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ココロが結婚と妊娠?ミツルと記憶を消されてもお腹の「赤ちゃん」は生きているでしょうか - アニメ『ダーリンインザフランキス』18話の感想

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毎週土曜日23:30より、TOKYO MXにてアニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』が放送されています。

2018年5月19日の放送は第18話「桜の花が咲く頃に」でした。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

目次

 

 

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アニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』

TVアニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」公式サイト

 

2018年5月19日の放送は第18話「桜の花が咲く頃に」でした。

 

 

登場人物のおさらい

アニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』の主な登場人物のおさらいです。備忘録。

オトナとコドモという名称が登場しますが、これは進化した人類のことを指す言葉だそう。

コドモは全てコードナンバーで呼ばれています。

 

主人公・ヒロイン

本作の主人公は「ヒロ」、コードNo.016。

ヒロインは「ゼロツー」、コードNo.002。

ヒロとゼロツーのペアが操る「フランクス(ガンダムでいうところのモビルスーツのこと)」の名前は「ストレリチア」です。

 

他のコドモたち

ヒロたち13部隊のコドモたちの名前は全て、ヒロがコードナンバーから語呂合わせで名付けたものです。

 

「イチゴ」、コードNo.015。ヒロの幼馴染み。

イチゴのパートナーが「ゴロー」、コードNo.056、ヒロのルームメイト。

イチゴとゴローのフランクスは「デルフィニウム」です。 

 

「ミク」、コードNo.390。

ミクのパートナーが「ゾロメ」、コードNo.666。

ミクとゾロメのフランクスは「アルジェンティア」です。

 

「ココロ」、コードNo.556。

ココロのパートナーが「ミツル」、コードNo.326。

ココロとフトシのフランクスは「ジェニスタ」です。 

 

「イクノ」、コードNo.196。

イクノのパートナーが「フトシ」、コードNo.214。

イクノとミツルのフランクスは「クロロフィッツ」です。

 

11話まではココロのパートナーがフトシで、イクノのパートナーがミツルでしたが、11話でパートナーがシャッフルされて、12話のOPではシャッフル後のものが反映されています。

しばらく(誰かが戦死するまで?)はこのままのパートナーで行くみたいです。

 

APE作戦本部関係

人類を統治している機関「APE」の人たちです。

APE作戦本部パラサイト管理官の「ナナ(7?)」とAPE作戦本部都市防衛作戦司令官「ハチ(8?)」、「フランクス博士」などがいます。

フランクスのクスが「X」だとすればギリシャ数字の「10」になりそうです。

 

パラサイトのこと

「パラサイト」とはフランクスに搭乗・操縦する者たちの総称で、パラサイトのうち女性を「ピスティル」、男性を「ステイメン」を呼びます。

 

「9's(ナインズ)」

APE直属の親衛隊「9's(ナインズ)」。パパの手先?

「9'α(ナインアルファ)」と「9'β(ナインベータ)」「9'γ(ナインガンマ)」「9'δ(ナインデルタ)」「9'ε(ナインイプシロン)」「9'ζ(ナインゼータ)」のようです。 

ゼロツーもかつて9'sに所属していて、そのときのコードネームは「9'ι(ナインイオタ)」です。

 

叫竜の姫

「叫竜の姫」はコードナンバー「001」です。

赤鬼のような、ゼロツーと対になる青鬼のような存在でしょうか?

 

 

18話「桜の花が咲く頃に」

「グランクレバス」での戦闘により、ヒロたちがいた13都市はほぼ壊滅し、ヒロたち13部隊は彼らの居住区画「ミストルティン」でコドモたちだけの生活を余儀なくされています。

18話冒頭で、久しぶりにハチからの接触があり、次に補給船がきたときに13部隊のコドモたちはミストルティンを放棄し、APEお施設「トリノス」へ移る命を下されます。

トリノスとは「鳥の巣」でしょうか?

