Eテレ『NHK 短歌』は2022年度から月の第1週が初心者向けの講座になっているようです。
2020年度まででしたっけ、2021年度もあったかもしれませんが、それまで存在していた初心者向けの「短歌de胸キュン」はなくなり、NHK短歌に統合されています。
が、月の第1週はどちらかというと初心者向けの講座になっているようです。
2022年度からはメンバーが変わっていて、ジャニーズJr.の「7MEN侍」のうちお二人がレギュラーになっています。
目次
Eテレ『NHK短歌』
『NHK短歌』についてです。
概要
番組の概要について。
全国から寄せられた投稿歌から優れた作品を各週の選者が選び紹介。毎回、魅力的なゲストを招いて楽しく短歌を学ぶ番組。第一週の選者は田村元。テーマは「歌人、この一軒」。第二週の選者は佐佐木頼綱。テーマは「スポーツと日常」。第三週の選者は大森静佳。テーマは「今読みたい愛の歌」。第四週の選者は佐伯裕子。テーマは「日々の居場所」。
番組公式webサイトには上記引用部のように書かれています。
NHK 短歌 2022年 5月号 [雑誌] (NHKテキスト)
2022年度の選者
2022年4月から各週の選者が変更されます。
毎年恒例のことです。
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栗木京子
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笹公人
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江戸雪
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佐佐木定綱
敬称略で失礼いたします。
上記のとおりです。
第1週が初心者向けへ
2022年度から月の第1週が初心者向け講座になりました。
2021年3月いっぱいまでは、第4週が初心者向け講座の回でした。
『NHK俳句』は2022年度も第4週が初心者向け講座のまま。
なので若干混乱しますね。
レギュラーが変わる
初心者向けの短歌講座は、確か2020年度までは『短歌de胸キュン』という異なる番組名がついていました。
2021年度もそうだったでしょうか、既に記憶が定かでないですが、おそらく2020年度までだったと思います。
胸キュンでは「小沢一敬」さんと「井戸田潤」さん、「小島よしお」さん、「村上健志」さんといったお笑い芸人さんたち。
さらに「濱田龍臣」さんと「白鳥羽純」さんと「小澤愛実」さんという俳優さんやタレントさんが大勢出演していました。
しかし、2020年に入ってから新型コロナウィルスの問題が発生したことが最も大きな原因と思いますが、出演が制限されるようになりました。
2021年度は選者の先生と、司会の小沢さんとどなたかの3名のみ出演するスタイルに変更されています。
2022年度はレギュラーが変更されました。
選者の先生と司会の小沢さんが確定で、もうお一人、井戸田さんなり小島さんなりが交代で出演しているようです。
ここまでは2021年度と大きく変わらず。
変更されたのは、ジャニーズJr.『7MEN侍』のうち二人が出演するようになったことです。
「本髙克樹」さんと「矢花黎」さんのお二人ですね。
私はジャニーズどころか芸能にとても疎い人間でして、本髙さんも矢花さんもこの番組で初めて知りました。
二人とも上手い
本髙さんも矢花さんも、短歌は初心者のようです。
ですけど始めたばかりとは思えないほど、お二人とも短歌がお上手なのですよね。
驚きました。
お上手というと誤解を招きますか。
巧拙よりも感覚の鋭さに驚いたと書いた方が正しいかもしれません。
私は俳句と短歌を少しやっていて、そこで感じていることがあります。
それは詩歌は巧拙より大事なことがある、それは「何が詩になるか」をつかめているかどうかです。
技術は後からつけることができますけど、「何が詩になるか」がわかるかどうかはセンスによるところが大きいと思います。
それがわかっているだけで一定以上の水準に到達しているとすら感じられるくらい重要なことです。
なので例えば、濱田龍臣さんは胸キュンに出演された当初からお上手でしたよね。
逆を言えば、「何が詩になるか」がわかっていなければ、いくら技術をつけても水準を満たせないことが多い印象を持ちます。
特に俳句ではその傾向が顕著です。
本髙さんと矢花さんは、この「何が詩になるか」を感覚的につかめているのではないかと思えたのですね、私には。
なので記事作成現在、レギュラー放送は2回流れていますけど、技術的な指摘はあってもネタの部分での先生からのダメ出しはあまりないです。
それはお二人が感覚に優れている方であることを示していると私には感じられます。
それがあるので、お二人が今後どのような短歌を詠まれるか、とても楽しみにしています。
おわりに
ということでEテレ『NHK短歌』の2022年度からジャニーズJr.『7MEN侍』の「本髙克樹」さんと「矢花黎」さんが加わったこととその感想を書いた記事でした。