NHK連続テレビ小説『半分、青い。』、2018年5月29日放送の50話で鈴愛の恋愛は、実は既に終わっているのではないか疑惑が浮上していました。
以下、最新話のネタバレ要素がありますので、バレても構わない方のみ下方スクロールをお願いします。
目次
- 『半分、青い。』第9週「会いたい!」
- 宇佐川研究室
- ロボット開発は日本が一番の理由は?
- ロボット開発が律の夢のかけら
- 議題「スズメの恋について」
- プライバシーの侵害などと意味不明な供述を
- 岐阜弁と河内弁
- 鈴愛、社交辞令を知る
- おわりに
『半分、青い。』第9週「会いたい!」
2018年5月28日月曜日から朝ドラ『半分、青い。』の第9週「会いたい!」の放送が始まりました。
物語の舞台は東京、時代は1990年(平成2年)です。
本作のヒロイン「楡野鈴愛(にれの・すずめ、演:永野芽郁)」は楡野家の長女です。1971年(昭和46年)7月7日生まれの、第9週現在18歳か19歳、高校を卒業しています。
鈴愛の実家の楡野家は、岐阜県にある東美濃市、東美濃(ひがしみの)というおそらく実在しない町の梟(ふくろう)商店街で「つくし食堂」を経営しています。
鈴愛の母が「楡野晴(にれの・はる、演:松雪泰子)」、父が「楡野宇太郎(にれの・うたろう、演:滝藤賢一)」、弟が年子の「楡野草太(にれの・そうた、演:上村海成)」、祖父が「楡野仙吉(にれの・せんきち、演:中村雅俊)」です。
祖母「楡野廉子(にれの・れんこ、演:風吹ジュン)」は、1980年時点で既に他界していて、空の上から声(ナレーション)のみの出演に変わっています。
鈴愛と同じ日同じ病院で生まれた幼馴染みが「萩尾律(はぎお・りつ、演:佐藤健)」です。
律の母が「萩尾和子(はぎお・わこ、演:原田知世)」、父が「萩尾弥一(はぎお・やいち、演:谷原章介)」で、律の家は写真店「萩尾写真館」を営んでいます。
鈴愛と律の同い年には「ブッチャー」こと「西園寺龍之介(さいおんじ・りゅうのすけ、演:矢本悠馬)」と、「木田原菜生(きだはら・なお、演:奈緒)」がいます。
ブッチャーの家、西園寺家は不動産屋を経営しているお金持ちの家です。
父が「西園寺満(さいおんじ・みつる、演:六角精児)」で、母が「西園寺富子(さいおんじ・とみこ、演:広岡由里子)」、姉が「西園寺麗子(さいおんじ・れいこ、演:幸田雛子)」です。
菜生の家は梟商店街の洋品店「おしゃれ木田原」です。
菜生の父は「木田原五郎(きだはら・ごろう、演:高木渉)」、母が「木田原幸子(きだはら・さちこ、演:池谷のぶえ)」です。
「岡田医院」の院長「岡田貴美香(おかだ・きみか、演:余貴美子)」も登場します。
鈴愛が小学3年生時、おたふく風邪が内耳に感染して急性発症する「ムンプス難聴」なる症状を起こして、左耳を失聴しました。
鈴愛は1990年現在、東京にある漫画スタジオ「オフィス・ティンカーベル」が登場しています。
ティンカーベルには、鈴愛が律から勧められてドハマリした漫画家「秋風羽織(あきかぜ・はおり、演:豊川悦司)」と、秘書の「菱本若菜(ひしもと・わかな、演:井川遥)」、アシスタントにユーコこと「小宮裕子(こみや・ゆうこ、演:清野菜名)」とボクテこと「藤堂誠(とうどう・まこと、演:志尊淳)」等がいます。
律は、上京後住んでいるマンションで、同じ「セイホク大学」の法学部1年「朝井正人(あさい・まさと、演:中村倫也)」と出会っています。
宇佐川研究室
律は49話で「宇佐川乙郎(うさがわ・おつろう、演:塚本晋也)」教授と出会い、彼の研究室に誘われました。
宇佐川は世界で初めて二足歩行のロボットを開発した人物ということも今回判明しています。
「手塚治虫のアトムか、宇佐川乙郎のロボヨ」らしいです。
アトム、ロボヨ、ロボットには夢がある。
しかしなぜか宇佐川研究室は弱小で瀕死の危機だそう。
なぜか?
それは「夢しかないから」。
アトムや宇佐川に憧れて研究室を訪れる人は多いみたいです。
けど就職を考えた場合、ロボット、ロボット産業、それは家族に理解されない研究ですし、ロボット関連の企業があるか、あってもその会社の初任給はどれほどか、先行き不安……
そういうことを考えると、ほとんどの学生はドアを開ける前に踵を返すのだと、先輩学生は律に言っていました。
1990年当時は、ロボット産業はまだ海の物とも山の物ともつかない、そういう地位にいたそうです。
肝心の律の反応は宇佐川や先輩研究員の予想とは異なっていました。
あまりロボット産業が来る来ないとか、初任給がどうとか、そういうことにはあまり興味がない、宇佐川とロボヨの話や、先輩諸氏が身体が臭くなるくらいに研究に没頭していることに感動したと言っています。
正式に研究室に入るとは言っていなかったかと思いますけど、これからも研究室に顔を出しても良いかと宇佐川に聞いていて、当然、宇佐川たちから歓迎されていました。
ロボット開発は日本が一番の理由は?
