2021年3月5日の放送で「近江友里恵」NHKアナウンサーが『あさイチ』を卒業しました。
今後は有給休暇の取得に入り、そのまま退職なさるようです。
番組の終わり際に視聴者へ挨拶がありました。
目次
NHK『あさイチ』
NHK総合の番組『NHKあさイチ』についてです。
「イチバン」欲しい情報を、「市場」みたいなスタジオから放送する、元気でさわやかな生放送番組。お得な情報いっぱいの、朝の情報マーケットです!!
生活実用情報はもちろん、社会問題や政治などのジャーナルなテーマからエンターテインメントまで、皆さんが一番気になるテーマを毎日ピックアップ。それを、徹底的な取材でとことん掘り下げてお伝えします。
番組公式Webサイトの「番組紹介」ページに書かれている番組説明の一部を抜粋しました。
おなじみの番組ですね。
放送時間
番組の放送時間です。
NHK総合で、平日の08:15から09:54まで放送されています。
09:00から国会中継が入るときは08:55までの放送です。
出演者
番組の出演者です。
お笑いコンビ「博多華丸・大吉」のお二人。
そしてNHK「近江友里恵」アナウンサー。
このお三方が中心となって番組が進行されます。
他、「クイズとくもり」の「副島淳」さんなど、各コーナーの司会やレポートを担当するタレントさんたちがいらっしゃいます。
近江アナ退局
2021年2月10日に近江アナが、2021年3月末をもってNHKを退職する報道がありました。
報道を受けてか、2月12日には『あさイチ』の番組内で近江アナご自身から2021年3月いっぱいをもってNHKを退職することが明らかにされています。
有給休暇の消化をしなければならないため、テレビ出演は2021年3月5日が最後であることも後日告知されました。
それぞれ当ブログでは記事にしています。
あわせてご覧になってください。
近江アナの最後の挨拶
2021年3月5日金曜日、近江アナの『あさイチ』最後の出演がありました。
これから有給休暇の消化に入るため、他の番組にも基本的には出演されないでしょう。
その5日の放送の最後に、近江アナから私たち視聴者へ最後の挨拶がありました。
これから私が聞いた限り、なるべく正確に書きます。
聞き間違えや聞き逃しがあったら申し訳ありません。
カギカッコの前に名前がない箇所は近江アナの発言です。
近江アナの他の方の発言は名前を書いています。
「はい、本当。ムロさんのdfghjkl;(聞き取れず)あの、3年間ですね、『あさイチ』、担当させていただきまして、観てくださって、ありがとうございました」
「えー、4月からなんですけれども、何をするかと言うとですね、えー個人的な話で申し訳ないんですけれども、「街づくり」のお仕事に関わることになりました」
「えーと、これまでですね、あの、もともと建物を見たりするのも好きだったんですけれども、えー、例えば『ブラタモリ』で全国各地を歩かせていただいた経験とか、あと災害報道の現場で防災とか減災とか、そういうことを学ばせていただいたことを、役立てると思うし、何よりも『あさイチ』でたくさんの生活の知恵を学ばせていただいたので、そういうものを活かして良い街を作って、皆さんに恩返ししていきたいなという風に思っています」
「本当に、華丸さんと大吉さんには、本当のお兄ちゃんができたような、感じで、お世話になりました」
「あの〜、支えていただいて、とても感謝してるし、何か、寂しいと思わないようにしようと思っています」
大吉「いえいえいえ」
(華丸頷く)
「またどこかで会えるだろうなとっていう風に勝手に思っています」
「ムロさんも『LIFE!』の収録にときどき『あさイチ』の、はい、近くを、はい、なので近所のお兄ちゃんみたいな感じで……」
ムロツヨシ「はい、近所のdfghjkl、はい」
(ムロツヨシ:やおらジャケットを脱ぎ始める)
「……って思っておりました」
「ハハハハハ……!」
「いいですか? じゃあ『サスペンダー王子』、お願いします!」
ムロツヨシ「近江さん、最高の街づくりを、最高のさい、さっさささっささサスペンダー!!」
(と言いながらサスペンダーを前方に伸ばす。近江アナも笑いながらエア・サスペンダーを伸ばす仕草を真似る)
「ありがとうございました。ムロツヨシさんでしたーーーー!!」
ムロツヨシ「近江さんでしたーー!!」
「ありがとうございました〜(手を振る)」
上記のような挨拶でした。
挨拶の間、少し目が潤んでいたようですけど、基本的には終始笑顔で話をされていました。
その前の前、「T字路s」が歌を歌ったコーナーでは泣いていましたけどね。
博多華丸大吉のお二人は、大吉さんは普段どおり冷静に話を聞いていて、華丸さんは本当の妹を送る兄のような優しい表情をしていらっしゃいました。
貴重な人材を失った
感想を正直に申し上げると、NHKは貴重な人材を失ったのではないかと思います。
近江アナご自身から「サラリーマン的な事情」という言葉も聞かれたとおり、近江アナは派手な服装をしたり行き過ぎた言動をせず、「NHK職員の一人としての『私』」を徹底していらしたように私には見えていました。
私はそこに彼女の品性と知性を感じていたのです。
近ごろはNHKの女性アナウンサーにも、自分をタレントか何かと思っているのではないか、そのようにも受け取れる立ち振舞をなさる方がいらっしゃるように見受けられます。
また、自身の力量を過大評価しているのではと思われる方もいらっしゃるようにも見受けられます、あるいは見受けられました。
誰とは申しませんし、私が間違った認識をしている可能性は少なからずありますけど。
近江アナは元々持っていた確実なアナウンス力に加え、ここ数年は経験を重ねられたからか、落ち着きも出てきました。
アナウンサーとして完成度がピークに達しようとしている、そう勝手に期待していた矢先の今回の出来事。
非常に残念です。
NHKの局内だけでなく、私たち視聴者からしても貴重な人材を失ったダメージは大きいのではないか、来年度以降、私に襲ってくるのではないかと危惧しています。
しかし退職は近江さんに不祥事などがあったのではなく、自らが考えて決断したこと。
これからも近江さんを陰ながら応援していきたいものです。
街づくりとは具体的に何をするものなのか、説明からはビジョンが見えてきませんでしたが。
いつかどこかでお会いできたら良いなぁと思います。
そのときは『あさイチ』を楽しませていただいた感謝を伝えたいです。
おわりに
ということで、「近江友里恵」アナウンサーが2021年3月5日の『NHKあさイチ』の終わり際に最後の挨拶をしていたことを書いた記事でした。