ディスディスブログ

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キスマイ二階堂さん!『プレバト!!』2022年10月27日放送の俳句「セルフのうどん店」回を観た感想です

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『MBS(毎日放送)』で放送されている『プレバト!!』では、2022年10月27日の放送に俳句コーナーがありました。

お題は「セルフのうどん店」。

視聴した感想を書いています。

 

目次

 

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MBS『プレバト!!』

テレビ番組『プレバト!!』についてです。

 

www.mbs.jp

 

人気芸能人にはそもそも才能があるのか?あらゆるジャンルで抜き打ちテストを実施、その結果をランキング形式で発表する。

 

公式webサイトのディスクリプションには上記引用部のように書かれています。

あらゆるジャンルとは、今回紹介する俳句だったり、水彩画だったり、消しゴムはんこだったり、絵手紙、生花、スプレーアート、色鉛筆などです。

中でも俳句がメインコンテンツと思われます。

 

放送時間

放送時間について。

放送は毎週木曜日の19時00分から20時00分までです。

 

出演者

出演者です。

メインの司会は「浜田雅功」さんです。

ダウンタウンの浜ちゃんですね。

 

アシスタントが毎日放送の「清水麻椰」アナウンサー。

ナレーションが「銀河万丈」さん。

 

俳句の査定員は「夏井いつき」さん。

俳句カテゴリの出演者は「梅沢富美男」さんを始め、「東国原英夫」さんや「中田喜子」さん、「立川志らく」さん、「千原ジュニア」さん、「藤本敏史」さん、「村上健志」さん、「横尾渉」さん、「千賀健永」さんなどがいます。

 

俳句

『プレバト!!』の俳句カテゴリが2022年10月27日の放送でも扱われました。

 

今回のお題は「セルフのうどん店」です。

セルフのうどん店は季語ではないでしょう。

 

この回は「勝村政信」さんとおいでやすこが「こがけん」さん、Kis-My-Ft2「二階堂高嗣」さん、「森迫永依」さんが出演していました。

レギュラー陣では名人6段「中田喜子」さん、特待生5級「春風亭昇吉」さん、永世名人「梅沢富美男」さんが出演していました。

 

順位戦

まずは今回行われた俳句カテゴリの順位戦の結果です。

4位が勝村さん(才能なし、35点)、3位が森迫さん(凡人、50点)、2位がこがけんさん(才能あり、70点)、1位が二階堂さん(才能あり、71点)でした。

 

気になった句

順位戦で個人的に気になった句は1位の二階堂さんです。

 

一人暮らしの光熱費と夕月夜を取り合わせていました。

よい句でしたね。

てっきり勝村さんが1位かと思っていたらという、二階堂さんの1位に驚きました。

 

特待生昇格試験

今回は春風亭昇吉さんの「特待生昇格試験」がありました。

 

昇吉さんは試験を迎えて「特待生5級」でした。

 

句は、儚いこの世に一本長いうどんがあることが詠まれていました。

 

手打ちうどんに1本だけ長いうどんが入っていたという句。

原句は「露の世」で、露のように儚いこの世のこと。

人それぞれに人生色々あるよと。

うどんの白とみずみずしさが表現できていたらなとのことでした。

 

季語は「露」。

読みは「つゆ」。

 

結果は「1ランク昇格!」。

先生の一言は「難しいことをやっているのに共感できる」。

 

難しいのは露の世。

露の世とすると、人生の儚さ・思いが意味として乗っかってくる。

詠嘆「かな」は、私はその1本長いうどんを見て「露の世」だなと思ったのですが、皆さんはどうですか? という風に読み手に投げかけるのが、元々の意味。

まさにそれがきちんとできている。

 

いやぁ非常によい句と思いました。

個人的には今回放送された句でダントツです。

 

「名人10段」への道

今回は中田喜子さんの「名人10段」への道がありました。

 

中田さんは試験を迎えて「名人6段」でした。

 

句は、更待にぶっかけ(うどん)をすすり出港したことが詠まれていました。

 

夜10時すぎにぶっかけうどんを急いですすって、船に乗って出港するぞ!という句。

 

季語は「更待」。

読みは「ふけまち」。

陰暦20日の月で、夜10時頃に出る、半分欠けた月のこと。

 

結果は「1ランク昇格!」。

これで名人7段です。

一言は「さりげない時間経過の表現」。

 

ぶっかけを「食べる」のではなく「すする」としたのがよい。

「出港す」という言葉が出た時に、港の光景、食べている人物が船員さんか漁師さんか、あるいはその船に乗らないといけない旅の人かもしれない。

「すする」から「出港」までの時間経過がさり気なく入っている。

上五の季語からずっとやりながら、出港する頃に更待の月が出ているのだなぁと。

これが名人の句です。

 

私はあまり評価できなかったです。

更待の季語の本意は「待つ」ことにあると思えるからです。

うどんをすすっているところに時間を待つ感じは出るので、ここと更待を取り合わせるのはよいです。

しかし「出港す」と、出港する瞬間の時間まで入れてしまったことで、季語の本意から少し外れた気がします。

やや説明的ですし。

 

それに原句は「更待や」で、その瞬間を詠まないと切れ字「や」が効かないとも思います。

「更待や」とするなら、シンプルに船を待つ時間にうどんをすすっている場面だけを描写して欲しかったなと。

時間経過を詠みたいなら「や」ではなく、一音余っても「更待月」とした方がいいです。

なので私が選者なら現状維持が妥当でした。

特待生以下ならそれでも合格点でしょうけど、名人なのですから。

 

俳句史に残る句集作り

永世名人である梅沢富美男さんの句です。

句集に入れる50の俳句を、掲載決定かボツかを先生が判定します。

 

梅沢さんは50句まで残り3句です。

 

句は、秋寒と焦げた天麩羅の箸の先との取り合わせが詠まれていました。

 

状況はそのままですね。

 

季語は「秋寒」。

読みは「あきさむ」。

 

結果は「掲載決定!」。

これで残り2句。

一言は「」。

一言はなかったでしょうか。

 

一句にある映像は使い古した箸のみ。

語り方によって天麩羅箸が焦げていた、という状況の説明になる。

天麩羅箸の先まで描くことで映像になる。

焦げた先と秋寒の、寒々とした感じが気分として近いのではないか、と考える人もいるだろう。

ただ、作者は秋寒という季語をしみじみと感じて、自分で主体性をもって選んでいるのだから、季語との関係が近くても1つの世界が描けていれば、認めないといけない。

そういう夏井先生のご講評でした。

 

とてもよい句だと思いました。

こちらは季語と近いとは私は思わないですね。

箸先の焦げに無常感を見出すところが、むしろ秋寒と響き合っていると思いました。

 

句集が完成したらどうなるのでしょう。

個人的にはこのまま2冊目に行って欲しいですが。

 

おわりに

ということで、MBS『プレバト!!』の2022年10月27日放送の俳句コーナーのお題「セルフのうどん店」回を視聴しての感想を書いた記事でした。

 

私の俳句の読解や解釈が正しいとは限りません。

むしろ間違えていることの方が多いでしょう。

おかしなことを書いていたら申し訳ありません。

 

 

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