男」さんが出演していました。

 

順位戦

まずは今回行われた俳句カテゴリの順位戦の結果です。

4位が新内さん(才能なし、20点)、3位がYOUさん(凡人、60点)、2位が小籔さん(才能あり、70点)、1位が武井さん(才能あり、75点)でした。

 

名人10段を目指す試験

森口瑤子さんの「名人10段を目指す試験」です。

森口さんは試験を迎えて「名人5段」でした。

 

句は父の日に父が酒の肴を手土産を持ってきたことが詠まれていました。

 

季語は「父の日」。

読みは「ちちのひ」。

仲春の季語ですか。

 

結果は「現状維持」。

一言は「」はなかったですが「語順」が指摘されていました。

 

永世名人、句集完成への道!

フルーツポンチ村上さんの「永世名人、句集完成への道!」です。

句集に入れる50の俳句を、掲載決定かボツかを先生が判定します。

フルポン村上さんは50句まで残り22句。

 

句は、シンクに置かれた鯖缶の蓋の反りを詠まれていました。

 

季語は「薄暑」。

読みは「はくしょ」。

初夏の少し汗ばむくらいの暑さのことでしたか。

 

結果は「掲載決定!」。

一言は「さすが村上節!」。

 

特別永世名人「締めのお手本」

最後は、特別永世名人であらせられる梅沢富美男さんによる「締めのお手本」です。

 

句集 一人十色 (ヨシモトブックス)

句は、朝が明けきらない頃に市に「半夏生鯖」の匂いがしてきたことを詠まれていました。

 

季語は「半夏生鯖」でしょうか。

読みは「はんげしょうさば」。

今回「半夏生鯖」という語を用いていました。

福井県に伝わる、夏至から数えて11日めの「半夏生」に食べる丸焼きの鯖のことだそう。

 

先生の査定は「お見事!」。

一言は「こんな事も出来るんや!」。

 

句集 一人十色 (ヨシモトブックス)

 

感想

感想です。

 

順位戦

平場の順位戦の感想です。

順位戦で個人的に気になった句は1位の武井壮さんです。

 

 

今回の出演された中でも、句の質でいうと一番だったように私には見えました。

名人、永世名人、特別永世名人を含めてです。

細部まで配慮された句で、隙が一切ないのですよね。

港でお弁当を食べている光景がしっかり見えます。

また「錆硬し」で終えたことで「季語+や」との喧嘩も避けるだけでなく、季語を立てる意図があるように見えました。

ちょっと特待生レベルではない、名人でも10段以上になっている人でないと、武井さんには太刀打ちできないだろうなと思えるレベルでした。

 

レギュラー陣

特待生以上の方々の感想です。

 

森口さん。

語順と言われていましたけど、う〜ん。

悪くはないのですけど、武井さんの直後に披講されたこともあって、う〜んという句でした。

名人上位を目指すには17音に封じ込める情報のレイヤーが物足りないですね。

情報の重なりや奥行きが。

発想の段階で甘いのだろうと思います。

と、言うのは簡単ですけど、いざ作るとなると難しいのですよねぇ。

 

また、森口さんの句の添削もよくなかったように感じました。

あれなら原句のままでよかったです。

 

村上さん。

私は村上さんの俳句のファンです。

村上節が大好きなのですが、番組でも言われているように、この1年以上「らしさ」が見られませんでした。

私にとっては「階段に階段の影」が最後の村上節だった記憶です。

節が影を潜めていた理由はおそらく、武井さんや梅沢さんのような「王道の俳句」を身に着けようとなさっているからだと思います。

あえて封印している。

それを理解してはいるものの、やはり久しぶりに節を見られて嬉しかったですね。

 

それにしても凄い俳句でした。

シンクに置かれている1個の鯖缶の蓋の反りに着目して、それが初夏と結びつくと感じ取る。

そんな芸当はなかなかできるものではありません。

しかもあえての破調で、そのリズムの乱れがちょっとジメッとした暑さを表してもいて、素晴らしいなと感じます。

 

梅沢さん。

こちらも素晴らしい句でした。

近ごろ調子がよさそうで、連続でお見事を獲得できています。

同じく王道の俳句で武井さんが凄すぎたことと、村上節の影響で若干影が薄くなってしまいましたけど、こちらも「おっちゃんらしい」よい俳句でした。

 

句集 一人十色 (ヨシモトブックス)

 

おわりに

ということで、MBS『プレバト!!』の2023年5月25日放送の俳句コーナーのお題「鯖の弁当」回を視聴しての感想を書いた記事でした。

 

私の俳句の読解や解釈が正しいとは限りません。

むしろ間違えていることの方が多いでしょう。

おかしなことを書いていたら申し訳ありません。

 

 

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