 

それを聞いたヒロは、ミストルティンにいるうちに、ミツルとココロの結婚式をしようと提案し、皆がそれに賛同します。

 

 

ミツルとココロの結婚

前回17話ラストでミツルとココロが裸でベッドの中にいました。

18話ではその2人が朝目覚めて、二人で窓辺に立って鳥のさえずりを聞いていました。

いわゆる「朝チュン」ってやつですね。

わかりすぎるくらいわかりやすい「事後」表現でした。

前述のように結婚式を提案したヒロですけど、さすがにそこまでのことはわかっていないと思われます。

単に好き同士になった2人のために、永遠の愛を誓い合う儀式「ケッコン」を開いてあげたいと思ったのでしょう。

 

ヒロがメンバーに結婚式を挙げることを提案し、皆結婚式がどういうものかしらなかったものの、本でしたか、それを見ながら式場やドレスや指輪を手作りすることに。

そして桜の花が満開になった頃、2人の結婚式が行われました。

 

神父役はフトシです。立候補していました……辛い。

 

 

ミツルとココロがかつてのヒロとゼロツーのように

和やかに式は進んでいました……が、そこに「9's(ナインズ)」率いる部隊が乗り込んできて、ミツルとココロを拘束します。

ヒロたちも抵抗をしましたが為す術無く捕らえられ、ミツルとココロは「9's」や彼らが率いているオトナたちの部隊によってどこかへ連れて行かれました。

その後全員がコドモ収容施設「トリノス」に連れて行かれ、数十日経ってある日、ヒロたちの前にミツルとココロが戻ってきました。

 

しかし、ミツルもココロも記憶が消されていて、結婚はおろかお互いのことを知らないと言うのです。

 

ゼロツーはかつて自分やヒロがオトナたちにされたものと同じだと言っています。

ゼロツーもまだ肌が赤い「赤鬼」状態の頃、ヒロと出会って結婚を誓い、そしてオトナたちに捕まって記憶を消されていましたね。

 

しかし、2人の左手薬指には結婚式で交わした結婚指輪がまだはめられています……。

 

 

どうして皆の記憶も消さないのか?

オトナたちはどうして皆の記憶も消さないのか?

 

この点に大きな違和感がありました。

ミツルとココロの記憶を消したとしても、ヒロたちが覚えてしまっていたら、彼らの言動によって心の奥底にしまわれた記憶が呼び起こされてしまうかもしれないじゃないですか。

 

この場合の「記憶を消す」という行為は、どうやら完全に消去するのではなく上書きをすることのようです。

というのも、ヒロも幼少期に記憶を消されましたが、ストレリチアの中でゼロツーの記憶に触れたことで奥底に眠っていた記憶が蘇りましたから。

なので、記憶を消したのではなく「これまでの記憶に何もない記憶を上書きした」と受け取れます。

 

上書きによる記憶の改竄であることはオトナもわかっているはずです。

上書きをしたはずの記憶が蘇る可能性があるのなら、その可能性をできるかぎり低くするために、ヒロたち周囲のコドモの「ミツルとココロの記憶」も消してしまった方が安全です。

でもしなかった。どうしてか?

脚本家さんの狙いが何かあるのか?そこまで考えていなかったのか?

 

そしておそらくですけど、物語の流れを考えれば、ココロのお腹には赤ちゃんがいます。

オトナは今回ココロの「中絶」をしていないでしょう。

そういう流れに感じられます。

 

そこにも違和感があります。

ナナやハチは13部隊の生活を全てチェックしていました。

それならミツルとココロがアレをしたことも見ていたはずだし知っていたはず。

「9'α(ナインアルファ)」もココロが冊子『はじめての出産』を持っていたことを知っていたし、冊子を取り上げたし、パパたちに報告もしたはず。

だから今回2人を連行していった訳ですし。

なのにどうしてオトナたちはココロの中絶をしなかったのでしょう?

 

いや、中絶していない点については私の想像でしかないので、実際にはココロは中絶させられているかもしれません。

いやいや……ここで中絶してしまったら物語の本質が、という。

 

もっと言うと、ココロがミツルとの記憶を取り戻すきっかけは、「ミツルの死」である可能性も今回浮上してしまったようにも感じられます。

ミツルの死亡フラグが立っている感。

ミツルが死ぬ、死ぬことでココロの記憶がよみがえる、お腹の赤ちゃんがミツルとの間にできた子だと悟る……っ!!みたいな流れを感じます。

フトシの勝利?

 

 

ナナとハチの過去

前回、ナナが「思春期を再発」したことが原因でしょう、今回ハチの隣りに彼女の姿がありませんでした。

「元々、君たちナナとハチはパラサイトだった頃に一度、情操教育を受けているんだよねぇ?二度目となるとかなり不味いよ?」「新しいナナと交換してもらいなよ?」

9'αは前回ナナにこのように言っていました。

ナナはどこかに連れて行かれたのではなく、別室に一人でいました。

謹慎? それとも既に新ナナになっている?

