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輸入業は漫画家よりずっと楽!女は腐る!など北川悦吏子さんが様々な方面に喧嘩を売っていました… - 朝ドラ『半分、青い。』70話の感想

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NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年6月21日放送の70話はボクテと秋風の再会、そしてユーコが……。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

目次

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『半分、青い。』第12週「結婚したい!!」

www.nhk.or.jp

 

2018年6月18日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第12週「結婚したい!!」の放送が始まりました。

物語の舞台は東京、時代は1992年(平成4年)から1995年(平成7年)に進んでいます。

本作のヒロインは「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」です。

鈴愛は楡野家の長女。1971年(昭和46年)7月7日生まれの、第12週現在25歳です。

鈴愛の実家の楡野家は、岐阜県にある東美濃市、東美濃(ひがしみの)という架空の町の、梟(ふくろう)商店街という場所で「つくし食堂」を経営しています。

鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が年子の「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」、祖父が「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」です。

祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」は、1980年時点で既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。

 

鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。

律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」、父が「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」で、律の家は写真店「萩尾写真館」を営んでいます。

鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」がいます。

ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。

父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:幸田雛子)」です。

菜生の家は梟商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。

菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。

「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」も登場します。

 

鈴愛が小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。

 

1995年現在、鈴愛は東京にある漫画スタジオ「オフィス・ティンカーベル」の敷地内にある「秋風ハウス」に住んでいて、一部を改装し仕事場にもしています。

秋風のアシスタントはしていない様子で、アシスタント仲間のユーコこと「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」と一緒に暮らしながら仕事も同じ「秋風ハウス」でしています。

ボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」は、ティンカーベルを出て行き、『女光源氏によろしく』でコウダンカン出版からデビューし、それがヒットしたことで映画化をまでしている売れっ子です。

ティンカーベルには、鈴愛が律から勧められてドハマリした漫画家「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、秘書の「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」がいます。

 

律は、上京後住んでいたマンションで、同じ「セイホク大学」の法学部1年「朝井正人(あさい・まさと、演:中村倫也)」と出会っています。

9週終了時点で、鈴愛は正人と、律は「伊藤清(いとう・さや、演:古畑星夏)」と出会っていて、それぞれが付き合いそうな距離感にいます。

1990年に鈴愛は律から別れを告げられ、1992年時点でも再会していません。

 

秋風とボクテの再会

前回69話で、ユーコの連載漫画「5分待って」が打ち切りになり、また漫画を描くことからも避けている様子を窺え、心配になった鈴愛がボクテを呼び出しました。

待ち合わせはティンカーベルからほど近い距離にある「喫茶おもかげ」です。

おもかげで、鈴愛とボクテが会って簡単に近況を伝えあった後、いざ本題に入ろうとしたところで来店者がいました。

秋風羽織、その人です。

ボクテとしては元師匠で3年前に裏切った相手、秋風としては元弟子で3年目に裏切られた相手、気まずい空気が流れます。

秋風は退店しようとしますが……

ステイ!

……ボクテの一言で踏みとどまりました。

元師匠は犬ですかと。

 

同じテーブルに着いた3人。

秋風は気まずい空気を打ち破るように……

「今週号の『女光源氏によろしく』、3ページ目4コマ目のアングルが弱い」

「ボクテだったらもっとできるはずだ」

「単行本になったときに直しておきなさい」

……言いました。

自分から裏切ったのに、ティンカーベルを出ていった後も見捨てず見守っていてくれているのだと実感するボクテでした。

よかったよかった。

「先生、ありがとうございます。すみません、のこのこ『おもかげ』くんだりまでやって来て……」

などとボクテが言って、マスターを悲しませていましたが……。

 

秋風はユーコのことを話し始め、師匠である自分には言いづらいことでも同期の仲間なら言えることもあるだろうし、ボクテが契約を結んでいるコウダンカン出版に掛け合ってユーコの生きる道を探せないかとボクテと鈴愛に頼んでいました。

鈴愛は秋風に、先生からユーコに描けと言ってやってください、それが一番ユーコを励ますことになるからとお願いしていました。

しかし、秋風はこのことはそう簡単にはいかないと感じているようで……。

 

『一瞬に咲け』も打ち切り?

ユーコの打ち切りに腐心する鈴愛でしたが、どうやら自分自身の漫画人生も厳しい局面を迎えつつあるようです。

というのも、連載3年の『一瞬に咲け』が単行本4巻まで出版されてはいるものの、重版がなさそうなことが、鈴愛の実家「つくし食堂」の宇太郎や晴子、仙吉の会話からわかりました。

他人のことを心配している場合ではないかもしれません。

 

マルタン・マックイーンとは?

