ディスディスブログ

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秋風の「やってまった」が入りました。ネームが失くなったのは鈴愛のせいではなさそうです - 朝ドラ『半分、青い。』42話の感想

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NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年5月19日放送の42話で秋風羽織が「やってまった」をしていました。

以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。

 

 

目次

 

 

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『半分、青い。』第7週「謝りたい!」

www.nhk.or.jp

 

2018年5月14日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第7週「謝りたい!」の放送が始まりました。

物語の舞台は岐阜県にある東美濃市、東美濃(ひがしみの)というおそらく実在しない町です。

時代は1990年(平成2年)。

本作のヒロイン「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」は楡野家の長女です。1971年(昭和46年)7月7日生まれの、第6週現在18歳、高校3年生。

鈴愛の実家の楡野家は、家族で梟(ふくろう)商店街で「つくし食堂」を経営しています。

鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が年子の「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」、祖父が「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」です。

祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」は、1980年時点で既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。

鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。

律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」、父が「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」で、律の家は写真店「萩尾写真店」を営んでいます。

鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」がいます。

ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。

父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:幸田雛子)」です。

菜生の家は梟商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。

菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。

「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」も鈴愛たちの小学生時代ほどではないですけど、ちょいちょい登場します。

 

鈴愛が小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。

高校では鈴愛も律も菜生もブッチャーも、皆同じ高校に通っています。

 

第3週からは東京にある漫画スタジオ「オフィス・ティンカーベル」が登場しています。

ティンカーベルには、鈴愛が律から勧められてドハマリした漫画家「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、秘書の「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」、アシスタントにユーコこと「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」とボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」等がいます。

第6週から鈴愛がこのティンカーベルの「メシアシ」として働いています。

メシアシとは飯アシスタントの略で、ご飯を作るなど雑用をするだけに雇われたアシスタントのことです。

鈴愛本人は、今雑用をしているのはいつかペンを持たせてもらう前の下積み段階だからだと思っているようです。

 

 

秋風のために鈴愛が必要?

前々回40話で、鈴愛が漫画家・秋風羽織の遺作(?)「さよならは私から言う」のネームを、ゴミと間違えて捨ててしまったようです。

それを知った秋風からクビを言い渡され、鈴愛は救いを求めるように律の家へと向かいました。

律はその夜、同じマンションに住んでいる「セイホク大学」法学部1年の「朝井正人(あさい・まさと、演:中村倫也)」と一緒に「マハジャロ」というクラブに遊びに行こうとしていたのですが、鈴愛から事情を聞いた後では行くに行けません。

鈴愛は、どうせ明日には岐阜に帰るのだから泣くも笑うも同じだと言いだし、自分も律や朝井と一緒にマハジャロに行く、お立ち台に上って、ジュリ扇を振って踊りたいと……そして実際にそうしていました。

翌日、鈴愛はティンカーベルに電話をかけました。

電話に出た菱本さんにお願いをして、菱本さんにあるものを持ってきてもらっています。

 

持ってきたもの、それは秋風の「アルバム」でした。

待ち合わせ場所はもちろん「喫茶おもいで」。

 

秋風のアルバムを勝手に外へ持ち出したなんてことが知られたら菱本さんだってタダでは済まないかもしれません。

辞めた鈴愛のためにそこまでする義理もないでしょう。

ではどうして菱本さんがそうしたかというと、菱本さんは鈴愛にティンカーベルに居てもらいと思っているからでした。

以前、原稿を人質に秋風と対峙して、タメ口まで利いていた鈴愛、巨匠・秋風羽織にこれまでそのようなことをする人はいなかったしこれからもいないだろう、と菱本さんは考えています。

秋風の心を動かす存在、それが鈴愛です。

菱本さんは鈴愛のためにアルバムを持ち出したのではなく、秋風のために鈴愛がいた方が良い刺激になるのではないかと考えて、鈴愛の願いに応じたのでした。

まぁ本当は、秋風と鈴愛のやり取りが傍目に面白いから、みたいですけど。

 

 

マリリン、ちまき、うさぎ、ルティア

アルバムに載っている写真は「マリリン」「ちまき」「うさぎ」「ルティア」という、これまで秋風が愛玩していたペットたちを写したものです。

うさぎだけ「ウサギ」で他は「犬」。

リラクゼーションルームにはペットたちの絵が飾られていますし、スタジオの敷地内には立派な墓もあります。

鈴愛は写真を見て初めてペットたちの本当の姿を確認できました。

用意周到なことに、律はポラロイドカメラを持参しており、アルバムの1ページ1ページを写真に収めています。

 

 

ペットたちのサプライズ

大事なのはそれを知ってどうするのか?何をするのか……?ですね。

鈴愛は律と朝井に手伝ってもらって何を工作しています。

ダンボールの板に、細工した折り紙を飾り付けていました。

出来上がった何物かを、ユーコやボクテの導きの元、ティンカーベルの内部に持ち込んでいました。

 

しばらくすると、外出先から帰ってきた秋風。

リラクゼーションルームに入って部屋の明かりを灯すと……!

マリリン、ちまき、うさぎ、ルティアが眼の前にいます。

どうやら鈴愛たちは、等身大に拡大したマリリン、ちまき、うさぎ、ルティアのパネルをダンボールで作っていたようでした。

 

パネルの側には鈴愛からの手紙が置いてあり、短い間だったけど秋風の仕事を間近で見られて良かったやらネームを捨てたことのお詫びやら岐阜に帰ってからも秋風のファンでいることやらが書かれていました。

パネルも手紙も餞別ですね。

 

 

秋風羽織「やってまった」

鈴愛からの手紙を読み終えると、それを「アホらしい」と投げ捨てます。

そうは言ったものの彼の表情はどこか淋しげで、心のどこかで鈴愛に戻って欲しい、張り合う相手が欲しい?と思っているように受け取れます。

言い過ぎたかなとも思っているのかも?

秋風は電子レンジへと向かい、冷凍の「焼きおにぎり」を温めようとします。

皿に焼きおにぎりを2個並べ、電子レンジを開けると、レンジの中には……

「さよならは私から言う」のネーム原稿

……が綺麗に重なって入っていました。

それを認めた秋風、「やってまった〜」と叫ぶのです。

「やってまった」は鈴愛の口癖、いつの間にか秋風に伝染っていました。

 

自分でネームを持ってきて自分でレンジの中に入れたのを忘れていたのでしょう。

自分のせいでしたというオチ。

鈴愛にとってはとばっちり。

 

 

おわりに

やっぱりそうでしたか……いや、鈴愛が秋風の部屋を掃除しているシーンでは、彼女がまとまった原稿を捨てている様子はなかったですものね。

折り目が幾つもついた原稿1枚を丸めてカップラーメンの容器に押し込んではいましたが。

今のティンカーベルには秋風に従順なアシスタントばかりがいて、秋風にとってやりやすくはあるものの、刺激が足りないというのは確かにありそうです。

居たら居たで煩わしい存在なのだけど、居ないと居ないでどこか物足りない、秋風にとって鈴愛はそういう存在になっているのでしょう。

 

次週は第8週「助けたい!」です。

秋風自らが岐阜の楡野家に訪れて、鈴愛を迎えに行くのでしょうか?

律も朝井も岐阜に行っているかのようなカットもありましたね。

 

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