 

今回、オトナたちに連行されていったミツルとココロを見て、ハチはある出来事回想しています。

回想では、ナナもハチもパラサイトで、ナナはハチとは別のパートナーと組んでフランクスに乗っていましたが、ナナのパートナーが戦闘で死亡してしまい、取り乱したナナをオトナたちが取り押さえられていました。

 

ナナが記憶を消されたけど、ハチも消されたのでしょうか?

それともオトナになる段階で生殖機能が取り除かれた際に、感情まで失ってしまったのでしょうか?

回想シーンだけではそこまでわかりませんでした。

 

フィギュアライズスタンダード ドラゴンボール 人造人間17号 色分け済みプラモデル

ていうかハチはコドモの頃、『ドラゴンボール』の「人造人間17号」みたいな髪型だったのですね。

 

 

イクノの告白

今回の目玉の一つはイクノがイチゴに告白をしたことです。

イクノは以前から、イチゴと一緒にフランクスに乗りたがっていましたね。

 

イクノがイチゴに惚れたきっかけはあだ名でした。

コードナンバー「196」を「イクノ」と名付けた人はヒロではなくイチゴだったのです。

「6」を右に90度回転すると平仮名の「の」になりますよね、だから「イクノ」だそう。なるほど〜。

 

「『そんなことで』って思う?」

「でもあの日から私はずっとイチゴだけを見てきた」

 

男ってだけでイチゴの横に並ぶ権利がある奴にすぐ嫉妬しちゃう、イチゴを独占したくてたまらないのだそうです。

 

そんなイクノに対してイチゴは……

 

「ああ、同じだ。あのときの私と」

 

……と感じ、イクノを抱き寄せ……

 

「面倒くさくたっていいじゃん。それを言うなら私だって相当だよ」

「私たち皆面倒くさいんだよ。でもさ、それでいいかなって最近思い始めてるんだ」

「もしかしたらこういうのの積み重ねが『生きてる』ってことなんじゃないかって気がして」

 

……と言ってやるのでした。

イクノは涙を流しながら、きっとすぐには諦められないと思うと。

でもそれもイチゴは「うん、知ってる」と受け入れていました。

 

 

パパたちの人類補完計画?

ゼーレの「人類補完委員会」のごとく、パパたち「七賢人」は話し合いをしていました。

内容は前回、「叫竜の姫」に対して降伏勧告をしに行った件です。

交渉は決裂したのですが、パパの一人が姫を殺そうとして返り討ちに遭い、もう一人のパパとその配下のものたちも全員殺されてしまいました。

殺そうと襲いかかったパパは機械のようでしたが、もうひとりのパパは体液が飛び散っていたので生身だったのかもしれません。

 

パパA「説明していただこう。叫竜の姫との会談、その顛末について」

パパB「目的はあくまで降伏だったはず。暗殺をしかけるなど聞いていない」

パパC「我ら〇〇(聞き取れず)人類が永遠に生き続けることのできる世界。その実現に向けて一致団結していると思っていたが」

パパD「問題ない。想定の範囲だ。代わりになる『鍵』は我らが手のうちにある」

パパA「目先に囚われるな。我らの理念、その先に待つのは諸君を閉じ込めている頑強な『殻』からの解放だ。『肉体』というな」

 

パパたち七賢人が目指すは『新世紀エヴァンゲリオン』の「人類補完計画」でしょうか?

結構まんまな気が……。 

 

 

おわりに

本文中に書いたように今回のオトナたちのミツル&ココロへの処置はかなりいい加減でした。

それは物語を完結させる上で必要ないい加減さで……でも考えるとそれは設定の大きな穴でもある訳で……脚本家さん、そんなんでいいの?と思ってしまいます。

 

ヒロは今回の最後に「僕たちはもう限界だ」と言っていましたし、今回のオトナたちが取った行動、というか脚本家さんがオトナたちに取らせた行動は、まるでコドモに反乱を起こして欲しがっているようです。

物語は残り6話ほどになるかと思いますが、これからコドモの反抗が起こる展開が待っていることはほぼ間違いないでしょう。

その結果どうなるのかが重要です。

綺麗に収まることは期待しない方が良いかも?

 

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