ユーコは自分の部屋に鈴愛を招いて、ブランドものの効果な洋服を自慢げに見せていました。

その中の一つが「マルタン・マックイーン」の服だそうです。

 

www.maisonmargiela.com

 

www.alexandermcqueen.com

 

マルタン・マックイーンは、「マルタン・マルジェラ」と「アレキサンダー・マックイーン」から取ったネーミングと思われます。

他のブランドも言っていましたが私にはわかりませんでした。

 

ユーコとヨウジ

ユーコは鈴愛に合コンを勧めています。

自分も服を着飾り化粧もして合コンをした結果、良い人を見つけたようです。

 

アサギ・ヨウジという名前で、実家は仙台の老舗の有名な和菓子屋、お金持ちだそうです。

ヨウジさんは今、青山にオフィスと広いマンションを持ってて、ユーコはそこで暮らしたいと言っています。

 また、ユーコはインテリアコーディネーターの勉強も始めるそうです。

ヨウジさんの影響を受け、ヨウジさんにお金を出してもらって学校に通うっぽい。

 

「鈴愛がその才能で漫画を続けるように、私はこの美貌と……というほど綺麗じゃないかもしれないけど……若さと美しさで手に入れたんだよ? ヨウジさんを! 自分の力で! そうでしょ? 悪い?」

 

……だそうです。

美貌とか美しいとか自分で言っちゃう人って……。

 

ユーコが漫画家を辞めて結婚

結婚をするの? と聞く鈴愛に「うん」と答えるユーコ。

漫画はどうするの?と続けて聞く鈴愛にユーコは……

 

「もう……私、疲れちゃった……」

「漫画ってさ、ゼロから作るじゃない? お話」

「何を輸入するか決める方が、もう出来上がっているものから選ぶ方が楽なんだ」

ゼロから何かを作るより、ずっと楽だと思う!

 

はい、世界中の輸入業やバイヤーを敵に回す発言です、これ。

ユーコが言ったのではないですね、脚本家の「北川悦吏子」さんが言わせた言葉です。

 

こんな仕事もうやってられない、と決定的な言葉をユーコは吐いてしまいます。

お金が入って洋服を買っても人と会う時間がない、架空のラブストーリーを描くために幾つの自分の恋を犠牲にしてきたんだと。

 

漫画家はオタクや引きこもり?

漫画家はスケジュール帳が真っ白、つまり何の予定も立たないことを嘆いたユーコに対して、鈴愛は「真っ白な日が好きだ」と答えます。

何もない日はただ漫画を描けばいい日だから。

 

ユーコは「それはオタクと一緒だ! 引きこもりだ!!」「結婚もできないし子どもも産めない」と否定。

オタクや引きこもりにも、結婚していない子どもを産んでいない女性にも喧嘩を売っているような……。

 

鈴愛は、自分はお洒落じゃなくていいし流行りの場所をしらなくてもいい、と言います。

漫画を描いたり物語を作たりってことは、人を感動させることができるし世界は私のものだと思えるから。

自分たちが秋風のような漫画を描いた日にはきっとそう思える、だから頑張ろうと励まし、漫画の世界に引き戻そうとしました。

 

鈴愛の励ましが引退の決定打に

しかし、その鈴愛の言葉がユーコには辞める大きな言葉になったようです。

 

私はここには居てはいけない、と。

 

漫画家として成功するためには、鈴愛のような、描くことに喜びを感じ、ただ良い物語を生み出したいと考え続けられる人でなければいけない、と感じたのではないでしょうか。

 

後日、ユーコは秋風の面会をし、漫画家を引退する決意を伝えました。

秋風もそれを受け入れたようです。

 

「駄目な人間なんて思わないさ」

 

……と秋風は笑顔で言っていました。

結婚する話を菱本さんから聞いて知っていた秋風は、その際はティンカーベルから送らせて欲しいとも言っていました。

 

おわりに

ユーコは鈴愛に「女は腐るよ」とも言っていましたか。

既成品を買い集める方がずっと楽と言ってみたり、オタクや引きこもりに対しても、女性にも、北川悦吏子さんは今回、様々な方面に向かって喧嘩を売ったように私には感じられます。

NHKも、よくもまあこんな失礼な台詞をそのまま流そうと思ったものだと、呆れながら観ていました。

炎上商法ってやつでしょうか。

喧嘩を売るような台詞を言わせずとも、ユーコの主張はわかるものですけどね……。

漫画家の過酷さは周知のことですし、早くに亡くなる漫画家さんもいらっしゃいますし。

 

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