宇宙開発やコンピュータなどはアメリカやソ連(まだロシアではない)に遅れを取っているのに、ロボットに関しては日本が一番なんだ。
なぜかわかるか?
「宗教」がないからなんだ。
キリスト教圏ではロボット、人間の形をしたものを造るということに反発がある。
神がそれを許さない訳だ。
日本には神がいないだろ?
まぁ宗教における神?
だからロボット産業が進んだ訳だ。
だからロボットには夢がある。
……などと律は鈴愛に話していました。
が、この発言は何かと問題がありそうな……。
ロボット開発が律の夢のかけら
律がロボット開発をしてみたいという夢を見つけることができたのだとわかって、鈴愛は喜んでいた……
……かというと、何も頭に入ってこないそうです。
朝井のことで頭がいっぱいだから。
議題「スズメの恋について」
「オフィス・ティンカーベル」では、秋風羽織がスタッフ全員を集めて会議を開いていました。
会議のテーマは「『スズメの恋』について」です。
なぜか秋風までもが鈴愛が今、恋をしていることを知っていました。
どうしてでしょう?
秋風はあまり他人のことに関心を抱かない印象がありますけど?
どうやら菱本さんが秋風に漏らしたっぽいです。
口が羽根より軽い鈴愛は、ボクテやユーコ、菱本さんに恋の話をしているようです。
ボクテとユーコは鈴愛の恋のことは秋風に話していないと言っていました。
が、菱本さんは知らんぷりをしていたので……お前かという。
プライバシーの侵害などと意味不明な供述を
秋風に対して、鈴愛はプライバシーの侵害だなどと反発していましたが、どの口がそれを言うのかという感じでしたね。
だって先週、秋風の癌について、本人の許可もなくボクテやユーコはおろか岐阜の実家や梟商店街の面々、それに京都に行っているブッチャーにまで伝えていたんですよ、鈴愛は。
癌なんて下手をすれば生命にかかわる病気のことを、本人の許可もなしに他人に明かすなんて、さすがに無神経すぎるでしょう。
そんな鈴愛がプライバシーなどと……片腹痛い。
岐阜弁と河内弁
鈴愛は高揚すると岐阜弁が出ます。
それは師匠である秋風に対しても同じで、容赦のない岐阜弁をぶつけ、敬語もへったくれもありません。
そんな鈴愛に対して秋風も、どうしてお前は岐阜弁が出るのかと注意しつつも、鈴愛の影響を受けて、自分もつい河内弁が出て応戦してしまいます。
河内弁(かわちべん)とは、大阪府東部の河内地方(旧河内国)で用いられる日本語の方言である。近畿方言の一種。
河内弁のWikipediaにはこのように書かれています。
大阪出身なのですね、美濃権太さんは。
秋風羽織役の「豊川悦司」さんは大阪府八尾市出身なので、まさに河内地方みたいです。
あのシーンは素やそれに近い言葉遣いかもしれません。
鈴愛、社交辞令を知る
……などと鈴愛の反発にも負けず、秋風は鈴愛の恋の話を進めると、なぜか鈴愛は話に協力的です。
「ボーッとした子」と朝井のことを表現すると「ふんわりとした」に訂正させたり、「喫茶おもかげ」でフルーツパフェを出されたと言うと「チョコレートパフェ」に訂正させたり。
ボクテが言うには、自分が話の中心になると遺伝子レベルで喜ぶから、とのこと。なるほど。
ここで秋風は鋭い指摘をします。
朝井と鈴愛のやり取りでは、パフェに挿せなかった花火を2人でやらないかと誘った鈴愛に対して、朝井は「いいよ」と優しく答えてくれました。
しかし、それから一週間経った今でも、朝井からは何のアクションもありません。
花火はいつするのか?
この一週間のうちに電話はあったのか?
朝井は鈴愛の下宿の電話番号を知っているのに?
「鈴愛くん、教えてあげよう」
「今度一緒にと言って、嫌だよという男性はこの世にいない」
「暇になったら電話するねと言われた。その人は一生暇にならない」
「人は中学3年過ぎたら『社交辞令』ってものを身につけるんだよ」
トドメの一撃を放った秋風、鈴愛は泣いてはいませんが心は泣いているそうです。
一週間も連絡がないなんてただの社交辞令、鈴愛可哀想……もしかして皆薄々思っていたのか、皆にそう思われていたのか。
そう思うと悲しくなる鈴愛でした。
おわりに
朝井は社交辞令で返事をしたのではないみたいですね。
普通に家から下宿に電話をかけている様子が50話ラストにありましたし。
ていうかもう50話なんですね。
全体の1/3ほどが終わったことになります。
でも後2/3で何をやるのかと考えると……何をやるのでしょうね。